JPH0261128A - ゴム補強用複合コード - Google Patents
ゴム補強用複合コードInfo
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- JPH0261128A JPH0261128A JP20891688A JP20891688A JPH0261128A JP H0261128 A JPH0261128 A JP H0261128A JP 20891688 A JP20891688 A JP 20891688A JP 20891688 A JP20891688 A JP 20891688A JP H0261128 A JPH0261128 A JP H0261128A
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Links
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D02—YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
- D02G—CRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
- D02G3/00—Yarns or threads, e.g. fancy yarns; Processes or apparatus for the production thereof, not otherwise provided for
- D02G3/44—Yarns or threads characterised by the purpose for which they are designed
- D02G3/48—Tyre cords
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は車輌用空気入りタイヤのカーカス材等、ゴム弾
性物品、強化弾性材の成形品等に各種用いられる芳香族
ポリアミド繊維使用のゴム補強用コードに関する。さら
に詳しくはゴムとの接着性および耐圧縮疲労性に優れた
芳香族ポリアミドコードに関する。
性物品、強化弾性材の成形品等に各種用いられる芳香族
ポリアミド繊維使用のゴム補強用コードに関する。さら
に詳しくはゴムとの接着性および耐圧縮疲労性に優れた
芳香族ポリアミドコードに関する。
芳香族ポリアミド繊維は、他の有機合成繊維、例えば脂
肪族ポリアミド繊維やポリエステル繊維と比較して、は
るかに高強力、高モジュラスであり、優れた耐熱性及び
耐クリープ特性を有する。
肪族ポリアミド繊維やポリエステル繊維と比較して、は
るかに高強力、高モジュラスであり、優れた耐熱性及び
耐クリープ特性を有する。
該繊維を大型ラジアルタイヤのカーカスコード材として
用いた場合、その高強力、高モジユラス性のため他の有
機繊維コードを用いた場合よりも、カーカスプライ枚数
を減少させることができ、タイヤの軽量化、鋼材の減少
による低発熱化に有利となり、またその高耐熱性のため
、高発熱進行時のプライ耐久性も有利となる。
用いた場合、その高強力、高モジユラス性のため他の有
機繊維コードを用いた場合よりも、カーカスプライ枚数
を減少させることができ、タイヤの軽量化、鋼材の減少
による低発熱化に有利となり、またその高耐熱性のため
、高発熱進行時のプライ耐久性も有利となる。
しかしながら前記芳香族ポリアミド繊維は、上述の利点
を有する反面、耐圧縮疲労性及びゴムとの接着性が、他
の有機合成繊維と比較して極めて劣るという欠点を有し
ているため、特にタイヤ用ゴム補強材として使用する場
合、上記欠点を克服することが必要となる。
を有する反面、耐圧縮疲労性及びゴムとの接着性が、他
の有機合成繊維と比較して極めて劣るという欠点を有し
ているため、特にタイヤ用ゴム補強材として使用する場
合、上記欠点を克服することが必要となる。
すなわち芳香族ポリアミドのフィラメントを撚って作成
したコードをタイヤのベルトコード層やカーカスコード
層に使用すると、タイヤの走行中に加えられる繰り返し
入力により、コードが著しく強力低下したり、ゴムとの
接着性が低下するという問題がある。これはコードに曲
げ入力が入ったとき、フィラメントが局部的に座屈した
