JPH027037B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH027037B2 JPH027037B2 JP55176475A JP17647580A JPH027037B2 JP H027037 B2 JPH027037 B2 JP H027037B2 JP 55176475 A JP55176475 A JP 55176475A JP 17647580 A JP17647580 A JP 17647580A JP H027037 B2 JPH027037 B2 JP H027037B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- socket
- stem
- head
- diameter
- small
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 6
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 6
- 230000009471 action Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B37/00—Cases
- G04B37/08—Hermetic sealing of openings, joints, passages or slits
- G04B37/10—Hermetic sealing of openings, joints, passages or slits of winding stems
- G04B37/106—Hermetic sealing of openings, joints, passages or slits of winding stems of push buttons
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B37/00—Cases
- G04B37/06—Forming the passage for the winding stem through the case; Divided winding stems
- G04B37/062—Means for preventing the winding stem from being pulled out too far
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04C—ELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
- G04C3/00—Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means
- G04C3/001—Electromechanical switches for setting or display
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05G—CONTROL DEVICES OR SYSTEMS INSOFAR AS CHARACTERISED BY MECHANICAL FEATURES ONLY
- G05G1/00—Controlling members, e.g. knobs or handles; Assemblies or arrangements thereof; Indicating position of controlling members
- G05G1/02—Controlling members for hand actuation by linear movement, e.g. push buttons
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Electric Clocks (AREA)
- Push-Button Switches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、内端のベースに開口部が設けられて
いるソケツトと、頭部ステム部材とからなる超小
型押しボタンであつて、前記頭部ステム部材は、
前記開口部を貫通する第1の部分と、ソケツト内
を自由に滑動する第2の部分とにより一体に形成
され、前記第2の部分はソケツトの内部壁と協働
するシール要素を保持するように構成された溝を
含む電子時計用の超小型押しボタンに関するもの
である。
いるソケツトと、頭部ステム部材とからなる超小
型押しボタンであつて、前記頭部ステム部材は、
前記開口部を貫通する第1の部分と、ソケツト内
を自由に滑動する第2の部分とにより一体に形成
され、前記第2の部分はソケツトの内部壁と協働
