JPH0261680A - 接触方式熱定着器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、記録装置等の記録用紙上のトナー像等を熱融
着する熱定着器に関する。

〔発明の概要〕

本発明は、記ｉ、Ａ装；η等の記録用紙」二に形成され
たトナー像等を加熱して熱融着する熱定着器の構造で、
加熱機能をもったローラ一部で′Ｌ′８融させ、冷却部
にて定着させる場合に、熱定着器内での圧接搬送にロー
ル状シートを用いることによって、トナー像等が搬送部
に付着した場合でも、クリーニングする必要をなくし、
常に品質の高い記録紙の出力を可能としたものである。

〔従来の技術〕

従来、第３図に示すように中空ローラ１５にハロゲンラ
ンプ等のヒータ１６を内蔵し用紙を加熱する熱定着器や
、第４図に示すように湾曲したプレーＨ９にヒータ１８
を取り付けて用紙を圧接搬送するためのベル［７で構成
した熱定着器が知られていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、前記の熱定着器の場合、用紙上に形成されたト
ナー像等が、第３図に示すようなローラ１５に付着し、
用紙を汚したり、トナーの種類によってはローラに巻き
付き、ジャムの原因になったりしていた。また、第４図
に示すようにベルト１７とプレー目９で形成して用紙に
対する加熱時間を長くした熱定着器は、ヘル１−１７と
プレート１９との用紙送り速度差によって、トナー像等
がズしたりヘル目７に付着したりする等の欠点があった
。

このため、上記の構成の熱定着器の場合、ローラやベル
ト等に付着したトナー像等の汚れを常に取り除くために
、複雑かつ高価なりリーニング機構を必要とした。

そこで本発明は従来のこのような欠点を解決するために
、用紙上に形成されたトナー像等によらず高品質な熱定
着を行い、かつ安価な記録装置等の熱定着器を提供する
ことを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

上記の課題を解決するために、本発明は、トナー像等を
加熱して熱融着するローラ部と、該トナー像を冷却し用
紙に定着させるための冷却部と記録用紙を圧接搬送する
ためのロール状シートで構成し、記録用紙の定着時の７
１′５れ、トナー像等のズレなどの劣化をなくすように
した。

〔作用〕

上記のように構成された熱定着器は、加熱ローラで熱溶
融されたトナー像等が加熱の最中に、ロール状シートを
接しているため、シートに付着し、その状態を保ちなが
ら用紙が搬送される。この時、トナー像等は、液体と固
体の状態が混在する半溶融状態になっていて、その状態
のままで用紙がロール状シートから分離されると、一部
のトナー像等がロール状シートに付着し、記録用紙に完
全にトナー像が定着しない。ここで、前記半溶融状態の
ままで用紙をシートから分離せずに、半溶融状態のトナ
ー像を記録用紙に定着させる冷却手段を設けることによ
って、シート側へのトナー像等の付着はなくなるととも
に、常に新しいシート面を用いて定着することができ、
定着器へのトナー像等の汚れの付着を完全になくすこと
を可能とした。

〔実施例〕

以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図において、トナー像等が形成された記録用紙１は
、まづハロゲンランプ等のヒータ６を内蔵し記録用紙を
加熱する中空ローラ２と用紙を圧接搬送するための圧接
ローラ４の間にロールシート８より送り出され耐熱性が
あり安価なプラス千ツク５　ゴム、金属等からなるシー
ト９とともに導かれ、記録用紙ｌのトナー像が熱溶融さ
れる。この時点では、トナー像等は液体状態である。次
に冷却部５の部分を通過する時に、記録用紙１上に形成
されたトナー像等は、液体と固体の状態が混在する半溶
融状態から、熱エネルギーを奪われながら固体状態に変
化し、排出ローラ６及びビールローラフによってシート
９にトナー像が付着することなくシート９と記録用紙１
が分離され、熱定着器外に排紙される。そして記録用紙
１の定着に使用されたシート９は、使用済ロール１０に
まかれ、次の定着時には、ロールシート８より新たなシ
ートが送り出されて使用される。

また、特開昭５９−３０５３７号公報で示されている画
像シートを用いる記録！Ａ置においては、画像シートの
コーティング組成物が付着していない表面を、本発明に
かかる定着用シートとして用いることによって、シート
両面を有効に利用することが可能である。

第２図（八）は第１図におけるシート９に、平滑度の高
いシー目１を用いた場合の定着後の記録紙１２を、また
第２図（Ｂ）は、前記同様に平滑度の低い例えば網状の
表面形状のシー目３を用いた場合の定着後の記録紙１４
を示す。

この様に、記録紙と一緒に圧接するシート９の表面状態
を各々に変えることによって、記録紙の好みの表面仕上
げ状態を変えることが可能である。

周知の記録装置では、記録用紙上の色彩部分についてｉ
！沢できる装置は存在するが、記録用紙の定着具合、ま
たは表面仕上げ具合を任意に選択するもの、例えば光沢
有り、無し、絹目等の選択を行える装置はなく、本発明
はこの点を可能とした。

〔発明の効果〕

本発明は以上説明したように、用紙を加熱しながら搬送
するヒータを内蔵したローラと、用紙上に形成された熱
溶融トナー像等を冷却する冷却部と、定着ごとに新たな
定着面を使用するロールシートで構成することによって
、記録用紙上のトナー像等のズレ及びトナー像等の搬送
部への付着を解消することができる。

また、平滑度の異なるロールシートを選択することによ
って記録用紙の仕上がり具合を任意に選ぶことも可能で
ある。

さらに、装置もコンパクトでかつ安価にできるという効
果がある。

５・・・冷却部 ８・・・ロールシート 出願人　セイコー電子工業株式会社 代理人　弁理士　　林　　　敬　之　助

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる接触方式熱定着器の構成図、第
２図（Ａ）及び第２図（Ｂ）は本発明にかかる定着後の
記録紙の一例を示す説明図、第３図及び第４図は従来の
接触方式熱定着器の構成図である。 １・・・記録用紙 ２・・・中空ローラ ・ヒータ 第 ！ 図 第２ 図（Ａ） 第２図ＣＢ＞ 第４

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 記録装置等の用紙上に形成されたトナー像等を加熱して
   熱融着する熱定着器において、用紙を加熱しながら搬送
   するヒータを内蔵したローラと、前記ローラとの間で用
   紙を圧接搬送するための圧接ローラと、前記圧接ローラ
   に送られたローラ状シートと、用紙を圧接搬送しながら
   冷却する冷却部と、定着後の記録紙と、ロール状シート
   を分離し、排出するロールを具備することを特徴とする
   接触方式熱定着器。