JPH027000Y2 - - Google Patents

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JPH027000Y2
JPH027000Y2 JP748084U JP748084U JPH027000Y2 JP H027000 Y2 JPH027000 Y2 JP H027000Y2 JP 748084 U JP748084 U JP 748084U JP 748084 U JP748084 U JP 748084U JP H027000 Y2 JPH027000 Y2 JP H027000Y2
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JP
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poppet
main steam
guide
wire
hook
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JP748084U
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JPS60120735U (ja
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は原子力プラントの主蒸気隔離弁の分解
組立装置に係り、特に主蒸気隔離弁のポペツト等
の分解組立に好適な分解組立装置に関するもので
ある。
「従来技術」 一般に、原子力プラントの主蒸気配管には、該
主蒸気配管内を輸送される主蒸気を止めて隔離す
る主蒸気隔離弁が設置されている。
ところで、該主蒸気隔離弁は、原子力プラント
の定期点検時において、リークテスト等の各種点
検や弁座のラツピングを実施するために、その機
構部や該機構部によつて主蒸気配管を開閉するポ
ペツトを取外し、点検終了後に再度前記主蒸気配
管へ取り付ける必要がある。
そこで従来では、第1図例に示すように、主蒸
気隔離弁1の機構部1aを主蒸気配管2から矢印
イで示すように取外しておいて、ポペツト1bに
多数の吊り上げ機(例えばチエーンブロツク)
3,3′を掛け止めし、該吊り上げ機3,3′相互
の吊り上げ量を調整しつつポペツト1bを矢印ロ
で示すようにその軸線に沿つて直線的に移動させ
るようにしている。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、このような方法によると、各吊
り上げ機3,3′間の吊り上げ量もしくは送り出
し量の調整が微妙で熟練作業者を必要とし、特
に、第1図に示すようにポペツト1bの移動方向
が傾斜している場合にあつては、前述した調整を
更に細かく行なわなければならないために、作業
時間が長期化しやすいといつた問題点を惹起す
る。
本考案は前記事情に鑑みてなされたもので、主
蒸気隔離弁の機構部の脱着作業はもちろん、ポペ
ツトの脱着作業を簡便かつ確実に行なうことがで
き、さらに弁座をラツピングするラツピングマシ
ンの挿入、取出し作業をも可能にして、作業の省
力と作業員の被ばく線量の低減とを図ることので
きる主蒸気隔離弁の分解組立装置を提供すること
を目的とする。
「課題を解決するための手段」 本考案における主蒸気隔離弁の分解組立装置
は、主蒸気隔離弁近傍の支持構造物にポペツトの
軸線と平行に取り付けられるガイドバーと、機構
部に係止されるフツクと、該フツクをガイドバー
に沿つて往復移動させる駆動部とを備え、前記ガ
イドバーに、ポペツト牽引用ワイヤを前記軸線と
平行に張架するガイドを設け、前記フツクに、ガ
イドとの間に前記ワイヤを張架して前記駆動部の
往復駆動力をワイヤに伝達する伝達機構を設けた
ことを特徴とする。
「作用」 本考案における主蒸気隔離弁の分解組立装置
は、ガイドバーをポペツトの軸線と平行に支持し
ておき、まず機構部を取り外す場合は、該機構部
にフツクを係止して、該フツクを駆動部によつて
ガイドバーに沿つて引き上げることにより行うこ
とができる。そして、この機構部を撤去した後ポ
ペツトを弁箱から引き抜く場合は、該ポペツトに
ワイヤを取り付けて、ガイドによりポペツトの軸
