JPH0262115B2 - - Google Patents

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JPH0262115B2
JPH0262115B2 JP61159880A JP15988086A JPH0262115B2 JP H0262115 B2 JPH0262115 B2 JP H0262115B2 JP 61159880 A JP61159880 A JP 61159880A JP 15988086 A JP15988086 A JP 15988086A JP H0262115 B2 JPH0262115 B2 JP H0262115B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling liquid
laser
workpiece
nozzle
cooling
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP61159880A
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English (en)
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JPS6297790A (ja
Inventor
Tsutsumi Akira
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Engineering and Service Co Inc
Original Assignee
Amada Engineering and Service Co Inc
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Publication date
Application filed by Amada Engineering and Service Co Inc filed Critical Amada Engineering and Service Co Inc
Priority to JP61159880A priority Critical patent/JPS6297790A/ja
Publication of JPS6297790A publication Critical patent/JPS6297790A/ja
Publication of JPH0262115B2 publication Critical patent/JPH0262115B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、レーザ加工ヘツド装置に関し、さ
らに詳細には、加工点付近を冷却する冷却液体を
噴出,吸入する加工ヘツド装置に関するものであ
る。
レーザ切断加工においては、被加工材の加工点
に集光照射されたレーザ光線のエネルギーを被加
工材が吸収した吸収熱や、被加工材における加工
点の酸化反応によつて生ずる酸化反応熱等が加工
点の周囲近傍へ伝導され、酸化反応が回りへ進行
する。特に被加工材が厚板である場合や、切断加
工の形状が微細で複雑な場合には、加工速度が遅
くなるので前記熱の影響を極めて受け易いもので
ある。したがつて、切断加工の形状が微細で複雑
な場合や厚板材のときには、微細な形状部分が完
全に溶融除去されてしまつたり、切断面の精度が
悪化するという問題がある。
なお、従来技術において、レーザ加工点付近へ
アシストガスを噴出して周囲から吸引する構成の
ものがあるが、アシストガスによる冷却効果が小
さく、上述のごとき問題は解決困難である。
この発明は、前述のごとき問題に鑑み発明した
もので、その第1の目的は、レーザ加工による加
工点から周囲近傍への酸化反応等の進行を防止し
て、微細で複雑な形状や厚板の場合であつても、
精度の良いレーザ加工を行なうことのできるレー
ザ加工ヘツド装置を提供しようとするものであ
る。
第2の目的は、酸化反応等の進行を防止するた
めに、レーザ加工による加工点及びその周囲を効
率よく冷却するレーザ加工ヘツド装置を提供する
ものである。
その他の目的は、以下、図面を用いて実施例を
説明することにより明白になるであろう。
第1図を参照するに、加工ヘツド装置1は、レ
ーザ加工装置の本体(図示省略)に支承されたハ
ウジング3内に筒体5を適宜に装着してなるもの
である。筒体5の下端部付近は細径に形成してあ
り、下端部付近の外周に一体的に固定した環状の
ケーシング7と筒体5の下端部外周面との間に
は、例えば冷却水のごとき冷却液体を通す環状の
冷媒通路9が形成してある。
前記ケーシング7には前記冷媒通路9に連通し
たパイプ11が接続してある。このパイプ11
は、例えば、筒体5内に装着した集光用のレンズ
(図示省略)を冷却するための冷却水を貯蔵した
タンク等に適宜に接続してあるものである。した
がつて、パイプ11を介して前記冷媒通路9へ冷
却液体を供給することができるものである。
前記筒体5内は、レーザ加工装置に備えたレー
ザ発振器からのレーザ光線を通過し得るものであ
り、内部の適宜位置にはレーザ光線を集光するレ
ンズ(図示省略)が位置調節自在に装着してあ
る。また、筒体5の内部にはガス供給装置からの
アシストガスの供給を受けているものであり、下
方向へアシストガスを噴出しているものである。
この筒体5の下端内部にはレーザノズル13が螺
着してある。レーザノズル13は大略円錐形状を
なしており、下端軸心部には、レーザ光線が通過
自在でかつアシストガスを下方向へ噴出するノズ
ル口15が形成してある。
前記ケーシング7の下端部には、レーザノズル
13を囲撓したノズルカバー17が螺着してあ
り、このノズルカバー17とレーザノズル13と
の間には、前記冷媒通路9に連通した環状の冷媒
通路19が形成してある。この冷媒通路19の下
端部は、冷却液体を軸心方向(加工点へ指向した
方向)に噴出する冷媒噴出口21に形成してあ
る。この冷媒噴出口21の下端部は、図より明ら
かなように、前記ノズル口15の下端部と同一高
さに設けてある。したがつて、前記パイプ11か
ら冷媒通路9内へ供給された冷却液体は、冷媒噴
出口21から軸心方向(レーザ光線による加工点
方向)へ向けて噴出されることとなり、レーザ光
線による加工点及びその周囲付近を効果的に冷却
することとなる。
前記ハウジング3の下端部には、前記ノズルカ
バー17等を包囲した環状のリングブロツク23
がボルト等によつて一体的に取付けてある。リン
グブロツク23の内周下端部には、前記冷媒噴出
口21から噴出れた冷却液体あるいは霧状の冷却
液体が被加工材Wの上面を流れて周囲に飛散する
のを防止するシールリング25が適宜に装着して
ある。シールリング25の下端縁は板状の被加工
材Wの上面に接触自在であり、冷媒噴出口21よ
り下側に位置するものである。このシールリング
25の内周面に近接した内側には、ノズルカバー
17の周囲に環状の吸入口27を備えた環状の吸
入口部材29が螺着固定してあり、前記吸入口2
