JPH0260710A - 木質化粧単板の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ 本発明は接着剤をバイングーとして木材薄片を圧縮成形
して形成したものを素材とした木質化粧単板の製造方法
に関するものである。

［従来の技術］ 近年、建築材料が多様化する中で新規性の高い外観を持
ったものが求められている。特に木の持つ暖か味、優し
さを損なわず、また現代的な居住空間にも対応できる外
観を持つ木質化粧単板が必要とされている。従来この種
の木質単板としてはパーチクルボードと称されるものが
あるが、外観に木味感がなく、現代的な居住空間に対応
する外観を持っているとは云えなかった。

そこで、本発明の出願人は本発明に至る過程で木材薄片
に接着剤を塗布して圧締成形にてブロック化して形成し
た木材薄片７９フチを形成し、この木材薄片フリッチを
スライスして木材薄片スライス単板を形成する方法をす
でに特願昭６２−２１１７５６号として出願している。

そして、このようにしで得た木材薄片スライス単板は木
材薄片にて木の良さを失うことなく現代的居住空間に対
応できる外観を持つ従来にない新規なスライス単板が得
られたが、これだけでは、木材薄片にて構成された同一
模様のもののみでしかなく、今一つ模様の単ｌｌＩさが
まぬがれなかった。そこで、種々の模様、例えば−例と
して上げれば、寄せ水俣様とするには、上記木材薄片フ
リッチとして木材薄片の色調乃至形状の異なるものを複
数種用意し、これをそれぞれスライスして素材とする木
材薄片の色調や形状の異なる複数種の木材薄片スライス
単板を形成し、この複数種の木材薄片スライス単板をテ
ープ止めしてこれを基材の上に張り付けて寄せ水模様等
を形成していた。

［発明が解決しようとする課題１ ところが、種々の模様、例えば−例として上記に記載し
た寄せ水模様とする場合など複数種の木材薄片スライス
単板同士をテープ止めしてこれを基材の上に張り付けて
寄せ水俣様等を形成しているので、複数種の木材薄片ス
ライス単板をいずれも定寸にカットし、これを正確にテ
ーピングしなければならず、手間と時間とがかかってい
た。

本発明は叙述の点に鑑みてなされたものであって、本発
明の目的とするところは木材薄片のもつ良さを持ちなが
ら、種々の模様をした木質化粧単板を簡単に製造できる
木質化粧単板の製造方法を提供するにある。

［課題を解決するための手段］ 上記の目的を達成するため本発明の木質化粧単板の９１
造方法は、木材薄片１に接着剤を塗布して圧締成形にて
ブロック化して木材薄片フリッチ２を形成し、この木材
薄片７９ツチ２を木材薄片１の色調乃至形状の異なるも
のを複数種用意して複数種の木材薄片フリッチ２　ａｔ
　２　ｂ、　２　ｃ・・・を接着剤で結合して複合フリ
ッチ３を形成し、この複合フリッチ３をスライスするよ
うにした。

また、木材薄片１に接着剤を塗布して圧締成形にてブロ
ック化して木材薄片フリッチ２を形成し、この木材薄片
７リフチ２を木材薄片１の色調乃至形状の異なるものを
複数種用意して複数種の木材薄片フリッチ２　ａｔ　２
　ｂ、　２　ｃ・・・をそれぞれフライスしてそれぞれ
木材薄片１の色調や形状の異なる複数種の木材薄片スラ
イス単板４　ａ、　４　ｂ、　４　ｃ・・・を形成し、
この複数種の木材薄片スライス単板４ａ、４ｂ、　４　
ｃ・・・を接着材で結合して複合フリッチ３ａを形成し
て、この複合７９ツチ３ａをスライスするようにしても
よい。

