JPH026026B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH026026B2 JPH026026B2 JP8277681A JP8277681A JPH026026B2 JP H026026 B2 JPH026026 B2 JP H026026B2 JP 8277681 A JP8277681 A JP 8277681A JP 8277681 A JP8277681 A JP 8277681A JP H026026 B2 JPH026026 B2 JP H026026B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output
- multiplexer
- equation
- outputs
- value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 6
- 239000013598 vector Substances 0.000 description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000015654 memory Effects 0.000 description 2
- 241001442234 Cosa Species 0.000 description 1
- 244000089409 Erythrina poeppigiana Species 0.000 description 1
- 235000009776 Rathbunia alamosensis Nutrition 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 1
- 230000001151 other effect Effects 0.000 description 1
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 1
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R19/00—Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof
- G01R19/04—Measuring peak values or amplitude or envelope of ac or of pulses
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
Description
この発明は波高値計測装置に関する。
交流波形Isin(ωt+)についての波高値Iを
求めることはその波形の分析その他において必要
である。通常この波高値Iを求めるのに、その波
形について90度の位相差のあるIsin(ωt0+),
Icos(ωt0+)に相当するデータis,icより√
(is)2+(ic)2を演算するか、或いはデータis或はic
の絶対値を1サイクルにわたつて加算するように
しているが、前者はその演算処理に要する時間が
多くかかり、後者はメモリー数の増加がさけられ
ないといつた欠点がある。 この発明は簡単な演算によつて短時間のうちに
波高値を求めることを目的とする。 又この発明は、デジタル処理を容易にするため
に2のべき乗を主体とする演算処理をほどこすよ
うにするとともに、逐次くり返し演算を採用し、
そのくり返し回数を要求する精度に応じて設定す
るようにしたものである。 まずこの発明の動作原理について説明する。交
流波形Isin(ωt+)において、90度間隔でサン
プリングして得たデータ(デジタル値)をic,is
とする。今 a=cosθ,b=sinθ(o≦θ≦π/2)とし、 a|ic|+b|is| を求めてみると、 上式=|is|sinθ+|ic|cosθ =√||2+||2sin(θ+) ただし、 とする。したがつてこれから √||2+||2= maxa2+b2=1 {a|ic|+b|is|} (1) が求められる。ここに最大値はθ+=π/2のと きすなわちθ=π/2−のときであり、このとき a,bは、 である。 ここに(1)式の意味するところは、|is|,|ic|
のつくる角度θを知れば、波高値I=√2+2
を|ic|cosθ+|is|sinθから計算できるという
ことである(第1図参照)。ところが、実際問題
として|ic|,|is|より角度θを求め、更に
cosθ,sinθを算出すること面倒であり、又電子計
算機に適応した計算方法でもない。しかし|is
