JPH0269422A - ニューカッスル病ウイルス生ワクチン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は鳥禽用ニューカッスル病ウィルス（ＮＯＶ）生
ワクチンおよびその製造方法に関するものである。

（背景技術） ニューカッスル病（ＮＤ）は鳥禽に生じることの多い、
気道、産卵系、腸管および中枢神経系の疾患である。

この疾患は鳥禽の飼育に大きな経済的損失をもたらす。

この疾患は動物の死亡のほか、呼吸症状および神経症状
を生じさせ、産卵鶏の場合には産卵系が損傷を受ける結
果として産卵の減少を招く。

この疾患は生ワクチンまたは不活性化ワクチンを使用し
て動物にワクチン接種を行うことにより抑制される。例
えば、特にヒッチナー（Ｈｉ　ｔｃｈｎｅｒ）菌株また
はドラツタ（Ｄｅ　ｌａ　５ｏｔａ）菌株に基づ（生ワ
クチンを使用するワクチン接種は既に可成りの期間にわ
たって実施されている。前記既知のＮＤＶ菌株に基づく
ワクチンの使用は比較的安全で効果が大きいが、若いひ
な鳥（ｃｈ　１ｃｋｅｎ）にワクチン接種を行うに当っ
て、良好な予防を提供する菌株を使用してワクチン接種
を行った場合でも、強いワクチン接種反応（ｖａｃｃｉ
ｎａｔｉｏｎ　ｒｅａｃｔｉｏｎ）が起る。

他方、ワクチン接種反応をほとんど起さない菌株を使用
してワクチン接種を行った場合には、予防が不完全であ
る。この点に関し、母性免疫が重要な役割を演じる。こ
れは母性免疫を有するひな鳥においてワクチン接種を有
効なものとするには可成りのワクチン接種反応を起すワ
クチン接種用菌株が必要になるからである。

既知の菌株に基づ＜　ＮＯＶワクチンの他の欠点は、Ｎ
Ｄおよび感染性気管支炎（ＩＢ）に対する混合ワクチン
（ｃｏｍｂｉｎａｔｉｏｎ　ｖａｃｃｉｎｅ）を使用す
るワクチン接種が受は入れることのできない強いワクチ
ン接種反応を起すため不可能であることである。

（発明の開示） 驚くべきことには、本発明においては、使用ＮＯＶ菌株
がパリ−所在のインスティチュート・パスツール（Ｉｎ
ｓｔｉｔｕｔｅ　Ｐａ５ｔｅｕｒ）のＣＮＣＭに１−７
８１番で寄託されているＮＤ−菌株である場合に、上述
の欠点を有していないＮＯＶワクチンを得ることができ
ることを見い出した。

本発明においては、ＮＤ−菌株に基づく生ワクチンは完
全に安全であり、また母性高度免疫を有するひな鳥の予
防にも直ちに有効であることを見い出した。

さらに、本発明においては、１種または２種以上の生ウ
イルス成分を含有するワクチンを投与した場合に起る一
般的に知られている問題、すなわち混合ワクチンは相互
作用（いわゆる干渉作用、「アム、ジェイ、ベト、レス
、　　（Ａｍ、Ｊ、　Ｖｅｔ、　Ｒｅｓ、）　Ｊ共（１
９６５）第４．５２４および５２５頁；および「エイビ
アン・デイジージズ（Ａｖｉａｎ　Ｄｉｓｅａｓｅｓ）
　Ｊ　１２（１９６８）第５７７頁参照）のために免疫
性が小さくなる現象は、ＮＤＷ菌株を他の生ウイルス菌
株と組み合わせた場合には起らないことを見い出した。

ＮＯ−ウィルス菌株はそれ自体既知の方法で投与に適し
たワクチンに加工することができる。このようなワクチ
ンは、ひな鳥が母性高度免疫を有している場合でも、所
要に応じて１種または２種以上のＩＢウィルス菌株と組
み合わせて、１日令からあるいはこれより後においてひ
な鳥に投与することができる。投与は例えば噴霧は点眼
（ｅｙｅｄｒｏｐ）により行うことができる。

