JPH0263838A - 枚葉輪転印刷機の印刷部の胴 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、印刷さるべき枚葉紙を搬送するためのグリッ
プ装置を備えた、枚葉輪転印刷機の印刷部の胴に関する
。

従来の技術 この種の胴は円筒状の周面な有しており、該周面は枚葉
紙の最大サイズに一致し、その外周部には胴みぞが設け
られ、該胴みぞは枚葉紙搬送用のグリップ装置を受容す
るのに使用されている。胴がブランケットで引っ張られ
ている場合には、ブランケット用の所要の張設装置が胴
みぞ内に在る。枚葉紙を搬送するための、この種の胴の
胴本体は、極力剛性的に設計される。

その理由は、特に枚葉紙のサイズが大きい場合、その撓
みを可能な限り小さく抑える必要があるからである。

搬送さるべき枚葉紙は、夫々の印刷部の構成に従って１
方の側で、グリップによって例へば水平に受は像られる
。そして１８００回転した後、隣接する胴のグリップ部
に搬送される。枚葉紙を受容する際に例へば５μｍの撓
みが付与されると、この撓みは、グリップ装置と共に１
８０°回転した後には反対方向を指すようになる。この
ことは撓みが２倍になることを意味し、その結果、この
場合には枚葉紙前縁部の撓みが１０μｍになる筈である
。胴の駆動ギヤを介して駆動力が導入されるのに応じて
、この撓みは更に夫々増加する可能性がある。この胴の
撓みは、たとえ胴が極めて剛性的に形成されていても、
その自重と駆動力とがあるために、これを完全に除去す
ることはできない。胴本体がこのように強化されて形成
されている場合には、胴本体が著しく重くなり、そのた
めにより多くの材料が必要となり、従ってコストが著し
く高いものに付くという欠点がある。

従来の技術 既にＤＥ−Ｏ５第２７０７６５７号明細書に、撓み調節
ローラが公開されている。該調節ローラにあっては、圧
力媒体によって負荷された部材を介してローラに、所望
の撓みを発生せしめることができ、これによって例へば
搬送さるべき紙匹を横方向に伸張できるようになってい
る。

又この装置により、所望の接触圧力を、ローラの全長に
亘って可能な限り均等に分配することも可能である。し
かし冒頭で述べた形式の胴の設計の際に、この種の曲げ
を与えることは、不可能であるし又考えられないことで
ある。その理由は、今までは、可能な限り撓みを伴わな
い胴を印刷機内に挿入することにのみ努力が払われてき
たからである。

発明が解決しようとする課題 本発明の課題は、上記の事実から出発して、胴の自重に
よって発生する撓みを除去し、それによって搬送さるべ
き枚葉紙を見当合せ誤差なしで搬送することができるよ
うな、胴を提供することにある。

課題を解決するための手段 本発明では、胴が中空体として形成されており、胴は両
側が、ジャーナルを介してサイドフレーム内に回転可能
に支承されており、胴とジャーナルとは中央部に非回転
の横材を受容しており、該横材は胴軸受部の領域内に支
承されており、軸線方向でみて胴本体の中央領域には、
胴本体用の支持軸受が設けられ、かつ横材に対して若干
量だけ偏心して支承されており、その際偏心軸線は垂直
方向に配列されているような洞によって、上記課題を解
決することができた。

発明の効果 上記の解決策により、所与の胴長と所与の枚葉紙サイズ
との夫々に応じて、その自重と場合によっては駆動力と
に基〈胴の撓みが、支持軸受によって相殺されるように
なる。その結果、簡単な形式で搬送さるべき枚葉紙が、
完全に見当合せされた状態で、例へば隣接の印刷胴に搬
送されるようになる。実際上、夫々の胴の大きさに基く
撓みを計算によって調査すること、又は胴の最初の製作
の際に測定技術的に簡単な形式で撓み量を把握すること
は、全く問題なくこれを行うことができる。その後、装
着、された支持軸受の軸受部の偏心量を、横材の固有の
撓みを考慮して決定することができる。その結果、僅か
の費用で胴の撓みが除去できるようになる。

