JPH0266511A - 内視鏡 - Google Patents
内視鏡Info
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- JPH0266511A JPH0266511A JP63216233A JP21623388A JPH0266511A JP H0266511 A JPH0266511 A JP H0266511A JP 63216233 A JP63216233 A JP 63216233A JP 21623388 A JP21623388 A JP 21623388A JP H0266511 A JPH0266511 A JP H0266511A
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Landscapes
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
- Endoscopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[産業上の利用分野1
本発明は、医療用等として用いられる内視鏡に関し、特
に、この内視鏡の観察機構に関するものである。 [従来の技術] 内視鏡は、体内等に挿入して、体腔の内部を観察したり
、所定の処置等を行うものであり、例えば十二指I’l
!鏡等にあっては、挿入部における先端の側部に照明窓
、観察窓及び処置具導出口を配設した側視型のものが用
いられる。そして、第7図に示したように、この挿入部
1は、その先端部1aを十二指11jJ2内にまで導き
、この十二指腸に臨むファーター氏乳頭3から胆管4や
膵管5内に造影剤チューブ6を挿入して造影剤を注入し
て、ERCP手技等を行うことができるようになってい
る。ここで、ファーター氏乳頭3は同図から明らかなよ
うに、紙面の上下方向における斜め下方に向いて開口し
ており、このために、挿入部1を十二指1lJJz内に
導いた状態で、この挿入部1の軸線と直交する方向に対
して図中の上方、即ち該挿入部1の挿入方向から見た場
合には、斜め後方に角度θだけ傾けて、ファーター氏乳
頭3の開口を正対視する視界、所謂後方斜視とする方が
操作性等の観点から好ましい。 このような後方斜視を得るために、従来技術による内視
鏡にあっては、挿入部の先端に設けられる対物レンズの
光軸を該挿入部の軸線と直交する方向に対して後方に傾
斜した状態に設けるように構成したものが用いられてい
る。そして、光学式の内視鏡にあっては、光学繊維束か
らなるイメージガイドの入射端、また電子内視鏡にあっ
ては、撮像素子及びその基板を、この対物レンズの角度
に対応するように傾斜させるようにしている。
に、この内視鏡の観察機構に関するものである。 [従来の技術] 内視鏡は、体内等に挿入して、体腔の内部を観察したり
、所定の処置等を行うものであり、例えば十二指I’l
!鏡等にあっては、挿入部における先端の側部に照明窓
、観察窓及び処置具導出口を配設した側視型のものが用
いられる。そして、第7図に示したように、この挿入部
1は、その先端部1aを十二指11jJ2内にまで導き
、この十二指腸に臨むファーター氏乳頭3から胆管4や
膵管5内に造影剤チューブ6を挿入して造影剤を注入し
て、ERCP手技等を行うことができるようになってい
る。ここで、ファーター氏乳頭3は同図から明らかなよ
うに、紙面の上下方向における斜め下方に向いて開口し
ており、このために、挿入部1を十二指1lJJz内に
導いた状態で、この挿入部1の軸線と直交する方向に対
して図中の上方、即ち該挿入部1の挿入方向から見た場
合には、斜め後方に角度θだけ傾けて、ファーター氏乳
頭3の開口を正対視する視界、所謂後方斜視とする方が
操作性等の観点から好ましい。 このような後方斜視を得るために、従来技術による内視
鏡にあっては、挿入部の先端に設けられる対物レンズの
光軸を該挿入部の軸線と直交する方向に対して後方に傾
斜した状態に設けるように構成したものが用いられてい
る。そして、光学式の内視鏡にあっては、光学繊維束か
らなるイメージガイドの入射端、また電子内視鏡にあっ