［作用Ｊ しかして、木材薄片１に接着剤を塗布して圧締成形にて
ブロック化して木材薄片７リフチ２を形成し、この木材
薄片フリッチ２を木材薄片１の色調乃至形状の異なるも
のを複数種用意して複数種の木材薄片フリッチ２１Ｌｙ
　２　ｂ、　２　ｃ・・・を直接またはそれぞれスライ
スして得た木材薄片スライス単板４　ａｔ　Ａ　ｂ、　
４　ｃ・・・を接着剤で結合して複合フリッチ３＊たは
３ａを形成し、この複合フリッチ３または３ａをスライ
スすることで木材薄片１のもつ良さを持ちながら、種々
の模様をした木質化粧単板Ａを簡単に得ることができる
ようになったものである。

［実施例］ 以下本発明を実施例に基づいて詳述する。

第１図には本発明の一実施例が示しである。まず、木材
薄片１に接着剤を塗布して圧締成形にてブロック化して
形成した木材薄片フリッチ２を形成する。この場合、木
材薄片フリッチ２としてその素材たる木材薄片１の色調
乃至形状の異なるものを複数種用意する６そして、木材
薄片１の色調乃至形状の異なる複数種の木材薄片フリッ
チ２ａ。

２　ｂ、　２　ｃ・・・等を接着剤を用いて結合して複
合フリッチ３を形成し、この複合７す７チ３をスライス
することで、木質化粧単板をＡを得るようにしたもので
ある。ここで、本発明に用いる木材薄片７９γチ２は次
のようにして形成される。すなわち、第２図に示すよう
に木材をスライスした木材薄片１が先ず薬品処理され、
次いで乾燥され、次いで木材薄片１に接着剤が塗布され
、次いでブレスｖ装置Ｂにて木材薄片１が圧締成形され
て木材薄片７リッチ２が形成されるものである。木材薄
片１は第３図に示すように厚みｔが０．０５〜０．８０
−醜く望ましくは０．１０〜０．５０＋ｍ）で、面積が
６〜４００霞輸２（望ましくは２５〜２５０輪論２）で
、縦横比（縦幅ａ／１’１ＲＩＩｂ）が０．４−７．０
（望ましくは０．８〜３．０）である、これらの木材薄
片１はよるよっていてもかまわない。また上記形状が６
０％以上であれば上記以外の寸法が混入してもかまわな
い。薬剤処理には脱色処理、染色処理、防虫処理、防腐
処理、難燃化処理等がある。染色処理は例えば第２図に
示すように染色槽５の染色液６中に木材薄片１の入った
内籠７を浸けて行なわれる。木材薄片１への接着剤の塗
布はスプレーあるいは混線で行なわれる。接着剤の種類
について接着後スフイス加工が可能な硬度を有するもの
であれば特に限定はしないが、下記の接着剤が適当であ
ると考える。例えばウレタン接着剤、ウレタン二マルノ
１ン接着剤、軟質（伸び率４０％以上）のポリエステル
樹脂、酢酸ビニル系接着剤等がある。かかる接着剤は着
色剤にて着色してもよい。

