JPH0260560A - フィリング材 - Google Patents

フィリング材

Info

Publication number
JPH0260560A
JPH0260560A JP63213426A JP21342688A JPH0260560A JP H0260560 A JPH0260560 A JP H0260560A JP 63213426 A JP63213426 A JP 63213426A JP 21342688 A JP21342688 A JP 21342688A JP H0260560 A JPH0260560 A JP H0260560A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fatty acid
acid ester
filling material
oil
fat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63213426A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Yoshida
秀明 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Oil Co Ltd
Original Assignee
Fuji Oil Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Oil Co Ltd filed Critical Fuji Oil Co Ltd
Priority to JP63213426A priority Critical patent/JPH0260560A/ja
Publication of JPH0260560A publication Critical patent/JPH0260560A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dairy Products (AREA)
  • Confectionery (AREA)
  • Grain Derivatives (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は保存性の良好なフィンリング材に関(従来の
技術) 従来、クリーム類を起泡して得られるホイップドクリー
ム類或いはカスタードクリームまたはフラワーペースト
等のフィンリング材は、洋菓子やパン等にサンド或いは
充填されたり、または被覆されたりして用いられている
。このようなフィンリング材は冷蔵温度において保存す
るのが普通であるが、今日、流通の広範囲化と食品の種
類の多角化に伴い、止むを得ず冷蔵温度以上の温度に曝
される頻度が増え、雑菌増殖の危険性も高くなってきた
。このような点から、従来より各種の抗菌剤が検討され
、例えば飲食品にグリシン、シスチン、システィン、イ
ンベルターゼ、ビタミンB、−塩酸塩、クエン酸の一種
または二種以上と、微生物細胞壁溶解酵素(特にリゾチ
ーム)を添加する方法(特公昭54−7860 ) 、
クリーム類にグリシンを2%以下の量で添加する方法(
特開昭48−82066号)、さらにグリシンとリン酸
を併用する方法(特開昭48−49959号)、またリ
ゾチームを添加した糖液、果実、ジャム類等と混合する
方法(特開昭48−68776号)などが提案されてい
る。
しかしながら、上記提案の方法に基づき、従来のクリー
ム類或いは天然の生クリームに卵白リゾチーム0.1%
およびグリシン0.9%を添加してそれらの保存性を確
認したところ、20°Cに4日間保存したものは一般細
菌が10万以上に増加し、また天然の生クリームでは3
日間後で10万を温かに越えるという結果になり、満足
すべき効果が得られなかった。
このように、従来のクリーム類に抗菌剤として公知の卵
白リゾチームおよびグリシンを添加したのみでは、満足
する保存性のよいクリーム類は得られず、業界では20
″Cで4日間保存しても一般細菌が10万以下であり得
る保存性の良好なフィリング材の開発が望まれている。
(発明が解決しようとする問題点) この発明は、上記した如く、20°Cに4日間保存して
おいても一般細菌が10万以下であり得る保存性の良好
なフィリング材、特に乳化型が水中油型である起泡性を
有するクリーム類を提供することを目的とするものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明者は、鋭意研究した結果、従来よりクリーム類に
使用されてきた特定の成分が菌の増殖に関与していると
いう知見を得、この発明を完成するに至った。
即ちこの発明は、油脂分、蛋白質成分、乳化剤、水およ
び抗菌剤を必須成分として含有するフィリング材におい
て、油脂分が乳脂肪含量5重量%以下の油脂から成るこ
と、蛋白質成分がナトリウムカゼイン及び又はメイラー
ド処理された脱脂粉乳から成ること、乳化剤がソルビタ
ン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグ
リセリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、プロピ
レングリコール脂肪酸エステルから選ばれる一種または
二種以上から成ること、および抗菌剤として卵白リゾチ
ームを含有することから成るフィリング材、である。
この発明のフィリング材において、油脂分は植物性油脂
であるのが好ましく、これらの植物性油脂として、例え
ばナタネ油、大豆油、こめ油、ヒマワリ種子油、綿実油
、落花生油、コーン油、サフラワー油、カポック油、月
見草油、カカオ脂、パーム油、シア脂、サル脂、ヤシ油
、パーム核油等が例示でき、上記油脂類の単独または混
合油あるいはそれらの硬化、分別、エステル交換等を施
した加工油脂または合成油脂であってもよい。これらの
油脂はフィリング材に対し5〜60重景%重量れるのが
よい。以上の植物性油脂に対し、動物性油脂も使用が可
能であるが、乳脂肪は燐脂質を含むのでその使用を可及
的避けるべきであり、その含量は油脂全量に対し5重量
%以下にする必要がある。
また、蛋白質成分は主としてナトリウムカゼインであっ
て、フィリング材全量に対し0.2〜3重量%の範囲内
で適宜含まれる。このような蛋白質成分として、従来よ
り用いられてきた脱脂乳または脱脂粉乳などの乳蛋白質
は好ましくなく、これらの成分は菌が繁殖するための栄
養源となり、菌の増殖原因になるのであって、フィリン
グ材全量に対し0.5重量%程度が含まれていても増菌
傾向を示す。ところが、このような乳蛋白質をメイラー
