JPS6174969A - 移送機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、各穏ディスクド２イブ装置等におけるヘッド
移送機構等に用いられる移送機構に関し、特にこの移送
機構を構成するラックとピニオンの確実な噛合状態を実
現するとともにバックラッシュを除去し得るようにした
ものである。

〔従来の技術） 従来から知られているように、各種ディスクドライブ装
置における信号記録再生用の磁気ヘッドは、ステクピン
グモータ等を用いたアクセスモータの回転軸に取付けら
れたピニオンと噛合するラックに連結されていた。そし
て、上記ラックはアクセスモータによるピニオンの回転
を直線的な運動に変換し、これにニジ上記磁気ヘッドを
磁気ディスクの径方向に駆動させる工うＫなっている。

（発明が解決すべき問題点） ところで、上述の如き従来のラックとピニオンを用いて
磁気ヘッドを直線的に駆動させるものにおいては、この
ラックとピニオンの噛合位置が磁気ヘッドの磁気ディス
ク上の位置を決定する。そして、この磁気ヘッドはディ
スク上に形成される極めて微細な記録トラックをトレー
スするものである。したがって、上記ラックとピニオン
の噛合状態が不安定になったシ、あるいはバククラクシ
ユによるがたつきが生ずると上記磁気ヘッドによる記録
トラックの正確なトレースを実現し得す、再生信号の劣
化の原因となってしまう。

（問題点を解決するための手Ｒ） 本実゛明は、上述の如き実情に鑑みてなされたものであ
シ、ラックとピニオンの確実な噛合状態を実現するとと
もにバククラッシュによるがたつきを防止し得る移送機
構を提供することを目的とする。

そして、本発哄は、上記目的を達成するために、移送機
構において第１図に示す如く、回転駆動されるピニオン
１と、このピニオン１と一側にて噛合するラック２と、
このラック２の一端側に枢支されるとともに上記ピニオ
ン１０回転によるラック２の駆動方向、すなわち図中入
方向にのみスライド自在な取付杆３と、一端が上記ラッ
ク２の長手方向の任意の取付す位置２ａに連結され他端
が上記ラック２の取付は位置２ａ！、９もこの２ツク２
の他側ニジに位置する上記取付杆３の任意の取付は位置
３ａに連結された圧縮弾性部材４とを設けたことを特徴
とする。

（作用） 正述の如き構成の本発明に係る移送機構においては、上
記圧縮弾性部材４に工って上記ラック２の一側ヲ上記ピ
ニオン１に圧接させるとともにこのラック２金上記駆動
方向（矢印入方向）に附勢する。

これにニジ、本発明は、上記ラック２とピニオン１との
確実な噛合状態を維持するとともにバックラッシュによ
るラック２とピニオン１のがたつきを除去する。

すなわち、第２図に示す如く、上記圧縮弾性部材４は、
ラック２に対して上記圧縮弾性部材４と平行な力Ｆｉを
加える。そして、この力Ｆ１は、図示の如く上記２ツク
２の駆動方向と直交する方向の第１の分力Ｆ、と、この
駆動方向と平行な方向の第２の分力Ｆ、との合成力であ
る。

したがって、上記第１の分力Ｆ、は、上記ラック２をピ
ニオン１に圧接させて、これらラック２とピニオン１の
確実な噛合状態を実現する。また、上記第２の分力Ｆ１
は図示の如く上記ラック２の−の歯２ｂをピニオン１の
歯１ａに圧接する。よって、上記ラック２の歯は常時ピ
ニオン１の歯に圧接された状態で噛合するためにバクク
ラッシュによるがたつきは除去される。

（実施例） 以下、本発鴨をディスクドライブ装置のヘッド移送機構
に適用した場合の好適な実施例を第３図及び第４図を用
いて詳細に説明する。

第３図は、本実施例に係るディスクドライブ装置の要部
平面図でちる。このディスクドライブ装置は、一般に固
定式ハードディスクドライブ装置と称されるものでろ）
、クリーンエアが充填されたディスクエンクロージャ１
ｏ内に予め複数の磁ザイスク１１．１１がディスクホル
ダ１２．１２に取付けられた状態で組込まれている。そ
して、これら磁気ディスク１１．１１は、スピンドルモ
ータ１３によって高速回転されるようになっている。

また、±記各磁気ディスクｉ１．ｉ１への信号の記録再
生は複数の磁気ヘッド１４．１４，１４゜１４によって
行なわれる。そしてこれら磁気へクド１４，１４，１４
，１４は、本考案が適用されたヘッド移送機構に工って
上記磁気ディスク１１゜１１０所定位置Ｐにおける径方
向、すなわち、図中矢印入方向に直線駆動される。