するシール要素を保持するように構成された溝を
含む電子時計用の超小型押しボタンに関するもの
である。
公告されたスイス特許出願第5582/74号には上
記押しボタンに類似の押しボタンが示されてい
る。間に円環体状のシールが配置されている頭部
とフランジはステムの第2の部分を形成する。こ
のステムは、時計のケースバンド(case−band)
の中に圧入または接着されているソケツトと協働
する。ステムの第1部分はソケツトのベースに設
けられている開口部を貫通する。この第1部分は
すえ付け作業により得られる第2のフランジを呈
し、ばねの力に抗してステムをソケツトの中に保
持する。この構造には少くとも2つの欠点があ
る。まず、押しボタンの中に組込まれている戻し
ばねが長さ方向と直径方向の両方でかなりのスペ
ースを占めており、したがつて超小型押しボタン
には適当ではない。また、ステムに対して行われ
るすえ付け作業のために分解が不可能となり、そ
のために時計の組立作業と分解作業が妨げられる
ことがある。
記押しボタンに類似の押しボタンが示されてい
る。間に円環体状のシールが配置されている頭部
とフランジはステムの第2の部分を形成する。こ
のステムは、時計のケースバンド(case−band)
の中に圧入または接着されているソケツトと協働
する。ステムの第1部分はソケツトのベースに設
けられている開口部を貫通する。この第1部分は
すえ付け作業により得られる第2のフランジを呈
し、ばねの力に抗してステムをソケツトの中に保
持する。この構造には少くとも2つの欠点があ
る。まず、押しボタンの中に組込まれている戻し
ばねが長さ方向と直径方向の両方でかなりのスペ
ースを占めており、したがつて超小型押しボタン
には適当ではない。また、ステムに対して行われ
るすえ付け作業のために分解が不可能となり、そ
のために時計の組立作業と分解作業が妨げられる
ことがある。
ステムのすえつけ作業に起因する欠点を解消す
るための提案がスイス特許第303715号に開示され
ている。このスイス特許においては、しばしばあ
ることであるが、ムーブメントの直径がムーブメ
ントをとりつけるケースバンドの直径よりも小さ
く、ケースバンドに設けられたガラス保持用溝の
内部肩の上に支持されている文字板がこのムーブ
メントの限界をこえる。その場合には、ソケツト
のベースに設けられている穴を貫通した押しボタ
ンのステムの第1の部分は、ケースの内部に少し
突出するだけである。ステムの第2の部分とムー
ブメントで作動させられる部材とは、ムーブメン
トがケースの中にすえつけられた後で組立てられ
る延長部により連結される。小型のムーブメント
を直径の大きなケースに合わせるために拡大かご
すなわち拡大サークルが用いられる場合には、そ
のかごすなわちサークルに穴をあけて、その穴の
中に前記延長部を入れることにより前記連結を行
うことができる。前記スイス特許に開示されてい
る技術では(戻しばねを常に必要とするために)
押しボタンの超小型化を行えないのに加えて、構
造が複雑であるために他の部品を使用する必要が
あり、そのために時計の組立と分解が一層困難と
なる。
るための提案がスイス特許第303715号に開示され
ている。このスイス特許においては、しばしばあ
ることであるが、ムーブメントの直径がムーブメ
ントをとりつけるケースバンドの直径よりも小さ
く、ケースバンドに設けられたガラス保持用溝の
内部肩の上に支持されている文字板がこのムーブ
メントの限界をこえる。その場合には、ソケツト
のベースに設けられている穴を貫通した押しボタ
ンのステムの第1の部分は、ケースの内部に少し
突出するだけである。ステムの第2の部分とムー
ブメントで作動させられる部材とは、ムーブメン
トがケースの中にすえつけられた後で組立てられ
る延長部により連結される。小型のムーブメント
を直径の大きなケースに合わせるために拡大かご
すなわち拡大サークルが用いられる場合には、そ
のかごすなわちサークルに穴をあけて、その穴の
中に前記延長部を入れることにより前記連結を行
うことができる。前記スイス特許に開示されてい
る技術では(戻しばねを常に必要とするために)
押しボタンの超小型化を行えないのに加えて、構
造が複雑であるために他の部品を使用する必要が
あり、そのために時計の組立と分解が一層困難と
なる。
超小型の時計、とくに超薄型の時計を製作する
ことがますます一般的になつてきている。そのよ
うな場合に、ケースバンドにより表わされる厚さ
の面でスペースを非常に小さくし、かつ押しボタ
ン修正機構をそれがとりつけられる時計の寸法に
合わせなければならない、すなわち、押しボタン
修正機構も超小型にせねばならない。ある程度の
超小型化が行われた後は、押しボタンの一体部分
を形成する戻しばねを設けることはもはや不可能
となる。その理由は、その戻しばねから利用でき
