JPH026403Y2 - - Google Patents

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JPH026403Y2
JPH026403Y2 JP14213682U JP14213682U JPH026403Y2 JP H026403 Y2 JPH026403 Y2 JP H026403Y2 JP 14213682 U JP14213682 U JP 14213682U JP 14213682 U JP14213682 U JP 14213682U JP H026403 Y2 JPH026403 Y2 JP H026403Y2
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optical fiber
coating layer
fine particles
reinforcing
reinforced
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JP14213682U
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Priority to CA000437050A priority patent/CA1240870A/en
Priority to BR8305127A priority patent/BR8305127A/pt
Priority to KR1019830004414A priority patent/KR910001804B1/ko
Publication of JPS5946301U publication Critical patent/JPS5946301U/ja
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  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は光フアイバ素線外周の強化被覆層が、
複数の補強繊維材とこれに含浸硬化された熱硬化
性樹脂とよりなる強化光フアイバの改良に関す
る。
機械的特性の向上を主たる目的として開発され
ている上記強化光フアイバの場合、曲げなどに対
する機械的強度を有し、かつ、良好な可撓性をも
備えているが、その強化被覆層が補強繊維材、熱
硬化性樹脂のみからなるとき、光フアイバ素線の
強化被覆に際して、つまり強化被覆層の成形に際
して、同層の表面にけずれ、ささくれなどの外観
不良が発生している。
従来では、強化被覆層中に炭酸カルシウム、ガ
ラス短繊維などの無機系フイラーを入れ、被覆成
形時の安定性をはかることにより、外観上の問題
を解決していたが、こうしたフイラー入り強化被
覆層をもつ光フアイバの場合、100〜150℃の高温
域においてその伝送特性に低下を来すことが実験
により明らかとなつた。
これの原因はつぎのように解明できている。
つまり光フアイバ素線の1次コートと強化被覆
層との相対関係において、強化被覆層の径方向の
線膨脹係数が5×10-5であるのに対し、1次コー
ト(例えばシリコーンゴム)のそれが1×10-4
なつているから、高温域では1次コートがより熱
膨張することとなり、しかも1次コートの膨張に
よる側圧が光フアイバにかかるとき、強化被覆層
中の上記フイラーがこれを不均一にしてしまい、
したがつて光フアイバには不均一な側圧によるマ
イクロベンドが生じて伝送損失が大きくなる。
特に従来例の場合、前述した外観問題のみ念頭
においていたため、フイラーと伝送特性との関係
を技術的に解明することはなされておらず、した
がつて粗粒化したフイラーが強化被覆層と1次コ
ートとの界面付近にランダムに点在し、これが1
次コートを歪ませ、ひいては光フアイバにマイク
ロベンドを発生させるといつたことへの対策もな
されていない。
本考案は上記の問題点に鑑み、この種の光フア
イバにおいて強化被覆層に改善を加えることによ
り、外観上の体裁はもちろんのこと、高温域での
良好な伝送特性が確保できるようにしたもので、
以下その構成を図示の実施例により説明する。
図において、1は光フアイバ素線、2は該光フ
アイバ素線1の外周に形成された強化被覆層であ
る。
上記における光フアイバ素線1は、石英系の光
フアイバ3とこれの外周に形成されたコーテイン
グ層4とからなり、光フアイバ3はGI型とか、
あるいはSI型などであり、これのコア/クラツド
は1例として50μm/125μmとなつている。
一方、コーテイング層4はシリコーン樹脂、シ
リコーンゴムなどの熱硬化性樹脂とか、あるいは
アクリレートコンパウンドなどの光硬化性樹脂等
よりなり、その外径は1例として400μmである。
このコーテイング層4は1次コートとしての機
能をもつ他、バツフアコートとしての機能も兼ね
備えていることがあり、また、場合によつては、
光フアイバ3の外周に1次コート用、バツフアコ
ート用のコーテイング層が二層化して設けられて
いることがある。
つぎに強化被覆層2は、長尺とした複数の補強
繊維材5,5,5……と、熱硬化性樹脂6と、熱
可塑性微粒子7,7,7……との複合体からな
り、これらは熱硬化性樹脂6をバインダーとして
相互に一体化されている。
ここで用いられる補強繊維材5,5,5……は
主としてガラス繊維であり、その他のものとして
カーボン繊維、アラミツド繊維、溶融シリカ繊
維、セラミツク繊維、ポリアミド繊維なども単体
もしくは複合化して用いられる。
さらに上記補強繊維材5,5,5……はロービ
ング状態のものがよく用いられる。
一方、熱硬化性樹脂6はポリエステル、エポキ
シなどの樹脂からなる。
熱可塑性微粒子7,7,7はポリスチレン、塩
素化ポリエチレン、ABS樹脂、セルロースプラ
スチツクのいずれか1つ、または2つ以上からな
り、その粒径は5〜50μmであり、さらに軟化温
度は120℃以下である。
強化被覆層2中における上記熱可塑性微粒子
7,7,7……の含有率は前記熱硬化性樹脂6に
対し25重量%以下となつている。
