JPH0268427A - 高周波加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、重量センサーを備えた高周波加熱装置に関す
るものである。

従来の技術 従来、重量センサーを備えた高周波加熱装置は、調理開
始時に食品重量を測定して調理時間を決定するものが一
般的であった。しかし近年、調理経過に伴い被調理物の
重量が減少することに着目し、食品の仕上がりを重量減
少によ−て検知しようという技術が注目されている。こ
のような着想は既に多数出願されているが（実開昭５１
−８３０６０号公報など）、実際に製品として量産化さ
れたものはまだ皆無である。

発明が解決しようとする課題 量産不可能であ−た大きな要因として、重量検出に用い
る電子回路部品が温度依存性の高い動作をすることが挙
げられる。なぜなら、実際には食品の重量が減少してい
なくとも、電子回路近傍の温度が調理中に上昇するだけ
で、重量検出値は見かけ」−１減少したり増加したりす
るからである。、電子回路を温度の上昇しない場所へ設
置することは電子レンジ本体の構造上不可能であり、電
子回路の温度特性による重量減少の誤検知は大きな課題
であった。

本発明はこのような従来の課題を解消するものであり、
簡単な構成で食品型４１（減少の誤検知をなくし、重量
検出による自動調理の量産技術を実現するものである。

課題を解決するだめの手段 本発明の高周波加熱装置は、加熱室と食品を載置する載
置台と、食品重量を測定する重量センサーと、重量セン
サーの出力信号から調理経過に伴う食品重量の減少を検
知し調理終了を決定する仕上がり検知手段を備え、仕上
がり検知手段は調理中の食品の重量減少が始捷る直曲ま
で作動しない構成としたものである。

作用 本発明の高周波加熱装置は、加熱室内にある載置台の上
に載置された食品が高周波によ−て調理されると、時間
の経過につれて食品重量が減少することを利用して、調
理の仕上がりを検知するものである。食品重量の検出は
重量センサーによって行い、重量減少の経過から調理の
仕」−がりを検知するものは仕上がり検出手段である。

重量センサーの誤動作の影響が最小限になるように、食
品の重量減少が開始する直＋ＪｉＪ　４では仕」二かり
検出手段は作動しないものである。

実施例 以下、本発明の一実施例の高ｊ、ｒｄ　ａ加熱装置を図
面を参照して説明する。

第２図は電子レンジの外観斜視図であり、器体本体９と
その前面に設けられた開閉自由な扉１０と、扉１０を開
けた所に位置する加熱室８と、加熱室８の内部にあ−で
食品を載置する載置台７と、使用者が調理の種類を選択
したり調理開始を指示したりするだめの操作パネル１１
が見える。

第１図はシヌテムを表すブロック図である。、食品は加
熱室８の内部にある載置台７の上に載置され、載置台７
の真下に位置する重量センサー１によ−・て正量を測定
される３、屯昂センーリ゛−１の出力信号は制御手段３
に入力され、あらかじめ用意された数式によって仕」−
かり検出手段２が作動し始める時間を決める。制御手段
３の設定した始動時間になると、仕上がり検知手段２は
重Ｊ１１センザ１から出力される信号をもとに重量減少
を検出して載置台７の」−の食品が最適の仕上がりに調
Ｊ］ｌｉされた状態を検知し調理終了信号を出力する。

調理終了信号を受けた制御手段３はマグネトロン６の発
振を停止させて調理を終了する。

食品の初期重量から２グラム減少したところで調理終了
を検知する場合を第４図に示しだ。第４図ａは調理進行
に伴う食品の重量減少を示した図である。時点Ａから調
理を開始したとき、その初期重量から２グラム軽いとこ
ろに仕上が９検知しきい値■の破線を引いた。調理が進
行するうちに急激に重量減少が始まり時点Ｂで検知しき
い値■に達する。時点Ｂで調理を終了すると最適の調理
仕上がりとなる。このように調理に伴う食品重量の変化
は調理終了直前に急激に減少を始めることが特徴である
。

