JPH0265087A - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JPH0265087A
JPH0265087A JP63215421A JP21542188A JPH0265087A JP H0265087 A JPH0265087 A JP H0265087A JP 63215421 A JP63215421 A JP 63215421A JP 21542188 A JP21542188 A JP 21542188A JP H0265087 A JPH0265087 A JP H0265087A
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Naoyoshi Maehara
前原 直芳
Daisuke Betsusou
大介 別荘
Takahiro Matsumoto
松本 孝広
Shigeru Kusuki
楠木 慈
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は家庭用の電子レンジ等に用いられる高周波加熱
装置に関し、さらに詳しく言えば、その電源にインバー
タ等の電力変換器を用いた高周波加熱装置に関するもの
である。
従来の技術 従来、この種の高周波加熱装置は、第10図に示すよう
な電源回路が用いられている。
第10図において、商用電源1の電力は、鉄共振上ラン
ス2の1次巻線3に供給され、2次巻線4からは約2k
Vの高圧が発生する。コンデンサ5、ダイオード6によ
り半波倍電圧整流されたこの2次巻線4の出力は、約4
kVの直流電力となってマグネトロン7に供給される。
ヒータ巻線8によリマグネトロン7のカソードが加熱さ
れるのでマグネトロン7は発振し、誘電加熱が可能とな
る。
鉄共振トランス7は、図のようにそのコア9が2次巻線
4の低電位側およびマグネトロン7のアノードと共に、
電子レンジの筐体10に接続され、かつ、この筐体10
は、アース線11により大地アース12に接地されてい
る。これは、アース線11が設けられておらず、筺体1
0が大地アース12と同電位にない状態において、例え
ば、1次巻線3の点Aと2次巻線4の点Bが何らかの事
故のために接続(混触)されてしまった時、筐体10が
大地アース12に対して約2kVもの高電位となり、も
し人間がこの筐体に触れると感電死に敗ってしまうとい
う極めて重大な不都合を生じてしまうのでこれを防止す
るためである。
発明が解決しようとする課題 第11図(a)および(b)は、鉄共振トランス2の構
造を示す断面図および側面図である。図より明らかなよ
うに、1次巻線3と2次巻線4は、構造上相互に隣接す
る部分が多いために、十分な絶縁距離2を確保したとし
ても、長期にわたる高信頼性を保証するためには、アー
ス線11による大地アース12への接地工事は不可欠で
あり、特に家庭用として多く用いられる電子レンジの可
搬性を阻害して、任意の場所で自由に仕える電子レンジ
の実現が困難であった。また、各家庭で使用する場合も
、面倒なアース工事が不可欠であり、工事費用が必要に
なる、あるいは、接地工事が不可能なところでは、使用
できないなどの不都合があった。
また、1次巻線3と2次巻線4の間に金属性の1次2次
巻線間混触防止板を設けることで安全性を確保すること
は可能であったが、鉄共振トランス2そのもののサイズ
が大きいため大きな混触防止板が必要となり、これを鉄
共振トランス2に設けると、トランス2そのもののサイ
ズも大型化すること、金属性の板を1次2次巻線間に挿
入する構成となるので、トランスの特性も悪化するなど
の不都合があり、実用上は、製造が面倒で高コスト化す
るため、あまり用いられていなかった。
課題を解決するための手段 本発明は、かかる課題を解決するためになされたもので
以下に述べる手段により構成されている。