接着剤を塗布した木材薄片１の圧締成形はプレス装置Ｂ
で行なわれるが、第２図に示すように容器８内に木材薄
片１を入れブレス盤９にて押圧することにより成形され
る。このプレス装置Ｂにて圧締する圧力は木材薄片１が
プレス面に沿って潰れるのに十分な圧力であり、２Ｋｇ
／ｃ＋＊２〜５０Ｋｇ／ｃｍ２（望ましくは７　Ｋｇ／
　ｃｍ”−１４Ｋｇ／　ｅ−勺である６ところで、木材
薄片１を使用すると、接着剤塗布が容易であるばかりで
なく、圧締時に木材薄片１自体が変形しやすく、空隙に
よる接着不良や圧力不足による接着剤の発泡がおこらな
いものである。つまり、バチクルボードのように通常の
木片１′であると、第４図（ａ）の状態から第４図（ｂ
）の状態に圧締されるが、空隙ができたり、圧力不足に
より接着不良や発泡が生じたりするが、木材薄片１であ
ると、第５図（、）の状態がら第５図（ｂ）の状態にな
るように圧締され、プレス面に沿って木材薄片１が平行
化し、よるまりだものは第６図（ａ）の状態からＰＪ＆
６図（ｂ）の状態になるように折り畳まれ、接着良好で
、発泡が起こらないのである。また木材薄片１を使用し
ているので比較的大きい木片を接着してボードにしたも
のと異なり、木材と接着剤が均一に近く、且つち密に混
ざりあっており、吸水に対する寸法変化が殆どないもの
である。更に、外観上においても、圧締時にプレス面に
沿って平行に木材薄片１が並び、比較的大面積の本パタ
ーンが現れ、木味感が表現で“きるものである。また、
通常の木粉を接着した場合に比べ木材薄片１を使用する
ことで、接着剤が含浸しやすく、これにより形成された
プａツクが均一体になりスライス性が向上するものであ
る。このようにして木材薄片フリッチ２を形成するので
あるが、本発明にあっては、上記木材薄片フリッチ２を
形成するに当たり、木材薄片１の色調や形状を変えて複
数種の木材薄片フリッチ２　ａｔ　２　ｂ、２　ｃ・・
・を形成するのである。そして、使用した木材薄片１の
色調や形状の異なる２種以上の木材薄片フリッチ２１Ｌ
ｔ　２　ｂ、　２　ｃ・・・を接着剤で結合する場合、
第１図（ａ）乃至第１図（ｆ）に示すように様々な組み
合わによる寄せ水俣様が可能であり、得ようとする組み
合わせ横様に対応した組み合わせを行うものである。

もちろん第１図に示す組み合わせ模様以外の模様に組み
合わせておよいものである。第１図に示すような複合フ
リッチ４を水平に切断すると第７図（、）乃至（ｆ）に
示すような木質化粧単板Ａが得られるものである。

次に、第８図には本発明の他の実施例が示しである。こ
の実施例にあっては、まず、木材薄片１に接着剤を塗布
して圧締成形にてブロック化して木材薄片７リクチ２を
形成するのであるが、この場合木材薄片フリッチ２を木
材薄片１の色調乃至形状の異なるものを複数種用意する
ものである。

そして、次に上記複数種の木材薄片フリッチ２ａ。

２　ｂ、　２　ｃ・・・をそれぞれフライスしてそれぞ
れ木材薄片１の色調や形状の異なる複数種の木材薄片ス
ライス単板４ａｖ４ｂｔ４ｃ・・・を形成する。そして
、この複数種の木材薄片スライス単板４　ａｔ　４　ｂ
、　４　ｃ・・・を接着材で結合して圧締して複合フリ
ッチ３ａを形成して、この複合フリッチ３ａをスライス
することで、木質化粧単板Ａを形成するものである。

この場合、第８図おいては、複数種の木材薄片スライス
単板４　ａ、　４　ｂ、　４　ｅ・・・を接着材で結合
して圧締して複合７９ツチ３ａを形成するに当たり、木
材薄片スライス単板４　ａｔ　４　ｂ、　４　ｃ・・・
を水平にした状態でプレスして複合フリッチ３ａを形成
し、これを第８図において想像線で示すように斜めにス
ライスして木質化粧単板Ａを形成するようにした実施例
が示しであるが、スライスの方向は他の方向であっても
よく、また木材薄片スライス単板４ａｔ　４　ｂ、　４
　ｃ・・・をプレスするに当たっては第９図に示すよう
な凹凸型１０を用いて第１０図に示すような複合７リフ
チ３ａを形成し、これを例えば第１０図の矢印のように
スライスすることで、第１１図に示すような木材薄片を
敷き並べたような地模様に加えて木目調の模様を有する
新規な模様の木質化粧単板Ａを得ることができる。