（実施例） 次に本発明を実験例について説明する。

旧法に準拠して母性免疫を求めるために１群の１日令の
ブロイラーから取り出した２４匹の烏を使用した。平均
力価（ｍｅａｎ　ｔｉｔｅｒ）は”ｆｏｇ　１０．７で
あることが分った。

噴霧ワクチン接種法により４３匹のひな鳥に１°ｆｏｇ
　５．４　ＥＩＤＳ。／鳥を使用してワクチン接種を行
った。ワクチン接種３週後および６週後に、それぞれ２
１匹および２３匹の鳥について、目に投与することによ
り１１０ｌｏｇ　６　ＥＬＤ５．／鳥のハーフ（Ｈｅｒ
ｔｓ）３３ウイルスを攻撃感染（ｃｈａｌｌｅｎｇｅ　
１ｎｆｅｃｔｉｏｎ）させた。対照として攻撃時にブロ
イラーより１退会上の２匹のＳＰＦひな鳥を加え、これ
についても攻撃を行った。

ワクチン接種３週後における攻撃の後には２１匹のすべ
ての鳥が生存していたが、ワクチン接種６週後における
攻撃後には２２匹のうち２０匹の鳥が生存していた。Ｓ
ＰＦ対照は死亡した。

この実験から、母性高度免疫を有するひな鳥にＮＤ−菌
株を使用してワクチン接種を行うことにより、全肥育期
間中に悪性ＮＯウィルスの感染に対する優れた予防効果
が達成されることが分る。

２ρｏｇ　１０．７　ＨＩ単位の平均母性抗体力価を有
する４８匹のブロイラーに１日令において１回の用量当
り＋ｏｆｉｏｇ５．４　ＥＩＤ、。のＮＤ−およびＩＯ
ｌｏｇ　４．０　ＥＩＤ５ｏの１１１２０／８４−３か
らなる混合ワクチンを使用して噴霧によってワクチン接
種を行った。

ワクチン接種３週後および６週後において、それぞれ２
３匹および２５匹の烏について、”１２ｏｇ　６．５Ｅ
ＬＤ５゜／鳥のパーツ３３ウイルスを使用して目に攻撃
を行った。対照として、攻撃時に２匹のＳＰＦひな鳥を
加え、これについても攻撃を行った。

ワクチン接種３週後における攻撃後に２３匹のうち２１
匹の動物が生存していた。ワクチン接種６週後における
攻撃後に２５匹のすべての鳥が生存していた。ＳＰＦ対
照は死亡した。

この実験から、ＮＤ／ＩＢ混合ワクチンの成分として投
与したＮＤ−菌株は、全肥育期間中に悪性ＮＤウィルス
の感染に対して優れた予防作用を提供することが分る。

このような予防作用はワクチン接種時にひな鳥の母性抗
体力価が高いにもかかわらず達成される。

したワクチン　重の六果 ＩＤ法に準拠して母性抗体力価を求めるために１群の７
５日令ブロイラーから２５匹を取り出した。平均力価は
”ｌｏｇ８．１であることが分った。残りのひな鳥を２
５匹からなる２個の群に分けた。第１群には実験例２と
同じ方法でＮＤＷ／旧２０／８４−３混合ワクチンを使
用してワクチン接種を行った。第２群はワクチン接種を
行わない対照群とした。この群のうちの一匹は攻撃前の
期間に死亡した。両方の群に、ワクチン接種３２日後に
”　ｌ　ｏｇ　６．５　ＥＬＤｓ。

／鳥のハーフ３３を感染させた。約６退会の２匹のＳＰ
Ｆひな鳥を加え、これについても攻撃を行った。

ワクチン接種を行った２５匹の鳥のうち１匹が攻撃後に
死亡した。ワクチン接種を行わなかった２４匹の対照の
うち２１匹が死亡した。ＳＰＦ対照は死亡した。

この実験から、ＮＤ／ＩＢ混合ワクチンの成分であるＮ
Ｄ−菌株は悪性ＮＯウィルスの感染に対して優れた予防
作用を提供し、これにより実験例２の結論が確認された
ことが分る。