り、ゴムとの間に多大のずれ剪断応力が入ったり、フィ
ラメント相互の摩擦によりフィブリル化が発生するとい
った理由に起因するものである。
したコードをタイヤのベルトコード層やカーカスコード
層に使用すると、タイヤの走行中に加えられる繰り返し
入力により、コードが著しく強力低下したり、ゴムとの
接着性が低下するという問題がある。これはコードに曲
げ入力が入ったとき、フィラメントが局部的に座屈した
り、ゴムとの間に多大のずれ剪断応力が入ったり、フィ
ラメント相互の摩擦によりフィブリル化が発生するとい
った理由に起因するものである。
本発明はかかる芳香族ポリアミド繊維の問題点であるゴ
ムとの接着性の改善並びに耐圧縮疲労性を改善した芳香
族ポリアミド使用のゴム補強用コードを提供しようとす
るものである。
ムとの接着性の改善並びに耐圧縮疲労性を改善した芳香
族ポリアミド使用のゴム補強用コードを提供しようとす
るものである。
本発明は芳香族ポリアミド繊維の未処理ヤーンフィラメ
ントとレーヨン紡績糸または綿紡績糸を少なくとも１本
以上を引き揃えて下撚りを施し、その下撚り糸を複数本
撚り合わせてコード状となし、ゴム補強用複合コードを
構成した。そしてそのコードを芳香族ポリアミド用接着
剤で接着処理することにより、接着性の改善および耐圧
縮疲労性の改善をするに至った。
ントとレーヨン紡績糸または綿紡績糸を少なくとも１本
以上を引き揃えて下撚りを施し、その下撚り糸を複数本
撚り合わせてコード状となし、ゴム補強用複合コードを
構成した。そしてそのコードを芳香族ポリアミド用接着
剤で接着処理することにより、接着性の改善および耐圧
縮疲労性の改善をするに至った。
芳香族ポリアミド繊維に高吸水性繊維であるレーヨン紡
績糸または綿紡績糸を加えて撚ったコードは接着剤処理
した時、高吸水性繊維のレーヨン紡績糸または綿紡績糸
に充分に接着剤が含浸するので、その周囲の芳香族ポリ
アミド繊維の内部にも充分接着剤が浸透する。従ってゴ
ムとの接着性が著しく改善できる。またゴム付着率も向
上する。
績糸または綿紡績糸を加えて撚ったコードは接着剤処理
した時、高吸水性繊維のレーヨン紡績糸または綿紡績糸
に充分に接着剤が含浸するので、その周囲の芳香族ポリ
アミド繊維の内部にも充分接着剤が浸透する。従ってゴ
ムとの接着性が著しく改善できる。またゴム付着率も向
上する。
またレーヨン紡績系や綿紡績糸を芳香族ポリアミド繊維
に加えて撚ったコードは非常に柔軟性に富んだコードと
なり、圧縮歪みを受けたとき、応力集中が緩和されるこ
とで、耐圧縮疲労性も改善できる。
に加えて撚ったコードは非常に柔軟性に富んだコードと
なり、圧縮歪みを受けたとき、応力集中が緩和されるこ
とで、耐圧縮疲労性も改善できる。
特にコードのトータルデニール（Ｄ＞に対するレーヨン
紡績糸または綿紡績系のトータルデニール（ｄ）の比率
ｄ／Ｄはおよそ１／２０〜１／２の範囲内としたときが
最も好ましい。ｄ／Ｄが１／２０未満では接着性および
耐圧縮疲労性の改良効果が乏しく、また１／２を超える
と強度低下が著しくなる。
紡績糸または綿紡績系のトータルデニール（ｄ）の比率
ｄ／Ｄはおよそ１／２０〜１／２の範囲内としたときが
最も好ましい。ｄ／Ｄが１／２０未満では接着性および
耐圧縮疲労性の改良効果が乏しく、また１／２を超える
と強度低下が著しくなる。
デュポン社製芳香族ポリアミド繊維ケブラー（商品名＞
１５００デニール／１０００フイラメントと、所定の繊
度を有する綿紡績糸またはレーヨン紡績糸の１本〜複数
本を組合せてそれぞれ下撚りをかけて合糸し、得られた
下撚りコード２本を上撚りをかけて本発明の実施例に係
るコードを作成した。
１５００デニール／１０００フイラメントと、所定の繊
度を有する綿紡績糸またはレーヨン紡績糸の１本〜複数
本を組合せてそれぞれ下撚りをかけて合糸し、得られた
下撚りコード２本を上撚りをかけて本発明の実施例に係
るコードを作成した。
次に、かかるコードを、第２表に示した配合ゴムに対し
て第１表に示したゴム付着性及び耐圧縮疲労性に関する
試験を行なった。
て第１表に示したゴム付着性及び耐圧縮疲労性に関する
試験を行なった。
なおコードの接着剤処理は、水３４０ｇ、１０％水酸化
ナトリウム水溶液４ｇ、ジオクチルナトリウムスルホサ
クシネート（商品名サンモリン０Ｔ−７０＞１．２ｇ、