なお、木材薄片フリッチ２と、これとは異なる色調乃至
形状の木材薄片フリッチ２をスライスして得た木材薄片
スライス単板４　ａｔ　４　ｂ、４　ｃ・・・とを組み
合わせて複合フリッチを形成し、これをスライスして木
質化粧単板Ａを形成するようにしでもよいものである。

［発明の効果］ 本発明は叙述のように、木材薄片に接着剤を塗布して圧
締成形にてブロック化して木材薄片フリッチを形成し、
この木材薄片７す７チを木材薄片の色調乃至形状の異な
るものを複数種用意して複数種の木材薄片フリッチを直
接またはそれぞれスライスして得た木材薄片スライス単
板を接着剤で結合して複合フリッチを形成し、この複合
フリッチをスライスすることで木材薄片のもつ木味感を
持ちかつ、耐クラツク性がすぐれながら、種々の模様を
した木質化粧単板を簡単に得ることができるものである
。また模様の再現性も優れているものである。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）（ｂ）（ｃ）（ｄ）（ｅ）（ｆ）は本発明
の一実施例において形成される複合フリッチの各側の斜
視図、第２図は本発明に使用する木材薄片スフイス単板
の製造工程を示す説明図、第３図は同上の木材薄片の拡
大斜視図、第４図（ａ）（ｂ）は通常の木片を圧締する
状態を示す説明図、ｔＪＩＪ５図（ａ）（ｂ）は本発明
の木材薄片を圧締する状態の説明図、第６図（ａ）（ｂ
）は木材薄片の圧締を説明する斜視図、第７図（、）（
ｂ）（ｅ）（ｄ）（ｅ）（ｆ　）は本発明において得ら
れる木質化粧単板の平面図、ｔＩＩＪ８図は本発明の他
の実施例の製造順序の説明図、＃１９図は同上の複合フ
リッチの形成の他側を示す断面図、第１０図は同上によ
り形成された複合フリッチの斜視図、第１１図は同上の
複合フリッチをスライスして得た木質化粧単板の斜視図
であって、１は木材薄片、２ｙ２ａ。 ２　ｂ、　２　ｃは木材薄片フリッチ、３は複合フリッ
チ、４　ａｔ　４　ｂ、　４　ｃは木材薄片スライス単
板である。 代理人　弁理士　石　１）長　七 ≠ 俺 悶 第３ 図 第４図 （Ｇ） （ｂ） 第５図 （ａ） （ｂ） 塁 四−≧−ト ド 第６図 （Ｇ） （ｂ） 第７図 第９図 １・・木材薄片 ２・・木材薄片７９ツチ 第８図 手続補正書（自発） 昭和６３年１０月２８日 昭和６３年特許ＩＩ第２１２９２７号 ２、発明の名称 ３゜ ４゜ 木質化粧単板の製造方法 補正をする者 事件との関係　　特許出願人 住　所　大阪府門真市大字門真１０４８番地名称（５８
３）松下電工株式会社 代表者　三好俊夫

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）木材薄片に接着剤を塗布して圧締成形にてブロッ
   ク化して木材薄片フリッチを形成し、この木材薄片フリ
   ッチを木材薄片の色調乃至形状の異なるものを複数種用
   意して複数種の木材薄片フリッチを接着剤で結合して複
   合フリッチを形成し、この複合フリッチをスライスする
   ことを特徴とする木質化粧単板の製造方法。
2. （２）木材薄片に接着剤を塗布して圧締成形にてブロッ
   ク化して木材薄片フリッチを形成し、この木材薄片フリ
   ッチを木材薄片の色調乃至形状の異なるものを複数種用
   意して複数種の木材薄片フリッチをそれぞれフライスし
   てそれぞれ木材薄片の色調や形状の異なる複数種の木材
   薄片スライス単板を形成し、この複数種の木材薄片スラ
   イス単板を接着材で結合して複合フリッチを形成して、
   この複合フリッチをスライスすることを特徴とする木質
   化粧単板の製造方法。