JPH0261865A - 磁気ディスクのフォーマット方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は情報記憶装置の一種である磁気ディスク記憶装
置において、セクタサーボ方式により磁気ヘッドの位置
決めを行う磁気ディスクのフォーマット方式に関する。

［従来の技術］ 従来、この種のディスク装置では磁気ディスクの直径方
向に対する磁気ヘッドの送り機構にステップモータを使
用し、コントローラからの移動命令信号により必要量だ
けステップモータを回転させてヘッドの位置決めを行う
オープンループ制御が多く用いられていた。

しかしながら、ディスク装置の記憶容量を増大させるた
めには、線記録密度を増大させるのみならず、トラック
密度を増大させる必要があり、そのためには高精度でヘ
ッドの位置決めを行う必要があり、高精度の位置決めを
可能にするため、サーボ位置決め方式が採用されるに至
った。このサーボ位置決め方式の一種であるセクタサー
ボ方式はデータ面とサーボ情報面とを共用できること及
び−周にわたる位置誤差が検出できることから、媒体可
換のディスク装置、特に、フレキシブルディスク装置に
おいて多用されている。

このセクタサーボ方式を用いた媒体のフォーマットとし
ては、例えば、第３図に示すものがある。

記録データ部Ｄ１乃至Ｄ５・・・に対して、サーボＩＤ
部Ａ及びＢと、位置誤差信号ａ乃至ｄが１／２のトラッ
クだけずれた状態で書き込まれる。そして、ヘッドが、
例えば、Ｄ３のデータを読むように位置決めされたとき
、再生波形の包絡線は第４図に実線にて示すようになる
。一方、位置決めが若干データ部Ｄ４側に偏った場合は
、サーボＩＤ部Ａ及び位置誤差信号Ｃが磁気ヘッドのギ
ャップＧに多くかかるため出力を増し、逆にサーボＩＤ
部Ｂ及び位置誤差信号すは出力を減らし、結局、第４図
中破線に示す如き波形となる。このため、位置誤差信号
の出力レベルの差をサーボＩＤ部Ａ又はＢから一定のタ
イミングを持って検出し、これが等しくなるようにヘッ
ド位置を移動させることにより、正しくデータ上にヘッ
ドを位置決めすることができる。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上述した従来の磁気ディスクのフォーマ
ット方式は、位置誤差信号の記録位置を示すためのサー
ボＩＤ部分が通常のデータ部のトラック幅と略々同一に
書き込まれるため、ヘッドがデータ部に正しく位置決め
された場合は、第４図の実線で示すようにサーボＩＤ部
分の出力がデータ部の出力に比して１／２程度と小さく
なる。

このため、検出漏れが発生しやすく、ヘッドの位置決め
誤差が大きくなったり、回路上で検出漏れを防止するた
めに冗長度を増加させた場合は、記録容量が小さくなる
等の欠点があった。

［課題を解決するための手段］ 本発明に係る磁気ディスクのフォーマット方式は、セク
タサーボ方式により磁気ヘッドの位置決めを行う磁気デ
ィスクのフォーマット方式において、位置誤差信号の記
録位置を示すサーボＩＤ部分がデータ記録部分のトラッ
ク幅の少なくとも１．５倍以上のトラック幅を有するこ
とを特徴とする。

［作用］ 本発明においては、位置誤差信号の記録位置を示すサー
ボＩＤ部分がデータ記録部分のトラック幅の少なくとも
１．５倍以上のトラック幅を有するから、サーボＩＤ部
分においてもデータ記録部分と略々等しいレベルの出力
を得ることができる。

これにより、サーボＩＤ部が正確且つ確実に検出され、
誤りがない位置誤差情報が得られるので、位置決めを高
精度で行うことができる。

［実施例］ 次に、本発明の実施例について添付の図面を参照して説
明する。

第１図は本発明の実施例に係るフォーマット方式を示す
図であり、第１図においては、媒体の円周に沿って書き
込まれるフォーマットを図示の簡単のため直線で近似し
である。

