JPH0270338A - スパイラルフィン付き金属管の製造方法 - Google Patents

スパイラルフィン付き金属管の製造方法

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JPH0270338A
JPH0270338A JP22113288A JP22113288A JPH0270338A JP H0270338 A JPH0270338 A JP H0270338A JP 22113288 A JP22113288 A JP 22113288A JP 22113288 A JP22113288 A JP 22113288A JP H0270338 A JPH0270338 A JP H0270338A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は主としてタララシャスクリュチューブ等として
用いるスパイラルフィン付き金属管の製遣方法に関する
〔従来の技術〕
−iにスパイラルフィン付き金属管のフィンの形成方法
としては、フィンを溶接固定する方法、或いはフィンを
転造成形する方法が従来知られている。
第8図はスパイラルフィンを溶接固定により形成する従
来の方法(特開昭58−9715号)を示す斜視図であ
り、金属素管P。の外周にスパイラルフィンを構成する
帯状材16の幅方向−側縁を所定ピッチで螺旋形に巻き
付けつつ溶接固定してスパイラルフィン15を形成する
ようになっている。
第9図(イ)はスパイラルフィンを転造形成する従来の
方法(塑性と加工Vo1.10  Na2O21969
−10)を示す模式的正面図、第9図(ロ)は第9図(
イ)のIX−IX線による拡大断面図であり、金属素管
P0の外周に3箇の圧延ロール21,22.23を圧接
転動せしめてスパイラルフィン25を形成するようにな
っている。
圧延ロール21,22.23はいずれも一本の軸に薄肉
円板状であって外周部断面形状を樹状に薄<シたデイス
クロールを数10個装着して構成してあり、金属素管P
0の外面に略U字状の溝を肉厚方向の圧下力にて形成し
、その際の溝表面に直交する方向に働く力により深さを
増大させながら、この溝加工により押し退けられた金属
を上記圧延ロール21、22.23間の隙間に移動させ
ることにより、スパイラルフィン25を形成する。
第10図(イ)は従来におけるスパイラルフィンを転造
成形する他の方法(特開昭62−124023号)の模
式的正面図、第10図(ロ)は第10図(イ)のx−X
線による拡大断面図であり、内部にマンドレルバ−36
を通した金属素管P0を、周面に複数条の環状溝34を
備えた3個の圧延ロール31.32.33を有する傾斜
圧延機を用いて熱間圧延し、環状溝34の内側に向けて
メタルフローを生ぜしめ、スパイラルフィンを転造成形
するようになっている。
ところで一般にクラッシャスクリュチューブ用のスパイ
ラルフィンは所定のフィン高さ、フィンピッチ、フィン
倒れ角度が必要とされる。
このため第1の方法を適用してタラノシュスクリュチュ
ーブを製造しようとする場合、帯状材16を傾斜状態で
溶接せねばならず、作業能率が掻めで悪い。
また第2の方法はデイスクロールで押し退けた金属をデ
イスクロール間で立上らせる構成となっているため、フ
ィンピッチを大きく、またフィン底部を平坦な面に形成
するのが難しい。更に第3の方法はフィンの高さ、フィ
ンピッチについては比較的設定が容易に行い得るが、フ
ィン倒れ角度についての設定については考慮されていな
い。
なお、スパイラルフィンの倒れ角度を設定する方法とし
ては従来第1I図、第12図に示す如き方法が知られて
いる。
第11図は金属素管P0の外周面に形成したスパイラル