本発明の有利な構成にあっては、横材が胴のジャーナル
の外側で、レバーによって回転ができないように形成さ
れている。更にし、Ｓ−１従って偏心軸線は、調節装置
によってこれを調節することができる。その結果、例へ
は所与の駆動力の際、これによって発生する撓みも、偏
心軸線の僅かな変位によってその補償を行うことが可能
である。

実施例 本発明の実施例を図面に示し、以下これを説明する。

図面に図示の胴１は、中空体として形成されており、図
示なしの胴みぞ内には、印刷さるべき枚葉紙を搬送する
ための、１つ又は複数のグリップの列が設けられている
。胴１はそのジャーナル２．３を介して、両側がサイド
フレーム４．５内に支承されており、その際軸受用には
、例へば円筒ころ軸受６が使用されている。胴１の駆動
用には、サイドフレーム５の外側に円筒直歯歯車７が設
けられている。図示の実施例では、該歯車はジャーナル
３に固定されている。

胴１は、その長さ、所与の自重及び場合によっては不都
合に作用する駆動力とに基いて、所定の量だけ垂直方向
に撓む。このことは枚葉紙の搬送の際に、枚葉紙前縁部
の変形と印像内の見当合せの誤差とを発生せしめる結果
になる。

胴１の撓みを補償するために、長手方向のその中心部に
回転しない横材８が配置されており、該横材８は、胴軸
受部６の領域内で転がり軸受９．１０を介して支承され
ている。転がり軸受９用の軸受保持部１１の外側には、
横材８のジャーナル１２の上にし”−１３が固定されて
おシ、該し・ζ−１３は、機械のサイドフレーム牛に固
定されている支承部１４を介して支持されている。これ
によって横材８の回転運動が防止される。レノ８−１３
は、調節装置１５を介して所定の量だけ調節せしめられ
る。

胴１の軸線方向でみて、胴本体１６の中央領域内に支持
軸受１７が設けられておシ、該軸受１７は、横材の中心
線に対して僅かの量だけ偏心して支承されている。その
ため横材８上には、偏心軸受面１８が設けられており、
その偏心量ｅは、胴本体１６の撓みと横材８の撓みとに
応じて算出することができる。偏心量ｅと、ウェブ２０
の中心孔１９内で支持されている支持軸受１７とによっ
て、その撓みを完全に補償することができる。その際偏
心軸線ｅは、はぼ垂直方向に配列されておシ、かつその
位置はし・ζ−１３によって保障されている。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は本発明の
胴の概略断面図である。 １・・・胴、２．３・・ジャーナル、４．５・・・サイ
ドフレーム、６・・円筒ころ軸受、７・円筒直歯歯車、
８・・・横材、９．１０・・転がり軸受、１１・・・Ｉ
［ｌＩ　受保持部、１２・・ビン、１３・レノζ−１４
・・・支承部、１５・・・調節装置、１６・胴本体、１
７・・・支持軸受、１８・・・軸受面、１９・・孔、２
０・・・ウェブ、ｅ・・偏心量

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、枚葉輪転印刷機の印刷部の胴であつて、印刷さるべ
   き枚葉紙を搬送するためのグリップ装置を有する形式の
   ものにおいて、胴（１）が中空体として形成されており
   、胴（１）は両側が、ジャーナル（２、３）を介してサ
   イドフレーム（４、５）内に回転可能に支承されており
   、胴（１）とジャーナル（２、３）とは中央部に非回転
   の横材（８）を受容しており、該横材（８）は胴軸受部
   （６）の領域内に支承されており、軸線方向でみて胴本
   体（１６）の中央領域には、胴本体（１６）用の支持軸
   受（１７）が設けられ、かつ横材（８）に対して若干量
   だけ偏心して支承されており、その際偏心軸線（ｅ）は
   垂直方向に配列されていることを特徴とする、枚葉輪転
   印刷機の印刷部の胴。 ２、横材（８）は、胴（１）のジャーナル（２）の外側
   でレバー（１３）によつて回転が阻止されており、レバ
   ー（１３）と偏心軸線（ｅ）とは、調節装置（１５）に
   よつて調節可能であることを特徴とする、請求項１記載
   の胴。