ては、撮像素子及びその基板を、この対物レンズの角度
に対応するように傾斜させるようにしている。
ところで、前述したように、対物レンズを傾けるように
して設けると、先端硬質部の軸方向の長さがその分だけ
長くなり、また特に電子内視鏡として構成した場合には
、基板を傾けた分だけ先端硬質部の径方向の寸法も大き
くなる。そして、このように先端硬質部が軸方向及び径
方向に大きくなると、それを体内等の狭窄な挿入経路に
沿って挿入するときにおける操作性が悪くなるだけでな
く、挿入時における患者の苦痛も大きくなる等の欠点が
ある。 本発明は斜上の点に鑑みてなされたものであって、その
目的とするところは、先端硬質部の寸法を大きくするこ
となく、所望の方向に向けて斜め方向の視界を得ること
ができるようにした内視鏡を提供することにある。 [問題点を解決するための手段1 前述した目的を達成するために、本発明は、挿入部の先
端に設けた対物レンズと、該対物レンズの結像位置に設
けた光学繊維束の入射端面または撮像素子の受光面から
なる被写体像の受像領域とを有し、該受像領域の中心を
前・記対物レンズの光軸に対して所定距離だけずらせた
位置となるように構成したことをその特徴とするもので
ある。 [作用1 例えば、被写体像の受像領域の中心を対物レンズの光軸
に対して挿入部の軸線方向における先端側にずらせるよ
うにすると、該受像領域で得られる観察対象部の像の中
心部分は対物レンズの光軸より挿入部の軸線方向の基端
側、即ち挿入方向に対しては、後方側に変位することに
なり、観察視界は光軸に対して後方を望むようになる。 また、受像領域の中心を挿入部の軸線方向における基端
側にずらせれば、前方斜視の視界を得ることができるよ
うになる。 ここで、受像領域の中心をずらすためには1例えば、光
学式の内視鏡にあっては、イメージガイドの入射端を対
物レンズに対してずらせればよく、また電子内視鏡にあ
っては、偏心マスクを用い、このマスクの中心を対物レ
ンズの光軸に対して偏心させるか、または画像処理を行
うことによって画像の一部を消去する等によっても行う
ことができる。 [実施例1 以下1本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。 まず、第1図乃至第3図に内視鏡の先端部の構成を示す
。 図中において、10は内視鏡の挿入部を示し、該挿入部
lOは、その大半が軟性部で、この軟性部の先端にはア
ングル部を介して先端硬質部10aが連設されている。 この先端硬質部10aに形成した平坦部10bには、体
腔内を照明するための照明窓11と、当該体腔内の観察
を行うための観察窓12とが形成されている。また、こ
れら以外にも、観察窓12及び照明窓11を洗浄するた
めの洗浄用流体を噴出させるためのノズル13及び造影
剤チューブ等の処置具を導出するための処置具導出部1
4が形成されており、さらにこの処置具導出部14内に
は処置具起立台15が装着されるようになっている。 ここで、観察窓12には鏡胴20内に装着された対物レ
ンズ21が設けられており、この対物レンズ21の結像
位置には、保護ガラス22a及び22bにより保護され
た固体撮像素子(COD)23が、基板24上に設置し
た状態にして設けられている。そして、この基板24に
はケーブル25が接続されており、該ケーブル25は挿
入部10から本体操作部を介してプロセッサに接続され
ており、このプロセッサから電源の供給及び信号の授受
を行うことができるようになっている。 ここで、対物レンズ21の光軸Aは先端硬質部10aの
平坦面10b、即ち挿入部10の軸線と直交する方向と
なっており、またC OD 23はこの挿入部lOの軸
線方向に沿って配設されている。この結果、第4図に示
したように、該光軸AはCCD23の点O1上に位置す
る。然るに、対物レンズ21とCCD 23との間には
、この光軸Aに対して偏心した円環状のマスク2Bが介
装されるようになっている。このマスク26における開
口部分の中心線Bは、C0D23上においては点02を
通ることになり、この点02は点01よりCCD23の
先端側、即ち先端硬質部10aの先端方向に間隔り分だ