線と平行に張架した状態として、駆動部によつて
前記フツクを移動させることにより、その駆動力
が伝達機構によつてワイヤに伝達されて、ポペツ
トを軸線に沿つて牽引することができるものであ
る。
「実施例」 以下、本考案を第2図ないし第9図に示す一実
施例に基づいて説明する。
本考案に係る主蒸気隔離弁の分解組立装置は、
主蒸気隔離弁1の機構部1aを主蒸気配管2から
取外す引上げ機構11に、ワイヤ12をポペツト
1bの軸線に沿つて張架するためのガイド13
と、前記ワイヤ12を牽引する伝達機構14とを
設けてなるもので、一実施例における前記ガイド
13と伝達機構14とは滑車により形成されてい
る。
これらの詳細について説明すると、前記引上げ
機構11は、第2図および第3図に示すように、
主蒸気隔離弁1の機構部1aに外側方から係脱自
在なフツク15と、このフツク15を第2図に矢
印で示すように往復移動させるための駆動部16
と、この駆動部16を支持するとともに前記フツ
ク15と一体に移動するローラ17を摺動自在に
支持し、かつ機構部1aに接触してその移動を案
内するガイドバー18と、このガイドバー18を
フツク15の移動方向が機構部1aの軸線と平行
となるように心合わせして主蒸気隔離弁1近傍の
支持構造物19等に固定するための固定座20と
からなるものである。
前記ガイド13は、第4図および第5図に示す
ように、引上げ機構11の駆動部16の上部に前
記フツク15の移動方向と直交する面方向に回動
自在に設けられて、使用時は滑車の接線方向がポ
ペツト1bの軸線に沿うようになつている。
前記伝達機構14は、前記ガイド13を使用状
態としたときにガイド13と平行となるように前
記フツク15の近傍に設けられており、前記駆動
部16によりフツク15と一体に往復移動させら
れるものである。
また、前記ワイヤ12は、その一端に例えば鉤
状の取付けピース21が設けられており、この取
付けピース21を前記固定座20の一部に取付け
た状態で、前記伝達機構14とガイド13とに順
次巻回されてポペツト1bの軸心に沿つて張架さ
れ、他端にポペツト1bを接続するものである。
なお、引上げ機構11により機構部1aを取除
いた後の主蒸気隔離弁1の開口端の上方には、第
4図および第6図に示すように、弁箱1cの内周
面と同一曲率の凹面を有する案内板22が着脱自
在に設けられて、ポペツト1bの引上げを案内す
るようになつている。
このように構成される分解組立装置は、第2図
に示すようにガイド13を倒した状態にしてガイ
ドバー18を主蒸気隔離弁1の機構部1aに沿わ
せて常時支持構造物19に固定しておいて、定期
点検時などに、次に示す工程順に主蒸気隔離弁1
の分解組立てを行なうものである。
a 機構部取外し工程 フツク15を機構部1aに掛け止めして移動す
ることにより、第3図に示すように機構部1aを
ガイドバー18に沿つて引上げた後、チエーンブ
ロツクなどを使用して撤去する。
b ポペツト取外し工程 ガイド13を第4図および第5図に矢印で示す
ように回動して滑車の接線とポペツト1bの軸線
とを一致させた状態にして、ワイヤ12の取付け
ピース21を固定座20に取付けてワイヤ12を
伝達機構14とガイド13との順次巻回する。一
方、主蒸気隔離弁1の開口端に案内板22を取付
ける。そして、ワイヤ12の先端にポペツト1b
を接続して、駆動部16により伝達機構14を移
動することにより、ポペツト1bを第7図に示す
ように弁箱1cから引抜いた後、ワイヤ12から
取外して撤去する。本実施例の場合、固定滑車
(ガイド13)と動滑車(伝達機構14)との2
つの滑車が組合わせられているため、ポペツト1
bの移動距離l1は伝達機構14の移動距離l2の約
2倍となり、弁箱1c内からの引抜きが容易であ
る。なお、引上げ機構11の駆動部16は機構部
1aを引上げ得る大出力を有するものであるか
ら、機構部1aに比べて軽量のポペツト1bを引
上げる場合、多数の滑車を組合わせてワイヤ12
を巻回することにより、ポペツト1bの移動距離
を2倍以上とすることができ、作業性を更に向上
させることができる。
c 弁座のラツピング工程 第8図および第9図に順に示すように、ワイヤ
12にラツピングマシン23を接続して弁箱1c