状の溝又はねし山部を所定の倒れ角度に設定する従来の
方法を示す説明図であり、先ず第11図(イ)に示す如
く、金属素管P0の外周に機械加工等によって側面を溝
底面と直交する位置から夫々θ1.θ1だけ傾斜した台
形状のねし山部45を形成した後、鼓形ロール47をね
し山部45の頂面及び一方のテーパ面45aに転接せし
めて、第11図(ロ)に示す如くテーパ面45aを負の
傾斜角をもつよう成形するようになっている。
しかしこの方法では螺旋形のねし山部45を形成する工
程と、このねじ山部45の側面45aを所定角度に設定
する工程の2工程を必要とするという問題があった。
第12図は沸騰伝熱管を製造する従来方法の説明図であ
り、図示しないマンドレルを挿入した金属素管P0の外
周にスペーサで隔てられた複数個のディスクを備えたロ
ーラ51を圧接軸動せしめるようになっている。ローラ
51における各ディスクは金属素管P0の出側に向かう
に従って金属素管周面に対する傾斜角度が大きくなる押
圧面51aを備えており、金属素管P。の入側寄りでス
パイラルフィン55を形成した後、これを押圧面51a
にて順次傾斜湾曲せしめ、最終的には内部に閉じられた
小孔を形成して沸騰伝熱管を製造する方法である。
しかしこの方法はスパイラルフィンの形成とごの傾斜を
同時的に行い得るが、形成されるスパイラルフィン55
間の間隔が第9図に示す場合と同様に狭く、スパイラル
フィン底部間の広い、換言すればスパイラルフィン間隔
を太き(することが出来ず、またスパイラルフィンの傾
斜角度はローラ状ディスクの押圧面51aの角度設定に
よって行っており、正確な角度設定が出来ない等の問題
があった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、そ
の目的とするところは中実金属棒又は金属管を傾斜圧延
機を用いて熱間で穿孔、又は拡径圧延することによって
大きいピンチの高いスパイラルフィンを管外周面に対し
所要の1頃斜角度で成形し得るようにしたスパイラルフ
ィン付き金属管の製造方法を提供するにある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明に係るスパイラルフィン付き金属管の製造方法は
、中実金属棒又は金属管のパスラインに対する圧延ロー
ルにおける環状溝の深さ方向角度を、中実金属棒又は金
属管の入側寄りでは略垂直とし、出側寄りでは傾斜せし
めた圧延ロールを備えた傾斜圧延機を用いて熱間で穿孔
、又は拡径圧延する。
〔作用〕
本発明方法にあってはこれによって一工程で、所定の高
さ、ピンチ、倒れ角度を有するスパイラルフィンの成形
が可能となる。
〔実施例〕
以下本発明を図面に基づき具体的に説明する。
第1図は本発明に係るスパイラルフィン付き金属管の製
造方法(以下本発明方法という)の実施状態を示す模式
的正面図(圧延ロールの溝は省略して表しである)、第
2図は第1図の[1−II線による拡大断面図であり、
図中Bは素材たる断面円形の中実金属棒、10は中実金
属棒Bのパスラインに臨ませて配設した傾斜圧延機を示
している。
傾斜圧延機10はパスラインX−X線側りに3等配され
た位置に3個の圧延ロール1. 2. 3を備え、また
パスラインx−g、1に沿ってマンドレル6aに支持さ
れたプラグ6を備えている。
各圧延ロール1,2.3は夫々その両端部を支持されて
おり、図示しない駆動源にて同方向(矢符a、b、c方
向)に回転駆動されるようになっている。
各圧延l1l−ル1.2.3は夫々同一の面角α1α2
を人、出側に夫々有し、その軸心線は同側の軸端が周方
向の同じ側に向けて傾斜(パスラインに対するロール軸
心線の傾斜角度βを傾斜角という)せしめられ、また同
