JPH0266773A - 規整板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は規整板の改良に関する。

〈従来の技術〉 可撓性のある円盤状の磁気シートは、記録媒体として安
価で、比較的記憶容量も大きく、しかも取り扱いも容易
であり、電子カメラ用ｉＥ！録媒体などとして広く用い
られている。こノ磁気シートは、駆動回転させられて磁
気ヘッドと接触することにより磁気記録再生を行うが、
可撓性を有するため、磁気ヘッドの抑圧により撓わんで
接触が不十分となりやすい。

そこで、従来では、磁気シートの撓みを規制するため、
磁気ヘッドと対向する規整板を磁気シートを間に挾んで
配置している。

例えば、第４図及び第５図に示すように磁気シート駆動
モータ１１の駆動軸１２に磁気シート１３の中心部に取
り付けられたセンタコア１４が着脱自在に装着され、駆
動モータ１１によって磁気シート１３は所定の回転数で
回転駆動される。駆動軸１２に装着された磁気シート１
３を挾んで磁気ヘッド１５、規整板１６が対向して配設
され、記録再生時には磁気ヘッド１５を磁気シート１３
に押し付ける。磁気ヘッド１５はキャリッジ１７に支持
されており、キャリッジ１７をねし軸１８によって移動
させることで、磁気ヘッド１３は矢印Ｓて示す半径方向
へ走査される。規整板１６としては、第６図に示すよに
、その中央に走査方向Ｓに沿った溝１６ａを形成し、そ
の溝１６ａよりも上流部分、下流部分に傾斜面１６　ｂ
、　　１６　ｃを設けたものが知られている。傾斜面１
６ｂ、１６ｃは、磁気シート１３の回転に伴う空気流に
より正圧を発生させてヘッドとの確実な接触がなされる
よう、下流側へ向うに従って磁気シート１３に接近する
方向に傾斜している。また、磁気シート１３は外周側は
ど撓みが大きくなるので、より強く撓みを規制する必要
があり、このため、規整板１６の外周部分には凸部１６
ｄが設けられている。

〈発明が解決しようとする課題〉 磁気シート１３の回転によって生じろ空気流２３は、磁
気シート１３の円周方向の成分だけからなるのではなく
、第７図に示すように遠心力による放射方向の成分も有
しており、しかも、その割合は外周部分はど高くなって
いる。即ち、磁気シート１３の回転によって生じる空気
流は、磁気シート１３の中心附近では円周方向に沿って
流れるが、外周側に流れるに従って漸次その速度が増大
し、且つ放射方向を向くようにスパイラル状に流れる。

このようにスパイラル状に流れる空気流に対し、従来の
規整板１６の傾斜面１６ｂ、　１６ｃは磁気シート１３
の半径方向に伸びているから、空気流の放射方向成分の
流れを正圧として利用できなかった。特に、外周側はど
、その傾向が強く、更に、最外周から外部に拡散して圧
力が低下することもあった。

また、磁気シート１３の回転により生じる空気流は、磁
気シート１３の内周側はど、その速度が低いから、十分
な圧力が得られなかった。

本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたもので、スパ
イラル状に流れる空気流を有効に活用し、特に磁気シー
トの外周部分、内周部分に対する正圧を強化した規整板
を提供することを目的とするものである。

く課題を解決するための手段〉 斯かる目的を達成する本発明の第１の構成は可撓性のあ
る円盤状磁気シートを駆動回転させると共に該磁気シー
トに磁気ヘッドを接触させて磁気記録再生を行う装置に
おいて前記磁気シートを間に挾んで前記磁気ヘッドに対
向して配置される規整板には前記磁気ヘッドの走査方向
に沿って溝が形成される一方、該溝の上流部分であって
、前記磁気シートの内周側に面する位置に、前記磁気シ
ートの内周側に向うに従って前記磁気ヘッドの走査方向
に接近する方向に偏向し、かつ下流方向に向うに従って
前記磁気シートに接近する方向へ傾斜する補助案内面を
延長したことを特撮とする。