内に挿入して弁座1dのラツピングをを行なう。
d 組立て工程 ラツピングマシン23を取出して弁箱1c内の
各種点検等終了後、点検済のポペツト1bと機構
部1aとを前記したa,bの各取外し工程とは逆
の手順により順次取付けて組立てる。
「考案の効果」 しかして、本考案の主蒸気隔離弁の分解組立装
置によれば、次のような効果を奏する。
機構部にフツクを係止してガイドバーに沿つ
て移動することにより、機構部をその軸線に沿
つて引き上げることができ、また、ポペツト牽
引用ワイヤをガイドによりポペツトの軸線に沿
つて張架して、伝達機構を往復移動させるとい
う単純作業によりポペツトをその軸線に沿つて
弁箱から引き抜くことができ、ポペツトや弁座
等に損傷を与えずに簡単に分解組立作業を行い
得て、作業性がよい。
ワイヤにラツピングマシンを接続することに
より、ラツピングマシンの挿入、取出し作業も
可能となり、作業能率を著しく向上させること
ができる。
作業が省力化されるので、作業時間が短縮さ
れて、作業員の被ばく線量を低減させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は主蒸気隔離弁の分解組立操作の一従来
例を示す概略図、第2図ないし第9図は本考案の
分解組立装置の一実施例を示すもので、第2図は
主蒸気隔離弁の機構部に取付けた状態を示す正面
図、第3図は機構部を取外した状態を示す正面
図、第4図はワイヤを張架してポペツトに接続し
た状態を示す正面図、第5図は第4図の−線
に沿う矢視図、第6図は第4図の−線に沿う
矢視断面図、第7図はポペツトを取外した状態を
示す正面図、第8図はワイヤにラツピングマシン
を接続した状態を示す正面図、第9図はラツピン
グマシンを弁箱内に挿入した状態を示す正面図で
ある。 1……主蒸気隔離弁、1a……機構部、1b…
…ポペツト、1c……弁箱、1d……弁座、2…
…主蒸気配管、11……引上げ機構、12……ワ
イヤ、13……ガイド、14……伝達機構、15
……フツク、16……駆動部、18……ガイドバ
ー、19……支持構造物、21……取付けピー
ス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主蒸気配管に一体の弁箱と、該弁箱内に配置さ
    れるポペツトと、弁箱に着脱可能に取り付けられ
    てポペツトを駆動する機構部とからなる主蒸気隔
    離弁の分解組立を行う装置であつて、主蒸気隔離
    弁近傍の支持構造物に前記ポペツトの軸線と平行
    に取り付けられるガイドバーと、前記機構部に係
    止されるフツクと、該フツクをガイドバーに沿つ
    て往復移動させる駆動部とを備え、前記ガイドバ
    ーに、ポペツト牽引用ワイヤを前記軸線と平行に
    張架するガイドを設け、前記フツクに、ガイドと
    の間に前記ワイヤを張架して前記駆動部の往復駆
    動力をワイヤに伝達する伝達機構を設けたことを
    特徴とする主蒸気隔離弁の分解組立装置。
JP748084U 1984-01-23 1984-01-23 主蒸気隔離弁の分解組立装置 Granted JPS60120735U (ja)

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JP748084U JPS60120735U (ja) 1984-01-23 1984-01-23 主蒸気隔離弁の分解組立装置

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JP748084U JPS60120735U (ja) 1984-01-23 1984-01-23 主蒸気隔離弁の分解組立装置

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Publication Number Publication Date
JPS60120735U JPS60120735U (ja) 1985-08-15
JPH027000Y2 true JPH027000Y2 (ja) 1990-02-20

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