側の軸端がパスラインX−X線側に向けて接近又は離反
するように傾斜(パスラインに対するロール軸心線の交
叉角度Tを交叉角といい、パスラインに対してロール軸
心線が出側で離反する方向の角度Tを正と定義する)せ
しめられている。
そして圧延ロール1,2.3の外周面には環状溝4が複
数、例えば5条乃至7条が軸長方向に適長離隔して周方
向に切られており、形成される溝は各圧延ロール1.2
.3間で位相が中実金属棒Bの回転に対して120°ず
つずれている。この環状溝4の加工については一体物の
ロール外周に溝を切削形成してもよいし、或いはデイス
クロールとスペーサとを組み合わせて1本の軸に軸支し
て環状溝を形成してもよい。この環状溝4の形成位置、
形成間隔等については第2図に一部示すように圧延ロー
ル間相互で異なっており、また各圧延ロール1.2.3
においても間隔2幅、深さ、倒れ角度を中実金属棒Bの
入側から出側に向けて夫々異ならせである。
形成すべきスパイラルフィンの高さ8間隔、倒れ角度及
びプラグ形状に応じて、環状溝4の位置。
間隔及び溝深さ方向に対する環状溝4の角度が定まり、
またこれらと関係した圧延ロール1.2゜3の前記角度
α、β、γ等が決定される。環状溝4の形成位置、深さ
については傾斜圧延中のスパイラルメタルフロー及び圧
延ロール溝の隙間にて形成されていくフィン側へのメタ
ルフローを勘案して、被圧延材の入側から出側に向けて
適宜変化せしめである。
そして第2図に示すように中実金属棒Bの入側寄りに形
成されている環状溝4はパスラインX−Xに対する環状
溝4の深さ方向角度は略直角であるのに対し、出側部り
に形成される環状溝4bは、パスラインX−Xに対する
深さ方向角度は垂直でなく、斜めになっている。
なお、この環状溝4bの深さ方向と圧延ロール軸とのな
す角は、製造したいスパイラルフィンの倒れ角度及び圧
延ロール1,2.3の交叉角Tに基づいて設定される。
これによって1つの圧延ロールから出たスパイラルフィ
ンは次の圧延ロールの環状溝4に導かれ、順次直立状態
のスパイラルフィンが成形され、出側部ではこのスパイ
ラルフィンが押し倒されて所定の倒れ角度をもつスパイ
ラルフィン5が形成される。
プラグ6は砲弾型であって、基端部をマント、レル6a
の先端に支持されており、中実金属棒13及びスパイラ
ルフィン付き金属管PのパスラインXX上に配設されて
いる。
而して断面円形の中実金属棒Bを所定温度に加熱した後
、前述した如き構成をなす傾斜型の穿孔圧延機に矢符d
方向から給送し、圧延ロール1゜2.3間に噛み込ませ
る。圧延ロール1,2.3に噛み込まれた中実金属棒B
は軸心線口りに回転されつつ軸長方向に移動される、所
謂螺進移動せしめられ、その表面に順次スパイラルフィ
ン5が形成されてゆき、一方軸心線に沿ってプラグ6が
貫入せしめられるとプラグ6によって内面側から中実金
属棒Bの半径方向へ歪成分が付与されることとなり、容
易に圧延ロールl、2.3における環状溝4の深さ方向
へと金属が流動し、スパイラルフィン5の外径は中実金
属棒Bの外径より大きくなるように成形せしめられる。
中実金属棒Bの直径に対するスパイラルフィン付き金属
管Pのスパイラルフィン外径の比(拡管比という)は通
常安定操業を継続するうえで1.5以下とすることが望
ましい。
なお拡管比が1.5を越えるバススケジュールではプラ
グ径が大きくなり、通過抵抗が高くなって圧延終了の際
の材料の尻抜けが安定せず、スパイラルフィンの損傷を
招くことがあり、またスパイラルフィン外周の周方向の
延伸が過大となって加工性の悪い材料ではフィン周縁部
に割れ等のトラブルが発生することに因る。
以上の場合は圧延ロール数が3個の場合につき詳述した
が、圧延ロール数が4個の場合も、4個の圧延ロールを
