JPS646483Y2 - - Google Patents

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JPS646483Y2
JPS646483Y2 JP12373081U JP12373081U JPS646483Y2 JP S646483 Y2 JPS646483 Y2 JP S646483Y2 JP 12373081 U JP12373081 U JP 12373081U JP 12373081 U JP12373081 U JP 12373081U JP S646483 Y2 JPS646483 Y2 JP S646483Y2
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JP
Japan
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layer
modulus
thermoplastic resin
young
resin layer
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JP12373081U
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JPS5828802U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
この考案は耐側圧性および温度特性がともに良
好な光伝送体に関する。 従来から、単心光フアイバ心線や多心光フアイ
バ心線の被覆構造として、内層にシリコンゴムな
どの低ヤング率のゴムまたは合成樹脂を、外層に
ナイロンなど高ヤング率の合成樹脂を被覆したも
のが提供されている。 この構造は不均一な側圧に対する抵抗力にすぐ
れており、ケーブル形成時あるいはこれの布設時
などに生じる伝送損失の増加を極めて小さく抑え
ることができる。 ところで、かかる被覆構造においては、耐側圧
性は外層のヤング率にほぼ比例するもので、内層
との厚さ比にもよるが、ヤング率を100Kg/mm2
度にした場合には、撚り合せ時の張力を大きくし
ても、これによる伝送損失の増加が殆どなく、し
かも布設時のしごき力などにも充分耐えることが
できる。 しかしながら、外層にこのようなヤング率の高
い材料を選ぶと、温度特性による伝送損失の増加
という新たな問題を生じる。 特に、低温においては被覆材料の収縮によつ
て、かかる問題が生じやすかつた。 すなわち、前記温度特性は外層のヤング率が高
くなるとともに悪化する傾向にあり、耐側圧性と
相反する関係にある。 換言すれば、温度特性改善のため外層にヤング
率の低い材料を選ぶと、逆に耐側圧性が低下して
しまう。 この考案は上記の問題点に対処すべくなされた
光伝送体に関し、以下その構成を図示の実施例に
より説明する。 この考案にかかる光伝送体を示した第1図いお
いて1は石英系のコアおよびクラツドからなる光
フアイバで、これの外周に低ヤング率(例えば1
Kg/mm2以下)のゴムまたは合成樹脂等による高
分子体層2が厚さ数10μm〜数100μmに被覆され
ている。 なお、この被覆材料として温度によるヤング率
の変化が少ないシリコーン系が最も好ましい。 次に、この高分子体層2の外周にはこれよりも
ヤング率の高い熱可塑性樹脂層3およびこの熱可
塑性樹脂層3よりもさらにヤング率の高い熱可塑
性樹脂層4が順次被覆されている。 なお、この熱可塑性樹脂層4のヤング率は50
Kg/mm2〜250Kg/mm2の範囲であることが好ましく、
これの内側にある熱可塑性樹脂層3のヤング率
は、前記樹脂層4のヤング率×(10%〜70%)に
選定することが望ましい。 また、熱可塑性樹脂層3としてはナイロンポリ
マーを、熱可塑性樹脂層4としてはナイロンホモ
ポリマーを用いると、成形時の残留歪が小さくな
り、温度特性、伝送特性の長期的な安定化が図れ
る。 さらに、熱可塑性樹脂層3の厚さを熱可塑性樹
脂層4のそれ以下で、100μm以下に選ぶと、耐
側圧性は熱可塑性樹脂層4のみを用いた場合に匹
敵する程度に得られ、しかも、前記ナイロンコポ
リマーとナイロンホモポリマーとの組合せのよう
に、双方のヤング率から推定される以上のすぐれ
た温度特性が得られる。 すなわち、この温度特性の改善は、熱可塑性樹
脂層3が薄い場合でも、熱可塑性樹脂層4の収縮
力がその樹脂層の存在によつて適度に緩和され、
しかも熱可塑性樹脂層3,4相互、あるいは熱可
塑性樹脂層3と高分子体層2の相互密着性がすぐ
れることによるものである。 第2図は光コード、光ケーブルユニツト、光ケ
ーブルなどとする際の多心被覆例を示しており、
ここでの各光フアイバ1,1……には前記層2と
