JPH0410564Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0410564Y2 JPH0410564Y2 JP13728685U JP13728685U JPH0410564Y2 JP H0410564 Y2 JPH0410564 Y2 JP H0410564Y2 JP 13728685 U JP13728685 U JP 13728685U JP 13728685 U JP13728685 U JP 13728685U JP H0410564 Y2 JPH0410564 Y2 JP H0410564Y2
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- Japan
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- optical fiber
- layer
- tension member
- fluororesin
- silicone resin
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- Expired
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Landscapes
- Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[考案の技術分野]
本考案は耐熱性、耐寒性および機械的特性が良
好で特にシースのふくれを防止した光フアイバコ
ードに関する。
好で特にシースのふくれを防止した光フアイバコ
ードに関する。
[考案の技術的背景とその問題点]
従来から、光フアイバコードとして、第3図に
示すように、光フアイバ素線1の外周にシリコー
ン樹脂層2およびポリアミド樹脂層3を順に被覆
し、その外周にテンシヨンメンバとしてケブラー
(ポリアラミツド繊維(E.I.Dupont社商品名))を
沿わせ、さらにその外側に保護被覆として軟質塩
化ビニル樹脂層5を押出し被覆してなるものが知
られている。
示すように、光フアイバ素線1の外周にシリコー
ン樹脂層2およびポリアミド樹脂層3を順に被覆
し、その外周にテンシヨンメンバとしてケブラー
(ポリアラミツド繊維(E.I.Dupont社商品名))を
沿わせ、さらにその外側に保護被覆として軟質塩
化ビニル樹脂層5を押出し被覆してなるものが知
られている。
しかしながらこのような従来の光フアイバコー
ドでは、軟質塩化ビニル樹脂が低温(−10℃以
下)で弾性を失つてしまうために、曲げや衝撃に
対する機械的特性が劣化してしまうという問題
や、軟質塩化ビニル樹脂が低温で収縮するため
に、光フアイバ素線1の伝送ロスが増加するとい
う問題があつた。また軟質塩化ビニル樹脂層5は
60℃以上で、またポリアミド樹脂層3は80℃以上
でそれぞれ特性が劣化してしまい、やはり経時的
に光フアイバ素線1の伝送ロスを増加させるとい
う問題があつた。
ドでは、軟質塩化ビニル樹脂が低温(−10℃以
下)で弾性を失つてしまうために、曲げや衝撃に
対する機械的特性が劣化してしまうという問題
や、軟質塩化ビニル樹脂が低温で収縮するため
に、光フアイバ素線1の伝送ロスが増加するとい
う問題があつた。また軟質塩化ビニル樹脂層5は
60℃以上で、またポリアミド樹脂層3は80℃以上
でそれぞれ特性が劣化してしまい、やはり経時的
に光フアイバ素線1の伝送ロスを増加させるとい
う問題があつた。
一方、耐熱性および耐寒性の良好な合成樹脂と
してフツ素樹脂が知られているが、フツ素樹脂は
軟質塩化ビニル樹脂やポリアミド樹脂と比較して
押出し温度が非常に高いため、押出し時の高温に
よりケブラー上に毛立ち防止用に塗布された表面
処理剤から揮発成分が発生して保護シースにふく
れが生ずるという問題があつた。
してフツ素樹脂が知られているが、フツ素樹脂は
軟質塩化ビニル樹脂やポリアミド樹脂と比較して
押出し温度が非常に高いため、押出し時の高温に
よりケブラー上に毛立ち防止用に塗布された表面
処理剤から揮発成分が発生して保護シースにふく
れが生ずるという問題があつた。
このような表面処理剤は、炭素繊維やガラス繊
維等においても用いられているためテンシヨンメ
ンバとして高抗張力繊維を用いる限りは同様の問
題がある。
維等においても用いられているためテンシヨンメ
ンバとして高抗張力繊維を用いる限りは同様の問
題がある。
さらに、フツ素樹脂は、線膨脹係数が大きいた
め、大きい環境温度の変化があると光フアイバ素
線に応力を及ぼしやはり伝送ロスを生じさせると
いう問題があつた。
め、大きい環境温度の変化があると光フアイバ素
線に応力を及ぼしやはり伝送ロスを生じさせると
いう問題があつた。
[考案の目的]
本考案はこのような従来の難点を解消すべくな
