JPH026555Y2 - - Google Patents

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JPH026555Y2
JPH026555Y2 JP329884U JP329884U JPH026555Y2 JP H026555 Y2 JPH026555 Y2 JP H026555Y2 JP 329884 U JP329884 U JP 329884U JP 329884 U JP329884 U JP 329884U JP H026555 Y2 JPH026555 Y2 JP H026555Y2
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head
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ratchet wheel
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JP329884U
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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電子カメラにおける磁気記録ヘツドの
送り機構の改良に関するものである。
〔従来技術〕
電子スチルカメラにおける磁気記録ヘツド(以
下単にヘツドと称す)は、撮影レンズが撮像素子
に結像した光学像からの映像信号を信号処理回路
を介して記録素子上に静止画像として記録して行
く機構を有している。
記録素子は一般に磁気デイスクとも呼ばれる円
盤状の回転磁気シート(以下単にシートと称す)
でカメラの駆動装置によつて回転されるが、一般
に使用されるフイールド記録の場合、前記ヘツド
はシートの1周毎に1画像を記録して1トラツク
を形成し、前記ヘツドが順次シートの回転中心方
向に間欠的に移動して行くことによつて、前記シ
ート全面で50トラツク即ち50画像の記録が行われ
るようになつている。
また特に画質の良い画像を得るためにフレーム
記録を行う場合には前記ヘツドはフイールド記録
の場合の2倍の間隔で間欠的に移動しシートの2
トラツク分に1画像即ち前記シート全面で25画像
の記録が行われるようになつている。
このように電子スチルカメラにおけるヘツド
は、画像の記録エリアの選択によつては、シート
の1周毎に移動する移動量を2倍に可変出来る機
能を備えていなければならない。
この目的のため最も一般的に考えられる方法と
しては、シートの1周毎に行うヘツドの移動回数
をフレーム記録の場合には2回連続出来るよう構
成する手段があるが、構造がやゝ複雑化するばか
りでなく、ヘツドの移動による時間ロスのため高
速の連写が不可能となりまた作動回数が倍増する
ので部材の耐久性を悪くする等の欠点が予測され
ている。
〔考案の目的〕
本考案は、フレーム記録エリアにおいてもヘツ
ドの移動を、フイールド記録エリアにおける場合
と同様に、1回の動作で行うことのできる電子カ
メラのヘツド送り機構の提供を目的としたもので
ある。
〔考案の構成〕
本考案は、ラチエツトの作用によつて回転され
るラチエツト車を介して間欠的にヘツドを移動す
るよう装置したヘツド送り機構において、前記ラ
チエツトの作用範囲を倍加することにより記録ヘ
ツドに2トラツク相当分の移動量を与えるよう構
成するもので、それは、磁気記録ヘツドを規定間
隔移動させることにより回転磁気シート上に同心
円状の記録を行う磁気記録装置のヘツド送り機構
において、前記ヘツド送り機構がラチエツト装置
で構成され、該ラチエツト機構にはヘツド送り量
が2倍になるように送り量を変更できる切換え部
材が付設されていることを特徴とする電子カメラ
のヘツド送り機構によつて達成される。
〔実施例〕
第1図は本考案による電子カメラのヘツド送り
機構の1実施例を示したものである。
ヘツド1を備えたヘツド台2は、カメラに固設
したシヤフト3aと3bを案内として上下方向に
摺動可能となつているが、圧縮ばね4によつて常
に上方即ち初期位置の方向に付勢されている。
また外周部に歯6aをもつセクタ6は、カメラ
に固設した軸7を支点として回動可能となつてい
るが捩りばね8によつて常に反時計方向に付勢さ
れている。
さらに前記ヘツド台2の背面には、該ヘツド台
2に固設した軸2bを支点として自由に揺動出来
るレバー9が取付られ、該レバー9の折曲部9a