る力では頭部を作動前の位置へ戻すことができな
くなるからである。そのような時計では、価格を
低減するためと、組立を容易にするために、機械
的な部品の数をできるだけ減少することも望まし
い。前記スイス特許出願とスイス特許に開示され
ている技術では、戻しばねをなくすことにより押
しボタンを超小型にすること、ケースの外側から
ステムを挿入することにより押しボタンの組立を
容易にすること、およびステムをとりつけている
ソケツトからステムが自然に外れることを阻止す
る機構により動作を確実にすることはできない。
ことがますます一般的になつてきている。そのよ
うな場合に、ケースバンドにより表わされる厚さ
の面でスペースを非常に小さくし、かつ押しボタ
ン修正機構をそれがとりつけられる時計の寸法に
合わせなければならない、すなわち、押しボタン
修正機構も超小型にせねばならない。ある程度の
超小型化が行われた後は、押しボタンの一体部分
を形成する戻しばねを設けることはもはや不可能
となる。その理由は、その戻しばねから利用でき
る力では頭部を作動前の位置へ戻すことができな
くなるからである。そのような時計では、価格を
低減するためと、組立を容易にするために、機械
的な部品の数をできるだけ減少することも望まし
い。前記スイス特許出願とスイス特許に開示され
ている技術では、戻しばねをなくすことにより押
しボタンを超小型にすること、ケースの外側から
ステムを挿入することにより押しボタンの組立を
容易にすること、およびステムをとりつけている
ソケツトからステムが自然に外れることを阻止す
る機構により動作を確実にすることはできない。
本発明の目的は、少数の部品点数で形成され、
時計ケースの外側から挿入でき、かつ抜け止め機
構を有する電子時計用の超小型押しボタンを提供
することである。
時計ケースの外側から挿入でき、かつ抜け止め機
構を有する電子時計用の超小型押しボタンを提供
することである。
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。
る。
第1図に示す本発明の超小型押しボタンはソケ
ツト2と協働する頭部ステム部材1を有する。ソ
ケツト2の内径D1は、環状溝8が設けられる場
所を除き、全長にわたつて一定である。ソケツト
2の内端部3にはベース5が設けられ、このベー
ス5には小径穴6が設けられる。本発明の一実施
例においては、ソケツト2の外径は、たとえば
1.5mmと、非常に小さくでき、その内径はたとえ
ば1mm台、全長は1.8mm台にできる。ソケツト内
面は中ぐり加工により希望の仕上げ度で行うこと
ができる。ソケツト2の開放されている外端部近
くの内壁面には、後で述べるシール部材が係入す
ることにより頭部ステム部材1の抜け出しを防止
するための環状溝が設けられる。この環状溝8は
内壁を直径D3まで削ることにより形成される。
したがつて、内径D4はソケツトの内径D1にほ
ぼ等しい。
ツト2と協働する頭部ステム部材1を有する。ソ
ケツト2の内径D1は、環状溝8が設けられる場
所を除き、全長にわたつて一定である。ソケツト
2の内端部3にはベース5が設けられ、このベー
ス5には小径穴6が設けられる。本発明の一実施
例においては、ソケツト2の外径は、たとえば
1.5mmと、非常に小さくでき、その内径はたとえ
ば1mm台、全長は1.8mm台にできる。ソケツト内
面は中ぐり加工により希望の仕上げ度で行うこと
ができる。ソケツト2の開放されている外端部近
くの内壁面には、後で述べるシール部材が係入す
ることにより頭部ステム部材1の抜け出しを防止
するための環状溝が設けられる。この環状溝8は
内壁を直径D3まで削ることにより形成される。
したがつて、内径D4はソケツトの内径D1にほ
ぼ等しい。
第2図はくぼみ部8を得るための他の実施例を
示すものである。この環状溝を得るために、ま
ず、ソケツトの内面を削つてその内径をD3に
し、それから適当な工具を用いてソケツト2の外
端部7をソケツト2の内径D1にほぼ等しい直径
D4にする。
示すものである。この環状溝を得るために、ま
ず、ソケツトの内面を削つてその内径をD3に
し、それから適当な工具を用いてソケツト2の外
端部7をソケツト2の内径D1にほぼ等しい直径
D4にする。
再び第1図を参照して、この超小型押しボタン
の頭部ステム部材1は小径棒状の第1の部分9と
大径の頭部14を有する第2の部分10とを一体
に形成した構造となつている。第1の部分9はソ
ケツト2の穴6から外方へ貫通し、時計の内部へ
向つて延び、その先端が時計内に設けられた接点
ばね片21に当接する。この第1の部分9の直径
はその全長にわたつて一定であり、頭部ステム1
の左方向への移動を制限するために通常必要とさ
れる部分すなわち膨張部がないことがわかる。頭
部ステム1の第2の部分10は第1の部分9より
