JPH0620726B2 - 携帯用電気ルータの切込み深さ調節法 - Google Patents

携帯用電気ルータの切込み深さ調節法

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JPH0620726B2
JPH0620726B2 JP63220744A JP22074488A JPH0620726B2 JP H0620726 B2 JPH0620726 B2 JP H0620726B2 JP 63220744 A JP63220744 A JP 63220744A JP 22074488 A JP22074488 A JP 22074488A JP H0620726 B2 JPH0620726 B2 JP H0620726B2
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JP
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stopper pole
scale
stopper
scale plate
housing
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JP63220744A
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企八郎 松本
利明 今橋
克彦 武藤
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Koki Holdings Co Ltd
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Hitachi Koki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は携帯用電気ルータの切込み深さ調節法に関する
ものである。
〔従来の技術〕
第6図及び第7図に携帯用電気ルータの従来の切込み深
さ調節機構の一例を示す。1は電動機等を内蔵している
ハウジング、2は電動機の軸を支持すると共にベース3
に垂直に固定されたコラム4に摺動穴を介して嵌合して
いるエンドブラケットである。該エンドブラケット2の
一部には穴が設けられ、ストッパポール5を該穴の中に
貫通させ、かつ穴と垂直方向にねじ穴を設けて蝶ボルト
6によりストッパポール5を穴の端面に押し付けて挾持
している。7はコレットチャック8を介して電動機の軸
先端に装着された刃物である。前記ストッパポール5の
真下にはベース3に突当台9が設けられていて、ストッ
パポール5の位置決めとしている。ハウジング1にはス
トッパポール5の矢印5aの移動距離を示す目盛10が
設けられている。このような構成の電気ルータで切込み
深さの設定をするに当たっては次にようにする。
まず電気ルータを被削材11の上に載置する。刃物7の
先端が被削材11に突き当たるまでハウジング1を下降
させ、この位置でハウジング1を固定する。次に蝶ボル
ト6をゆるめ、ストッパポール5を下降させて突当台9
に突き当てる。この位置が切込み深さ零であるので、矢
印5aの示す目盛10の値を基準に切込み深さを設定す
る。
第8図及び第9図に携帯用電気ルータの従来の切込み深
さ調節機構の他の例を示す。ストッパポール5に目盛を
設けると共にラックを形成し、該ラックと噛み合う歯車
を有するノブピニオン組立12によりストッパポール5
を移動可能とし、スライドピース13の目印14を移動
可能としたものである。この場合はスライドピース13
の目印14をストッパポール5の目盛の零位置に合わせ
てから切込み深さを調整する。なお15はフロントカバ
ー、16は蝶ボルトである。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記第6図及び第7図に記載されているものは、ストッ
パポール5を突当台9に突き当てた位置が切込み深さ零
であるので、矢印5aが示す目盛の値を作業者は記憶
し、次に必要な切込み深さを前記目盛値に加算し、矢印
5aがその値に一致するようにストッパポール5を手で
移動させて目盛に合わせなければならず、正確に切込み
深さを設定することが困難であった。しかも違う切込み
深さに設定する場合には、切込み深さ零の位置の目盛値
を記憶していなければならず、もし記憶していなけれ
ば、再度やり直さなければならなかった。
また第8図及び第9図に記載されているものは、第6図
及び第7図のストッパポール5を手で動かさなければな
らない欠点すなわち切込み深さ零の位置を記憶していな
ければならない欠点は解消されたものの、スライドピー
ス13の目印14をストッパポール5の目盛の零の位置
に合わせるのは、従来通り手で動かさなければならず微
調整が困難であった。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、切込み深
さ設定の操作を簡便にすることを可能とした携帯用電気
ルータの切込み深さ調節法を提供することを目的とした
ものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、前記ストッパポールに近接すると共にスト
ッパポールと平行に上下動可能な如くハウジングに支持
され、目盛を有するスケールプレートと、該スケールプ
レート及びストッパポールに設けられたラックに選択的
に噛み合う歯車が設けられ、スケールプレート及びスト
ッパポールを選択的に上下動させるノブピニオン組立と
を備え、前記刃物下端が被削材上面に突き当たるまでエ
ンドブラケットを下降させると共にストッパポール下端
が前記突当台下面に突き当たるまでストッパポールを下
降させ、この状態でストッパポールの指針にスケールプ
レートの目盛の零位置が合うようにスケールプレートを
上下動させた後に前記ストッパポールの指針に所定切込
み深さ位置を示すスケールプレートの位置に合わせる如
くストッパポールを上昇させることにより達成される。
〔作用〕
上記手段を設けたので、ストッパポールとスケールプレ
ートとをノブピニオン組立で移動できるようになって、
従来のように目盛零の位置を記憶しておいたり、目盛の
位置合わせを手の感覚に頼る必要がなくなり、切込み深
さ設定の操作を簡便にすることができる。
〔実施例〕
以下一実施例を示す第1図〜第5図を参照して本発明を
説明する。なお従来と同じ部品には同じ符号を付し説明
を省略する。本実施例ではハウジング1、フロントカバ
ー15、エンドブラケット2で形成した収納室中にノブ
ピニオン組立12a、ストッパポール5及び目盛を設け
たスケールプレート17を収納し、ストッパポール5と
スケールプレート17とにラック18、18aを設け、
これらラック18、18aに夫々噛み合う歯車19、1
9aを設けたノブピニオン組立12aでストッパポール
5とスケールプレート17とを移動可能とした。このよ
うにすることによりストッパポール5とスケールプレー
ト17とをノブピニオン組立12aで移動できるように
なって、従来のように目盛零の記憶しておいたり、目盛
の位置合わせを手の感覚に頼る必要がなくなり、切込み
深さ設定の操作を簡便にすることを可能とした携帯的電
気ルータの切込み深さ調節機構を得ることができる。
すなわちハウジング1の一部、フロントカバー15、エ
ンドブラケット2の一部により、切込み深さ調節機構を
収納する収納室を形成している。第3図に示す如く、ノ
ブピニオン組立12aのノブ20は歯車19、19aを
有するピニオン21と止めねじ22により一体に連結さ
れている。また、ノブ20とピニオン21との間には、
ワッシャ23がばね24によりノブ20の端面に押し付
けられた状態でピニオン21の軸方向に移動可能に設け
られている。ノブピニオン組立12aは、第2図に示す
如く、ハウジング1の凸部25と、フロントカバー15
の凸部26とにより回転可能に遊嵌され、かつワッシャ
23が凸部25及び凸部26の端面に押し付けられた状
態で組込まれている。ラック18を設けたストッパポー
ル5は、ノブピニオン組立12aの歯車19aとラック
18が係合し、ノブピニオン組立12aを回転させるこ
とにより、ハウジング1と同一方向に上下動させられる
ようになる。またスケールプレート17には第1図に示
す如く目盛が設けられいる。スケールプレート17はス
トッパポール5と同様にラック18aが設けられ、ノブ
ピニオン組立12aを第2図のD方向に引張り、歯車1
9をラック18aに噛み合わせることにより、ストッパ
ポール5と同様に上下動可能である。
スケールプレート17の固定について次に説明する。第
4図でフロントカバー15には穴が設けられ、この穴を
蝶ボルト16が貫通してスケールストッパ27とねじ結
合している。従ってスケールストッパ27は蝶ボルト1
6を回転することにより、フロントカバー15に近づ
き、フロントカバー15の座28とスケールプレート1
7とに突き当たり停止する。すなわちスケールプレート
17は、フロントカバー15とスケールストッパ27と
により挾持固定される。
第5図でストッパポール5がエンドブラケット2の穴に
貫通し、前面の蝶ボルト6とストッパポール5との間に
は、ばね性を有するストッパピース29が介在する。蝶
ボルト6を締付けることにより、ストッパピース29が
ストッパポール5に押し付けられて、ストッパポール5
はエンドブラケット2に固定される。
このような構成の電気ルータを用いて切込み深さを調節
する方法につき以下説明する。
まず、従来例と同様に刃物7の先端が被削材11に突き
当たるまでハウジング1を下降させ、この位置でハウジ
ング1を固定する。次に蝶ボルト6をゆるめ、ストッパ
ポール5を突当台9に突き当てる。この位置が切込み深
さ零の位置であるので、ノブピニオン組立12aをD方
向に引張り、スケールプレート17を上下動させてスト
ッパポール5に固着されている矢印5aにスケールプレ
ート17の目盛の零位置を合わせ、合わせた後蝶ボルト
16を締めてスケールプレート17を固定する。次にノ
ブピニオン組立12aは手を離すとばね24により初期
の位置すなわちストッパポール5と歯車19aとが噛み
合っている状態に復帰するので、ノブピニオン組立12