本考案強化光フアイバの場合、強化被覆層2内
に熱可塑性微粒子7,7,7……がフイラーとし
て混入されているから、該強化被覆層2の成形
時、熱硬化性樹脂6は軟化した上記微粒子7,
7,7……を介して見掛け上の粘度が増し、した
がつて強化被覆層6の表面には成形金型によるけ
ずれ、ささくれなどの外観問題が生ぜず、しかも
上記微粒子7,7,7……が可塑化するため、こ
の際の高温成形時、マイクロベンドの原因となる
ような不均一な側圧も発生せず、光フアイバ3の
伝送損失を抑制しながら強化被覆層6を形成し得
る。
より具体的な例を説明すると、既述の強化光フ
アイバにおいてその強化被覆層2中における熱可
塑性微粒子7,7,7……を平均粒径30μmのポ
リスチレン製とし、これを10重量%混合して当該
強化被覆層2を成形したところ、同層2の表面に
は外観不良が殆どみられず、伝送損失増も0〜
0.5dB/Kmにとどまつた。
なお、この際の成形に用いた引き抜きダイスの
温度は160〜195℃であり、熱可塑性微粒子7,
7,7……の可塑化温度は106℃であつた。
以上説明した通り、本考案は光フアイバ素線外
周の強化被覆層が複数の補強繊維材とこれに含浸
硬化された熱硬化性樹脂とからなる強化光フアイ
バにおいて、上記強化被覆層内には、該被覆層の
成形温度以下で可塑化する粒径50μm以下の熱可
塑性微粒子が混入されていることを特徴としてい
るから、強化被覆層成形時の外観が好体裁に保持
できるだけでなく、高温域における当該強化光フ
アイバの伝送損失増が抑えられる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案強化光フアイバの1実施例を示し
た断面図である。 1……光フアイバ素線、2……強化被覆層、5
……補強繊維材、6……熱硬化性樹脂、7……熱
可塑性微粒子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 光フアイバ素線外周の強化被覆層が、複数の
    補強繊維材とこれに含浸硬化された熱硬化性樹
    脂とからなる強化光フアイバにおいて、上記強
    化被覆層内には該被覆層の成形温度以下で可塑
    化する粒径50μm以下の熱可塑性微粒子が混入
    されている強化光フアイバ。 (2) 熱可塑性微粒子/熱硬化性樹脂が25重量%以
    下である実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    強化光フアイバ。 (3) 熱可塑性微粒子の軟化温度が120℃以下であ
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の強化光
    フアイバ。 (4) 熱可塑性微粒子がポリスチレン、塩素化ポリ
    エチレン、ABS樹脂、セルロースプラスチツ
    クのいずれかからなる実用新案登録請求の範囲
    第1項または第2項または第3項に記載の強化
    光フアイバ。
JP14213682U 1982-09-20 1982-09-20 強化光フアイバ Granted JPS5946301U (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14213682U JPS5946301U (ja) 1982-09-20 1982-09-20 強化光フアイバ
DE8383305490T DE3375328D1 (en) 1982-09-20 1983-09-19 Coated optical fibers
EP83305490A EP0106548B1 (en) 1982-09-20 1983-09-19 Coated optical fibers
CA000437050A CA1240870A (en) 1982-09-20 1983-09-19 Coated optical fibers
AU19233/83A AU1923383A (en) 1982-09-20 1983-09-19 Coated optical fibres
BR8305127A BR8305127A (pt) 1982-09-20 1983-09-20 Fibras oticas revestidas
KR1019830004414A KR910001804B1 (ko) 1982-09-20 1983-09-20 피복 광섬유
AU83100/87A AU595087B2 (en) 1982-09-20 1987-12-29 Coated optical fibers

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14213682U JPS5946301U (ja) 1982-09-20 1982-09-20 強化光フアイバ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5946301U JPS5946301U (ja) 1984-03-27
JPH026403Y2 true JPH026403Y2 (ja) 1990-02-16

Family

ID=30317685

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14213682U Granted JPS5946301U (ja) 1982-09-20 1982-09-20 強化光フアイバ

Country Status (1)

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JP (1) JPS5946301U (ja)

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Publication number Publication date
JPS5946301U (ja) 1984-03-27

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