されもので、高温および低温時の特性が良好で、
しかも保護シースの押出し時にシースにふくれの
発生することのない光フアイバコードを提供する
ことを目的とする。
されもので、高温および低温時の特性が良好で、
しかも保護シースの押出し時にシースにふくれの
発生することのない光フアイバコードを提供する
ことを目的とする。
[考案の概要]
すなわち本考案の光フアイバコードは、コアお
よびクラツドよりなる光フアイバ素線の外周に、
シリコーン樹脂層、フツ素樹脂層、被覆テンシヨ
ンメンバ層、フツ素樹脂層を順に設けかつ被覆テ
ンシヨンメンバ層を高抗張力繊維の外周にシリコ
ーン樹脂を被覆してなる紐状物を複数本縦添えま
たは撚合せて構成することにより、高温時および
低温時の特性を向上させ、併せて保護シース押出
し時の保護シースのふくれを防止したものであ
る。
よびクラツドよりなる光フアイバ素線の外周に、
シリコーン樹脂層、フツ素樹脂層、被覆テンシヨ
ンメンバ層、フツ素樹脂層を順に設けかつ被覆テ
ンシヨンメンバ層を高抗張力繊維の外周にシリコ
ーン樹脂を被覆してなる紐状物を複数本縦添えま
たは撚合せて構成することにより、高温時および
低温時の特性を向上させ、併せて保護シース押出
し時の保護シースのふくれを防止したものであ
る。
[考案の実施例]
以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説
明する。
明する。
第1図は本考案の一実施例を示す断面図であ
る。
る。
同図において、11は石英ガラスからなるコア
径50μm、クラツド径125μmの光フアイバ素線、
12はこの光フアイバ素線11の外周に外径0.4
mmとなるように被覆されたシリコーン樹脂層であ
る。このシリコーン樹脂層12の外周には、さら
に、外径0.7mmのフツ素樹脂層13、その外側に
外径2.0mmとなるよう複数の被覆テンシヨンメン
バ層14が撚合されている。
径50μm、クラツド径125μmの光フアイバ素線、
12はこの光フアイバ素線11の外周に外径0.4
mmとなるように被覆されたシリコーン樹脂層であ
る。このシリコーン樹脂層12の外周には、さら
に、外径0.7mmのフツ素樹脂層13、その外側に
外径2.0mmとなるよう複数の被覆テンシヨンメン
バ層14が撚合されている。
この被覆テンシヨンメンバ14は、第2図に示
すように、ケブラー、炭素繊維、ガラス繊維等の
ような高抗張力繊維14aの外周にシリコーン樹
脂14bを被覆して外径0.65mm程度の紐状に形成
されている。
すように、ケブラー、炭素繊維、ガラス繊維等の
ような高抗張力繊維14aの外周にシリコーン樹
脂14bを被覆して外径0.65mm程度の紐状に形成
されている。
15はこれらの最外層に外径3.0mmとなるよう
にゆるく押出し被覆された保護シースのフツ素樹
脂層である。
にゆるく押出し被覆された保護シースのフツ素樹
脂層である。
上記のフツ素樹脂としては、ETFE(エチレン
−テトラフルオロエチレン共重合体 押出し温度
240〜330℃)、PFA(テトラフルオロエチレン−
フルオロアルキルビニルエーテル共重合体 押出
し温度290〜380℃)、FEP(テトラフルオロエチ
レン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体 押出
し温度270〜360℃)等があげられる。
−テトラフルオロエチレン共重合体 押出し温度
240〜330℃)、PFA(テトラフルオロエチレン−
フルオロアルキルビニルエーテル共重合体 押出
し温度290〜380℃)、FEP(テトラフルオロエチ
レン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体 押出
し温度270〜360℃)等があげられる。
なお上記の各被覆厚はその使用目的および用途
により適宜変更される。
により適宜変更される。
[考案の効果]
以上のように構成された光フアイバコードで
は、2層のフツ素樹脂層13,15を有するの
で、高温においても光フアイバ素線11のロスが
増加するようなことがない。またフツ素樹脂は線
膨脹係数が大きいが、フツ素樹脂層13が線膨脹
係数の小さいシリコーン樹脂を被覆した被覆テン
シヨンメンバ14およびシリコーン樹脂層12に
より、はさまれてその移動が拘束されて内側のフ
ツ素樹脂層13の収縮が抑えられるので、伝送ロ
スが増加するようなことがない。またさらに本考
案に用いるシリコーン樹脂層およびフツ素樹脂層
は、いずれも耐熱性および耐寒性に優れているの
で、苛酷な温度変化に耐えて長期にわたつて良好
な特性を維持することができる。
は、2層のフツ素樹脂層13,15を有するの
で、高温においても光フアイバ素線11のロスが
増加するようなことがない。またフツ素樹脂は線