|,|ic|が作る角度θがどの角度の範囲にある
かということは比較的容易に検出できる。この検
出には電子計算機向きに2のべき数を用いるのが
よい。すなわち一般に、 |ic|≧2n|is|のとき、o≦θ≦tan-1
(1/2n) (2) が成立する。ここにnとθの範囲の関係を示すと
下表のようになる。
求めることはその波形の分析その他において必要
である。通常この波高値Iを求めるのに、その波
形について90度の位相差のあるIsin(ωt0+),
Icos(ωt0+)に相当するデータis,icより√
(is)2+(ic)2を演算するか、或いはデータis或はic
の絶対値を1サイクルにわたつて加算するように
しているが、前者はその演算処理に要する時間が
多くかかり、後者はメモリー数の増加がさけられ
ないといつた欠点がある。 この発明は簡単な演算によつて短時間のうちに
波高値を求めることを目的とする。 又この発明は、デジタル処理を容易にするため
に2のべき乗を主体とする演算処理をほどこすよ
うにするとともに、逐次くり返し演算を採用し、
そのくり返し回数を要求する精度に応じて設定す
るようにしたものである。 まずこの発明の動作原理について説明する。交
流波形Isin(ωt+)において、90度間隔でサン
プリングして得たデータ(デジタル値)をic,is
とする。今 a=cosθ,b=sinθ(o≦θ≦π/2)とし、 a|ic|+b|is| を求めてみると、 上式=|is|sinθ+|ic|cosθ =√||2+||2sin(θ+) ただし、 とする。したがつてこれから √||2+||2= maxa2+b2=1 {a|ic|+b|is|} (1) が求められる。ここに最大値はθ+=π/2のと きすなわちθ=π/2−のときであり、このとき a,bは、 である。 ここに(1)式の意味するところは、|is|,|ic|
のつくる角度θを知れば、波高値I=√2+2
を|ic|cosθ+|is|sinθから計算できるという
ことである(第1図参照)。ところが、実際問題
として|ic|,|is|より角度θを求め、更に
cosθ,sinθを算出すること面倒であり、又電子計
算機に適応した計算方法でもない。しかし|is
|,|ic|が作る角度θがどの角度の範囲にある
かということは比較的容易に検出できる。この検
出には電子計算機向きに2のべき数を用いるのが
よい。すなわち一般に、 |ic|≧2n|is|のとき、o≦θ≦tan-1
(1/2n) (2) が成立する。ここにnとθの範囲の関係を示すと
下表のようになる。
【表】
【表】
(2)式によりo≦θ≦tan-1(1/2n)がわかれば(1)
式の関係からo<a≦tan-1(1/2n)なるaを用い
て
√||2+||2の近似式を|ic|cosa+|is
|sinaで与えることができる。この関係を第2図
に示す。 ここにaとしては a*=1/2tan-1(1/2n) としたとき誤差は最小となる(第3図参照。)。 しかしa*の算出は困難であるが、nが大きい
ときには a*=1/2tan-1(1/2n)≒tan-1(1/2n+1) が成立するので、この値を採用すればよい。した
がつて|ic|≧2n|is|(ただしn=0,1,2
…)のとき なる近似式が得られる。 (3)式右辺の関数を示したのが第4図である。た
だし θ=tan-1(|is| |ic|)である。 これから理解されるように誤差εは0度のとき最
大で、その値は である。nとεとの関係を示せば下表のとおりで
ある。
|sinaで与えることができる。この関係を第2図
に示す。 ここにaとしては a*=1/2tan-1(1/2n) としたとき誤差は最小となる(第3図参照。)。 しかしa*の算出は困難であるが、nが大きい
ときには a*=1/2tan-1(1/2n)≒tan-1(1/2n+1) が成立するので、この値を採用すればよい。した
がつて|ic|≧2n|is|(ただしn=0,1,2
…)のとき なる近似式が得られる。 (3)式右辺の関数を示したのが第4図である。た
だし θ=tan-1(|is| |ic|)である。 これから理解されるように誤差εは0度のとき最
大で、その値は である。nとεとの関係を示せば下表のとおりで
ある。
【表】
したがつて
(3)式を採用する場合、ベクトル(|ic|
|is|)
の角度θが0に近い程、精度がよいことになる
が、このベクトルが常に0度近傍にあるとは限ら
ない。そこでベクトルの回転移動を利用すること
により、ベクトルを0度近傍に移動させて(3)式を
利用する方法を考える。 一般にベクトル(|ic| |is|)は適当な変換 により、これが作る角度θを0≦θ≦45゜とする