Ａ、ＢはサーボＩＤ部、ａ乃至ｄは位置誤差信号、Ｄ、
乃至Ｄ４・・・は記録データ部を示す、また、Ｇは通常
の読み出し、書き込みに使用するヘッドのギャップ幅を
、Ｇ′はサーボＩＤ部又はサーボＩＤ部と位置誤差信号
を書き込むためのヘッドのギャップ幅を表わす。

いま、ギャップ幅Ｇ′のヘッドを使用してサーボＩＤ部
Ａ、Ｂ及び位置誤差信号ａ乃至ｄを書き込んだ場合を考
える。ギャップ幅Ｇのヘッドをデータ部Ｄ３の位置に位
置決めをすると、その再生波形の包絡線は第２図に示す
ようになる。サーボＩＤ部Ａは丁度２ケ所のＡ部にまた
がっているため、波形の干渉により不安定な出力となっ
ているが、サーボＩＤ部ＢはへラドギャップＧにより最
大の出力レベルで再生されており、データ部と略々等し
い出力となる。このため、この場合サーボＩＤ部Ｂは正
しく検出することが可能であり、サーボＩＤ部Ｂからタ
イミングをとって検出誤差信号、この場合は検出誤差信
号す及びｄを検出し、相互に比較することにより誤りが
ない位置誤差情報が得られる。なお、第２図中、破線は
ヘッドの位置決めが若干ずれた場合を示す。

本実施例ではサーボＩＤ部と位置誤差信号を同一の幅で
書き込んでいるが、第３図に示したように位置誤差信号
ａ乃至ｄはデータ部Ｄ１乃至Ｄ４と等しい幅で書き込ん
でもよい。この場合、データ部のトラック中心と位置誤
差信号のトラック中心とは１／２トラツクだけずらして
書き込むことになる。

また、サーボＩＤの書き込み幅は、−ａ的に読み出し回
路が許容する出力低下レベルが一３ｄＢであることを考
慮すると、データ部と同程度の信頼性でサーボＩＤを検
出するためには、少なくともデータ部のトラック幅の１
，５倍は必要となる。このため、本発明においては、サ
ーボＩＤ部分のトラック幅をデータ記録部分のトラック
幅の１．５倍以上にする。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明は、セクタサーボ方式のディ
スクのフォーマットにおいて、サーボＩＤ部分のトラッ
ク幅を通常のデータ記録部分のトラック幅に比して少な
くとも　１．５倍以上とすることによりサーボＩＤ部の
誤検出を抑制することができる。一般にディスク装置の
データ部のビット誤り率はＩＤ−９回／ビット程度ある
が、サーボＩＤ部も同程度以上の信頼性を持って検出可
能となるため、冗長度を小さく、従って、サーボＩＤ部
及び位置誤差信号部を短くできる。これにより、大きな
記録容量を確保することができると共に、位置決め精度
が高く、誤り率が低い高信頼性を有する磁気ディスク装
置を提供できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係る磁気ディスクのフォーマ
ット方式を示す図、第２図は第１図のフォーマットを読
み出したときの出力波の包絡線波形を示す図、第３図は
従来のセクタサーボ方式によるフォーマットの例を示す
図、第４図は第３図のフォーマットを読み出したときの
出力波の包絡線波形を示す図である。 Ａ、Ｂ；サーボＩＤ部、ａ乃至ｄ；位置誤差信号、Ｄｌ
乃至Ｄ５；データ部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）セクタサーボ方式により磁気ヘッドの位置決めを
   行う磁気ディスクのフォーマット方式において、位置誤
   差信号の記録位置を示すサーボＩＤ部分がデータ記録部
   分のトラック幅の少なくとも１．５倍以上のトラック幅
   を有することを特徴とする磁気ディスクのフォーマット
   方式。