け変位した位置となるように構成されている。 即ち、偏心マスク26を用いることによって、第5図に
示したように、受像領域Iにおける中心02が対物レン
ズ21の光軸01から間隔りだけ変位した位置となる。 これによって、被写体面Pにおける観察視界X−Yのう
ち、Y−Ylの部分がマスク26によりカットされるこ
とになり、この結果、視界X−Ylの部分の像が受像領
域Iに結像することになる。ここで、受像領域Iにおい
ては、被写体面Pのうちの80°の角度分だけの像が結
像されるようになっているとすれば、この受像領域の中
心を対物レンズ21の光軸01に置いたときに、その観
察視界はx−yとなる。然るに、偏心マスク2Gを設け
る構成とすることによって、被写体面Pのうち、この視
界x−yより挿入部10の軸線方向における基端側にず
れた、視界X−Ylの像を受像領域IにX’−Yl ’
として結像させることができ、第1図に示したように、
角度αが角度βより大きくなり、被写体面Pを斜め後方
から観察する後方斜視状態とすることができる。 而して、前述したように、偏心マスク26によって視界
の一部をカットするようにしているために、対物レンズ
21としては、このカットされた視界分だけ広角のレン
ズを用いる必要があるが、十二指腸鏡にあっては、その
挿入部10の軸線と直交する方向に対して略10°程度
後方に視界を傾けるだけでよいので、例えば110°程
度の広角レンズを用いるようにすれば、かかる後方斜視
状態を達成することができる。 前述のように構成することによって、第7図に示したと
同様に、挿入部lOを十二指腸内に挿入したときに、そ
の観察窓12によってファーター氏乳頭を斜め後方から
観察することができるようになる。従って、このファー
ター氏乳頭における開口に造影剤チューブ等の処置具を
挿入するに際して、該処置具の狙撃性が良好となり、E
RCP手技等を行うのに至便である。 然るに、前述したように、観察対象部を後方斜視状態で
観察することができるようになっているにも拘らず、C
0D23及びそれを支持する基板24は挿入部10内に
おいて、その軸線方向に向けて配設するようにしている
ので、この挿入部ioの先端硬質部10aの径寸法を短
縮することができ、また対物レンズ21もこの挿入部1
0の軸線と直交する方向に配設するようにしているので
、先端硬質部10aの長さ方向の寸法の短縮も図ること
ができるようになる。従って、先端硬質部10aの全体
を小型で、コンパクトに形成することができるようにな
るので、それを狭窄な挿入経路を有する体内等に挿入す
る際における操作性が良好で、患者の苦痛を緩和するこ
とができるようになる。 なお、前述した実施例においては、対物レンズ21とC
CD23との間に偏心マスク2Bを介装するように構成
したが、このような偏心マスクを設けることなく受像し
、第6図に示したように、デイスプレィ装置30におけ
る画面上において、この受像領域R1の中心、即ち光軸
上の点01を画面の中心02からずらせた位置に置き、
同図に斜線で示した部分の画像をカットして画面上には
画像領域R2で示した部分のみを表示するようにプロセ
ッサにより画像処理を行えば、前述と同様、後方斜視状
態とすることができる。また、光学式の内視鏡にあって
は、光学繊維束からなるイメージガイドの入射端面を対
物レンズに対向配設するが、このイメージガイドの入射
端面の中心を対物レンズの光軸から所定量ずらせるよう
にすればよい。さらに、受像領域の中心の光軸上の点に
対する変位方向及び変位量を適宜設定すれば、後方斜視
だけでなく、前方斜視または左右いずれかの方向におけ
る側方斜視とすることができ、かつその角度も任意に設
定することができるようになる。さらにまた、対物レン
ズまたは撮像素子(光学式の内視鏡にあってはイメージ
ガイドの入射端面)のいずれか一方を傾けることによっ
ても前述した斜視状態とすることができるので、偏心マ
スクを用いると共に、対物レンズ、撮像素子(またはイ
メージガイドの入射端面)のいずれかを傾けるようにす
れば、その傾は角度が僅かなものであっても、斜視角度