更に、上記目的を達成する本発明の第２の構成は可撓性
のある円盤状磁気シートを駆動回転させると共に該磁気
シートに磁気ヘッドを接触させて磁気記録再生を行う装
置において前記磁気シートを間に挾んで前記磁気ヘッド
に対向して配置される規整板には前記磁気ヘッドの走査
方向に沿って溝が形成される−方、該溝よりも上流部分
又は下流部分であって、前記磁気シートの外周側に面す
る位置に、下流側に向うに従って内周側へ偏向し、かつ
、外周側に向うに従って前記磁気シートに接近する方向
に傾斜する反転面を形成したことを特徴とする。

く作　　　用〉 磁気シートの回転に伴って生じる空気流は、スパイラル
状に流れ、磁気シートの内周側はど、その速度が低いが
、規整板の内周側の溝に延長して設けられた補助案内面
により、空気流が磁気シートにより接近して案内される
ため、十分な正圧が発生ずる。

また、スパイラル状に流れる空気流は外周側はど、放射
方向の成分が多いが、規整板の外周側に設けられた反転
面により、空気流が円周方向ないし内周側にしぼりこま
れて磁気シートに案内されるので、空気流が有効に利用
されて圧力が強化される。

く実　施　例〉 以下、本発明の一実施例について図面を参照して詳細に
説明する。

第１図〜第３図に本発明の一実施例を示す。

この実施例は、請求の範囲第１項に記載される発明と請
求の範囲第２項に記載される発明を組合せた実施例に係
るものである。即ち、第１図に示すよに規整板１の中央
には矢印Ｓで示す走査方向に沿った溝２が凹設されてお
り、その左右には傾斜面３，４が形成されている。ここ
で、第１図では図中左手前が磁気シート（図示省略）の
内周側であり、図中右後方がその外周側であり、図中右
手前が上流側、図中左後方が下流側である。上記溝２の
中で、磁気ヘッド（図示省略）の移動する範囲は、走査
方向を示す矢印Ｓの長さであり、溝２の長さの半分程度
である。

傾斜面３，４はいずれも上流側から、下流側にむけて、
磁気シートに対して接近する方向に傾斜し、その角度は
、第３図中で水平を示す一点鎖線に対して、数度の角度
であり、通常は２〜３°である。溝２の内周側であって
、その上流部分には、上流側の傾斜面４から延長して補
助案内面５が形成されている。

この補助案内面５の面形状は、第２図に示すように点Ｋ
から、内周側に向うに従い走査方向Ｓに近づく方向に偏
向してゆく結果、略３角形状となっている。偏向の始ま
る点には磁気ヘッドの移動範囲外である。補助案内面５
の頂点となる点Ｆは走査方向Ｓの延長線上に位置する。

補助案内面５の傾斜角は傾斜面４の傾斜角と同一であり
、面一となっている。

従って、磁気シートの回転に伴う空気流は、規整板の内
側では、傾斜面４によって案内された後、引き続き、補
助案内面５で案内されることとなり、磁気シートとの間
の正圧が強化されることとなる。しかも、その効果は、
補助案内面５が偏向するため、点によりも点Ｆへと内側
に向うに従い大きくなる。

一方、傾斜面４の外周側には反転面６が設けられている
。この反転面６は、走査方向に対して垂直方向に延びて
いるのではなく、下流側に向うに従い、内周側に偏向し
、その角度は走査方向に垂直な方向に対し、約５°とな
っている。この反転面６は、外周側へ向うに従って磁気
シートに接近する方向に傾斜し、その角度は、第３図中
で水平を示す一転鎖線に対し、１〜２°となっている。

また反転面６の外周端稜線ＡＢは、上流側はど磁気シー
トを押し込む方向に突出していて、その角度は１°〜３
°程度である。従って、磁気シー１〜の回転に伴って生
じる空気流はスパイラル状に流れ、その放射方向の成分
は外周側はど大きいが、空気流が反転面６により円周方
向ないし内周側にしぼり込まれて、第２図中紙面方向に
転向し、磁気シートに案内されることになる。

更に、傾斜面３の外周側には、突起部７が設けられてい
る。この突起部７は、下流側に向うに従って、内周側へ
偏向しており、その−ｍは溝２内へ延長して形成されて
いる。この突起部７の偏向する角度は、走査方向に垂直
な方向に対し２０〜３０°の角度とするとよい。突起部
７の上面は第３図中に一点鎖線で示す水平方向と平行な
平坦面であって、前記反転面６と異なり、空気流を積極
的にしぼり込む効果はないが、空気流の拡散を防止する
効果があるので、圧力の低下を防止し得る。