すなわち、商用電源又はバッテリー等より成る電源部と
、この電源部より付勢され高周波電力を発生する電力変
換器と、前記電力変換器の出力を昇圧する昇圧トランス
と、前記昇圧トランスの出力により直接又は整流手段を
介して付勢されるマグネトロンとを備えると共に、前記
昇圧トランスの1次巻線と2次巻線の間にセラミック等
の脆性を有する絶縁材料より成る1次2次間分離部材と
、この分離部材の割れを検知する割れ検知手段とを設け
、この割れ検知手段の割れ検知信号で前記電力変換器の
動作を停止する構成としたものである。
また、分離部材を比誘電率ε7が100以下の低誘電率
材料で構成し、1次2次巻線の容量性結合を小さく抑制
する構成とすることが可能である。
また、分離部材と1次巻線および2次巻線との間の少な
くとも一方に、絶縁空間を設け、分離部材と絶縁空間と
による2重絶縁構成とすることができる。
さらに、半導体スイッチを含んだ電力変換器を構成し、
前記半導体スイッチを制御する制御部を設けると共に、
割れ検知手段の割れ検知信号で前記制御部の半導体スイ
ッチ制御信号を実質的に遮断する構成として、小さい電
力の遮断で容易に電力変換器の動作を停止する構成を実
現することができる。
さらにまた、制御部の電源回路を割れ検知信号で遮断す
る構成とすることで、小さい直流電力の遮断に、より電
力変換器の動作を停止することができる構成を実現可能
である。
また、分離部材の表面もしくは内部に薄膜状の検知導体
を設け、これを含んで割れ検知手段を構成することによ
り、簡単な構造で低コストな割れ検知手段を構成できる
さらに、この検知導体を往復構成としてこの往復路を近
接配置し、1次および2次巻線の発生する磁束により検
知導体に誘起される電圧が相互に実質上打ち消し合う構
成とし、誘起電圧による誤動作等の悪影響を防止した構
造の割れ検知手段とすることができる。
作用 上記構成により、昇圧トランスの1次巻線と2次巻線と
の間の絶縁を、セラミック等の脆性を有する絶縁材料で
構成した分離部材で分離し、1次2次間の混触を防止す
るものである。しかも、分離部材は、脆性を有している
ので、破損時は割れが生じるため、分離部材の破損を割
れ検知手段で検知し、電力変換器の動作を停止して2次
巻線の高電圧の発生を防止する。したがって、脆性を有
する絶縁材料より成る分離部材とこの割れ検知手段とに
より、昇圧トランスの1次2次巻線間の混触を完全に防
止し、高い安全性を確保することができる。
分離部材の比誘電率εrを100以下の低誘電率にする
ことにより、1次2次間の容量性結合を防止し、容量結
合による1次2次混触や、漏洩電流の抑制が可能である
また、分離部材と絶縁空間とを併用することで、1次2
次巻線間の容量性結合を著しく減少でき、かつ、2重絶
縁によるより高い絶縁信顛性を実現できる。
さらに、半導体スイッチの制御信号を割れ検知手段で遮
断する構成により、小さい電力の遮断のみで、分離部材
の破損時に2次巻線の高圧発生を防止できる。
特に、制御部の電源回路を割れ検知手段で遮断する構成
とすることにより、制御部の信号回路を直接遮断するこ
とがないので誤動作や信号波形の歪の発生などの悪影響
を生じることなく、しかも、確実に半導体スイッチへの
制御信号を遮断して電力変換器の動作を停止することが
できる。
また、分離部材の表面又は内部に薄膜状の検知導体を設
ける構成とすることで、簡単で低コストに割れ検知手段
を実現できる。
さらに、この検知導体を往復構成とし、この往復路を近
接配置する構成により、検知導体に誘起される電圧を実
質的に打ち消し、誤動作の発生やショート電流の発生等
の不都合を防止できる。
実施例 以下、本発明の一実施例について図面を用いて説明する
第1図は、本発明の一実施例を示す高周波加熱装置の回
路図である。
図において、電源部20は商用電源1と整流器21、お
よび、インダクタ22、コンデンサ23より成るフィル