ことは可能ある。今0≦θ≦45°であるとすると、
回転移動については次の事柄が成立する。 すなわちベクトル(C0 S0)に対し (C1 S1)=(r cosβ −r sinβ r sinβ r cosβ)(C0 S0) =(C0 r cosβ+S0 r sinβ −C0 r sinβ+S0 r cosβ) (4) なる関係はベクトル(C0 S0)を時計方向にβ度 回転させその大きさをr倍したものである(第5
図参照。)。この場合でも回転移動のマトリクスの
要素に2のべき数を用いるようにするとよい。た
とえば (C1 S1)=(21 −12)(C0 S0)=(2C0+S0 −C0+2S0) とした場合は、β=tan-1(1/2)=26.57゜でr=√ 5の回転移動を示す。 そこで0≦S0≦C0(C0≠0)とするとき(この
ことはS0,C0が作る角が45度以内であることを
意味する。)、 Co=2n-1Co-1+So-1 (5) So=|−Co-1+2n-1So-1|(n=1,2,…) (6) であるとすれば、 (i) √o 2+o 2= 〔o-1 πi=0 √(2i)2+1〕√0 2+0 2 (7) (ii) 0≦So/Co≦1/2n-1 (8) が成立する。何故なら Co 2=(2n-1Co-1+So-1)2=(2n-1)2C2 o-1+2・2n
-1Co-1So-1+S2 o-1 S2 o=(−Co-1+2n-1So-1)2=C2 o-1−2・2n-1Co-1S
o-1+(2n-1)2S2 o-1 故に C2 o+S2 o=〔(2n-1)2+1〕(C2 o-1+S2 o-1) したがつて(7)式が成立する。 次に(8)式については、Co>0(n=1,2,
3,…)であり、 So/Co=|−Co-1+2n-1Co-1|/2n-1
Co-1+So-1=|−1+2n-1So-1/Co-1|/2n-1+So-1/
Co-1 to-1とtoの関係を第6図に示す。 ここでto≡So/Coとすると to=|−1+2n-1to-1|/2n-1+to-1 0≦to-1≦1/2n-2のとき、0≦to≦1/2n-1をn≧
2 について満足すれば充分である。まず0≦t0≦1
でこのとき0≦t1≦1は明らかである。又第6図
から0≦to-1≦1/2n-1のとき0≦to≦1/2n-2が成立
す る。 (5),(6)式による逐次法により45度以内に存在す
るベクトルを0度近傍に収束させることができ
る。ただしベクトルの大きさは増加するが、nが
わかれば r=o-1 πi=0 √(2i)2+1 は定数として扱える。 以上の説明では0≦S0≦C0として扱つている
が|is|≦|ic|であれば、|is|=S0,|ic|=
C0として処理すればよいが、|is|>|ic|であ
るときは、|is|=C0,|ic|=S0として扱えばよ
い。 以上の説明をまとめると、波高値の算出にあた
り、 0≦S0≦C0 (C0≠0) とするとき、(5),(6)式で得られるCo,Soは、(7),
(8)式を充たす。先に示した(3)式において、|ic|
をCo,|is|をSoと考えれば、(8)式より、Co≧
2n-1Soであるから、 の近似式が成立する。またこのとき近似の最大誤
差が、 であることも先の説明から理解できる。 更に(7)式より上記近似式は、 と書直すことができる。したがつて 2nCo+So≒[o πi=0 √(2i)2+1]・√0 2+0 2 なる近似式が得られることになり、近似の精度が 以上であることも理解される。 ここにIoはCo+1に一致する。(8)式に示すように
nを大きしていけばCo+1・So+1が作る角θは次第
に小さくなり、これにともなつてSo+1も又小さく
なる。したがつて最終的には√(o+1)2+(o+1)2
はCo+1に即ちIoに近似することになる。Co+1,
So+1によるベクトルの大きさ√(o+1)2+(o+1)2
は、(7)式に示すようにC0,S0のベクトルの大き
さ
√0 2+0 2をo πi=0 √(2i)3+1(これをKoとする。) 倍した値であるから、したがつて前式で得たIoを
(9)式にしたがつてKoで割れば、それが求める波
高値Iにほかならないことになる。 なおnに対して、θの範囲並びに精度Poを示
せば次の表のとおりである。
が、このベクトルが常に0度近傍にあるとは限ら
ない。そこでベクトルの回転移動を利用すること
により、ベクトルを0度近傍に移動させて(3)式を
利用する方法を考える。 一般にベクトル(|ic| |is|)は適当な変換 により、これが作る角度θを0≦θ≦45゜とする
