JPH026303B2 - - Google Patents

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JPH026303B2
JPH026303B2 JP5208584A JP5208584A JPH026303B2 JP H026303 B2 JPH026303 B2 JP H026303B2 JP 5208584 A JP5208584 A JP 5208584A JP 5208584 A JP5208584 A JP 5208584A JP H026303 B2 JPH026303 B2 JP H026303B2
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JP
Japan
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magnetic fluid
piston
magnetic
solenoid
shaped movable
Prior art date
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Expired
Application number
JP5208584A
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English (en)
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JPS60197155A (ja
Inventor
Toshiji Kurobe
Osamu Imanaka
Hiroaki Motoyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiho Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taiho Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Taiho Kogyo Co Ltd filed Critical Taiho Kogyo Co Ltd
Priority to JP5208584A priority Critical patent/JPS60197155A/ja
Publication of JPS60197155A publication Critical patent/JPS60197155A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K44/00Machines in which the dynamo-electric interaction between a plasma or flow of conductive liquid or of fluid-borne conductive or magnetic particles and a coil system or magnetic field converts energy of mass flow into electrical energy or vice versa
    • H02K44/02Electrodynamic pumps

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Electromagnets (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は磁性流体により可動部の移動を制御
するようにした磁性流体を利用した作動装置に関
するものである。
従来、加工機械における治具や加工刃の位置決
めは送り螺子により行なつているが、その送り精
度には限界がある。近年、たとえば集積回路パタ
ーンの製作にはきわめて高い位置精度が要求され
ているので、前記送り螺子ではその要求に応じる
ことができず、雄螺子と雌螺子との間隙に空気を
送り込んで送り誤差を平均化することにより高い
送り精度を達成しようとする空気静圧螺子が種々
提案されている。
しかしながら、前記空気静圧螺子は、長いスト
ロークで作動させるのに時間がかかるから、通
常、微動位置決め装置としてしか使用されていな
いし、また、構造がきわめて複雑である。
この発明は、前記事情に基づいてなされたもの
であり、長いストロークで可動すると共に高い送
り精度で位置決め可能とする、構造の簡単な作動
装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するためのこの発明の概要は、
シリンダー状固定部の内部にピストン状可動部を
移動可能に設け、ソレノイドの励磁により吸引さ
れた磁性流体によつて前記ピストン状可動部を動
かすようにしたことである。
次に、この発明について実施例を参考にして説
明する。
第1図はこの発明の一実施例を示す断面図であ
る。
第1図に示すように、この発明の一実施例であ
る作動装置1は、両端を開口するシリンダー状固
定部2の一端開口部の磁芯3たとえば鉄製部材の
一端を挿入し、前記シリンダー状固定部2の前記
一端開口部から外側に延在する前記磁芯3にはソ
レノイド4を巻回する。
前記シリンダー状固定部2は、筒状たとえば断
面が円形の円筒体、断面が矩形の角筒体、断面が
横長の長方形である角筒体に形成することができ
る。このシリンダー状固定部2は、通常、水平に