も直径が大きく、ソケツト2の内部を自由に滑動
できるようになつている。この第2の部分10は
ソケツト2の内周壁と協働するシール部材12を
保持するための環状溝11を有する。
の頭部ステム部材1は小径棒状の第1の部分9と
大径の頭部14を有する第2の部分10とを一体
に形成した構造となつている。第1の部分9はソ
ケツト2の穴6から外方へ貫通し、時計の内部へ
向つて延び、その先端が時計内に設けられた接点
ばね片21に当接する。この第1の部分9の直径
はその全長にわたつて一定であり、頭部ステム1
の左方向への移動を制限するために通常必要とさ
れる部分すなわち膨張部がないことがわかる。頭
部ステム1の第2の部分10は第1の部分9より
も直径が大きく、ソケツト2の内部を自由に滑動
できるようになつている。この第2の部分10は
ソケツト2の内周壁と協働するシール部材12を
保持するための環状溝11を有する。
この環状溝11によつてフランジ13が形成さ
れる。このフランジ13はソケツトのベース5に
対接することによつて頭部ステム1のストローク
を決定するためのものである。頭部ステム1の第
2の部分10の自由端部には頭部14が形成さ
れ、この頭部14は、たとえばボールペンの先で
押されるようになつている。
れる。このフランジ13はソケツトのベース5に
対接することによつて頭部ステム1のストローク
を決定するためのものである。頭部ステム1の第
2の部分10の自由端部には頭部14が形成さ
れ、この頭部14は、たとえばボールペンの先で
押されるようになつている。
以上説明したようにこの超小型押しボタンは戻
しばねを持たず、接点ばね片21の弾撥力を利用
した動作のゆつくりした修正機構で構成される。
頭部ステム1は、その先端が接点ばね片21に当
接した位置からフランジ13がベース5に接触す
るまで図で右へ押すことができる。この押しボタ
ンの構造では、従来の押しボタンでフランジ13
とベース5の間に通常設けられていた戻しばねを
必要としないから、ソケツトの長さを顕著に短く
できる。したがつて、フランジ13とベース5の
間の距離は電気的接触を行わせるのに必要な移動
距離によつてのみ決定される。同様に、戻しばね
がないからソケツト2の全体の外径D2を大幅に
小さくできる。本発明の超小型押しボタンのよう
に寸法を小さくすると、戻しばねも非常に細いワ
イヤで作らなければならず、そのために戻しばね
の戻り力がシール部材12とソケツト2の内壁と
の間の摩擦力よりも弱くなることがわかるであろ
う。
しばねを持たず、接点ばね片21の弾撥力を利用
した動作のゆつくりした修正機構で構成される。
頭部ステム1は、その先端が接点ばね片21に当
接した位置からフランジ13がベース5に接触す
るまで図で右へ押すことができる。この押しボタ
ンの構造では、従来の押しボタンでフランジ13
とベース5の間に通常設けられていた戻しばねを
必要としないから、ソケツトの長さを顕著に短く
できる。したがつて、フランジ13とベース5の
間の距離は電気的接触を行わせるのに必要な移動
距離によつてのみ決定される。同様に、戻しばね
がないからソケツト2の全体の外径D2を大幅に
小さくできる。本発明の超小型押しボタンのよう
に寸法を小さくすると、戻しばねも非常に細いワ
イヤで作らなければならず、そのために戻しばね
の戻り力がシール部材12とソケツト2の内壁と
の間の摩擦力よりも弱くなることがわかるであろ
う。
第3図は、本発明の超小型押しボタンを時計内
部にどのようにして組込むかを示す概略断面図で
ある。この図には時計のケースバンド15と、ガ
ラス16と、シール17と、文字板18と、ムー
ブメント19と、裏ぶた20とが示されている。
ムーブメント19と一体に接点25が設けられ
る。この接点25は電気回路の入力端子を構成す
るもので、この入力端子が接地された時に、たと
えば時刻合わせや日付の修正をその電気回路が行
う。接点ばね片21を接点25に接触させること
により接点25は接地される。ケースバンド15
には穴22が設けられ、この穴の中に押しボタン
のソケツト2が圧入または接着される。この穴2
2の中心軸が接点ばね片21に対して直角となる
ように穴22は設けられる。
部にどのようにして組込むかを示す概略断面図で
ある。この図には時計のケースバンド15と、ガ
ラス16と、シール17と、文字板18と、ムー
ブメント19と、裏ぶた20とが示されている。
ムーブメント19と一体に接点25が設けられ
る。この接点25は電気回路の入力端子を構成す
るもので、この入力端子が接地された時に、たと
えば時刻合わせや日付の修正をその電気回路が行
う。接点ばね片21を接点25に接触させること
により接点25は接地される。ケースバンド15
には穴22が設けられ、この穴の中に押しボタン
のソケツト2が圧入または接着される。この穴2