タ回路により構成され、直流又は脈流単方向電源となっ
ている。従って、電源部は例えば、車載用のバッテリー
や、燃料電池などでもよい、この電源部より電力を受け
る電力変換器24は、本実施例においては、電源部が単
方向電源であるのでインバータ装置で構成されており、
コンデンサ25、トランジスタ26、ダイオード27等
より成る。この電源変換器24の出力は電力変換器24
の一部を構成すると考えてもよいところの昇圧トランス
28の1次巻線29に供給され、2次巻線30およびヒ
ータ巻線31にそれぞれ高圧および低圧電力を出力する
32はコアであり、2次巻線の片側が接続されている。
2次巻線30の出力は、コンデンサ33、ダイオード3
4より成る整流回路35を介してマグネトロン7に直流
高圧を供給する構成となっている。昇圧トランス28の
1次巻線29と2次巻線30の間は、比誘電率εrが数
十オーダー以下の低比誘電率の絶縁材料であるセラミッ
クで構成された分離部材36が設けられ、1次巻線29
と2次巻線30との混触を防止する構成となっている。
分離部材36は脆性を有するセラミック等の材料である
ので、破損して絶縁性能に支障が生じた時は、割れが生
じている。
したがって、これを検知するために割れ検知手段として
、検知導体37が設けられている。この検知導体37は
、電源部20の電圧を、抵抗器38を通して制御部(制
御回路)39の電源回路であるゼナダイオード40、コ
ンデンサ41に供給するための電流経路に挿入されてい
る。したがって、検知導体37が、分離部材36の割れ
により破断した時は、制御部39への電力供給が遮断さ
れる。従って、トランジスタ26への制御信号が確実に
遮断され電力変換器24の動作を停止して、2次巻線3
0に高圧が発生するのを確実に防止することができる。
すなわち、1次2次巻線の混触を分離部材の破損時にお
いても確実に防止することが可能である。
第2図(a)、(b)、(C)は、それぞれ、トランジ
スタ26に制御部39より供給される制御信号vG!、
コレクタエミッタ電圧■0、およびコレクタ電流とダイ
オード電流!、/、である。トランジスタ26には同図
(a)の制御信号が例えば20kHz〜IMHz程度の
高周波で供給されるので、前述した検知導体37を制御
部39とトランジスタ26のゲートとの間に挿入する構
成としても同様の効果を得ることができる。
しかしながら、例えば数百kHzの周波数の電力変換器
を構成した場合は、その制御信号も数百kHzであるの
で、検知導体37やその配線などの影響により、制御信
号VGHの波形が歪を生じたり、制御部39にノイズが
注入されやすくなって誤動作を生じやすくなったりする
可能性がある。従って、第1図の実施例のように、制御
回路の電源回路を検知導体37で遮断する構成の方が有
利である。
また、第3図(a)の実施例のように検知導体37を接
続することより、検知導体37の破断時に破断部の端面
間に印加される電圧を小さく押え、より割れ検知性能を
高めることができる。
また、同図(b)に示すように、検知導体37によりリ
レー42を動作させる構成とし、その接点43で、電力
変換器24への電力供給を制御する構成として、電気的
に絶縁した形で割れ検知信号を電源部や制御部に供給す
ることもできる。このような構成により、大電力の遮断
が自由に行える、あるいは、マグネトロンのモーディン
グなどにより発生する高圧スパイクノイズが検知導体に
誘起されて伝導し、電力変換器や制御回路39を誤動作
させる、などの不都合を防止することができる。
第4図は昇圧トランス28の一実施例を示す断面図であ
る。
図において、コア32a1および32bは、止め金具4
4により、ギャップスペーサ45によるギャップを設け
た状態で固定されている。1次巻線29はボビン46に
巻かれ、2次巻線30およびヒータ巻線31はボビン4
7に巻かれている。
分離部材36は、例えば樹脂等で作られたボビン46.