実１ヒ汁土 １日令ブロイラーを多数の囲いに分配し、これらのブロ
イラーにボウルバック（Ｐｏｕｌｖａｃ）　ＩＢプライ
マー（Ｐｒｉｍｅｒ）　（ＩＢ菌株旧２０／８４−３）
またはボウルバック１ＢプライマーとＮＤＷワクチンと
からなる混合ワクチンを使用してワクチン接種を行った
。若干の囲いのものはワクチン接種を行わずに対照群と
して使用した。各囲いには４００匹を収容させた。

ワクチン接種１０日後に求めた気管の病変に関する評点
は次の通りであったニ ーワクチン接種を行っていない鳥の場合：０．０、−Ｉ
Ｂプライマーを使用してワクチン接種を行った場合：　
０．１−０．６−０．７−１．１　　（それぞれ１０匹
の鳥からなる４個の群について）、 −１８プライマー／ＮＤ−混合ワクチンを使用してワク
チン接種を行った場合：　０．０−０τＯ−０，２０，
８（それぞれ１０匹の鳥からなる４個の群について）。

ワクチン接種０．３および６週後に求めた平均ＮＤＩＩ
Ｉ力価は次の通りであったニ ーＴＢブライマーを使用してワクチン接種を行った鳥の
場合：それぞれ８．２（母性免疫）　、４．０および４
．０、 −ＩＢプライマー／ＮＤ−混合ワクチンを使用してワク
チン接種を行った鳥の場合：それぞれ８．２．５．２お
よび６．４゜ ワクチン接種６週後に求めた平均重量は群間に有意差が
ないことを示した。

ワクチン接種４．５および６週後において悪性ＮＤウィ
ルス、ハーフ菌株３３１５６を使用して攻撃を行った結
果、ＩＢプライマー／ＮＤＩ／４混合ワクチンを使用し
てワクチン接種を行った群においてはそれぞれ９０％、
１００％および９２％の予防率を示した。

ＩＢプライマーを使用してワクチン接種を行った群なら
びにワクチン接種を行わなかった群は上述の３種の場合
のいずれにおいても悪性ＮＤの感染に対して全く予防さ
れなかった（予防率Ｏ％）。

ワクチン接種４週後においてボエト（Ｖｏｅｔ）菌株お
よびＤ２７４悪性菌株の両者を使用して悪性ＩＢウイル
スによる攻撃を行った結果は次の通りであったニーｒＢ
ブライマーを使用してワクチン接種を行った鳥の場合：
ポエトに対しては１００％の予防率、Ｄ２７４に対して
は８０〜１００％の予防率、−ＩＢブライマー／ＮＤＷ
混合ワクチンを使用してワクチン接種を行った鳥の場合
：ポエトに対しては１００％の予防率、Ｄ２７４に対し
ては６０〜１００％の予防率。

−ワクチン接種を行わなかった鳥の場合：予防作用なし
く両菌株について予防率０％）。

この実験から、ＮＤＷ菌株はＩＢ／ＮＤ混合ワクチンの
成分として次の通りであることが分るニー全く無害であ
る、 一悪性ＮＯウィルスの感染に対して優れた予防作用を示
す、 一ワクチンの残りの成分の作用を妨害しないので、これ
らの成分も全く有効な状態に維持される。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ニューカッスル病に対する生ワクチンにおいて、 パリ−所在のインスティチュート・パスツ ールのＣＮＣＭにＩ−７８１番で寄託されているＮＤＷ
   菌株のウィルスを含むことを特徴とするニューカッスル
   病ウィルス生ワクチン。 ２、＾１＾０ｌｏｇ５．５ＥＩＤ＿５＿０／用量より多
   量のウィルスを含む請求項１記載のワクチン。 ３、さらに１種または２種以上の感染性気管支炎ウィル
   ス菌株を含む請求項１記載のワクチン。 ４、鳥禽においてニューカッスル病を予防するに当り、 生後１日目の若いひな鳥に請求項１〜３の いずれか一つの項に記載のワクチンを使用してワクチン
   接種を行うことを特徴とするニューカッスル病予防方法
   。 ５、パリ−所在のインスティチュート・パスツールのＣ
   ＮＣＭに寄託されているＮＤＷ菌株のウィルス。