パスライン周りに4等配し、溝の加工を各圧延ロール間
で中実金属棒の回転に対し、位相を90”ずつずらせて
形成することにより、同様の方法が達成できる。
ところで5個以上の圧延ロールにて傾斜圧延機を構成す
る場合には、中実金属棒の径に対し圧延ロールの径が幾
何学的な問題上あまり大きくできないので圧延ロール軸
を両端にて支持することが困難となる。また圧延ロール
軸の径が小さいので、ロール軸の剛性も低下し、材料温
度変動に起因する寸法変動が大きくなる。更に圧延ロー
ル径が小さいので、圧延速度が遅くなって充分な生産能
率が得られなくなる。以上のような理由により、傾斜圧
延機を構成する圧延ロールの個数は4個以下に限定する
第3図は本発明の他の実施例を示す模式的正面図(圧延
ロールの溝を省略して示す)、第4図は第3図のIV−
IV線における拡大断面図、第5図はこの傾斜圧延機に
て用いる2個のガイ1°シユの斜視図であり、図中第1
.2図に示す番号と同番号同符号のものは同一部分を示
す。
傾斜圧延機は通常のマンネスマン式継目無管製造用設備
(ピアサ)と同様に、パスラインの周りの2等配の位置
に配設された2個の圧延ロールl。
2と、その相互間に配設されたガイドシュ8a 、 8
bとプラグ6とを備えている。2個の圧延ロール1゜2
の外周面には環状溝4が、またガイドシュ8a8bの表
面には溝9が形成されている。
圧延ロール1,2には中実金属棒Bの回転方向に対し、
180゛位相をずらせて環状溝4が形成されている。一
方ガイドシュ8a、8bには、中実金属棒Bが圧延され
ていく過程において漸次形成されていくスパイラルフィ
ンのスパイラル進行方向に合わせた溝9が形成されてお
り、前の圧延ロールから出たスパイラルフィンが隣りの
ガイドシュの溝に進入した際に潰されずに、次の圧延ロ
ールの溝に進入していくようになっている。
そして第1〜2図に示す場合と同様に圧延機入側寄りに
形成されている環状溝4にあってはその深さ方向がパス
ラインX−Xに略垂直となるように、また出側寄りに形
成される環状溝4bは、その深さ方向がパスラインx−
Xに垂直でなく、斜めになっている。
而して中実金属棒Bを穿孔圧延しながら、圧延ロール1
.2.3の環状溝4に金属を充満させてスパイラルフィ
ンを徐々に形成してゆき、形成されたスパイラルフィン
を出側寄りで環状溝4bにより管軸方向に押し倒すこと
によって、所要角度傾いたスパイラルフィン5を有する
スパイラルフィン付き金属管を容易に製造することがで
きる。
第6図は本発明の更に池の実施状態を示す模式的平面図
(圧延ロールの溝を省略して示す)、第7図は第6図の
■−■線による拡大断面図であり、図中筒1.2図と同
番号、同符号のものは同一部分を示す。
図においてP。は、中心部に小径の下孔5bが穿設され
た圧延ずべき材料としての金属素管であり、本実施例で
は圧延材としてこの金属素管P0を使用する。なお圧延
ロール1,2.3の外周面に形成される環状溝4につい
ては、第1.2図に示す場合と同一である。
金属素管P。を図示しない加熱炉にて所定温度(例えば
中炭素鋼の場合1200” )にまで加熱した後、矢符
d方向から傾斜圧延殿へ移送され、該傾斜圧延機により
金属素管P0は第7図に示す如く穿孔拡径圧延される。
即ち、傾斜圧延機にて金属素管P0の圧延が開始される
と、金属素管P。は圧延ロールl、2゜3に噛み込まれ
て周方向の3個所で圧延されると共に、プラグ6によっ
て下孔8が拡径されて穿孔圧延される。ぞして金属素管
P0の金属はその径方向5流動し、各圧延ロールl、2
.3の環状溝4に充満する結果、金属素管P0から所望
の高さ。
ピンチ、倒れ角度を有するスパイラルフィン5が得られ
る。
なお、金属素管P0の下孔8の径はプラグ6の最大径の