エポキシ樹脂（長潮産業社製ＮＥＲＯＩＯ＞１６ｇ、２
−ピロリドン８０ｇからなる第１浴に含浸処理した後、
２４０°Ｃで２分間乾燥し、次いでレゾルシンｌ１ｇ、
ホルマリン１６．５ｇ、１０％水酸化ナトリウム水溶液
３．１ｇ、水２５１ｇ、スチレン−ブタジェン−ビニル
ピリジンラテックス（商品名ビラテックス＞２３０ｇ、
アンモニア水１１ｇからなる第２浴で処理し、２４０°
Ｃで２分間乾燥した。
ナトリウム水溶液４ｇ、ジオクチルナトリウムスルホサ
クシネート（商品名サンモリン０Ｔ−７０＞１．２ｇ、
エポキシ樹脂（長潮産業社製ＮＥＲＯＩＯ＞１６ｇ、２
−ピロリドン８０ｇからなる第１浴に含浸処理した後、
２４０°Ｃで２分間乾燥し、次いでレゾルシンｌ１ｇ、
ホルマリン１６．５ｇ、１０％水酸化ナトリウム水溶液
３．１ｇ、水２５１ｇ、スチレン−ブタジェン−ビニル
ピリジンラテックス（商品名ビラテックス＞２３０ｇ、
アンモニア水１１ｇからなる第２浴で処理し、２４０°
Ｃで２分間乾燥した。
なお比較のため芳香族ポリアミド繊維単独使用のもの（
比較例１）、ｄ／Ｄ比が１／２０未満のものく比較例２
）、１／２を超えるものく比較例３）についても併せて
試験した。
比較例１）、ｄ／Ｄ比が１／２０未満のものく比較例２
）、１／２を超えるものく比較例３）についても併せて
試験した。
以下余白
（注）
ｄ／Ｄ比：
Ｄ・・・コードのトータルデニール
ｄ・・・レーヨン紡績糸または綿紡績糸のトータルデニ
ール ＤＩＰ時強度： 処理済コードをＪＩＳ Ｌ１０１７に従いオートグラ
フで常温にて引張強さを測定し、デニールあたりの強度
（ｇ＞を求めた。
ール ＤＩＰ時強度： 処理済コードをＪＩＳ Ｌ１０１７に従いオートグラ
フで常温にて引張強さを測定し、デニールあたりの強度
（ｇ＞を求めた。
剥離接着：
処理済コードを最密充填にてゴムをトッピングしたもの
を２層貼り合せて試験片を作成し、１４０℃×４０分の
条件で加硫した後、２層間の剥離テストを行い１インチ
幅当りの剥離力を測定して求めた。
を２層貼り合せて試験片を作成し、１４０℃×４０分の
条件で加硫した後、２層間の剥離テストを行い１インチ
幅当りの剥離力を測定して求めた。
ゴム付着率：
剥離接着測定の際にゴムから剥離されたコード面にゴム
が付着している部分を百分率で表示したもの。
が付着している部分を百分率で表示したもの。
曲げ硬さ：
米国テーパー社製のテーパー剛軟度測定器によりコード
曲げ硬さを求めた。
曲げ硬さを求めた。
耐疲労性：
通常のディスク疲労試験機を用いて、伸張率６．３％、
圧縮率１２．６％、回転数２５０Ｏｒｐｍ、４８時間後
の強力保持率である。
圧縮率１２．６％、回転数２５０Ｏｒｐｍ、４８時間後
の強力保持率である。
なお、剥離接着、曲げ硬さ、耐疲労性については、比較
例１を１００として指数表示した。剥離接着、耐疲労性
は指数が大なる程良好、曲げ硬さは指数が小なる程良好
である。
例１を１００として指数表示した。剥離接着、耐疲労性
は指数が大なる程良好、曲げ硬さは指数が小なる程良好
である。
第２表
コード（比較例１）に対して、各実施例のゴム付着性及
び耐圧縮疲労性の顕著な向上が認められる。
び耐圧縮疲労性の顕著な向上が認められる。
またｄ／Ｄ比が所定の範囲のものが特に好適であること
が認められる。なお比較例４のレーヨンフィラメントを
加えて撚った複合コードは、実施例と比較して接着性及
び耐疲労性の改良効果が乏しい。これはゲバ立った紡績
糸と平滑なフィラメントとの差によるものと思われ、フ
ィラメントでは接着剤の浸透性が不十分であることが判
明した。
が認められる。なお比較例４のレーヨンフィラメントを
加えて撚った複合コードは、実施例と比較して接着性及
び耐疲労性の改良効果が乏しい。これはゲバ立った紡績
糸と平滑なフィラメントとの差によるものと思われ、フ
ィラメントでは接着剤の浸透性が不十分であることが判
明した。
以上の通りこの発明は、芳香族ポリアミド繊維のヤーン
フィラメントとレーヨン紡績糸または綿紡績系の少なく
とも１本以上を引き揃えて下撚りを施し、その下撚り糸
を複数本撚り合わせてコード状となしたゴム補強用複合
コードなので、高吸水性繊維であるレーヨン紡績糸また
は綿紡績糸に充分接着剤が含浸するのでゴム接着性がき
わめて良好であるとともに、耐圧縮疲労性もすぐれてお
