JPH0265565A - スパーク放電による誤動作を防止する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、テレビジョン受像機のブラウン管に印加した
高電圧が管内でスパーク放電したとき、同スパーク放電
電流により、同テレビジョン受像機に内在しているマイ
コンＩＣが誤動作するのを防止するための回路装置に関
する。

［従来の技術］ ブラウン管の管内スパーク放電による放電電流が、同ブ
ラウン管との結合回路を介してノイズとしてマイコンＩ
Ｃに加わり、同マイコンＩＣを誤動作させて、例えば受
信中のチャンネルが別のチャンネルに変わる、音量が突
然変化する、等のような症状を呈することがあるため、
従来は、カットアンドトライにより、回路の各所に抵抗
器等を付加してノイズの伝導経路を塞いだり、コンデン
サ、ダイオード等を付加してノイズをバイパスさせたり
してマイコンＩＣへのノイズの侵入を防ぎ、同マイコン
ＩＣが誤動作するのを防止している。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明は、ブラウン管内でスパーク放電が発生し、同放
電電流によりマイコンＩＣが誤動作して前記したような
障害が発生するのを防止するための方法として、カット
アンドトライ等の長大な検討時間を必要とする従来技術
を脱却し、能率的で、かつ誤動作防止に完全を期せる手
段を提供しようというものである。

［課題を解決するための手段］ ブラウン管の管内でスパーク放電が発生したとき、同ス
パーク放電によりカソード電流が増加することを利用し
て放電電流を検出し、同検出回路に結合した単安定マル
チパイプレーク回路等によってリセットパルスを生成し
、同リセットパルスをマイコンＩＣのリセット端子に加
え、同マイコンＩＣをリセットさせる。

［作用コ 前記手段によれば、ブラウン管の管内でスパーク放電が
発生したとき、前記リセットパルスにより放１を期間を
越えてマイコンＩＣがリセットする。

リセット解除後同マイコンＩＣは動作を再開するが、そ
の時の同マイコンＩＣのモードはリセットする前の状態
に復帰する。

従って、電源スィッチ、受信チャンネル番号、音量等は
、スパーク放電の前の状態を保持するので誤動作は生じ
ない。

［実施例コ 第１図は本発明を用いた実施例であり、同図に基づいて
説明すると、端子１２から入力した映像信号版映像出力
トランジスタＱ１により増幅し、同トランジスタＱｌの
出力に接続したＮＰＮ型とＰＮＰ型とで対をなすエミッ
タフォロワ接続のトランジスタＱ２、Ｑ３を経て低イン
ピーダンスに変換され、ブラウン管１６のカソード１３
に結合している。

ブラウン管の管内でスパーク放電が発生したとき、同ス
パーク放電電流によって同ブラウン管のカソード電流が
変化し、同電流変化が、抵抗Ｒ１、トランジスタＱ３を
経て、同図１の点の抵抗Ｒ２の両端の電圧変化となって
あられれる。

同電圧変化を、リセットパルス生成回路５に配設した、
ダイオードＤＩ、抵抗Ｒ３を介してトランジスタＱ４の
ベースに加え、増幅し極性反転して同トランジスタＱ４
のコレクタから出力し、単安定マルチバイブレータ６に
加えである。

前記ＤＩはツェナダイオードで、スパーク放電により前
記１の点に発生したパルス電圧が、前記トランジスタＱ
４のベース電圧より同ダイオードのツェナー電圧Ｖｚ分
だけ高くなったとき、同パルス電圧をトランジスタＱ４
に印加する。即ち、正常動作時の１の点の電圧でトラン
ジスタＱ１が動作することのないように配設したもので
ある。

前記単安定マルチバイブレータ６は、ＮＡＮＤ回路１０
．１１およびリセットパルス幅を決めるコンデンサＣ２
、抵抗Ｒ８等で構成している。

同マルチバイブレータ６の出力４は、抵抗Ｒ７、トラン
ジスタＱ５を経て負極性のリセットパルス７となってマ
イコンＩＣ８のリセット端子９に加わり、同パルス幅の
期間マイコンｌＣをリセットする。

以上はカソード１３について説明したものである力（他
のカソード１４．１５にも前記カソード１３と同様の回
路（回路図省略）が接続されており、同２本の各カソー
ドに現れた電流変化も前記ｌの点に現れた電圧変化と同
様に、それぞれツェナダイオードＤ２と抵抗Ｒ４、ツェ
ナダイオードＤ３と抵抗Ｒ５を経て前記トランジスタＱ
４のベースに加わるので、同Ｑ４のベースには前記ブラ
ウン管の赤、緑、青の３本のカソードに現れたスパーク
放電による各電流変化が加わって上述の回路動作をして
いるものである。

なお、第２図に第１図中の１．２．３．４．５の各点の
波形を図示しである。

［発明の効果コ 本発明によれば、ブラウン管内でスパーク放電が発生し
たとき、リセットパルス生成回路で生成したリセットパ
ルスによりマイコンＩＣをリセットさせるのでマイコン
ＩＣは誤動作することがなく、しかも、スパーク放電終
了後は、同マイコンＩＣは、前記スパーク放電の直前の
モード動作に復帰して、受信チャンネル番号、音量、そ
の他の設定条件に変化を生ずることがなく、またリセッ
トしている時間も数マイクロ秒ないし数十マイクロ秒で
あり視聴覚的にはほんの一瞬の間のことでしかないため
、殆ど使用者に異常感を抱かせず極めて効果的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す主要部分の回路は第２図
は各部分の波形図である。 同図中、５はリセットパルス生成回路、６は単安定マル
チバイブレータ、８はマイコンＩＣである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　ブラウン管内のスパーク放電電流を検出し、同検出電
   流により単安定マルチバイブレータ回路等においてリセ
   ットパルスを生成し、同リセットパルスをマイコンＩＣ
   のリセット端子に加え、同リセットパルス幅の期間同マ
   イコンＩＣをリセットさせるようにしたことを特徴とす
   るスパーク放電による誤動作を防止する装置。