A以下とすることが望ましい。なぜなら、下孔8の径が
大きくなると、管軸心より半径方向への歪成分が十分付
与されず、管肉が圧延ロール溝に充満せず、高いスパイ
ラルフィンの製造が難くなるからである。
なお、第3. 4. 5図に示す場合において、被圧延
材として中実金属棒Bに代えて金属素管P0を用いても
全く同様にスパイラルフィン付き金属管を製造できるこ
とは言うまでもない。
また、複数条のスパイラルフィンを形成する場合も、単
条のスパイラルフィンを形成する場合も、ロール設計法
は基本的には同じであるが、1条の場合は被圧延材が1
回転する毎に各圧延ロールの環状溝4が1ピンチ進むよ
うに設計するのに対し、2条、3条の場合には被圧延材
が1回転する毎に各圧延ロールの環状溝4が夫々2ピツ
チ、3ピッチ進むように設計される。勿論、圧延ロール
の傾斜角βは圧延の進行ピッチに応じて適宜設定せしめ
られる。
この場合、同時に複数条のスパイラルフィンを形成する
ことができるので、生産速度が速くなり、生産能率が飛
躍的に向上する。
またスパイラルフィン付き金属管を製造するにあたり、
プラグ6の溶損が著しくなることがあるが、複数条のス
パイラルフィンを並列して同時に形成すれば圧延ロール
が同じ回転数であっても、圧延速度を2倍、3倍・・・
とすることができるので、圧延時間を1/2.1/3・
・・に短縮することができ、プラグと被圧延材との接触
時間が短く、プラグ寿命を長くすることができる。
以下具体的な数値例を揚げて説明する。
〔数値例1〕 545C製の円形断面を有する中実金属棒(外径70a
m)を熱間圧延によって製造し、これを第1. 2図に
示す如き周面に複数個の環状溝4を形成した圧延ロール
3個を有する傾斜圧延機を用いて下記の如き寸法仕様の
スパイラルフィン付き金属管を製造した。
フィンピッチ:501 フィン外径 :90膿烏 フィン間の底部直径:501重 内径    :36龍 フィン倒れ角度:管軸に対し60° (つまり垂直なフ
ィンを30゛顛けた状態) このときの傾斜圧延機の条件、特に圧延ロールの条件を
示すと以下の如くである。
ロール材質: SCM440 ロール入口圧下面角αl :3゜ ロール傾斜角β:16゜ ロール出口逃げ面角α2 :2゜ ロール交叉角γ:2゜ 傾斜圧延機出側ロール端面の環状溝の角度=30゜ロー
ル最大部直径;200醜− 中実金属棒加熱温度: 1150°C その結果、上記スパイラルフィン付き管が容易に製造で
きた。
〔数値例2〕 〔数値例1〕と同様の寸法仕様を有するスパイラルフィ
ン付き金属管を第3〜5図に示す如き2個の圧延ロール
を備えた傾斜圧延機を用いて製造した。このときの傾斜
圧延機の条件、特に圧延ロールの条件を示すと以下の如
くである。
ロール材質: SCM440 ロール入口圧下面角α、  :  3.5゜ロール(頃
斜角β:16゜ ロール出口逃げ面角α2:  3.5゜ロール交叉角T
:2′ ガイドシュ:プレートガイドシュ (溝を有する)ロー
ル最大部直径:  500mm この結果〔数値例1〕と同様のスパイラルフィン付き金
属管を製造できた。
なお、第2〜5図に示す如き2個の圧延ロールを備える
傾斜圧延機の場合には圧延ロール径の幾何学的な制限が
ないのでロール径を大きくすることができ(200重m
→500mm)、圧延速度を向上することが容易となる
。一方、ガイドシュ8a、8bによる被圧延材料の保持
が必要なことから被圧延材料とガイドシュ8a、8bの
摩擦のため被圧延材の材質によっては工具底や焼付きが
発生することがあり、第1.2図に示す場合と第3〜5
図に示す場合とでは一長一短がある。
〔数値例3〕 〔数値例1〕と同様の寸法仕様を有するスパイラルフィ
ン付き金属管を得べく外径70龍、内径10龍の小孔を
