JPH0269203A - 携帯用電気ルータの切込み深さ調節法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は携帯用電気ルータの切込み深さ調節機構に関す
るものである。

〔従来の技術〕

第６図及び第７図には携帯用電気ルータの切込み深さ調
節機構の従来例が示されている。第６図で１は電動機な
どを内蔵しているハウジングである。２は電動機の軸を
支持すると共に、ベース３に垂直に固定されたコラム４
と摺動穴により嵌合しているエンドブラケットである。

このエンドブラケット２の一部には穴が設けられていて
、スＩ・ツバポール５をこの穴の中に貫通させ、かつ穴
と垂直方向にねじ穴を設けてちょうボルト６でストッパ
ポール５を、穴の端面に押し付け、挟持している。７は
刃物であり、コレットチャック８により電動機の回転軸
に連結されている。ストッパポールル５の真下にはベー
ス３に突当台９が設けられていて、ストッパポール５の
位置決めとしている。また同図および第７図にも示され
ているように、ハウジング１にはストッパポール５の矢
印５ａの移動距離を示す目盛１０が設けである。このよ
うな構成の電気ルータで、切込み深さの設定をするに当
っては次にようにする。

まず、電気ルータを被削材１１の上に載置する。刃物７
の先端が被削材１１と当接するまでハウジング１を下降
させ、この位置で動きを固定する。次にちょうボルト６
を締め、ストッパボールル５を突当台９に当接させる。

この位置が切込み深さ零であるので、矢印５ａの示す［
１盛１ｏの値を基準に切込み深さを設定する。

第８図及び第９図には携帯用電気ルータの切込み深さ調
節機構の他の例が示されている。この携・；１シ用電気
ルータはストッパポール５に目盛を表示し、かつランク
を形成し、ラックと係合する歯車を有するノブピニオン
組立１２により、ストッパポール５を移動可能とし、ス
ライドピース１３の目印１４を移動可能としたものであ
る。この場合はスライドピース１３の目印１４をストッ
パポール５の目盛の零位置に合わせてから切込み深さを
ＦＪＩｉする。なお同図において１５はフロントカバ１
６はちょうポルｈである。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術の第６図および第７図に記載されているも
のは、ストッパポールを突当台に当接させた位置が切込
み深さ零であるので、矢印の示す目盛の値を作業者は記
憶し、次に必要な切込み深さを上述の目盛の値に加算し
、矢印がその値に一致するようにストッパポールを手で
移動し、目盛に合さなければならず、正確に切込み深さ
を設定することが困難であった。しかも違う切込み深さ
に再び設定する場合には、切込み深さ零の位置の目盛の
値を記憶していなければならず、もし記憶していなけれ
ば、再度やり直さなければならなかった。

また第８図および第９図に記載されているものは、前述
のストッパポールを手で動かさなければならない欠点、
すなわち切込み深さ零の位置を記憶していなければなら
ない欠点は解消されたものの、スライドピースの目印を
ストッパポールの目盛の零の位置に合わせるのは、従来
通り手で動かさなければならず、微調整が回灯であった
。

本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、切込み深
さ設定の操作を簡便にすることを可能とした携帯用電気
ルータの切込み深さ調節機構を提供することを目的とす
るものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、ハウジング、フロントカバー、エンドブラ
ケットで形成した収納室中にノブピニオン組立、ストッ
パポールおよび目盛を設けたスケールプレートを収納し
、ストッパポールとスケールプレートとにラックを設け
、これらのラックに夫々噛み合う歯車を設けたノブピニ
オン組立でストッパポールとスケールプレートとを移動
可能とすることにより、達成される。

〔作用〕

上記手段を設けたので、ストッパポールとスケールプレ
ー１−とをノブピニオン組立で移動できるようになって
、従来のように目盛零の位置を記憶しておいたり、目盛
の位置合わせを手の聞覚に頼る要がなくなり、切込み深
さ設定の操作を簡便にすることができる。