同材質の被覆層6a、および前記層3と同材質の
被覆層6bが形成されていてこれら被覆光フアイ
バが抗張力体(鋼線、FRPなど)5の外周に撚
合されている。 この実施例の場合、各被覆光フアイバの外周に
高分子体層2が充填塗布などの手段により形成さ
れ、同層2の硬化後に順次高ヤング率となる熱可
塑性樹脂層3,4が押出被覆等により形成され
る。 かかる第2図のものでも前述したと同様の理由
で耐側圧性および温度特性に優れた光伝送体とな
り得る。 前記においてはコアおよびクラツドが石英系の
光フアイバについて述べたが、クラツドとして例
えば低屈折率のシリコーン樹脂を用いるプラスチ
ツクフアイバに前記被覆構造を採用しても、同様
の効果が得られる。 この場合には、第1図での層2、および第2図
での層6aをクラツドに兼用できる。 なお、ここでいうヤング率は常温での値であ
る。 つぎに本考案の具体的な実施例〜におい
て、コア径50μm、フアイバ径125μm、比屈折率
差0.7%の石英系光フアイバ1に、ヤング率0.03
Kg/mm2のシリコン樹脂で外径400μmの高分子体
層2を設け、その外周にヤング率50Kg/mm2のナイ
ロン12系コポリマーからなる熱可塑性樹脂層3
と、その外周にヤング率100Kg/mm2のナイロン12
ホモポリマーからなる熱可塑性樹脂層4とを押出
成形により被覆して、外径が0.9mmの光フアイバ
心線をつくり、一方、これら実施例に対比する比
較例,として、外径は0.9mmとしながらも熱
可塑性樹脂層3,4の何れかがない光フアイバ心
線(ただし高分子体層2の外径は400μm)をつ
くり、これら各例の諸特性を測定した。 その結果を下表に示す。
【表】 なお、測定光波長は0.85μmであり、耐側圧性
は被覆光フアイバを#30のサンドペーパ2枚の間
に置き、長さ30cmにわたつて荷重20Kgを加えたと
きの損失増加量として求めたものである。 この測定結果からも明らかなごとく、本考案の
各実施例は耐側圧特性、温度特性が何れも優れて
いるといえる。 以上説明した通り、本考案の光伝送体は径方向
に連続する3つの層があり、その内層から外層へ
向うにしたがい、これら各層のヤング率が高くな
つているので、耐則圧性と温度特等との双方を満
足させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案光伝送体の各種実施例
を示した断面図である。 1……光フアイバ、2……高分子体層、3,4
……熱可塑性樹脂。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 単心または多心とした光フアイバの外周に、
    複数の被覆層が設けられている光伝送体におい
    て、上記光フアイバの外周には、光伝送体の径
    方向に連続する少なくとも3つの被覆層があ
    り、これら3つの被覆層のうち、内層のものは
    低ヤング率の高分子体層よりなり、つぎの中間
    の層は該高分子体層よりも高ヤング率の熱可塑
    性樹脂層よりなり、そのつぎにある外層のもの
    は該熱可塑性樹脂よりも高ヤング率の熱可塑性
    樹脂よりなる光伝送体。 (2) 内層の高分子体層はシリコーン系の高分子体
    よりなり、中間の層の熱可塑性樹脂層はナイロ
    ンコポリマーよりなり、外層の熱可塑性樹脂層
    はナイロンホモポリマーよりなる実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の光伝送体。
JP12373081U 1981-08-21 1981-08-21 光伝送体 Granted JPS5828802U (ja)

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JP12373081U JPS5828802U (ja) 1981-08-21 1981-08-21 光伝送体

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JP12373081U JPS5828802U (ja) 1981-08-21 1981-08-21 光伝送体

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JPS5828802U JPS5828802U (ja) 1983-02-24
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JPH0627887B2 (ja) * 1984-05-23 1994-04-13 住友電気工業株式会社 光伝送用フアイバ

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