JPS61196485A - 磁気記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、回転する磁気ディスクに磁気ヘッドを渦巻
状にトレースさせて情報を記録又は再生する磁気記録装
置に関する。

従来の技術 この種のものは、従来から、一方向に回転する一つのモ
ータにより磁気ディスクを回転させるとともに磁気ヘッ
ドを保持する可動体を磁気ディスクの半径方向へ移動さ
せている。

可動体の具体的な駆動手段は、まず可動体にその回動支
点を半径の中心とする扇形ギヤを形成し。

この扇形ギヤに噛合する歯が外周の一部に形成された駆
動ギヤを多数の減速ギヤを介してモータに連結し、可動
体を一方向へ付勢している。

発明が解決しようとする問題点 したがって、駆動ギヤを常に一方向へ回転させて可動体
を一方向へ回動させ、駆動ギヤの歯が扇形ギヤから外れ
たときに可動体が付勢力により他方向へ復帰する動作を
繰り返すが、必然的に可動体が一往復する度に扇形ギヤ
、駆動ギヤ、減速ギヤのそれぞれの歯の噛合位置が変化
する。一枚のギヤを見ても、外周に配列された多数の歯
を均一な寸法に仕上げることはきわめて国是である。と
くにこの分野に用いられるギヤはコストダウンのためプ
ラスチックスにより形成されていることが多く１寸法端
度が低下し、温度上昇に伴う寸法変化も無視できない。

したがって、磁気ヘッドを保持する可動体を一往復させ
る度に磁気ディスクのトラックに対する位置が変化し、
いわゆるオフトラックが生ずる問題がある。

この発明はこのような点に鑑みなされたもので、オフト
ラックの発生を確実に防止し、しかも可動体のホームポ
ジションの狂いを防止し、さらに。

可動体をホームポジションに高速で復帰させうる磁気記
録装置をうろことを目的とする。

問題点を解決するための手段 第１図に示すように、磁気ディスク１６を回転させる駆
動軸５と、磁気ヘッド７を保持して磁気ディスク１６の
半径方向へ往復動する可動体８とを設け、複数のギヤ２
４〜３０を含む減速機構３１の出力側を可動体８に連結
し、減速機構３１の入力側と駆動軸５とを回転方向が正
逆何れかに選択的に制御されるモータ２に連結し、マイ
コン４７の信号により動作するモータコントロール制御
回路４８とを設ける。

作用 したがって、モータ２を一定の回転角度をもって正転さ
せてから逆転させることにより、可動体８を一往復させ
る。これにより、ギヤ２４〜３０の噛合範囲は常に変化
しない。したがって、磁気ディスク１６に対する可動体
８の位置を一度調整した後は、何回可動体８を往復させ
ても可動体８のホームポジションと作動範囲は一定とな
る。

また、モータコントロール回路４８によりモータ２の回
転速度を制御し、データ処理後は可動体８を高速でホー
ムポジションに復帰させる。

実施例 この発明の一実施例を第１図ないし第４図に基づいて説
明する。１はベースである。このベース１には回転方向
を正逆何れかに選択的に制御されるモータ２を保持する
基板３とＰＣ板４とが取付けられている。モータ２に直
結された駆動軸５はベース１から突出し、この突出端部
にディスクホルダ６が固定されている。また、ベース１
には磁気ヘッド７を保持する可動体８がばね９により反
時計方向へ付勢されて軸１０により回動自在に保持され
ている。この可動体８にはパッド１１を保持する押えア
ーム１２がばね１３により可動体８側に付勢されて軸１
４により起伏自在に連結されている。ベース１の後部両
側に形成した突片１５には磁気ディスク１６を支える支
え部１７を有するカバー１８がばね１９によりベース１
側に付勢されてヒンジ２０により回動自在に取付けられ
ている。

ついで、ベース１にはギヤケース２１が固定され、この
ギヤケース２１の端部には駆動プーリ２２を回転自在に
支承する支軸２３が立設されている。ディスクホルダ６
にはギヤ２４が一体的に形成され、このギヤ２４の回転
を順次駆動プーリ２２に伝達する複数のギヤ２５，２６
，２７，２８゜２９．３０がギヤケース２１に収納され
ている。

そして、これらのギヤ２４〜３０により減速機構３１が
形成されている。また、ギヤ３ｏの外周の一部には切欠
３２が形成され、この切欠３２に位置するストッパ３３
がベース１に立設されている。

そして、駆動プーリ２２に一端が固定されたスチールベ
ルト３４は、可動体８に固定したプーリ３５によりＶ字
形に屈曲され、つづいてベース１に立設したピン３６の
溝３７に通され、さらに先端部がベース１に固定された
支持板３８に板ばね３９とともにねじ４０により固定さ
れている。支持板３８には板ばね３９を押す調整ねじ４
１が螺合され、これらの板ばね３９と調整ねじ４１とに
より駆動ブーＩＪ２２とピン３６との間におけるスチー
ルベルト３４の有効長さを変える調整機構４２が形成さ
れている。