り、芳香族ポリアミド繊維の難点を充分補強したゴム補
強用複合コードが提供できた。
フィラメントとレーヨン紡績糸または綿紡績系の少なく
とも１本以上を引き揃えて下撚りを施し、その下撚り糸
を複数本撚り合わせてコード状となしたゴム補強用複合
コードなので、高吸水性繊維であるレーヨン紡績糸また
は綿紡績糸に充分接着剤が含浸するのでゴム接着性がき
わめて良好であるとともに、耐圧縮疲労性もすぐれてお
り、芳香族ポリアミド繊維の難点を充分補強したゴム補
強用複合コードが提供できた。
Claims (2)
- （１）芳香族ポリアミド繊維のヤーンフィラメントとレ
ーヨン紡績糸または綿紡績糸の少なくとも１本以上を引
き揃えて下撚りを施し、その下撚り糸を複数本撚り合わ
せてコード状と成したことを特徴とするゴム補強用複合
コード。 - （２）コードのトータルデニール（Ｄ）に対するレーヨ
ン紡績糸または綿紡績糸のトータルデニール（ｄ）の比
率ｄ／Ｄが１／２０〜１／２の範囲内にあることを特徴
とする請求項１記載のゴム補強用複合コード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20891688A JPH0261128A (ja) | 1988-08-22 | 1988-08-22 | ゴム補強用複合コード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20891688A JPH0261128A (ja) | 1988-08-22 | 1988-08-22 | ゴム補強用複合コード |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0261128A true JPH0261128A (ja) | 1990-03-01 |
Family
ID=16564242
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20891688A Pending JPH0261128A (ja) | 1988-08-22 | 1988-08-22 | ゴム補強用複合コード |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0261128A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7335570B1 (en) | 1990-07-24 | 2008-02-26 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method of forming insulating films, capacitances, and semiconductor devices |
| JP2016516918A (ja) * | 2013-03-18 | 2016-06-09 | コンティネンタル・ライフェン・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 少なくとも２つの互いに撚り合わせられたマルチフィラメント糸製のハイブリッドコード |
-
1988
- 1988-08-22 JP JP20891688A patent/JPH0261128A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7335570B1 (en) | 1990-07-24 | 2008-02-26 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method of forming insulating films, capacitances, and semiconductor devices |
| JP2016516918A (ja) * | 2013-03-18 | 2016-06-09 | コンティネンタル・ライフェン・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 少なくとも２つの互いに撚り合わせられたマルチフィラメント糸製のハイブリッドコード |
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