47などが異常過熱のため融けてしまった状態であって
も1次2次巻線を確実に分離するよう図のような構造で
設けられている。すなわち、ボビン46.47がないと
仮定した時であっても、2次巻線の配置されている位置
からは、1次巻線が見えない位置関係を実現する構造で
設けられている。
従って、分離部材36であるセラミックに割れが生じな
い限り、1次2次巻線の混触が防止される。
また、分離部材36の比誘電率εrは100以下が必要
である。
比誘電率εrを100以下とする理由は、以下のような
考え方に基づくものである。
すなわち、第5図(a)に示すように分離部材36の容
量成分49により昇圧トランス28の1次2次巻線間が
結合され一種の1次2次短絡現象と同様な効果が生じる
。このコンデンサ49の静電容量をCとし、電力変換器
の動作周波数f0を20kHzとすると、そのインピー
ダンスZcは である。
今、2次巻線30に出力電圧■。−2000Vが出力さ
れており、高周波加熱装置の筐体10が大地アース12
に接続されていなかったとすると、筐体に人Mが触れた
場合、等価的に第5図(b)のような電位関係となる。
したがって、人を通して流れる電流■9は、人の抵抗は
500r〜lkrと小さいので無視すると、 となる。
第4図において、分離部材36の左右面において直接1
次2次巻線が接していると考えたとき、すなわち、第5
図(C)のように考えた時、分離部材36は、コンデン
サとして働き、1次、2次巻線29、および30の接触
面積をS、分離部材36の厚さをdとするとき、静電容
量Cは C=ε。 ・ εr ・     (F)となる。但し
、a o ”’ 8.9X10−”(F”/+a)であ
る。
20kHz程度の動作周波数f0で100OW前後の電
力を昇圧することができる昇圧トランス28を作った場
合、上記の面積Sは、約1ci!1のオーダーとなる。
また、加工精度や機械的強度などから考えると、分離部
材36の厚さdは1mmのオーダーが適切である。
一方、電流1.は、人体の安全上から、20に&におい
ては、20mA程度(60七では1mA)以下であるこ
とが必要である。従って、Cは2xf、  −V、  
 2zX20X103 X2X10”’=;80X10
−”  (F ) であることが必要である。
これらの結果から、分離部材の比誘電率εrの最大許容
値を計算すると以下のようになる。
また、foがもっと高くなった場合は、許容される■9
゜値もそれに比例して大きくなるので、ε。
は、はぼ周波数f0に関係なく、εr≦100程度を満
たすことが、安全上必要である。
従って、分離部材のεrが、100もしくはそれ以下の
値となる低比誘電率材料が、分離部材36として適切な
のである。
48は絶縁空間であって、分離部材36と1次巻線29
の間に設けられている。これは、分離部材36による絶
縁性能と絶縁空間48による絶縁性能との2重絶縁効果
により、さらに高い安全性を実現するためである。また
、この分離部材36は前述のように比誘電率εrが10
0以下の低誘電率材料で構成されているので、その容量
成分は極めて小さいけれども、第5図(a)に示すよう
に、その容量成分49により、1次2次巻線間を結合し
てしまうことになる。
したがって、数百kHz程度の高い周波数で動作する電
力変換器を構成した場合は、少なからず問題となる場合
もある。そこで、第4図の実施例のように絶縁空間48
を設けることでこの容量成分49を著しく減少し、悪影
響の少ないものとすることが可能である。
分離部材36は、第6図(a)、(b)、(C)のよう
に、検知導体37を任意の形状にすることができる。同
図(a)は最もシンプルな構成のもの、同図(b)は、
同図(a)のものを2重に設け、より安全性を高めたも
の、同図(C)は、さらに安全性を高めるために、分離
部材37の極めて部分的な割れをも検出することができ
るよう、できるだけ広い面積に検知導体を設ける構成と
したものである。このように、分離部材36の面積の大
きさと脆性の程度に応じて、検知導体の配置パターンは
種々の構成が可能であるが、要は、分離部材36の部分
的な割れが生じ得る場合は、これを検知し得る検知導体
37の配置パターンが種々可能である。
また、検知導体37は、図のように往復構成となってお
り、かつ近接配置されている。これは、1次又は2次巻
線により発生する磁束がこの検知導体37を横切った時
