JPH0270304A

JPH0270304A - 三方圧延ロールスタンド

Info

Publication number: JPH0270304A
Application number: JP21976988A
Authority: JP
Inventors: Yoshiyuki Sasamoto; 篠本　義幸; Naoyuki Kuroda; 黒田　直行
Original assignee: Kobe Steel Ltd
Current assignee: Kobe Steel Ltd
Priority date: 1988-09-01
Filing date: 1988-09-01
Publication date: 1990-03-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、線材や棒鋼の圧延に用いられるロールスタン
ドであって、圧延材パスラインの外周三位置に配置され
る三つの圧延ロールを備えたものに関する。

（従来の技術）三方圧延ロールスタンドにあっては、各圧延ロールを回
転駆動させ、また、圧下量調整のため径方向移動させる
必要上、圧延ロールの回転軸は駆動源に連動連結される
と共に、径方向移動位置決め自在とする必要がある。こ
のような三方圧延ロールスタンドは実公昭５４−３４６
９号公報に開示されている。

この場合、三つの圧延ロールの回転軸をそれぞれ別個の
駆動源に連動させる場合は問題はないが、単一の駆動源
によって三つの圧延ロールを回転させる場合に問題が生
じる。

すなわち、上記公報には第３図に示す構造のものが開示
されている。これは、各圧延ロール２”の回転軸３゛に
同心状に傘歯車３０゛　を設けて噛合させ、ひとつの回
転軸３°を駆動源Ｍに連結している。また、回転軸３°
は回転調整自在な偏心軸受（図示省略）を介して支持さ
れ、その回転中心に平行な偏心軸中心に公転することで
径方向移動位置決め自在とされている。そして、各傘歯
車３０゛　の内周には太陽歯車３１゛　が形成され、回
転軸３゛外周の遊星歯車３２゛　と噛み合うものとされ
、これにより、回転軸３°が径方向移動しても、遊星歯
車３２°が太陽内歯車３１゛　に対し公転することで、
各傘歯車３０’は径方向移動する必要のないものとされ
、適正な傘歯車３０゛　の噛み合いの維持により回転軸
３°は回転駆動される。

（発明が解決しようとする課題）従来のものでは、回転軸３”の径方向移動量は、太陽内
歯車３１°　と遊星歯車３２゛　　とのピッチ円直径の
差によって定まる。しかし、太陽内歯車３１’　は径方
向寸法が回転軸３′の速度やスペースにより制限される
傘歯車３０′の円周にあるためその径寸法は制約され、
また遊星歯車３２”　も強度等の点から回転軸３°と少
なくとも略同径とする必要があり、ピッチ円直径の差は
あまり大きくできない。そのため、ロール２゛の圧下調
整量が僅かなものとなるという問題がある。

本発明は上記問題点を解決することを目的とする。

（課題を解決するための手段）本発明の特徴とするところは、圧延材パスラインの外周
三位置に配置される三つの圧延ロール２を備えた三方圧
延ロールスタンドであって、各圧延ロール２の回転軸４
は、その回転中心に平行な偏心軸中心に公転することで
径方向移動位置決め自在とされ、各回転軸４の一端には
遊星歯車１２と太陽歯車１３とが連動連結され、この太
陽歯車１３を介して各回転軸４が単一の駆動源と連動連
結されている三方圧延ロールスタンドにおいて、駆動源
と一の太陽歯車１３とが連動連結され、この一の太陽歯
車１３と他の二の太陽歯車１３とが、回転軸４と圧延ロ
ール２とを囲繞するよう配置された歯車伝動機構を介し
て連動連結されている点にある。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。

第１図及び第２図は三方圧延ロールスタンドを示し、ケ
ーシング１内に、圧延材パスラインの外周三位置に等間
隔配置される三つの圧延ロール２を備えている。

各圧延ロール２には偏心軸３が挿入され、この偏心軸３
に回転軸４がベアリング１６を介して偏心ｅして挿入さ
れている。

各偏心軸３はケーシングｌに回転自在に支持され、第１
図中上方の偏心軸３の右端、左方の偏心軸３の下端及び
右方の偏心軸３の両端には、相隣接するもの同志が噛合
する傘歯車５が同心に設けられている。また、第１図中
左方の偏心軸３の上端には、円弧状の平歯車６が取付け
られ、この平歯車６に噛合する平歯車７が、中間軸８の
一端に設けられている。その中間軸８はケーシング１に
回転自在に取付けられている。そして、中間軸８の他端
にはウオームホイール９が設けられ、このウオームホイ
ール９に噛合するウオーム１０が調節軸１１に設けられ
、この調節軸１１はケーシング１に回転自在に支持され
ている。