〔実施例〕

以下１図示した実施例に基づいて本発明を説明する。第
１図から第５図には本発明の一実施例が示されている。

なお従来と同じ部品には同じ符号を付したもので説明を
省略する。本実施例ではハウジング１、フロントカバー
１５、エンドブラケット２で形成した収納室中にノブピ
ニオン組立１２ａ、ストッパポール５および目盛を設け
たスケールプレート１７を収納し、ストッパポール５と
スケールプレート１７とにラック１８．１８ａを設け、
これらのラック１８．１８ａに夫々噛み合う歯車１９．
１９ａを設けたノブピニオン組立１２ａでストッパポー
ル５とスケールプレート１７とを移動可能とした。この
ようにすることによりストッパポール５とスケールプレ
ート１７とをノブピニオン組立１２ａで移動できるよう
になって、従来のように目盛零の位置を記憶しておいた
り、目盛の位置合ねせを手の聞覚に頼る要がなくなり、
切込み深さ設定の操作を簡便にすることを可能とした携
帯用電気ルータの切込み深さ調節機構を得ることができ
る。

すなわちハウジング１の一部、フロントカバー１５、エ
ンドブラケット２の一部により、切込み深さ調節機構を
収納する収納室を形成している。

第３図に示されているように、ノブピニオン組立１２ａ
のノブ２０は歯車１９、Ｌ９ａを有するピニオン２１と
止めねじ２２により一体に連結されている。また、ノブ
２０とピニオン２１との間には、ワッシャ２３がばね２
４によりノブ２０の端面に押し付けられた状態でピニオ
ン２１の軸方向に移動可能に配設されている。ノブピニ
オン組立１２ａは第２図に示されているように、ハウジ
ング１の凸部２５と、フロントカバー１５の凸部２６と
により回転可能に遊嵌され、かつワッシャ２３が凸部２
５および凸部２６の端面に押し付けられた状態で組込ま
れている。ラック１８を設けたストッパポール５は、ノ
ブピニオン組立１２ａの歯車１９ａとラック１８が係合
し、ノブピニオン組立１２ａを回転さ仕ることにより、
ハウジング１と同一方向に上下動させられるようになる
。

またスケールプレー１−１７は第１図に示されているよ
うに、目盛が示されている。このスケールプレー１−１
７はストッパポール５と同様にラック１８ａを設けてお
り、ノブピニオン組立１２ａを第２図記載のＤ方向に引
張り、歯車１９をラック１８ａに噛み合わせることによ
り、ストッパポール５と同様に上下動可能である。

スケールプレート１７の固定について次に説明する。第
４図でフロントカバー１５には穴が設けてあり、この穴
をちょうボルト１６が貫通してスケールストッパ２７と
ねじ結合している。従ってスケールストッパ２７はちょ
うボルト１６を回転することにより、フロントカバー１
５に近づき。

フロントカバーの座２８とスケールプレート１７とに突
当り停止する。すなわちスケールプレート１７は、フロ
ントカバー１５とスケールストッパバ２７とにより挾持
され、固・定される。

第５図でストッパポール５がエンドブラケット２の穴に
貫通し、前面のちょうボルト６とストッパポール５との
間には、ばね性を有するストッパピース２９が介在する
。ちょうボルト６を締付けることにより、ストッパピー
ス２９がストッパポール５に押し付けられて、ストッパ
ポール５はエンドブラケット２に固定される。