2の中心軸が接点ばね片21に対して直角となる
ように穴22は設けられる。
文字板18とムーブメント19がケースバンド
15の中に納められてから裏ぶた20を閉じる。
この時に、押しボタンの頭部ステム1を、その外
端部23が接点ばね片21に当接するまで、外部
からソケツト2の中へ挿入する。たとえばボール
ペンの先で頭部ステム1をソケツト2の中へ押し
込み、ケースの中に取りつけたモジユール用に設
定されたプログラムに従つて、時刻合わせと日付
修正が行なわれる。頭部ステム1をソケツト2の
中へ押し込むことにより接点ばね片21は押し曲
げられて接点25に接触する。頭部ステム1を押
すのを止めると、ステム1は接点ばね片21の作
用で第3図に示されている元の位置へ戻される。
接点ばね片21の弾撥力はシール部材12とソケ
ツト2の直径がD1の内壁面との間の摩擦力より
も大きくなければならない。ここで説明している
実施例では、摩擦力が3N程度の大きさであれば、
接点ばね片21の弾撥力は6N程度に選ばなけれ
ばならない。同様にして、フランジ13とベース
との間の距離(第1図参照)は0.5mm程度に選択
せねばならない。この距離は、接点ばね片21を
接点25に接触させるために必要な接点ばね片2
1の曲がり距離よりもごく僅かに大きい距離であ
る。頭部ステム1を時計の中へ外部から挿入する
ことができなければならないから、頭部ステム1
の第1の部分9が第1図で左方へ動くことを制限
するような膨張部を第1部分9に設けてはならな
い。たとえば衝撃が加えられると頭部ステム1が
ソケツト2から抜けることがある。これを防ぐた
めに環状溝8で表わされる保持機構が本発明の押
しボタンには設けられている。操作されない状態
においては、頭部ステム1はソケツト2に対して
第1,2図に示すような位置にある。何らかの作
用でステム1が左へ動かされたとすると、シール
部材12は、その弾性によりソケツト2の内壁へ
加えられる圧力により、環状溝8の中に入り込ん
で動かなくなり、そのために頭部ステム1の動き
はただちに停止させられる。
15の中に納められてから裏ぶた20を閉じる。
この時に、押しボタンの頭部ステム1を、その外
端部23が接点ばね片21に当接するまで、外部
からソケツト2の中へ挿入する。たとえばボール
ペンの先で頭部ステム1をソケツト2の中へ押し
込み、ケースの中に取りつけたモジユール用に設
定されたプログラムに従つて、時刻合わせと日付
修正が行なわれる。頭部ステム1をソケツト2の
中へ押し込むことにより接点ばね片21は押し曲
げられて接点25に接触する。頭部ステム1を押
すのを止めると、ステム1は接点ばね片21の作
用で第3図に示されている元の位置へ戻される。
接点ばね片21の弾撥力はシール部材12とソケ
ツト2の直径がD1の内壁面との間の摩擦力より
も大きくなければならない。ここで説明している
実施例では、摩擦力が3N程度の大きさであれば、
接点ばね片21の弾撥力は6N程度に選ばなけれ
ばならない。同様にして、フランジ13とベース
との間の距離(第1図参照)は0.5mm程度に選択
せねばならない。この距離は、接点ばね片21を
接点25に接触させるために必要な接点ばね片2
1の曲がり距離よりもごく僅かに大きい距離であ
る。頭部ステム1を時計の中へ外部から挿入する
ことができなければならないから、頭部ステム1
の第1の部分9が第1図で左方へ動くことを制限
するような膨張部を第1部分9に設けてはならな
い。たとえば衝撃が加えられると頭部ステム1が
ソケツト2から抜けることがある。これを防ぐた
めに環状溝8で表わされる保持機構が本発明の押
しボタンには設けられている。操作されない状態
においては、頭部ステム1はソケツト2に対して
第1,2図に示すような位置にある。何らかの作
用でステム1が左へ動かされたとすると、シール
部材12は、その弾性によりソケツト2の内壁へ
加えられる圧力により、環状溝8の中に入り込ん
で動かなくなり、そのために頭部ステム1の動き
はただちに停止させられる。
以上行つた本発明の超小型押しボタンについて
の説明により、この明細書の初めの方で述べた
種々の利点をよく理解できるであろう。
の説明により、この明細書の初めの方で述べた
種々の利点をよく理解できるであろう。
以上説明した実施例においては、頭部ステム1
の第1の部分9の直径を約0.5mmまで小さくでき
る。したがつて、極薄型の時計においては、裏ぶ
たの周縁部に斜面24を設けることができるほど
ケースバンド中の高い位置にこの押しボタンをと
りつけることができる。ここで説明している実施
例では、頭部ステム1の第1の部分9は文字板1
8のわずか約0.1mm下の位置に配置される。接点
すなわち端子25がムーブメント19の下側の位
置にくるような場合もある。押しボタンをこのよ
うに超小型にすることにより、必要要があれば、
裏ぶた24に設けられているボスの中にこの押し