これにより、調節軸１１を回転操作すると、その回転は
第１図中左方の偏心軸３から傘歯車５を介して他の偏心
軸３に伝達される。そうすると、偏心軸３の中心に対し
て回転軸４の中心が偏心ｅしていることから、回転軸４
は偏心軸中心に公転して径方向に移動され、圧延ロール
２の圧下量が調節される。

次に、圧延ロール２への回転動力の伝達は、単一の駆動
源（図示省略）からなされる。

すなわち、各回転軸４の一端には同心状に遊星歯車１２
が取付けられ、この遊星歯車１２に噛合する太陽歯車１
３が、連動軸１４の一端内周に設けられている。

各連動軸１４は、偏心軸３と同心とされ、ベアリング１
５を介してケーシング１に回転自在に支持されている。

そして、第１図中左方の連動軸１４の左端は、駆動ｍ＜
図示省略）と連動連結される入力部１７とされ、これに
より、その左方連動軸１４の右端の太陽歯車１３は駆動
源と連動連結される。この駆動源と連動連結された太陽
歯車１３と、他の太陽歯車１３とは、回転軸４と圧延ロ
ール２とを囲繞するよう配置された歯車伝動機構を介し
て連動連結されている。

すなわち、第１図中において上方に位置する左右二つの
太陽歯車１３の外周にそれぞれ平歯車１８が形成され、
この平歯車１８に噛合するアイドル歯車１９が、アイド
ル軸２０にヘアリング２１を介して回転自在に支持され
ている。各アイドル軸２０は、回転軸４を挟んで圧延材
パスラインの反対側の位置でケーシングｌに支持されて
いる。

そして、各アイドル歯車１９に噛合する伝動歯車２２が
、伝動軸２３の一端外周にそれぞれ設けられている。

各伝動軸２３は、圧延ロール２を挟んで圧延材パスライ
ンの反対側の位置で、ケーシングｌにベアリング２４を
介して回転自在に支持されている。また、各伝動軸２３
の他端外周にはそれぞれ傘歯車２５が設けられている。

そして、各傘歯車２５に噛合する傘歯車２６が、前記入
力部１７が設けられていない二つの連動軸１４の各外周
にそれぞれ設けられている。

これにより、駆動源からの回転動力を入力部１７に入力
すると、その動力は第１図中上方の回転軸４には太陽歯
車１３と遊星歯車１２とを介して伝達され、左右方の回
転軸４には、平歯車１日、アイドル歯車１９、伝動歯車
２２、傘歯車２５．２６で構成される歯車伝動機構を介
して伝達され、各圧延ロール２は回転駆動される。また
、圧延ロール２が径方向移動調節されても、太陽歯車１
３と遊星歯車１２との噛合により、回転動力の伝動に支
障はない。

（発明の効果）本発明によれば、一の太陽歯車から他の太陽歯車への動
力伝達に傘歯車を用いることはなく、圧延ロールを囲繞
する歯車伝動機構を介して動力伝達を行なうため、太陽
歯車のピッチ日直径を大きくし、ロール圧下調整量を充
分大きくすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係る三方圧延ロールスタンド
の正断面図、第２図は第１図のＡ−Ａ線断面図、第３図
は第１図のＢ−Ｂ線断面図、第４図は従来例に係る三方
圧延ロールスタンドの概略構成図である。２・・・圧延ロール、４・・・回転軸、１２・・・遊星
歯車、１３・・・太陽歯車、１８・・・平歯車、１９・
・・アイドル歯車、２２・・・伝動歯車、２５・・・傘
歯車、２６・・・傘歯車。特　許　出°　願　大　　株式会社神戸製鋼所代理人　
弁　理　士　　安　１）敏　雄第４図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）圧延材パスラインの外周三位置に配置される三つ
の圧延ロール（２）を備えた三方圧延ロールスタンドで
あって、各圧延ロール（２）の回転軸（４）は、その回
転中心に平行な偏心軸中心に公転することで径方向移動
位置決め自在とされ、各回転軸（４）の一端には遊星歯
車（１２）と太陽歯車（１３）とが連動連結され、この
太陽歯車（１３）を介して各回転軸（４）が単一の駆動
源と連動連結されている三方圧延ロールスタンドにおい
て、駆動源と一の太陽歯車（１３）とが連動連結され、
この一の太陽歯車（１３）と他の二の太陽歯車（１３）
とが、回転軸（４）と圧延ロール（２）とを囲繞するよ
う配置された歯車伝動機構を介して連動連結されている
ことを特徴とする三方圧延ロールスタンド。