も大きく取ることができるようになる。 [発明の効果1 以上説明したように、本発明は、対物レンズを介して得
られる被写体像の受像領域の中心をこの対物レンズの光
軸に対して所定距離だけずらせる構成としたので、対物
レンズを挿入部の軸線と直交する方向に配設し、また電
子内視鏡にあっては、受像領域となる撮像素子等を挿入
部の軸線方向に配設することができるようになるので、
観察部を斜め方向から観察することができるようになる
と共に、挿入部の先端硬質部の直径及び軸線方向の長さ
の各寸法を短縮することができて、その小型化、コンパ
クト化が図られて、体内等の狭窄な部分を経て挿入する
際における挿入操作性が良好となり、患者の苦痛軽減を
図ることができる等の諸効果を奏する。
して設けると、先端硬質部の軸方向の長さがその分だけ
長くなり、また特に電子内視鏡として構成した場合には
、基板を傾けた分だけ先端硬質部の径方向の寸法も大き
くなる。そして、このように先端硬質部が軸方向及び径
方向に大きくなると、それを体内等の狭窄な挿入経路に
沿って挿入するときにおける操作性が悪くなるだけでな
く、挿入時における患者の苦痛も大きくなる等の欠点が
ある。 本発明は斜上の点に鑑みてなされたものであって、その
目的とするところは、先端硬質部の寸法を大きくするこ
となく、所望の方向に向けて斜め方向の視界を得ること
ができるようにした内視鏡を提供することにある。 [問題点を解決するための手段1 前述した目的を達成するために、本発明は、挿入部の先
端に設けた対物レンズと、該対物レンズの結像位置に設
けた光学繊維束の入射端面または撮像素子の受光面から
なる被写体像の受像領域とを有し、該受像領域の中心を
前・記対物レンズの光軸に対して所定距離だけずらせた
位置となるように構成したことをその特徴とするもので
ある。 [作用1 例えば、被写体像の受像領域の中心を対物レンズの光軸
に対して挿入部の軸線方向における先端側にずらせるよ
うにすると、該受像領域で得られる観察対象部の像の中
心部分は対物レンズの光軸より挿入部の軸線方向の基端
側、即ち挿入方向に対しては、後方側に変位することに
なり、観察視界は光軸に対して後方を望むようになる。 また、受像領域の中心を挿入部の軸線方向における基端
側にずらせれば、前方斜視の視界を得ることができるよ
うになる。 ここで、受像領域の中心をずらすためには1例えば、光
学式の内視鏡にあっては、イメージガイドの入射端を対
物レンズに対してずらせればよく、また電子内視鏡にあ
っては、偏心マスクを用い、このマスクの中心を対物レ
ンズの光軸に対して偏心させるか、または画像処理を行
うことによって画像の一部を消去する等によっても行う
ことができる。 [実施例1 以下1本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。 まず、第1図乃至第3図に内視鏡の先端部の構成を示す
。 図中において、10は内視鏡の挿入部を示し、該挿入部
lOは、その大半が軟性部で、この軟性部の先端にはア
ングル部を介して先端硬質部10aが連設されている。 この先端硬質部10aに形成した平坦部10bには、体
腔内を照明するための照明窓11と、当該体腔内の観察
を行うための観察窓12とが形成されている。また、こ
れら以外にも、観察窓12及び照明窓11を洗浄するた
めの洗浄用流体を噴出させるためのノズル13及び造影
剤チューブ等の処置具を導出するための処置具導出部1
4が形成されており、さらにこの処置具導出部14内に
は処置具起立台15が装着されるようになっている。 ここで、観察窓12には鏡胴20内に装着された対物レ
ンズ21が設けられており、この対物レンズ21の結像
位置には、保護ガラス22a及び22bにより保護され
た固体撮像素子(COD)23が、基板24上に設置し
た状態にして設けられている。そして、この基板24に
はケーブル25が接続されており、該ケーブル25は挿
入部10から本体操作部を介してプロセッサに接続され
ており、このプロセッサから電源の供給及び信号の授受
を行うことができるようになっている。 ここで、対物レンズ21の光軸Aは先端硬質部10aの
平坦面10b、即ち挿入部10の軸線と直交する方向と