ボタンを完全に取りつけることもできる。
の第1の部分9の直径を約0.5mmまで小さくでき
る。したがつて、極薄型の時計においては、裏ぶ
たの周縁部に斜面24を設けることができるほど
ケースバンド中の高い位置にこの押しボタンをと
りつけることができる。ここで説明している実施
例では、頭部ステム1の第1の部分9は文字板1
8のわずか約0.1mm下の位置に配置される。接点
すなわち端子25がムーブメント19の下側の位
置にくるような場合もある。押しボタンをこのよ
うに超小型にすることにより、必要要があれば、
裏ぶた24に設けられているボスの中にこの押し
ボタンを完全に取りつけることもできる。
時計のケースの中にムーブメントを入れて裏ぶ
たをしめてから、頭部ステム1を外部からソケツ
ト2の中に入れることもできる。前記スイス特許
第303715号に開示されているように、ムーブメン
トの直径がケースバンドの直径よりも小さければ
接点25はケースの更に内部に設けられるが、そ
れに対応して頭部ステム1を長くすることができ
る。ムーブメントをケースの中に入れた後で頭部
ステム1をソケツト2の中に入れるために、ムー
ブメントをこえて突き出る文字板を選択するのに
もはや困難はない。ムーブメントをケースに合わ
せるための拡大サークルすなわち拡大かごが用い
られる場合には、延長部も不要であることがわか
る。特に本発明においては、ソケツト2の開口端
付近の内周面に環状溝8を設け、頭部ステム部材
1を摺動自在に保持するとともに防水用としても
機能するシール部材12がこの環状溝8に係入す
る構造としたから、ステム部材の保持、防水なら
びに抜け止めとを一つのシール部材12で行え、
部品点数と加工工数の低減が実現できるという効
果がある。
たをしめてから、頭部ステム1を外部からソケツ
ト2の中に入れることもできる。前記スイス特許
第303715号に開示されているように、ムーブメン
トの直径がケースバンドの直径よりも小さければ
接点25はケースの更に内部に設けられるが、そ
れに対応して頭部ステム1を長くすることができ
る。ムーブメントをケースの中に入れた後で頭部
ステム1をソケツト2の中に入れるために、ムー
ブメントをこえて突き出る文字板を選択するのに
もはや困難はない。ムーブメントをケースに合わ
せるための拡大サークルすなわち拡大かごが用い
られる場合には、延長部も不要であることがわか
る。特に本発明においては、ソケツト2の開口端
付近の内周面に環状溝8を設け、頭部ステム部材
1を摺動自在に保持するとともに防水用としても
機能するシール部材12がこの環状溝8に係入す
る構造としたから、ステム部材の保持、防水なら
びに抜け止めとを一つのシール部材12で行え、
部品点数と加工工数の低減が実現できるという効
果がある。
第1図は時計のケースバンドの中に挿入される
前の本発明の超小型押しボタンの縦断面図、第2
図は本発明の超小型押しボタンの別の実施例の縦
断面図、第3図は時計のケースバンドの中に組込
まれている押しボタンの断面図である。 1……頭部ステム、2……ソケツト、5……ベ
ース、6……小径穴、8……環状溝、9……第1
の部分、10……第2の部分、11……環状溝、
12……シール部材、21……接点ばね片、25
……接点。
前の本発明の超小型押しボタンの縦断面図、第2
図は本発明の超小型押しボタンの別の実施例の縦
断面図、第3図は時計のケースバンドの中に組込
まれている押しボタンの断面図である。 1……頭部ステム、2……ソケツト、5……ベ
ース、6……小径穴、8……環状溝、9……第1
の部分、10……第2の部分、11……環状溝、
12……シール部材、21……接点ばね片、25
……接点。
Claims (1)
- 1 小径棒状の第1の部分9と大径の頭部を有す
る第2の部分10とを一体に形成してなる頭部ス
テム部材1と、前記第2の部分10の外周面に設
けた一つの環状溝11に装着したシール部材12
と、このシール部材を介して前記頭部ステム部材
1を摺動自在に保持するソケツト2とからなる電
子時計用の超小型押しボタンであつて、前記頭部
ステム部材1の第1の部分9を前記ソケツト2の
小径穴6を貫通させて先端を接点ばね片21に当
接させるとともに、前記ソケツト2の開口端付近
の内周面に、前記シール部材12が係入可能な抜
け出し防止用の環状溝8を設けたことを特徴とす
る超小型押しボタン。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR7931025A FR2471626A1 (fr) | 1979-12-13 | 1979-12-13 | Poussoir miniature |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5697895A JPS5697895A (en) | 1981-08-06 |