に設けたねじ穴に、前記ヘツド台2に一体に設け
た立上り部2cの穴に通したボルト10が螺合し
ている。
かゝる状態にある前記レバー9の長穴には、前
記セクタ6に固設したピン6aが嵌入しているの
で前記ヘツド台2と前記セクタ6の相対位置は、
前記ボルト10を回転することによつて微細に調
節され、圧縮ばね11のばね力によつて調節位置
が変動しないよう保たれている。
一方カメラに固設した軸13には、前記セクタ
6の歯6aと噛合うピニオン12と、該ピニオン
12と一体のラチエツト車14と、さらにその背
面にラチエツト15を軸16で支持した送り板1
7とを何れも回動自在に設けてあり、前記ラチエ
ツト15は捩りばね18によつて時計方向に付勢
され前記ラチエツト車14を反時計方向に回転す
るべく機能づけられている。なお、前記ラチエツ
ト車14の1歯車当りの回転角は、前記のピニオ
ン12、セクタ6を介してヘツド台2に伝達さ
れ、前記ヘツド1に1トラツク相当の移動量を与
えるよう構成されている。
また、前記ラチエツト車14には、軸19を支
点とし引張ばね20によつて反時計方向に付勢さ
れたストツプ爪21が係合し、前記ラチエツト1
5の作動復帰時にラチエツト車14が逆転しない
よう係止する作用をしている。またアーム22
は、シート交換の場合に制限部材25を上方に退
避してピン22bを解放すると、引張ばね23の
作用によつて軸24を支点として時計方向に回転
し、その端部のピン22aが前記ラチエツト15
とストツプ爪21のそれぞれの端部15a,21
aを押圧して前記ラチエツト車14から該ラチエ
ツト15とストツプ爪21を離脱出来るようにな
つていて、その場合前記ラチエツト車14と之に
固設されたピニオン12は回動が自由となるので
前述した圧縮ばね4と捩りばね8の作用によつて
前記ヘツド台2はシヤフト3a,3bに沿つて上
昇し停止部材5に当接して停止するようになつて
いる。この場合、前記ヘツド台上のヘツド1はシ
ートに対する正しい初期位置に配置されるように
なつている。
さらに前記送り板17に設けた長穴17aに
は、カメラに固設した複数の案内軸27を摺動す
る長穴26aをもつスライド板26の端部に備え
たピン26bが嵌入している。また前記スライド
板26はその上に備えたピン26cと前記案内軸
27との間に張架した引張ばね28によつて常に
左方に付勢されていて、その左端の折曲げ部26
dに固着した半球状ピン29が、軸39を支点と
して揺動出来る本考案による調節板30の円孤部
30aと当接している。
前記調節板30のピン31には、カメラの操作
部に設けた切替板32の長穴32aが嵌装してい
て、該切替板32をピン33に沿つて下降させる
と前記調節板30が反時計方向に回動して、その
円孤部30bが前記スライド板26に設けた半球
状ピン29に当接するようになつている。
なお、前記スライド板26は、ソレノイド34
のプランジヤ35とピン36によつて結合されて
いる。
次に、以上の如く構成した本考案によるヘツド
送り機構の作用について説明する。
第1図はフイールド記録を行う場合を示してい
るもので、1トラツクの記録を終えてソレノイド
34が作用すると、プランジヤ35がスライド板
26を引張ばね28に抗して右方に移動させる。
この時、前記スライド板26は予め調節板30の
円孤部30aによつて押圧されて右方に変位して
いるので、前記プランジヤ35のストロークはそ
の前半部が押圧され制限されている。従つてスラ
イド板26による送り板17の時計方向への回転
角は、ラチエツト15が前記ラチエツト車14を
反時計方向に1歯相当だけ回転させる作動量に限
定されている。
ラチエツト車14の1歯相当の回転角は前記ヘ
ツド1に1トラツク相当の移動量を与えることに
なるので以上の作動を反復することによりフイー
ルド記録が継続して行われることとなる。
一方、フレーム記録を行うべく切替板32を操
作して下降させると調節板30が反時計方向に回
動し、その円孤部30bが前記スライド板26の
半球状ピン29に当接する位置を占める。該円孤
部30bは、前記円孤部30aより所定量低くな
るよう段差をもつた位置に設けられているので、
スライド板26は引張ばね28の作用によつて右
方に変位し、その結果、プランジヤ35のストロ
ークは、その前半部の制限が解除されて、増大さ
れる。本考案においては、円孤部30aと30b
との段差を前述したフイールド記録時におけるプ
ランジヤ35のストローク相当に設定してあるの
で前記スライド板26及びプランジヤ35は、フ