なっており、またC OD 23はこの挿入部lOの軸
線方向に沿って配設されている。この結果、第4図に示
したように、該光軸AはCCD23の点O1上に位置す
る。然るに、対物レンズ21とCCD 23との間には
、この光軸Aに対して偏心した円環状のマスク2Bが介
装されるようになっている。このマスク26における開
口部分の中心線Bは、C0D23上においては点02を
通ることになり、この点02は点01よりCCD23の
先端側、即ち先端硬質部10aの先端方向に間隔り分だ
け変位した位置となるように構成されている。 即ち、偏心マスク26を用いることによって、第5図に
示したように、受像領域Iにおける中心02が対物レン
ズ21の光軸01から間隔りだけ変位した位置となる。 これによって、被写体面Pにおける観察視界X−Yのう
ち、Y−Ylの部分がマスク26によりカットされるこ
とになり、この結果、視界X−Ylの部分の像が受像領
域Iに結像することになる。ここで、受像領域Iにおい
ては、被写体面Pのうちの80°の角度分だけの像が結
像されるようになっているとすれば、この受像領域の中
心を対物レンズ21の光軸01に置いたときに、その観
察視界はx−yとなる。然るに、偏心マスク2Gを設け
る構成とすることによって、被写体面Pのうち、この視
界x−yより挿入部10の軸線方向における基端側にず
れた、視界X−Ylの像を受像領域IにX’−Yl ’
として結像させることができ、第1図に示したように、
角度αが角度βより大きくなり、被写体面Pを斜め後方
から観察する後方斜視状態とすることができる。 而して、前述したように、偏心マスク26によって視界
の一部をカットするようにしているために、対物レンズ
21としては、このカットされた視界分だけ広角のレン
ズを用いる必要があるが、十二指腸鏡にあっては、その
挿入部10の軸線と直交する方向に対して略10°程度
後方に視界を傾けるだけでよいので、例えば110°程
度の広角レンズを用いるようにすれば、かかる後方斜視
状態を達成することができる。 前述のように構成することによって、第7図に示したと
同様に、挿入部lOを十二指腸内に挿入したときに、そ
の観察窓12によってファーター氏乳頭を斜め後方から
観察することができるようになる。従って、このファー
ター氏乳頭における開口に造影剤チューブ等の処置具を
挿入するに際して、該処置具の狙撃性が良好となり、E
RCP手技等を行うのに至便である。 然るに、前述したように、観察対象部を後方斜視状態で
観察することができるようになっているにも拘らず、C
0D23及びそれを支持する基板24は挿入部10内に
おいて、その軸線方向に向けて配設するようにしている
ので、この挿入部ioの先端硬質部10aの径寸法を短
縮することができ、また対物レンズ21もこの挿入部1
0の軸線と直交する方向に配設するようにしているので
、先端硬質部10aの長さ方向の寸法の短縮も図ること
ができるようになる。従って、先端硬質部10aの全体
を小型で、コンパクトに形成することができるようにな
るので、それを狭窄な挿入経路を有する体内等に挿入す
る際における操作性が良好で、患者の苦痛を緩和するこ
とができるようになる。 なお、前述した実施例においては、対物レンズ21とC
CD23との間に偏心マスク2Bを介装するように構成
したが、このような偏心マスクを設けることなく受像し
、第6図に示したように、デイスプレィ装置30におけ
る画面上において、この受像領域R1の中心、即ち光軸
上の点01を画面の中心02からずらせた位置に置き、
同図に斜線で示した部分の画像をカットして画面上には
画像領域R2で示した部分のみを表示するようにプロセ
ッサにより画像処理を行えば、前述と同様、後方斜視状
態とすることができる。また、光学式の内視鏡にあって
は、光学繊維束からなるイメージガイドの入射端面を対
物レンズに対向配設するが、このイメージガイドの入射
端面の中心を対物レンズの光軸から所定量ずらせるよう
にすればよい。さらに、受像領域の中心の光軸上の点に
対する変位方向及び変位量を適宜設定すれば、後方斜視
だけでなく、前方斜視または左右いずれかの方向におけ