JPH027037B2 true JPH027037B2 (ja) | 1990-02-15 |
Family
ID=9232899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17647580A Granted JPS5697895A (en) | 1979-12-13 | 1980-12-13 | Ultracompact pushbutton |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4408901A (ja) |
EP (1) | EP0030696B1 (ja) |
JP (1) | JPS5697895A (ja) |
DE (1) | DE3068739D1 (ja) |
FR (1) | FR2471626A1 (ja) |
HK (1) | HK49990A (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0205632A1 (de) * | 1985-06-20 | 1986-12-30 | Timex Corporation | Stellmechanismus für eine Uhr |
CH675811B5 (ja) * | 1989-04-12 | 1991-05-15 | Ebauchesfabrik Eta Ag | |
US5339297A (en) * | 1989-06-19 | 1994-08-16 | Seiko Epson Corporation | Switching arrangement for applying battery voltage to circuitry block in an analog timepiece |
CH683056B5 (fr) * | 1992-06-25 | 1994-07-15 | Eberhard & Cie Sa | Bouton poussoir pour pièce d'horlogerie. |
JP3099165B2 (ja) * | 1993-06-28 | 2000-10-16 | セイコーインスツルメンツ株式会社 | スイッチ機構を有する電子機器及び基板の製造方法 |
US5631881A (en) * | 1996-05-01 | 1997-05-20 | Timex Corporation | Push button assembly for an electronic wrist instrument |
DE69938543T2 (de) * | 1999-06-29 | 2009-06-18 | The Swatch Group Management Services Ag | Chronographuhr aus Edelmetall mit einem ausgehöhlten Glasreif-Mittelteil |
JP5931294B2 (ja) * | 2012-11-02 | 2016-06-08 | オメガ・エス アー | 計時器のねじ込み式要素の向き調整用デバイス |
JP6424048B2 (ja) * | 2014-09-09 | 2018-11-14 | セイコーインスツル株式会社 | 時計 |
EP3339966B1 (fr) | 2016-12-23 | 2020-06-24 | Rolex Sa | Poussoir pour pièce d'horlogerie |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH218415A (fr) * | 1939-12-15 | 1941-12-15 | Jacot Guyot Henri | Poussoir pour pièces d'horlogerie, telles que chronographes, compteurs de temps, etc. |
CH604243B5 (ja) * | 1976-03-25 | 1978-08-31 | Ebauches Electroniques Sa | |
FR2351443A1 (fr) * | 1976-05-13 | 1977-12-09 | Pibor Sa | Poussoir etanche pour piece d'horlogerie |
DE2722173C2 (de) * | 1976-05-18 | 1984-03-08 | Citizen Watch Co., Ltd., Tokyo | Uhr mit einem Druckstellknopf |
JPS5932753B2 (ja) * | 1977-11-16 | 1984-08-10 | シチズン時計株式会社 | 小型プツシユボタン装置 |