第４図Ｃは重量センサーの電子回路の近傍温度の変化を
示しだ図である。調理進行に伴ってなだらかに温度が」
−昇している。この温度上昇の影響によって、第４図ａ
で示した食品重量の減少を重量センサーが検出する様子
を第４図すに示した。

時点人から調理を開始したとき、実際には重量が変化し
ていなくても、電子回路の温度特性により重量検出値は
変化を始める。時点人での検出爪１１ｉから２グラム減
少したところに、仕」二かり検知しきい値を破線■で示
した。調理開始からの重量検出値の減少量が検知しきい
値■に達するのは時点りであり、最適の仕」二かり時点
Ｂと比較するとがなり早期に調理が終了されてしまうこ
とが／ＩＪがる。

本発明の特徴は、調理開始後にマスク時間を設けること
によってこの検知誤差を小さくすることである。

第４図ｂ［おいて、マスク時間は食品の初期重量によ−
て設定される。マスク時間を終了した時弘Ｃの重量検出
値を基準として、それより２グラム軽いところに仕上が
り検知しきい値■の破線を引く。重量減少が検知しきい
値■に達するのは時弘Ｅであり、最適の仕上がり時点Ｂ
とほぼ同じ調理時間となる。

マスク時間の設定の際に必要な、食品重量と最適の調理
時間の関係を示した図が第５図である。

食品重量と最適調理時間の関係は食品の種類にょ７　・
・ って異なるが、総合的なか布を図上に点で表した。

この図から分かるように調理時間は食品重量でほぼ決定
される。前述のとおシ食品重量は調理終了の直前に激減
するため、初期重量によ−て最適調理時間を予測した後
、それより少し早い時期までマヌク時間をとれば良いわ
けである。本実施例ではマヌク時間を初期重量０２次関
数として設定した。もちろん１次もしくは２′／により
高次の関数を用いてもよい。

第３図は仕上がり検知手段をソフトロジックで実現した
場合のフローチャー１−を示した。メチノブ１で調理を
開始し、メチノブ２で重量センサーからの信号をもとに
食品の初期重量を計算する。

算出した初期重量からメチノブ３でマヌク時間を設定す
る。メチノブ４とメチノブ６でマヌク時間の経過を判断
する。マヌク時間が終了すると、メチノブ６で重量セン
サーの信号をもとに仕上がり検知のだめの基準車ｉＷ１
を計算する。基準重量Ｗ１からの重量減少が検知しきい
値に達する捷で、メチノブ７の重量読み込みとステ１１
８０判断を繰り返し、基準しきい値に到達した時点でメ
チノブ９の調理終了に至る。

発明の効果 以上のように本発明の高周波加熱装置は、調理中の食品
の重量変化の特徴に着目して、重−１ｉｉ変化によ−て
調理の仕」−がりを検知する手段を、急激な重量減少の
直前に起動させるものであり、しだが−で調理中に重量
センサー近傍の温度が」二昇した場合にも正確に食品重
量の減少を検出してばらつきの少ない調理仕」−がりを
実現するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるブロック図、第２図
はその外観斜視図、第３図は同動作を示すフローチャー
ト、第４図はその原理説明図、第６図は本発明一実施例
における食品重量と調理時間の特性図である。 １・・・・・・重量センサー、２・・・・・・仕」−か
り検出手段、３・・・・・・制御手段、６・・・・・・
マグネトロン。 代理人の氏名　方理士　粟　野　重　孝　ほか１名第 第 図 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 本体内に被加熱物を収納して加熱する加熱室と、前記加
   熱室内にあって被加熱物を載置する載置台と、前記載置
   台上の被加熱物の重量を測定する重量センサーと、前記
   重量センサーの出力信号に基づいて加熱の進行に伴う被
   加熱物の重量の減少を検知し加熱の終了を決定する仕上
   がり検知手段を備え、前記仕上がり検知手段は加熱開始
   後から食品の重量減少が始まるまでの間に作動を始める
   構成とした高周波加熱装置。