る側方斜視とすることができ、かつその角度も任意に設
定することができるようになる。さらにまた、対物レン
ズまたは撮像素子(光学式の内視鏡にあってはイメージ
ガイドの入射端面)のいずれか一方を傾けることによっ
ても前述した斜視状態とすることができるので、偏心マ
スクを用いると共に、対物レンズ、撮像素子(またはイ
メージガイドの入射端面)のいずれかを傾けるようにす
れば、その傾は角度が僅かなものであっても、斜視角度
も大きく取ることができるようになる。 [発明の効果1 以上説明したように、本発明は、対物レンズを介して得
られる被写体像の受像領域の中心をこの対物レンズの光
軸に対して所定距離だけずらせる構成としたので、対物
レンズを挿入部の軸線と直交する方向に配設し、また電
子内視鏡にあっては、受像領域となる撮像素子等を挿入
部の軸線方向に配設することができるようになるので、
観察部を斜め方向から観察することができるようになる
と共に、挿入部の先端硬質部の直径及び軸線方向の長さ
の各寸法を短縮することができて、その小型化、コンパ
クト化が図られて、体内等の狭窄な部分を経て挿入する
際における挿入操作性が良好となり、患者の苦痛軽減を
図ることができる等の諸効果を奏する。
第1図乃至第5図は本発明の第1の実施例を示すもので
、第1図は内視鏡の挿入部の先端部分の部分断面外観図
、第2図は第1図の平面図、第3図は第1図の■−■断
面図、第4図は撮像素子とマスクとの配置関係の説明図
、第5図は光学系の作用説明図、第6図は本発明の第2
の実施例を示すデイスプレィ装置における画像の表示状
態を示す説明図、第7図は内視鏡の作動説明図である。 lO:挿入部、10a:先端硬質部、11:照明窓。 12:観察窓、2〇二鏡胴、21:対物レンズ、23:
CCD、24:基板、26:偏心マスク。 第1図 第 図 第 図 第 図 第 図
、第1図は内視鏡の挿入部の先端部分の部分断面外観図
、第2図は第1図の平面図、第3図は第1図の■−■断
面図、第4図は撮像素子とマスクとの配置関係の説明図
、第5図は光学系の作用説明図、第6図は本発明の第2
の実施例を示すデイスプレィ装置における画像の表示状
態を示す説明図、第7図は内視鏡の作動説明図である。 lO:挿入部、10a:先端硬質部、11:照明窓。 12:観察窓、2〇二鏡胴、21:対物レンズ、23:
CCD、24:基板、26:偏心マスク。 第1図 第 図 第 図 第 図 第 図
Claims (1)
- 挿入部の先端に設けた対物レンズと、該対物レンズの結
像位置に設けた光学繊維束の入射端面または撮像素子の
受光面からなる被写体像の受像領域とを有し、該受像領
域の中心を前記対物レンズの光軸に対して所定距離だけ
ずらせた位置となるように構成したことを特徴とする内
視鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63216233A JPH0266511A (ja) | 1988-09-01 | 1988-09-01 | 内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63216233A JPH0266511A (ja) | 1988-09-01 | 1988-09-01 | 内視鏡 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0266511A true JPH0266511A (ja) | 1990-03-06 |
Family
ID=16685364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63216233A Pending JPH0266511A (ja) | 1988-09-01 | 1988-09-01 | 内視鏡 |
Country Status (1)
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JP (1) | JPH0266511A (ja) |
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