aを回転させるだけでストッパポール5を移動すること
ができる。従って次に作業者は必要な切込み深さの値に
応じて、矢印5aをスケールプレート17の所定切込み
深さの目盛位置まで移動させ、蝶ボルト6を締付けてス
トッパポール5を固定する。
以上により切込み深さの調節は完了する。このように零
位置を記憶する必要がなく、またストッパポール5と目
盛すなわちスケールプレート17とをノブピニオン組立
12aにより上下動させ、ノブ20の径と歯車19、1
9aのピッチ径との比により、ストッパポール5とスケ
ールプレート17との動きを拡大できるので、従来手の
微妙な感覚に頼っていた目盛の位置合せが非常に簡便と
なる。
このように本実施例によれば、ストッパポール5とスケ
ールプレート17とをノブピニオン組立12aで移動可
能とし、スケールプレート17の零位置をストッパポー
ル5の矢印5aに一致させることができるので、零位置
を記憶する必要をなくすことができる。またノブ20の
径と歯車19、19aのピッチ径との比により、ストッ
パポール5及びスケールプレート17の動きを拡大でき
るので、従来手の微妙な感覚に頼り困難であった微調節
を非常に簡便に行うことができる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、切込み深さ設定の操作を
簡便にすることができると共に切込み深さ設定の微調節
が可能になり、切込み深さをより正確に設定できるよう
になるという作用効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明調節法を採用した携帯用電気ルータの切
込み深さ調節機構の一実施例を示す斜視図、第2図は第
1図のA−A線断面図、第3図は第1図のノブピニオン
組立を示す一部縦断正面図、第4図は第1図のB−B線
断面図、第5図は第1図のC−C線断面図、第6図は従
来の切込み深さ調節機構の一例を示す斜視図、第7図は
第6図の要部拡大図、第8図は従来の切込み深さ調節機
構の他の例を示す斜視図、第9図は第8図の要部を示す
正面図である。 1はハウジング、2はエンドブラケット、3はベース、
5はストッパポール、7は刃物、11は被削材、12a
はノブピニオン組立、15はフロントカバー、17はス
ケールプレート、18、18aはラック、19、19a
は歯車である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機を内蔵するハウジングと、該ハウジ
    ング下方に設けられ、ハウジングを支持するエンドブラ
    ケットと、被削材上を摺動されるベースと、該ベースか
    ら上方に延び、エンドブラケットを上下動可能に支持す
    る少なくとも2個のコラムと、ベース上面に設けられ、
    上方に突出した突当台と、前記ハウジング及びエンドブ
    ラケットに上下動可能に支持され、下端が前記突当台に
    対向するストッパポールと、エンドブラケットより下方
    に突出した電動機の軸先端に装着された刃物とを備え、
    前記エンドブラケットを、ストッパポール下端が突当台
    上面に突き当たるまで加工させて刃物により被削材を切
    込むようにした携帯用電気ルータにおいて、 前記ストッパポールに近接すると共にストッパポールと
    平行に上下動可能な如くハウジングに支持され、目盛を
    有するスケールプレートと、該スケールプレート及びス
    トッパポールに設けられたラックに選択的に噛み合う歯
    車が設けられ、スケールプレート及びストッパポールを
    選択的に上下動させるノブピニオン組立とを備え、前記
    刃物下端が被削材上面に突き当たるまでエンドブラケッ
    トを下降させると共にストッパポール下端が前記突当台
    上面に突き当たるまでストッパポールを下降させ、この
    状態でストッパポールの指針にスケールプレートの目盛
    の零位置が合うようにスケールプレートを上下動させた
    後に前記ストッパポールの指針が所定切込み深さ位置を
    示すスケールプレートの位置に合わせる如くストッパポ
    ールを上昇させることを特徴とした携帯用電気ルータの
    切込み深さ調節法。
JP63220744A 1988-09-02 1988-09-02 携帯用電気ルータの切込み深さ調節法 Expired - Lifetime JPH0620726B2 (ja)

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GB8919845A GB2225280B (en) 1988-09-02 1989-09-01 Portable electric router
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KR1019890012624A KR940009443B1 (ko) 1988-09-02 1989-09-01 휴대용 전기 루터

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