また、突起部７を反転面６と同様に外周側になるに従っ
て磁気シートに接近する方向に傾斜した面とすると、空
気流をしぼりこむ効果を期待てきる。その場合の傾斜角
度としては、１〜２°の角度とすると良い。尚、規整板
１の各点Ａ、、Ｂ、Ｃ・の位置関係は第２図、第３図に
示す通りである。

上記構成の規整板は、前述した第４図及び第５図に示す
配置で使用され、次のような作用を秦する。

まず、磁気ヘッド１５が移動範囲のうち、中央附近に位
置するときは、磁気シート１３の回転に伴って生じる空
気流が、規整板１の傾斜面３，４によって案内されるこ
とにより磁気シート１３との間て正圧が発生し、これに
より磁気シー１−１３と磁気ヘッド１５とが良好に接触
する。この点は、従来と同様である。

次に、磁気ヘッド１５が内周側に移動してきたときには
、傾斜面３，４による正圧だけでは、ヘッドタッチが不
十分となりやすいが、本発明では、傾斜面４に内周側で
接続する補助案内面５により、空気流が磁気シート１３
により近接して案内され、十分な正圧が得られる。つま
り、磁気ヘッド１５が内周側に移動してきたときのへラ
ドタッチは、主として磁気シート内周側の正圧により大
きな影響を受けるから、その正圧を確保することにより
良好なヘッドタッチが得られるのである。逆に、磁気ヘ
ッド１５が外周側に移動したときには、磁気シート外周
側の正圧を確保しなければ、良好なヘッドタッチが得ら
れない。

磁気シート１３の回転に伴う空気流はスパイラル状であ
って、外周側で拡散してしまうと、磁気シート外周側の
正圧が不十分となりやすいが、本発明では、空気流が反
転面６によってしぼりこまれ、突出部７により拡散を防
止されて磁気シート１３へ案内されるので、空気流を有
効に活用して正圧が強化されることになる。

〈発明の効果〉 以上、実施例に基づいて具体的に説明したように本発明
の規整板は磁気シートの間に生じる正圧を全域にわたっ
て確保し、特に磁気シートの内周側、外周側で正圧を強
化したので、磁気ヘッドをどの位置に移動させても、良
好なヘッドタッチが得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図、第３図は本発明の一実施例にかかろ規
整板の斜視図、平面図２部分断面図、第４図は磁気シー
ト記録再生装置の構成図、第５図は磁気ヘッド、規整板
の配置を示す斜視図、第６図（ま従来の規整板の斜視図
、第７図は空気流の流を示す説明図である。 図　　面　　中、 １は規整板、 ２は溝、 ３．４ば傾斜面、 ５は補助案内面、 ６は反転面、 ７は突起部である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）可撓性のある円盤状磁気シートを駆動回転させる
   と共に該磁気シートに磁気ヘッドを接触させて磁気記録
   再生を行う装置において前記磁気シートを間に挾んで前
   記磁気ヘッドに対向して配置される規整板には前記磁気
   ヘッドの走査方向に沿って溝が形成される一方、該溝の
   上流部分であって、前記磁気シートの内周側に面する位
   置に、前記磁気シートの内周側に向うに従って前記磁気
   ヘッドの走査方向に接近する方向に偏向し、かつ下流方
   向に向うに従って前記磁気シートに接近する方向へ傾斜
   する補助案内面を延長したことを特徴とする規整板。
2. （２）可撓性のある円盤状磁気シートを駆動回転させる
   と共に該磁気シートに磁気ヘッドを接触させて磁気記録
   再生を行う装置において前記磁気シートを間に挾んで前
   記磁気ヘッドに対向して配置される規整板には前記磁気
   ヘッドの走査方向に沿って溝が形成される一方、該溝よ
   りも上流部分又は下流部分であって、前記磁気シートの
   外周側に面する位置に、下流側に向うに従って内周側へ
   偏向し、かつ、外周側に向うに従って前記磁気シートに
   接近する方向に傾斜する反転面を形成したことを特徴と
   する規整板。