膨脹係数が大きいが、フツ素樹脂層13が線膨脹
係数の小さいシリコーン樹脂を被覆した被覆テン
シヨンメンバ14およびシリコーン樹脂層12に
より、はさまれてその移動が拘束されて内側のフ
ツ素樹脂層13の収縮が抑えられるので、伝送ロ
スが増加するようなことがない。またさらに本考
案に用いるシリコーン樹脂層およびフツ素樹脂層
は、いずれも耐熱性および耐寒性に優れているの
で、苛酷な温度変化に耐えて長期にわたつて良好
な特性を維持することができる。
またさらに、テンシヨンメンバの高抗張力繊維
がシリコーン樹脂により被覆されているので、高
い押出し温度でフツ素樹脂を押出し被覆しても押
出し時の高温により高抗張力繊維の表面処理剤か
ら揮発成分が発生するようなことがなく、したが
つて保護シースにふくれが生ずるようなこともな
い。
がシリコーン樹脂により被覆されているので、高
い押出し温度でフツ素樹脂を押出し被覆しても押
出し時の高温により高抗張力繊維の表面処理剤か
ら揮発成分が発生するようなことがなく、したが
つて保護シースにふくれが生ずるようなこともな
い。
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は
この実施例に使用する被覆テンシヨンメンバの拡
大断面図、第3図は従来の光フアイバコードを示
す断面図である。 11……光フアイバ素線、12……シリコーン
樹脂層、13,15……フツ素樹脂層、14……
被覆テンシヨンメンバ、14a……高抗張力繊
維、14b……シリコーン樹脂層。
この実施例に使用する被覆テンシヨンメンバの拡
大断面図、第3図は従来の光フアイバコードを示
す断面図である。 11……光フアイバ素線、12……シリコーン
樹脂層、13,15……フツ素樹脂層、14……
被覆テンシヨンメンバ、14a……高抗張力繊
維、14b……シリコーン樹脂層。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) コアおよびクラツドよりなる光フアイバ素線
の外周に、シリコーン樹脂層、フツ素樹脂層、
被覆テンシヨンメンバ層、フツ素樹脂層を順に
設け、かつ前記被覆テンシヨンメンバ層を、高
抗張力繊維の外周にシリコーン樹脂を被覆した
紐状物を複数本縦添えまたは撚合せて構成した
ことを特徴とする光フアイバコード。 (2) 被覆テンシヨンメンバ層の高抗張力繊維がポ
リアラミツド繊維からなる実用新案登録請求の
範囲第1項記載の光フアイバコード。 (3) 最外層のフツ素樹脂層が、ゆるく被覆されて
いる実用新案登録請求の範囲第1項または第2
項記載の光フアイバコード。 (4) 各フツ素樹脂層が、押出し被覆されている実
用新案登録請求の範囲第1項ないし第3項のい
ずれか1項記載の光フアイバコード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13728685U JPH0410564Y2 (ja) | 1985-09-07 | 1985-09-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13728685U JPH0410564Y2 (ja) | 1985-09-07 | 1985-09-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6246413U JPS6246413U (ja) | 1987-03-20 |
JPH0410564Y2 true JPH0410564Y2 (ja) | 1992-03-16 |
Family
ID=31041197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13728685U Expired JPH0410564Y2 (ja) | 1985-09-07 | 1985-09-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0410564Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0433835U (ja) * | 1990-07-17 | 1992-03-19 | ||
JP4320659B2 (ja) * | 2003-05-15 | 2009-08-26 | 旭硝子株式会社 | プラスチック光ファイバコード及びその製造方法 |
-
1985
- 1985-09-07 JP JP13728685U patent/JPH0410564Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6246413U (ja) | 1987-03-20 |
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