ド処理したものは静菌効果を有する傾向が見られるので
あって、却って風味の点からは含有するのが好ましく、
大体フィリング材全量に対し6重量%以下で含まれてい
るのがよい。メイラード処理は如何なる方法であっても
よいが、例えば特願昭62−226973号に開示され
る方法、即ち脱脂粉乳100重量部にグルコース、フラ
クトース、ガラクトース、キシロースあるいはマルトー
ス等の還元糖1〜20重量部を添加混合し、該混合物を
水分1〜15重量%の存在下に加熱処理することにより
処理したものが好ましい。
また乳化剤は、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン
脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、蔗糖
脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル
から選ばれる一種または二種以上であるのが好ましく、
従来より知られているレシチン類(燐脂質)は窒素成分
を含むため、微生物の栄養源となり好ましくない。
さらに、この発明においてはりゾチームを含む抗菌剤を
含有する。リゾチームは、主として卵白起源のものが実
用に供せられ、フィリング材全量に対しO,OO5〜0
.05重量%、好ましくは0.01〜0.03重量%の
含有量で有効であり、単独で効果を有するが、グリシン
、システィン等のアミノ酸との併用は特に有効である。
(実施例) 以下に実施例および比較例を例示して、この発明の効果
をより一層明瞭にする。なお、例中に示す部は重量基準
を意味する。また、保存に際する初発菌数はg当たり1
00以下の試料を供した。
実施例1 融点36°Cの植物性油脂45部にグリセリンモノオレ
エート0.1部およびソルビタンモノオレエ−ト0.3
部を添加し溶解ないし分散させて油相を調製した。一方
、水49.4部にナトリウムカゼイ70.6部、シュガ
ー:L スyル(HLB 5 ) O,17部、メイラ
ード処理した脱脂粉乳4部、卵白リゾチームおよびグリ
シンを混合したアミカノンS(商品名、エーザイ■製)
1部を添加し溶解ないし分散させて水相を調製し、この
水相をホモミキサーにて攪拌しながら上の油相を加えて
予備乳化した後、均質化、滅菌処理して起泡性を有する
水中油型のクリームを得た。これを常法に従ってホイッ
プしたところ乳味があり、かかる起泡物を20°Cに4
日間放置した結果、菌数は5万/gであって保存性は良
好であった。
実施例2 実施例1において、アミ力ノンS1部の替わりに卵白リ
ゾチーム0.1部を使用し、後は全て同様に実施してク
リームを得た。これを常法に従ってホイップしたところ
乳味があり、かかる起泡物を20″Cに4日間放置した
結果、菌数は5万/gであって保存性は良好であった。
実施例3 メイラード処理した脱脂粉乳を使用しないで、後は全て
実施例1と同様にしてクリームを得た。
この起泡物は前例に比べて味が淡白であったが、20″
Cに4日間放置後の菌数は1万/gであって保存性は良
好であった。
比較例1 融点36°Cの植物性油脂26部と乳脂19部にグリセ
リンモノオレエー) 0.05部およびレシチン0.3
部を添加し溶解ないし分散させて油相を調製した。一方
、水51.4部にナトリウムカゼイン0.6部、シュガ
ーエステル(IILB 5 ) 0.17部および脱脂
粉乳2部、卵白リゾチームおよびグリシンを混合したア
ミ力ノンS(商品名、エーザイ■製)1部を添加し溶解
ないし分散させて水相を調製し、この水相をホモミキサ
ーにて攪拌しながら上の油相を加えて予備乳化した後、
均質化、滅菌処理して起泡性を有する水中油型のクリー
ムを得た。これを常法に従ってホイップしたところ乳味
を有していたが、かかる起泡物を20°Cに4日間放置
した結果、菌数は30万/gであって保存性は全(不良
であった。
比較例2 比較例1において、脱脂粉乳2部の替わりにメイラード
処理した脱脂粉乳4部を使用し、後は全て同様に実施し
てクリームを得た。この起泡物は乳味を有していたが、
かかる起泡物の20°C,4日間放置後の菌数は15万
/gであって保存性は不良であった。
比較例3 比較例1において、脱脂粉乳2部を使用せずに同様に実
施したところ、起泡物は若干乳味を有していたが、かか
る起泡物の20゛c、4日間放置後の菌数は13万/g
であって保存性は不良であった。
(発明の効果) 以上の如く、油脂分および乳化剤として従来より使用さ
れてきた乳脂肪および燐脂質を実質的に含有せず、且つ
蛋白質成分としてナトリウムカゼイン及び又はメイラー
ド処理した脱脂粉乳等の乳蛋白質を含有し、さらにリゾ
チームを含有することにより20°Cに4日間保存して
も一般細菌が10万以下であり得る保存性良好且つ風味
良好なフィリング材を世に提供できるようになったので
あリ、 この発明は業界に多大の貢献をもたらすものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、油脂分、蛋白質成分、乳化剤、水および抗菌剤
    を必須成分として含有するフィリング材において、油脂
    分が乳脂肪含量5重量%以下の油脂から成ること、蛋白
    質成分がナトリウムカゼイン及び又はメイラード処理さ
    れた脱脂粉乳から成ること、乳化剤がソルビタン脂肪酸
    エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン
    脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、プロピレングリ
    コール脂肪酸エステルから選ばれる一種または二種以上
    から成ること、および抗菌剤としてリゾチームを含有す
    ること、から成るフィリング材。
JP63213426A 1988-08-26 1988-08-26 フィリング材 Pending JPH0260560A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63213426A JPH0260560A (ja) 1988-08-26 1988-08-26 フィリング材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63213426A JPH0260560A (ja) 1988-08-26 1988-08-26 フィリング材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0260560A true JPH0260560A (ja) 1990-03-01