、これに誘起される電圧を打ち消すためである。これに
より、端子37aと端子37bの間に誘起される電圧を
ほとんど零にすることができ、この誘起電圧による制御
部の誤動作や端子37a・37bを低インピーダンス素
子で接続した時のショート電流の発生を防止し、動作の
確実な割れ検知手段を実現できる。
第7図は、第6図(a)の分離部材36の断面図である
。分離部材は、厚さが0.5〜2鵬程度、εrが10〜
30程度のセラミック(アルミナ基板)で構成されてお
り、検知導体37は、例えば、A、、P。
の焼付印刷などで簡単に構成されている。従って、検知
導体の厚さは数μm〜数十μm程度となっており、分離
部材36の割れが生じた時、確実に破断して、割れ検知
を行うことが可能である。
第8図は、昇圧トランス28の他の実施例の構造を示す
断面図で、第4図と同符号のものは相当する構成要素で
あり詳しい説明を省略する。
第8図において、1次巻線29は2次巻線30、ヒータ
巻線31を覆うように重ねて巻かれている。したがって
、分離部材36は円筒状のセラミックで構成され、その
内側に絶縁空間48が設けられている。
分離部材36の外観図が第9図であり、同図に示すよう
に検知導体37は、この円筒状分離部材36のまわりに
全域にわたって施されている。
このような構造にすることによって、第4図の場合と同
等の絶縁効果を得られると共に、1次2次巻線間の結合
度を高くすることができ、この結合度の高い昇圧トラン
ス28が必要な電力変換器を用いる場合には、好適な構
造である。
発明の効果 以上に述べたように、本発明によれば、以下の効果を得
ることができる。
1次2次巻線の間に脆性を有する絶縁材料より成る分離
部材を設け、かつ、この分離部材の割れ検知手段を設け
て、割れ検知信号で電力変換器の動作を停止する構成と
したので、1次2次巻線の混触を確実に、しかも容易に
防止することができる。したがって、従来必要不可欠で
あった筐体を大地アースに接地することが不要となり、
工事が面倒である、工事費用がかかる、アース用部材が
必要である、接地工事のできない所では使用できない、
などの多くの不都合を解決し、設置の自由度が高く使い
勝手が良い、接地をすることによるコストの削除ができ
るので低コストが実現できる、等の効果を奏するもので
ある。
また、分離部材の比誘電率を100以下とすることによ
り、分離部材を通して人体に流れ得る電流を最悪の場合
においても人体に危険のない小さい値の電流とすること
ができ、高い安全性を実現できる。
さらに、分離部材と1次2次巻線との間の少なくとも一
方に絶縁空間を設けることにより、1次2次巻線の混触
に対する2重絶縁構造を実現し、さらに高い安全性を保
証することが可能である。
また、この場合には、沿面距離を十分確保するという効
果もある。
また、割れ検知手段により、半導体スイッチの制御信号
を遮断する構成とすることにより、小さい電力の遮断の
みで、電力変換器の動作を停止することができるので、
割れ検知信号による電力変換器の停止構成が簡単で低コ
ストなものとすることができる。
また、割れ検知手段は、高圧2次巻線の近傍に配置され
るのでマグネトロンのモーディング等の高圧スパイク発
生によるノイズを受は易(なるが、割れ検知手段の信号
で半導体スイッチの制御部の電源回路を遮断する構成と
することにより、確実に電力変換器の動作を停止し、し
かも、ノイズの影響を受は難い構成とすることができる
さらに、分離部材の表面又は内部に薄膜状の検知導体を
設ける構成とすることにより、極めて簡単な構成でかつ
、低コストに割れ検知手段を実現できる。
そして、また、この検知導体を往復構成とし、かつ、こ
の往復路を近接配置することにより、検知導体に1次2
次巻線の発生する磁束によって誘起される電圧を打ち消
すことができ、誤動作やショート電流の発生などの不都
合を防止し、動作の確実な割れ検知手段を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す高周波加熱装置の回路
図、第2図(a)、(b)、(C)は同回路の動作波形
図、第3図(a)、(b)は同回路の割れ検知手段の他
の結線例を示す回路図、第4図は同装置の昇圧トランス
の構造を示す断面図、第5図(a)、(b)、(C)は
同装置の分離部材の電気的性質による影響を説明する説
明図、第6図(a)、0))、(C)は同装置の分離部