配置する。もつとも、必要があれば、このシリン
ダー状固定部2を垂直又は傾斜状に配置してもよ
い。
このシリンダー状固定部2内に位置する磁芯3
の先端部5は、その端面が磁芯3の中央部の断面
よりも小さくなるようにしぼり込まれている。こ
のように磁芯3の先端部5をしぼり込むのは、磁
力線密度を高めることにより、後述の磁性流体の
吸引を効率的なものとするためである。
前記シリンダー状固定部2の他端開口部には、
可動テーブル6の一端を挿入し、この可動テーブ
ル6の一端にはピストン状可動部7を取り付け
る。ピストン状可動部7の外周にはO−リング8
を装着し、このO−リング8によつてこのピスト
ン状可動部7は前記シリンダー状固定部2内を気
密に移動することができるようになつている。ま
た、前記可動テーブル6は、前記シリンダ状固定
部2内に装着するスライドベアリング9により円
滑に移動可能となつている。
前記シリンダー状固定部2の前記先端部5近傍
の底面には、磁性流体供給管10の一端開口部を
接続し、この磁性流体供給管10の他端開口部
を、磁性流体11を満した容器12内に挿入す
る。そして、前記シリンダー状固定部2の内壁、
前記磁芯3の先端部5およびこの先端部5に対向
するピストン状可動部7の先端面により形成され
る磁性流体室13内の空気を抜くことにより、こ
の磁性流体室13内を前記磁性流体11で満して
おく。
なお、前記先端部5に対向する前記ピストン状
可動部7の先端面は、この実施例におけるよう
に、前記ピストン状可動部7の先端面の中央部か
ら前記磁性流体供給管10に向つて、前記先端部
5の端面から離反するようにテーパ面7Aを形成
しておくのが好ましい。このテーパ面7Aを形成
しておくと、磁性流体室13内への磁性流体11
の流入を円滑に行なうことができるばかりか、流
入する磁性流体11が前記テーパ面7Aに衝突す
ることにより磁性流体11の流入圧をピストン状
可動部7の押圧力に転化することができるからで
ある。
次に以上構成の作動装置1の作用について述べ
る。
初期状態として前記磁芯3の先端部5に近接し
て前記ピストン状可動部7が配置されているもの
とする。
図示しない電源から前記ソレノイド4に通電す
ると、このソレノイド4が励磁されて磁芯3が磁
化する。磁化した磁芯3による磁場によつて、前
記容器12内の磁性流体11が吸引されて、前記
磁性流体室13内に流入する。この磁性流体11
の流入により、前記ピストン状可動部7が押圧力
を受けて、このピストン状可動部7は前記シリン
ダー状固定部2内を前進し、これによつて可動テ
ーブル6が移動する。
この可動テーブル6の移動量は、磁性流体室1
3内に流入する磁性流体11の量により決定する
ことができ、この磁性流体11の流入量はソレノ
イド4に流す電流量および通電時間により適宜に
決定することができる。
前進した移動テーブル6を後退させるには、ソ
レノイド4の通電を止めるとともに、他の機械的
手段により移動テーブル6を後退方向に押圧すれ
ばよい。このような手段により、ピストン状可動
部7は移動テーブル6とともに後退し、磁性流体
室13内の磁性流体が容器12内に流入する。
このように、ソレノイド4の励磁により移動テ
ーブル6の前進を行ない、ソレノイド4に通電す
る電流量を微妙に可変することにより高い精度で
移動テーブル6の移動量を可変することができ
る。したがつて、この可動テーブル6を加工台と
したり、位置決めテーブルとすることにより、高
い精度の位置決めを可能とすることができる。
次に、この発明の第2実施例を示す。
第2図に示すように、第2実施例である作動装
置20は、両端を開口する一対の第1シリンダー
状固定部21および第2シリンダー状固定部22
を、その開口部が対面するように対設し、それぞ
れ開口部内に一基の移動テーブル23の端部それ
ぞれを挿入し、前記各端部は、第1および第2シ
リンダー状固定部21,22内で、第1ピストン
状可動部24、第2ピストン状可動部25を固着
している。前記第1および第2シリンダー状固定
部21,22それぞれの他端開口部には、先端部
26,27をしぼり込んだ第1磁芯28、第2磁
芯29の一端を嵌着し、この第1および第2シリ
ンダー状固定部21,22それぞれの他端開口部
から外方に延在する第1および第2磁芯28,2
9には第1ソレノイド30、第2ソレノイド31
を巻回する。また、前記第1および第2シリンダ
ー状固定部21,22における、前記先端部2
6,27それぞれの近傍の底面には、第1磁性流
体供給管32、および第2磁性流体供給管33の
一端開口部を接続し、前記第1および第2磁性流
体供給管32,33それぞれの他端開口部は、第
1磁性流体34を満した第1容器35および第2
磁性流体36を満した第2容器37に挿入されて
いる。上記した構成の作動装置20は、第1ソレ
ノイド30を励磁して第1容器36から第1磁芯
28へと第1磁性流体34を吸引するときには、
第2ソレノイド31を消磁し、第2磁芯29と第
2ピストン状可動部25との間に介在する第1磁
性流体35を第2容器37に排出することによ
り、移動テーブル23を第2図中の矢印A方向に
移動させる。この移動テーブル23を第2図中の
矢印A方向とは反対の方向に移動させるときに
は、第1ソレノイド30を消磁し、第2ソレノイ
ド31を励磁すれば良い。
作動装置20を以上のように構成すると、移動
テーブル23をどの方向に移動する場合でも、各
ソレノイドの通電状態により高い精度で制御する
ことができる。