Family

ID=16639032

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63213426A Pending JPH0260560A (ja) 1988-08-26 1988-08-26 フィリング材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0260560A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0538268A (ja) * 1991-08-07 1993-02-19 Snow Brand Food Co Ltd エアレーシヨンクリーム及びその製造法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0538268A (ja) * 1991-08-07 1993-02-19 Snow Brand Food Co Ltd エアレーシヨンクリーム及びその製造法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2380757T3 (es) Procedimiento para reducir el contenido en ácidos grasos saturados de la grasa de leche, productos obtenidos y sus aplicaciones
JP2501817B2 (ja) 乳化油脂組成物の製造法
SE502876C2 (sv) Artificiell gräddprodukt
JPH07135905A (ja) 油中水型エマルジョンに基づいた展性空気混和菓子製品およびその製造方法
JP2003204753A (ja) トリグリセリド組成物
US5244675A (en) Aerated, spreadable confectionery product, of the kind constituted by a water-in-oil emulsion
JP3965731B2 (ja) ホイップクリーム用組成物
US5962059A (en) Aerated lactic protein and crystallized fat food product and its preparation
KR930005192B1 (ko) 기포성 수중유형 에멀션의 제조법
JPH09220065A (ja) ペースト状水中油型油脂乳化組成物
TWI241892B (en) Foamable water-in-oil type emulsion composition
JP6308939B2 (ja) 起泡性水中油型乳化物用油脂組成物及び起泡性水中油型乳化物
JP2008035743A (ja) 起泡性水中油型乳化油脂組成物
JPH0260560A (ja) フィリング材
JPH11187836A (ja) 水中油型乳化組成物
Tereshchuk et al. Practical aspects of the use of emulsifiers in manufacturing emulsion fat-and-oil products
JP3131608B2 (ja) 油中水中油型乳化油脂組成物及びその製造法
WO2001008503A1 (fr) Émulsions du type huile dans l'eau
JPS62106840A (ja) 複合エマルジヨン及びその製造法
JP3368842B2 (ja) 高油分水中油型乳化物及びその製造法
JPS6322142A (ja) 複合エマルジヨン及びその製造法
JP7370175B2 (ja) 油中水中油型乳化油脂組成物
JP4450131B2 (ja) 水中油型組成物
JP3996389B2 (ja) 乳化シロップ剤
JP6816418B2 (ja) ホイップクリーム