有する金属素管(545C製)を第6,7図に示す如き
傾斜圧延機を用いて製造した。
勿論、ロール設計する際には小孔のあることを考慮して
、溝ピンチを圧延機入側から出側に向けて変化せしめた
その結果、数値例1.2と同様の効果が得られた。
〔発明の効果〕
以上の如く本発明方法にあっては中実金属棒又は金属素
管の外周に深さ方向角度を代えた圧延ロールを圧接転造
せしめつつプラグを軸心線に沿って貫入せしめることに
より、スパイラルフィンを転造形成すると同時的にこの
スパイラルフィンを管軸方向に対して傾斜せしめること
が一工程で可能となり、高い製造能率が得られるなど本
発明は優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の実施状態を示す模式的正面図、第
2図は第1図のn−n線による拡大断面図、第3図は本
発明の他の実施状態を示す模式的正面図、第4図は第3
図のIV−IV線による拡大室断面図、第5図はガイド
シュの拡大斜視図、第6図は本発明の更に他の実施状態
を示す模式的正面図、第7図は第6図の■−■線による
拡大縦断面図、第8.9.10図は従来におけるスパイ
ラルフィンの形成方法の説明図、第11図、 12図は
従来におけるスパイラルフィンの倒れ角度の設定態様を
示す説明図である。 1.2.3・・・圧延ロール 4・・・環状溝 5・・
・スパイラルフィン 6・・・プラグ 7・・・環状溝
8a、8b・・・ガイドシュ 9・・・溝 B・・・中
実金属棒P0・・・金属素管 P・・・スパイラルフィ
ン付き金属管 特 許 出願人  住友金属工業株式会社代理人 弁理
士  河  野  登  夫? 弔 図 ++1+ 弔 図 一一、5 弔 図 令 弟 図 弔 図 図 図 図 (イ) 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、外周面の周方向に複数個の環状溝を有する3又は4
    個の圧延ロール及び穿孔用プラグを有する傾斜圧延機を
    用いて中実金属棒又は金属管を熱間にて穿孔又は拡径圧
    延し、スパイラルフィン付き金属管を製造する方法にお
    いて、 中実金属棒又は金属管のパスラインに対す る前記各圧延ロールの環状溝の深さ方向角度を、中実金
    属棒又は金属管の入側寄りでは略垂直とし、出側寄りで
    は所定角度傾斜せしめた圧延ロールを用いて入側寄りで
    管軸に対して直交させた状態にスパイラルフィンを形成
    した後、出側寄りでこれを管軸に対し傾斜せしめること
    を特徴とするスパイラルフィン付き金属管の製造方法。 2、外周面の周方向に複数個の環状溝を有する一対の圧
    延ロール、パスラインと対向する側に溝を有する一対の
    ガイドシュ及び穿孔用プラグを備えた傾斜圧延機を用い
    て中実金属棒又は金属管を熱間にて穿孔又は拡径圧延し
    、スパイラルフィン付き金属管を製造する方法において
    、 中実金属棒又は金属管のパスラインに対す る前記圧延ロールの環状溝及びガイドシュの溝夫々の深
    さ方向角度を、中実金属棒又は金属管の入側寄りでは略
    垂直に、また出側寄りでは所定角度傾斜せしめた圧延ロ
    ール及びガイドシュを用いて入側寄りで管軸に対し直立
    させた状態にスパイラルフィンを形成した後、出側寄り
    でこれを管軸に対し傾斜せしめることを特徴とするスパ
    イラルフィン付き金属管の製造方法。
JP22113288A 1988-09-02 1988-09-02 スパイラルフィン付き金属管の製造方法 Granted JPH0270338A (ja)

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