7はリングブロツク23に形成した吸引孔31に
連通してある。この吸引孔31はポンプ等の吸込
み側に接続してあるものである。
上記吸入口部材29は、本実施例においては内
筒と外筒により二重構造にて図示してあり、シー
ルリング25と別体に構成してある。しかし、吸
入口部材29における外筒の下端縁を内筒よりも
下方に突出せしめる構成とした場合には、前記シ
ールリング25を省略する構成とすることができ
るものであり、この場合には上記外筒の下端部が
シールリング部を構成することとなるものであ
る。
したがつて、前記冷媒噴出口21から噴出され
て加工点付近を冷却した液体、レーザノズル13
のノズル口15から噴出したアシストガスによつ
て飛散された液体及び加工点付近を冷却すること
によつて発生した水蒸気は、シールリング部によ
つて周囲への飛散が防止されて、吸入口27から
吸引孔31を経て吸引されて、タンク等へ環流あ
るいは排出されるものである。よつて、作業環境
は常に衛生的に守られるものである。
なお、前記リングブロツク23の下面には、被
加工材Wの上面に接触自在のボール33を回転自
在に備えた複数のボールキヤスター35が装着し
てある。
以上の構成の説明より理解されるように、パイ
プ11から冷却液体を供給することにより、冷媒
噴出口21から冷却液体がレーザ光線による加工
点へ向けて噴出されることとなり、加工点近傍の
周囲が冷却されることとなる。一方、ノズル口1
5から噴出する噴出ガス(アシストガス)の作用
により、レーザ光線による加工点部分は冷却液体
が吹飛ばされて除去された状態となり、このよう
な状態においてレーザ加工が行なわれることとな
るものである。
したがつて、レーザ加工点部分近傍は冷却液体
により冷却されることとなり、前述した酸化反応
の進行が防止されることとなるものである。
よつて、形状が微細で複雑な場合や被加工材W
が厚板であつて、加工速度が遅くならざるを得な
い場合であつても、酸化反応熱によつて微細な部
分が溶融除去されるようなことがないと共に周囲
の熱歪が少なく、かつドロスの付着が少ないもの
となり、精度のよい加工を行ない得るものであ
る。
また、冷却液体および加工点付近を冷却するこ
とによつて発生した水蒸気等は、ノズル口15か
ら噴出するアシストガス等の作用をも受けて周囲
に飛散される傾向にあるが、シールリング部によ
つて周囲への飛散が防止され、吸入口27から吸
引孔31を経て排除されるので、冷却液体や水蒸
気が周囲に飛散して衛生を害するようなことがな
いと共に、冷却液体が常に流動状態にあり冷却能
率が低下するようなことがないものである。
さらに、加工点付近に冷却液体が存在するこ
と、及び冷媒通路9,19中の冷却液体によつて
レーザノズル13およびノズルカバー17自体が
冷却されていることにより、レーザノズル13や
ノズルカバー17に対するスパツタの付着が少な
いものとなる。
なお、この発明は前述のごとき実施例のみに限
定されるものではなく、適宜の変更を行なうこと
によつてはその他の態様でもつて実施し得るもの
である。例えば、被加工材の上面ではなく下面に
冷却液体を噴射して、加工点部分を下面から冷却
する構成とすることも可能なものであり、また、
シールリングに代えてリングブロツクの下面にエ
アーを噴射し、エアーカーテンを形成することに
よつて冷却液体の拡散を防止する構成等、種々の
設計的変更が可能なものである。
さらに、冷却液体の流動方向を前述の実施例と
は逆にすることも可能である。すなわち、前記実
施例とは逆に、前記吸引孔31から吸入口27の
方向へ冷却液体を流通し、吸入口27から被加工
材Wの上面へ冷却液体を噴出せしめ、そして、前
記噴出口21において冷却液体の吸引を行ない、
パイプ11から冷却液体を排出を行なう構成とす
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は加工ヘツド装置の部分断面図である。 (図面の主要な部分を表わす符号の説明)、1
3……レーザノズル、15……ノズル口、21…
…冷媒噴出口、25……シールリング、27……
吸入口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 被加工材Wへレーザ光線を照射すると共にア
    シストガスを噴出するレーザノズル13のノズル
    口15の周辺に、前記レーザ光線による被加工材
    Wの加工点付近を冷却すべく上記加工点付近へ冷
    却液体を噴出する冷媒噴出口21を設け、上記冷
    媒噴出口21の周囲に、被加工材Wの上面を伝つ
    て前記冷却液体が周囲に飛散することを防止する
    シールリング部を設け、このシールリングの内側
    に前記冷却液体を吸引するための吸入口27を設
    けてなることを特徴とするレーザ加工ヘツド装
    置。
JP61159880A 1986-07-09 1986-07-09 レ−ザ加工ヘツド装置 Granted JPS6297790A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61159880A JPS6297790A (ja) 1986-07-09 1986-07-09 レ−ザ加工ヘツド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61159880A JPS6297790A (ja) 1986-07-09 1986-07-09 レ−ザ加工ヘツド装置

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Publication Number Publication Date
JPS6297790A JPS6297790A (ja) 1987-05-07
JPH0262115B2 true JPH0262115B2 (ja) 1990-12-21

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ID=15703214

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61159880A Granted JPS6297790A (ja) 1986-07-09 1986-07-09 レ−ザ加工ヘツド装置

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TW200934603A (en) * 2008-02-01 2009-08-16 Contrel Technology Co Ltd Jetting type laser processing machine
JP5257745B2 (ja) * 2008-03-19 2013-08-07 澁谷工業株式会社 レーザ加工方法とその装置

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JPS6297790A (ja) 1987-05-07

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