イールド記録時におけるそれらのストロークの倍
加したストロークをもつこととなる。
さらに、前記スライド板26が左方に変位する
と、送り板17が時計方向に回転し、ラチエツト
15はラチエツト車14の図示した歯との係合か
ら脱出して時計側に隣接した歯と係合してその初
期位置を変化させることとなる。
かゝる状態にて、ソレノイド34が作用してプ
ランジヤ35がスライド板26を移動させると、
該スライド板26は送り板17上のラチエツト1
5に、ラチエツト車14の2歯相当の回転角を伝
達するので、該ラチエツト車14はフイールド記
録時の2倍の角度まで回転されることゝなる。
その結果、前記ラチエツト車14の2歯相当の
回転角は前記ヘツド1に2トラツク相当の移動量
を与えることになるので以上の作動を反復するこ
とによりフレーム記録が継続して行われることゝ
なる。
かくして本考案によるヘツド送り機構において
は、ラチエツト車14に対するラチエツト15の
初期位置を変更するだけでフイールド、フレーム
双方の記録エリアによる録画を可能とすると同時
に、フレーム記録の場合においても、ヘツドの移
動をソレノイドの1動作にて行うことが出来るの
で、前述した如きヘツドを2回連続して作動する
手段に比し、作動する各部材の耐久性上好ましく
もありまたその作動時間も短くすむので次なる録
画に移るインターバルが短くなつて高速による連
写が可能となる利点を併せ備えている。
〔考案の効果〕
本考案は、簡易な装置とその操作により、フレ
ーム記録の場合においてもソレノイドの1動作に
よつてヘツドの移動を完了することの出来る電子
カメラのヘツド送り機構を提供することとなつ
た。それによつて高速の連写が可能でしかもフイ
ールド記録とフレーム記録との切換が容易で、耐
久性の優れた電子カメラが実現することゝなつ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるヘツド送り機構の構成
図。 1…ヘツド、2…ヘツド台、6…セクタ、12
…ピニオン、14…ラチエツト車、15…ラチエ
ツト、26…スライド板、30…調節板、32…
切替板、34…ソレノイド、35…プランジヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁気記録ヘツドを規定間隔移動させることによ
    り回転磁気シート上に同心円状の記録を行う磁気
    記録装置のヘツド送り機構において、前記ヘツド
    送り機構がラチエツト装置で構成され、該ラチエ
    ツト機構にはヘツド送り量が2倍になるように送
    り量を変更できる切換え部材が付設されているこ
    とを特徴とする電子カメラのヘツド送り機構。
JP329884U 1984-01-12 1984-01-12 電子カメラのヘツド送り機構 Granted JPS60116665U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP329884U JPS60116665U (ja) 1984-01-12 1984-01-12 電子カメラのヘツド送り機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP329884U JPS60116665U (ja) 1984-01-12 1984-01-12 電子カメラのヘツド送り機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60116665U JPS60116665U (ja) 1985-08-07
JPH026555Y2 true JPH026555Y2 (ja) 1990-02-16

Family

ID=30477792

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP329884U Granted JPS60116665U (ja) 1984-01-12 1984-01-12 電子カメラのヘツド送り機構

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JP (1) JPS60116665U (ja)

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JPS60116665U (ja) 1985-08-07

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