このような構成の電気ルータを用いて切込み深さを調節
するには、次に述べるようにする。まず、従来例と同様
に刃物７の先端が被削材に当接するまでハウジング１を
下降させ、この位置で動きを固定する。次にちょうボル
ト６をゆるめ、ストッパポール５を突当て台９に当接さ
せる。この位置が切込み深さ零の位置であるので、ノブ
ピニオン組立１２ａをＤ方向に引張り、スケールプレー
ト１７を上下動させ、ストッパポール５に固着されてい
る矢印５ａにスケールプレート１７の目盛の零位置を合
わせ、ちょうボルト１６を締め、スケールプレート１７
を固定する。次にノブピニオン組立１２ａは手を離すと
ばね２４により初期の位置、すなわちストッパポール５
と歯車１９ａとが噛み合っている状態に復帰しているの
で、回転させるだけでストッパボールル５を移動するこ
とができる。従って次に作業者は必要な切込み深さの値
に応じ、矢印５ａをスケールプレート１７の零位置より
移動させ、ちょうボルト６を締付け、ストッパポール５
を固定する。以上により切込み深さの！ｌ！ｉ節は完了
する。このように零位置を記憶する必要がなく、又スト
ッパポール５と目盛、すなわちスケールプレート１７と
をノブピニオン組立１２ａにより動くようにし、ノブ２
０の径と歯車のピッチ径との比により、ストッパポール
５とスケールプレート１７との動きが拡大できるので。

従来手の微妙な感覚に頼っていた目盛の位置合せか、非
常に簡便となった。

このように本実施例によればストッパポールとスケール
プレートとをノブピニオン組立で移動可能とし、スケー
ルプレートの零位置をストッパポールの矢印に一致させ
ることができるので、零の位置を記憶する必要をなくす
ことができる。またノブの径と歯車のピッチ径との比に
より、ストッパポールおよびスケールプレートの動きを
拡大できるので、従来１手の微妙な感覚に頼り、困難で
あった微調節を非常に簡便に行うことができる。

〔発明の効果〕

１−述のように本発明は切込み深さ設定の操作を簡便に
することができるようになって、切込み深さ設定の操作
を簡便にすることを可能とした携’ｆ：Ｆ用′１１土気
ルータの切込み深さ調節機構を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の携帯用電気ルータの切込み深さ調節機
構の一実施例の斜視図、第２図は第１図の７＼−ＡＩに
沿う断面図、第３図は同じく一実施例のノブビニオン組
立の詳細を示す一部縦断正面図、第４図は第１図のＢ−
Ｂ線に沿う断面図、第５図は第１図のＣ−Ｃ線に沿う断
面図、第６図は従来の携帯用電気ルータの切込み深さ調
節機構の一実施例の斜視図、第７図は第６図の切込み深
さ調節機構の拡大図、第８図は従来の携イ１シ用電気ル
ータの切込み深さ調節機構の他の例の斜視図、第９図は
第８図の切込み深さ調節機構を示す正面図である。 １はハウジング、２はエンドブラケッ１−１３はベース
、５はストッパボール、７は刃物、１１は被削材、１２
ａはノブピニオン組立、１５はフロントカバー、１７は
スケールプレー１・、１８．１８ａはラック、１９．１
９ａは歯車。 特許出願人の名称　日立工機株式会社 第１０ 第２０ π 茅づ已 ｔ　Ｉ２ウソ７７″ ２　　工、トフーラ々シ１ ３　Ｘ−ス ５　　スト、Ｉザ、七〇−＋シ フ　η物 ／２η　＋７−ピニオ、イ且立、 Ｉ５　　フロ、ト／ノＩ− Ｉ７・・スケ−ルアｔ−ト ：ｖ−４０ 茅５０ 第３０ ″！！−ｑ図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ハウジング、エンドブラケット、ベース、フロントカバ
   ー、ストッパポールおよびノブピニオン組立を備えた携
   帯用電気ルータの、電動機の軸先端に取付けられた刃物
   の被削材への切込み深さを調節する携帯用電気ルータの
   切込み深さ調節機構において、前記ハウジング、フロン
   トカバー、エンドブラケットで形成した収納室中に前記
   ノブピニオン組立、前記ストッパポールおよび目盛を設
   けたスケールプレートを収納し、前記ストッパポールと
   スケールプレートとにラックを設け、これらのラックに
   夫々噛み合う歯車を設けた前記ノブピニオン組立で前記
   ストッパポールとスケールプレートとを移動可能とした
   ことを特徴とする携帯用電気ルータの切込み深さ調節機
   構。