JPH026747Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH026747Y2 JPH026747Y2 JP2116086U JP2116086U JPH026747Y2 JP H026747 Y2 JPH026747 Y2 JP H026747Y2 JP 2116086 U JP2116086 U JP 2116086U JP 2116086 U JP2116086 U JP 2116086U JP H026747 Y2 JPH026747 Y2 JP H026747Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- rake
- incisor
- front edge
- cutting
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 18
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 9
- 230000035882 stress Effects 0.000 description 7
- 238000002271 resection Methods 0.000 description 4
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- 244000025254 Cannabis sativa Species 0.000 description 1
- 241000196324 Embryophyta Species 0.000 description 1
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Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は土手、畦、溝などの雑草、山林の下刈
りや笹刈りを行う刈払機に用いる刈刃であつて、
刃板の周部に複数の切歯を形成し、その前縁を研
磨して刃付けをするものに関する。
りや笹刈りを行う刈払機に用いる刈刃であつて、
刃板の周部に複数の切歯を形成し、その前縁を研
磨して刃付けをするものに関する。
[従来の技術]
第4図に示すように、一般的には工具鋼による
円板状の刃板Aの周縁部に複数の切歯Bを形成
し、その前縁を研磨してすくい刃Cを形成するも
のが知られている。そして、この切歯Bの前縁下
端部Dは、丸みを持たせて前方の切歯の背部に連
続させている。
円板状の刃板Aの周縁部に複数の切歯Bを形成
し、その前縁を研磨してすくい刃Cを形成するも
のが知られている。そして、この切歯Bの前縁下
端部Dは、丸みを持たせて前方の切歯の背部に連
続させている。
[考案が解決しようとする問題点]
従来の刈払機用刈刃では、切歯Bが破損するこ
とが多く、この破損部に付いて鋭意研究の結果、
切歯の破損はすくい刃下端部よりクラツクE(ヘ
アークラツク)が発生し破損することが多く、そ
の原因は、すくい刃Cを研磨する際残留熱応力や
歪に応力が集中するためであることが判明した。
とが多く、この破損部に付いて鋭意研究の結果、
切歯の破損はすくい刃下端部よりクラツクE(ヘ
アークラツク)が発生し破損することが多く、そ
の原因は、すくい刃Cを研磨する際残留熱応力や
歪に応力が集中するためであることが判明した。
このような点に鑑み、本考案はすくい刃の研磨
による上記残留応力や歪の影響によつて切歯が破
損しにくい刈払機用刈刃を案出したものである。
による上記残留応力や歪の影響によつて切歯が破
損しにくい刈払機用刈刃を案出したものである。
[問題点を解決するための手段]
刃板1の外周部に複数の切歯2,2を形成し、
その前縁部を研磨しすくい刃3を形成するものに
おいて、切歯2前縁下端部にすくい刃3よりも内
奥に達する丸みのある切除部4を設ける。
その前縁部を研磨しすくい刃3を形成するものに
おいて、切歯2前縁下端部にすくい刃3よりも内
奥に達する丸みのある切除部4を設ける。
即ち、研磨によつて形成されるすくい刃3の上
端は外周縁に始まり、下端は切除部の上縁に至
り、従来のように切歯の前縁下端部に研磨部と非
研磨部との境界部分が存在しないようにする。
端は外周縁に始まり、下端は切除部の上縁に至
り、従来のように切歯の前縁下端部に研磨部と非
研磨部との境界部分が存在しないようにする。
[作用]
本考案刈払機用刈刃を製造するには、まず切歯
2および切除部4を含む刃板1の外形を作り、切
歯2の前縁部を研磨しすくい刃3を形成する。す
くい刃3を研磨する際、切歯2前縁の基部は切除
部4によつて刃板1から離れているため、すくい
刃3は上端から下端まで連続した刃として研磨さ
れる。従つて、従来のように研磨部分と、非研磨
部分との境界がなく、該部分に研磨による残留応
力、歪が残らないものとなる。
2および切除部4を含む刃板1の外形を作り、切
歯2の前縁部を研磨しすくい刃3を形成する。す
くい刃3を研磨する際、切歯2前縁の基部は切除
部4によつて刃板1から離れているため、すくい
刃3は上端から下端まで連続した刃として研磨さ
れる。従つて、従来のように研磨部分と、非研磨
部分との境界がなく、該部分に研磨による残留応
力、歪が残らないものとなる。
また、このようにして得た刈刃を、第1図、第
2図はおいて矢印で示す方向に回転させ、刈払に
使用する場合、すくい刃3にはF方向の切断力が
作用する。このとき、切歯2の基部に設けた切除
部4の存在によつて、すくい刃3があたかも突出
しているため、切断力Fがすくい刃3全体に後方
への力として作用し、基部にねじれ方向の力が作
用しない。つまり、切歯2にはすくい刃3の傾斜
によつて斜め後方への切断力が作用し、従来のも
のでは斜め後方への力がそのまま切歯の前縁下端
部にねじれ力として作用するが、本考案では切歯
2全体で切断力Fを受けるため、切歯2の一部に
集中応力が発生するのをなるべく回避することが
できる。
2図はおいて矢印で示す方向に回転させ、刈払に
使用する場合、すくい刃3にはF方向の切断力が
作用する。このとき、切歯2の基部に設けた切除
部4の存在によつて、すくい刃3があたかも突出
しているため、切断力Fがすくい刃3全体に後方
への力として作用し、基部にねじれ方向の力が作
用しない。つまり、切歯2にはすくい刃3の傾斜
によつて斜め後方への切断力が作用し、従来のも
のでは斜め後方への力がそのまま切歯の前縁下端