このヘッド移送機構は、アクセスモータ１５の回転軸１
６と一体的に取付けられたピニオン１７と、このピニオ
ン１７と噛合するラック１８と、本考案における前記取
付杆３としての機能を有する移送基板１９及び図示の如
く、この移送基板１９の取付は位置１９ａと上記ラック
１８の取付は位置１８ａとの間に亘って配設された前記
圧縮弾性部材４である圧縮コイルスプリング２０とから
構成されている。

そして、上記ラック１８の一端、すなわち第３図中右端
には上記移送基板１９の基端がピン２１によって枢支さ
れている。また、この移送基板１９の先端側に設けられ
たガイドビン２２は、上記矢印入方向に延在されたガイ
ドレール２３と保合しており、これにニジ移送基板１９
が矢印入方向、スナわち、上記ピニオン１７の回転によ
るラック１８の駆動方向にのみ直線駆動されるようにな
っている。

また、この移送基板１９には、ジンバルアーム２４．２
４，２４，２４、及びアーム取付体２５を介して上記各
磁気ヘッド１４．１４，１４．１４が取付けられている
。よって、これら各磁気ヘッド１４，１４，１４，１４
は、上記ピニオン１７の回転によるラック１８の駆動に
追従して上記磁気ディスク１１．１１の径方向に駆動さ
ｉる。

また、上記ラック１Ｂの駆動方向と斜交する方向に連な
る圧縮コイルスプリング２０は、先に述べた如く上記ラ
ック１８を上記ピニオン１７に圧接させるとともにこの
ラック１８ｔ−上記駆動方向に附勢する。これにニジ、
上記ラック１８は、上記ピニオン１７と確実に噛合する
とともに、バククラッシュによるがたつきが除去される
。したがって上記磁気ディスク１１．１１上における磁
気ヘクト１４，１４，１４，１４の正確な位置決めを実
現することができる。

また、本実施例においては、上記ラック１８の長手方向
に連なる規制部材３０が設けられている。

この規制部材３０は、第４図に示すようにその一何が上
記ラック１８に取付けられるとともに、他側縁に形成さ
ねた垂下片３１が上記ピニオン１７と所定の間隔ｄｔ−
もって対向しており、ラック１８とピニオン１７が不用
意にはずれない工うになっている。すなわち、上記所定
の間隔ｄは、ラック１８の歯とピニオン１７の歯との噛
み合い深さ【ニジも小さく形成されておシ、ラック１８
やピニオン１７に外部からの衝撃が加えられた場合でお
っても上記規制部材３０にて上記ラック１８とピニオン
１７の離間を規制するようになっている。

なお、第３図において、３２は前記アクセスモータ１５
の回転をロックして上記磁気ヘクト１４゜１４．１４，
１４を磁気ディスク１１，１１のシンピングゾーンに位
置せしめるロック機構で１．３３は、上記アクセスモー
タ１５の回転速度の制御に供ちれる磁気抵抗素子ユニッ
トでろる。

また、この磁気抵抗素子や上記各磁気へラド１４．１４
，１４，１４は、図示しない信号ラインを介して他の機
器と接続されるようになっている。

（発咀の効果） 上述の説明から明らかなように、本発明にょ負ば第１に
ランクとピニオンの確実な噛合状態を実現することがで
きる。また、第２に上記ラックとピニオンのバックラッ
シュによるがたつきを除去することができる。

そして、本発明によれば、上記第１及び第２の効果を従
来から知られているラックとピニオンに圧縮弾性部材と
取付杆とを設けるという極めて簡単な構成によって実現
することができ、本発明は特に小型で、かつ高精度な移
送を要求されるものに適用されて有効でらる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発哄の基本的構成を示す模式図、第第２は同
じく作用を示す要部拡大図、第３図は本発明に係る実施
例を示す要部平面図、第４図は第３図における■−ＩＶ
断面図である。 １．１７−−−ピニオン ２．１日・−・ラック ３・・・取付杆 ４・・・圧縮弾性部材 １９−＠−移送基板 ２０・・・圧縮コイルスプリング 才１０ ｔ　２　口 ？３　町 ｔ　４　劉

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 回転駆動されるピニオンと、このピニオンと一側にて噛
   合するラックと、このラックの一端側に枢支されるとと
   もに上記ピニオンの回転によるラックの駆動方向にのみ
   スライド自在な取付杆と、一端が上記ラックの長手方向
   の任意の取付位置に連結され他端が上記ラックの取付け
   位置よりもこのラックの他側よりに位置する上記取付杆
   の任意の取付け位置に連結された圧縮弾性部材とを備え
   、この圧縮弾性部材によつて上記ラックの一側を上記ピ
   ニオンに圧接させるとともにこのラックを上記駆動方向
   に附勢したことを特徴とする移送機構。