材および割れ検知導体の構造図、第7図は同装置の分離
部材と割れ検知導体の断面図、第8図は同装置の昇圧ト
ランスの他の構造例を示す断面図、第9図は同昇圧トラ
ンスの分離部材および割れ検知導体の構成図、第10図
は従来の高周波加熱装置の回路図、第11図(a)、(
b)は同装置の鉄共振トランスの構造を示す断面図およ
び側面図である。 1・・・・・・商用電源、7・・・・・・マグネトロン
、20・・・・・・電源部、24・・・・・・電力変換
器、26・・・・・・半導体スイッチ(トランジスタ)
、28・・・・・・昇圧トランス、36・・・・・・分
離部材、37・・・・・・割れ検知手段(検知導体)、
39・・・・・・制御部、48・・・・・・絶縁空間、
38.40.41・・・・・・制御部の電源回路(38
・・・・・・抵抗器、40・・・・・・ゼナダイオード
、41・・・・・・コンデンサ)。 代理人の氏名 弁理士 粟野重孝 はか1名第3図 図 1 =− 7−・・ fl−− 24−・− 商用を液 マグネトロン tR都 を刀変倹す 午 4 やド ス  イ  ッ  + 舅. Bミ ト  ラ  ン ス 分膣t!lJ社 ?Itl確旬+段(検知4悴) 第 図 絶朧交闇 朝 第 図 第 図 第 図 第10区 第1 1図 (α) (ムフ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)商用電源又はバッテリー等により成る電源部と、
    前記電源部より付勢され高周波電力を発生する電力変換
    器と、前記電力変換器の出力を昇圧する昇圧トランスと
    、前記昇圧トランスの出力により付勢されるマグネトロ
    ンとを備えると共に、前記昇圧トランスの1次巻線と2
    次巻線の間にセラミック等の脆性を有する絶縁材料より
    成る1次2次間分離部材と、前記分離部材の割れを検知
    する割れ検知手段とを設け、前記割れ検知手段の割れ検
    知信号で前記電力変換器の動作を停止する高周波加熱装
    置。
  2. (2)分離部材を比誘電率ε_rが100もしくはそれ
    以下の低比誘電率材料で構成した特許請求の範囲第1項
    記載の高周波加熱装置。
  3. (3)分離部材と1次巻線又は2次巻線との間の少なく
    とも1方に絶縁空間を設けた特許請求の範囲第1項記載
    の高周波加熱装置。
  4. (4)商用電源又はバッテリー等より成る電源部と、前
    記電源部より付勢され、半導体スイッチを有する電力変
    換器と、前記半導体スイッチを制御する制御部と、前記
    電力変換器の出力を昇圧する昇圧トランスと、前記昇圧
    トランスの出力により付勢されるマグネトロンとを備え
    ると共に、前記昇圧トランスの1次巻線と2次巻線との
    間にセラミック等の脆性を有する絶縁材料より成る1次
    2次間分離部材と、前記分離部材の割れを検知する割れ
    検知手段とを備え、前記割れ検知手段の割れ検知信号で
    前記制御部の半導体スイッチ制御信号を実質的に遮断す
    る高周波加熱装置。
  5. (5)割れ検知手段の割れ検知信号で制御部の電源回路
    を遮断する特許請求の範囲第4項記載の高周波加熱装置
  6. (6)分離部材の表面又は内部に設けた薄膜状の検知導
    体を含んで割れ検知手段を構成した特許請求の範囲第1
    項記載の高周波加熱装置。
  7. (7)検知導体を往復構成としてこの往復路を近接配置
    し、1次巻線又は2次巻線により生じる磁束により前記
    検知導体に誘起される電圧が相互に実質上打ち消される
    特許請求の範囲第6項記載の高周波加熱装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09301704A (ja) * 1996-05-09 1997-11-25 Ngk Spark Plug Co Ltd オゾン発生素子及びオゾン発生装置
KR100625785B1 (ko) * 1999-06-15 2006-09-20 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 마그네트론 구동용 승압 변압기 및 마그네트론 구동용전원의 변압기

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