なお、第1図および第2図に示す作動装置1,
20のいずれにおいても、磁芯3,28,29の
他の各部材を非磁性材料たとえば黄銅で形成する
のが好ましいことは、いうまでもない。
次に、この発明の具体的な実験例を示す。
実験例 第1図に示す作動装置を使用した。磁芯の長さ
は105mm、直径は29.2mmであり、磁芯の先端部端
面は直径が15mmである。ピストンの直径は22.9mm
であり、円筒状のシリンダー状固定部との間隙は
0.25mmである。テーパ面の傾斜角度は9.5゜である。
また、可動テーブルの質量は132gである。ソレ
ノイドは、大きな力を発揮させるために3重コイ
ルとなつており、各コイルの巻回数はそれぞれ
2020、1473、1042であり、各コイルを電源に対し
並列に接続している。
磁性流体は、粘度の小さい水ベースのW−35
(商品名;タイホー工業(株)製)を使用した。
可動テーブルの変位量をマイケルソン干渉計で
測定した。
磁束密度の測定は磁力計で行なつた。
第3図にソレノイドに流した電流量と磁束密度
との関係を示す。第3図に示すように、電流量と
磁束密度とは直線関係を有し、ソレノイドにより
安定した磁場が得られる。
第4図に可動テーブルの変位量と電流値との関
係を示す。第4図に示すように、大きな電流値で
は変位量が大きく、高電流値域での微少な電流変
化で大きく可動テーブルが変位することとなる。
そのため、電流を変化させる速度が同じであつて
も、低電流値域と高電流値域とでは、可動テーブ
ルの移動速度が異なつてくる。このことを考慮す
ると、時間あたりの可動テーブルの移動量をほぼ
一定にすることができる。
第5図は可動テーブルの変位量と時間との関係
を示す。平均の電流変化の速さは0.0083A/Sで
あるが、第5図から明らかなように、一定速度で
可動テーブルを移動させることができ、しかも、
高い位置精度を実現することができる。
以上、この発明について実施例を参照しながら
説明したが、この発明は前記実施例に限定される
ものではなく、この発明の要旨の範囲内で適宜に
変形して実施することができるのはいうまでもな
い。
この発明によると、ソレノイドの励磁による磁
場によりシリンダー状固定部の内部に磁性流体を
吸引し、シリンダー状固定部の内部の磁性流体の
容積増加によりピストン状可動部が移動するの
で、理論的には、シリンダー状固定部を長丈にす
ると、それだけ長いストロークのピストン状可動
部の変位を実現することができる。また、ソレノ
イドに通電する電流量を可変することにより、シ
リンダー状固定部の変位量を任意に調節すること
ができ、しかも、シリンダー状固定部の内部に吸
引される磁性流体の容積を微妙に調節することが
できるから、ピストン状可動部の変位を高精度に
調節することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例を示す断面
図、第2図はこの発明の第2の実施例を示す断面
図、並びに第3図ないし第5図は前記第1の実施
例についての実験結果を示すデータ図であり、そ
のうち、第3図は電流値と磁束密度との関係、第
4図は電流値と可動テーブルの変位量との関係、
および第5図は時間と可動テーブルの変位量との
関係をそれぞれ示す。 1……作動装置、2……シリンダー状固定部、
4……ソレノイド、7……ピストン、10……磁
性流体、20……作動装置、21……第1シリン
ダー状固定部、22……第2シリンダー状固定
部、30……第1ソレノイド、31……第2ソレ
ノイド、24……第1ピストン、25……第2ピ
ストン、34……第1磁性流体、35……第2磁
性流体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ソレノイド4,30,31を巻回した磁芯
    3,28,29を一端に有するシリンダー状固定
    部2,21,22の内部にピストン状可動部7,
    24,25を移動可能に設け、上記した磁芯3,
    28,29のピストン状可動部7,24,25に
    対向する面を絞り込み、上記したシリンダー状固
    定部2,21,22にはピストン状可動部7,2
    4,25と磁芯3,28,29との間に位置する
    ように磁性流体供給管10,32,33の一端を
    接続し、上記した磁性流体供給管10,32,3
    3の他端には磁性流体を入れた容器12,36,
    37を設け、上記したソレノイド4,30,31
    の励磁による磁場によりシリンダー状固定部2,
    21,22の内部に磁性流体を吸引させ、この磁
    性流体の吸引によつてピストン状可動部7,2
    4,25の移動を制御するようにしたことを特徴
    とする磁性流体を利用した作動装置。
JP5208584A 1984-03-21 1984-03-21 磁性流体を利用した作動装置 Granted JPS60197155A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5111087A (en) * 1990-12-13 1992-05-05 Kemal Butka Propulsion system
US6068449A (en) * 1996-01-31 2000-05-30 Roach; John F. Magnetohydrodynamic pump

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