さらに、カバー１８には、磁気ディスク１６が収納され
た偏平のハードケース（図示せず）の両側を圧接する板
ばね４３と、カバー１８の開放動作時に押えアーム１２
を磁気ディスク１６から退避させる板４４とが固定され
ている。カバー１８の開閉動作を検出するスイッチ４５
はブラケット４６を介してベース１に取付けられている
。

第４図に示すようにマイコン４７と、モータコントロー
ル回路４８と、モータ２のためのモータ駆動回路４９と
が順次接続されている。これらはｐｃ板４に保持されて
いる。

このような構成において、モータ２を正転させると磁気
ディスク１６と駆動プーリ２２とが反時計方向に回転し
、スチールベルト３４が駆動ブーＩＪ２２に引っ張られ
るため可動体８が軸１０を中心に時計方向に回動し、こ
の過程で情報の記録又は再生が行われる。モータ２を逆
転させると駆動ブーＩＪ２２が時計方向に回転してスチ
ールベルト３４を弛ませ、可動体８がばね９の力により
反時計方向に回動し、磁気ヘッド７が磁気ディスク１６
の内周側のホームポジションに復帰する。この可動体８
の一往復動作時には全ての動力伝達部材は正転と逆転と
を繰り返すため、各ギヤ２４〜３０の歯の噛合範囲は何
回可動体８を往復させても一定である。したがって、可
動体８のホームポジションと移動範囲とは常に一定で、
オフトラックの発生を防止することができる。駆動プー
リ２２に代えてギヤを用い、このギヤに噛合する扇形ギ
ヤを可動体８に形成して同様の作用を得てもよい。

組立時の磁気ヘッド７のホー１１ポジシヨンの調整は、
調整ねじ４１を回し、ピン３Ｇと駆動プーリ３４との間
のスチールベルト３４の有効長さを変えることにより容
易に行われる。スチールベルト３４は板ばね３９を介し
てａｌｌねじ４１の圧力を受けるので損傷することがな
く、また、板ばね３９に押えられているためピン３６の
溝３７から外れることもない。

スチールベルト３４はプーリ３５により折り返されてい
るため駆動プーリ２２により引っ張られた長さに対して
可動体８の移動量を半減させることができる。すなわち
、スチールベルト３４も動力伝達経路の減速作用を示し
、可動体８を微小移動させて正確なトラッキング作用が
得られる。

マイコン４７はオペレータの操作にともないモータ２の
正逆切替信号を出力し、この信号を受けたモータコント
ロール回路４８がモータ駆動回路４９を制御し、正転時
は情報の記録又は再生に適した速度でモータ２を回転さ
せ、逆転時はモータ２を高速で回転させ可動体８をホー
ムポジションに高速で復帰させて時間短縮を図る。

動作を制御するマイコン４７は稀にエラーを発生し、モ
ータ２が停止しないこともある。この場合には、切欠３
２に位置するストッパ３３がギヤ３０のオーバーランを
強制的に阻止する。このため、可動体８には何ら負担が
かからず、スチールベルト３４が伸び或いは切れたりす
ることがなく。

調整した可動体８のホームポジションが狂うこともない
。

発明の効果 この発明は、上述のように構成したので、モータを正逆
回転させて可動体を往復させることにより、減速機構中
のギヤの歯の噛合範囲を一定にすることができ、したが
って、可動体を一往復させる度に可動体のホームポジシ
ョンが変化することがなく、これにより、オフトラック
の発生を確実に防止することができ、さらに、モータコ
ントロール回路によりモータの回転速度を制御し、デー
タ処理後に可動体を高速で復帰させて時間短縮を図るこ
とができる等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示すもので、第１図は可動
体と減速機構との連結構造を示す平面図、第２図は縮小
した分解斜視図、第３図は縦断側面図、第４図はモータ
の駆動回路を示すブロック図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁気ディスクを回転させる駆動軸と、磁気ヘッドを保持
   して前記磁気ディスクの半径方向へ往復動する可動体と
   を設け、複数のギヤを含む減速機構の出力側を前記可動
   体に連結し、前記減速機構の入力側と前記駆動軸とを回
   転方向が正逆何れかに選択的に制御されるモータに連結
   し、前記モータの回転方向の変化により正逆切替信号を
   出力するマイコンと、このマイコンの正逆切替信号を入
   力して前記モータの回転速度を制御するモータコントロ
   ール回路とを設けたことを特徴とする磁気記録装置。