JPS5499676A (en) * | 1978-01-24 | 1979-08-06 | Citizen Watch Co Ltd | Disposition structure of electronic wristwatch |
CH618829B (de) * | 1979-02-01 | Bulova Watch Co Inc | Manuelle kontaktbetaetigungsanordnung fuer elektronische uhr. |
-
1979
- 1979-12-13 FR FR7931025A patent/FR2471626A1/fr active Granted
-
1980
- 1980-12-08 DE DE8080107713T patent/DE3068739D1/de not_active Expired
- 1980-12-08 EP EP80107713A patent/EP0030696B1/fr not_active Expired
- 1980-12-08 US US06/214,156 patent/US4408901A/en not_active Expired - Lifetime
- 1980-12-13 JP JP17647580A patent/JPS5697895A/ja active Granted
-
1990
- 1990-06-28 HK HK499/90A patent/HK49990A/xx unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4408901A (en) | 1983-10-11 |
HK49990A (en) | 1990-07-08 |
EP0030696A1 (fr) | 1981-06-24 |
JPS5697895A (en) | 1981-08-06 |
EP0030696B1 (fr) | 1984-07-25 |
DE3068739D1 (en) | 1984-08-30 |
FR2471626A1 (fr) | 1981-06-19 |
FR2471626B1 (ja) | 1983-07-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5631881A (en) | Push button assembly for an electronic wrist instrument | |
US4007347A (en) | Simplified actuating switch for electronic timepieces | |
US4364674A (en) | Watch cases with pushbuttons | |
JPH027037B2 (ja) | ||
JP2020056760A (ja) | 押釦装置および時計 | |
JP2013134256A (ja) | 時計用の防水性押しボタン | |
WO2010007809A1 (ja) | 同軸コネクタ | |
KR200162411Y1 (ko) | 키이보오드 스위치 | |
US3982089A (en) | Pushbutton switch | |
KR101133307B1 (ko) | 시계용 조절 장치 | |
JP2593409Y2 (ja) | キーボードスイッチ | |
JP3964132B2 (ja) | スイッチ装置 | |
JP2005116181A (ja) | 押しボタン | |
JP5071586B2 (ja) | 検査用同軸コネクタ | |
JP2012054201A (ja) | 押釦スイッチ構造 | |
JP6706651B2 (ja) | 小さな寸法の携行可能な物に備えられるコレクターをアクチュエートする工具 | |
JP2019049542A (ja) | 小さな寸法の携行可能な物に備えられるコレクターをアクチュエートする工具 | |
US11262706B2 (en) | Tool for actuating a corrector fitted in a small portable object such as a timepiece | |
US4218601A (en) | Pushbutton | |
US4118923A (en) | Push-button assembly and manufacturing method | |
US4400095A (en) | Push button assembly for a watch | |
CN112824981A (zh) | 表校正器和表中间件 | |
JPH0438435Y2 (ja) | ||
JPH0241799Y2 (ja) | ||
JP6544710B2 (ja) | スイッチ装置および時計 |