部にねじれ力として作用するが、本考案では切歯
2全体で切断力Fを受けるため、切歯2の一部に
集中応力が発生するのをなるべく回避することが
できる。
[実施例]
刈払機用刈刃においては、すくい刃の研磨加工
による熱の影響は研磨部分が最も大きく、研磨方
法にもよるが、その周辺部にも多少の影響が周辺
部におよぶ。従つて、切除部4の切歯2前縁から
の寸法Xはすくい刃3が形成されるすくい面の寸
法Wと同一もしくはWより大きく、例えばWを
2.5〜3mmとした場合、寸法Xは2.5〜5mmとする
のが好ましい。
による熱の影響は研磨部分が最も大きく、研磨方
法にもよるが、その周辺部にも多少の影響が周辺
部におよぶ。従つて、切除部4の切歯2前縁から
の寸法Xはすくい刃3が形成されるすくい面の寸
法Wと同一もしくはWより大きく、例えばWを
2.5〜3mmとした場合、寸法Xは2.5〜5mmとする
のが好ましい。
また、切除部4の丸みは少なくとも曲率半径3
mm以上の丸みとし、研磨加工による残留応力だけ
でな、形状に起因する応力集中の少ないものとす
るのが好ましい。
mm以上の丸みとし、研磨加工による残留応力だけ
でな、形状に起因する応力集中の少ないものとす
るのが好ましい。
なお、刈払機用刈刃には、切歯の数が2〜12枚
程度のものが存在し、第1図には12枚刃の1例
を、第3図には4枚刃の1例を示している。この
ように、本考案は任意数の刃数の刈刃に応用し得
ること勿論である。
程度のものが存在し、第1図には12枚刃の1例
を、第3図には4枚刃の1例を示している。この
ように、本考案は任意数の刃数の刈刃に応用し得
ること勿論である。
[考案の効果]
本考案刈払機用刈刃によれば、切歯の前縁下端
部にすくい刃よりも内奥に達する切除部を設ける
ことにより、すくい刃の加工にともなう内部歪、
残留応力がすくい刃の下端部に発生せずまた、す
くい刃に作用する切断力がねじり力としてすくい
刃の研磨部分と非研磨部分との境界部分に作用す
るようなことがないため、従来のものに比較して
極めて丈夫で破損の少ない安全な刈刃とすること
ができるという特長がある。
部にすくい刃よりも内奥に達する切除部を設ける
ことにより、すくい刃の加工にともなう内部歪、
残留応力がすくい刃の下端部に発生せずまた、す
くい刃に作用する切断力がねじり力としてすくい
刃の研磨部分と非研磨部分との境界部分に作用す
るようなことがないため、従来のものに比較して
極めて丈夫で破損の少ない安全な刈刃とすること
ができるという特長がある。
また、切歯の前縁部に形成するすくい刃は、研
磨加工によつて形成するものであるが、従来のも
のでは第4図に示す寸法Lが一定しにくく、研磨
作業そのものが困難であるという欠点があるが、
本考案では切除部の存在により切歯前縁部の上端
から下端の全長を研磨すればよく、研磨作業が容
易であるとともに、複数の切歯相互において、す
くい刃の寸法Lが一定し全体として安定した切れ
味の刈刃を得ることができる実益を有する。
磨加工によつて形成するものであるが、従来のも
のでは第4図に示す寸法Lが一定しにくく、研磨
作業そのものが困難であるという欠点があるが、
本考案では切除部の存在により切歯前縁部の上端
から下端の全長を研磨すればよく、研磨作業が容
易であるとともに、複数の切歯相互において、す
くい刃の寸法Lが一定し全体として安定した切れ
味の刈刃を得ることができる実益を有する。
添付図面の第1図ないし第3図は本考案刈払機
用刈刃の実施例を示すもので、第1図は全体の正
面図、第2図は一部分のみの拡大図、第3図は別
の実施例を示す全体の正面図、第4図は従来の刈
刃の一例を示す部分拡大図、である。 1……刃板、2……切歯、3……すくい刃、4
……切除部。
用刈刃の実施例を示すもので、第1図は全体の正
面図、第2図は一部分のみの拡大図、第3図は別
の実施例を示す全体の正面図、第4図は従来の刈
刃の一例を示す部分拡大図、である。 1……刃板、2……切歯、3……すくい刃、4
……切除部。
Claims (1)
- 刃板1の外周部に複数の切歯2,2を形成し、
その前縁部を研磨してすくい刃3を形成する刈払
機用刈刃において、切歯2,2の前縁下端部にす
くい刃3よりも内奥に達する丸みのある切除部4
を設けたことを特徴とする刈払機用刈刃。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2116086U JPH026747Y2 (ja) | 1986-02-17 | 1986-02-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2116086U JPH026747Y2 (ja) | 1986-02-17 | 1986-02-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62134333U JPS62134333U (ja) | 1987-08-24 |
JPH026747Y2 true JPH026747Y2 (ja) | 1990-02-19 |
Family
ID=30817348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2116086U Expired JPH026747Y2 (ja) | 1986-02-17 | 1986-02-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH026747Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0724986Y2 (ja) * | 1990-03-29 | 1995-06-07 | ナシモト工業株式会社 | 草刈刃板 |
JP6114110B2 (ja) * | 2013-05-27 | 2017-04-12 | 篤 藤田 | 板状回転刃の製造方法 |
JP2015053934A (ja) * | 2013-09-13 | 2015-03-23 | 進 池内 | 草刈機用回転刃 |
-
1986
- 1986-02-17 JP JP2116086U patent/JPH026747Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62134333U (ja) | 1987-08-24 |
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