ことは可能ある。今0≦θ≦45°であるとすると、
回転移動については次の事柄が成立する。 すなわちベクトル(C0 S0)に対し (C1 S1)=(r cosβ −r sinβ r sinβ r cosβ)(C0 S0) =(C0 r cosβ+S0 r sinβ −C0 r sinβ+S0 r cosβ) (4) なる関係はベクトル(C0 S0)を時計方向にβ度 回転させその大きさをr倍したものである(第5
図参照。)。この場合でも回転移動のマトリクスの
要素に2のべき数を用いるようにするとよい。た
とえば (C1 S1)=(21 −12)(C0 S0)=(2C0+S0 −C0+2S0) とした場合は、β=tan-1(1/2)=26.57゜でr=√ 5の回転移動を示す。 そこで0≦S0≦C0(C0≠0)とするとき(この
ことはS0,C0が作る角が45度以内であることを
意味する。)、 Co=2n-1Co-1+So-1 (5) So=|−Co-1+2n-1So-1|(n=1,2,…) (6) であるとすれば、 (i) √o 2+o 2= 〔o-1 πi=0 √(2i)2+1〕√0 2+0 2 (7) (ii) 0≦So/Co≦1/2n-1 (8) が成立する。何故なら Co 2=(2n-1Co-1+So-1)2=(2n-1)2C2 o-1+2・2n
-1Co-1So-1+S2 o-1 S2 o=(−Co-1+2n-1So-1)2=C2 o-1−2・2n-1Co-1S
o-1+(2n-1)2S2 o-1 故に C2 o+S2 o=〔(2n-1)2+1〕(C2 o-1+S2 o-1) したがつて(7)式が成立する。 次に(8)式については、Co>0(n=1,2,
3,…)であり、 So/Co=|−Co-1+2n-1Co-1|/2n-1
Co-1+So-1=|−1+2n-1So-1/Co-1|/2n-1+So-1/
Co-1 to-1とtoの関係を第6図に示す。 ここでto≡So/Coとすると to=|−1+2n-1to-1|/2n-1+to-1 0≦to-1≦1/2n-2のとき、0≦to≦1/2n-1をn≧
2 について満足すれば充分である。まず0≦t0≦1
でこのとき0≦t1≦1は明らかである。又第6図
から0≦to-1≦1/2n-1のとき0≦to≦1/2n-2が成立
す る。 (5),(6)式による逐次法により45度以内に存在す
るベクトルを0度近傍に収束させることができ
る。ただしベクトルの大きさは増加するが、nが
わかれば r=o-1 πi=0 √(2i)2+1 は定数として扱える。 以上の説明では0≦S0≦C0として扱つている
が|is|≦|ic|であれば、|is|=S0,|ic|=
C0として処理すればよいが、|is|>|ic|であ
るときは、|is|=C0,|ic|=S0として扱えばよ
い。 以上の説明をまとめると、波高値の算出にあた
り、 0≦S0≦C0 (C0≠0) とするとき、(5),(6)式で得られるCo,Soは、(7),
(8)式を充たす。先に示した(3)式において、|ic|
をCo,|is|をSoと考えれば、(8)式より、Co≧
2n-1Soであるから、 の近似式が成立する。またこのとき近似の最大誤
差が、 であることも先の説明から理解できる。 更に(7)式より上記近似式は、 と書直すことができる。したがつて 2nCo+So≒[o πi=0 √(2i)2+1]・√0 2+0 2 なる近似式が得られることになり、近似の精度が 以上であることも理解される。 ここにIoはCo+1に一致する。(8)式に示すように
nを大きしていけばCo+1・So+1が作る角θは次第
に小さくなり、これにともなつてSo+1も又小さく
なる。したがつて最終的には√(o+1)2+(o+1)2
はCo+1に即ちIoに近似することになる。Co+1,
So+1によるベクトルの大きさ√(o+1)2+(o+1)2
は、(7)式に示すようにC0,S0のベクトルの大き
さ
√0 2+0 2をo πi=0 √(2i)3+1(これをKoとする。) 倍した値であるから、したがつて前式で得たIoを
(9)式にしたがつてKoで割れば、それが求める波
高値Iにほかならないことになる。 なおnに対して、θの範囲並びに精度Poを示
せば次の表のとおりである。
【表】
【表】
以上説明した波高値の算出方法にしたがうこの
発明の実施例を第7図によつて説明する。同図に
おいて、1は制御回路、2はマルチプレクサ、
3,4はシフト回路、5は加算回路、6は絶対値
交換付の減算回路、7は割算回路である。マルチ
プレクサ2の出力選択並びにシフト回路3,4の
シフトは制御回路1によつて行なう。 マルチプレクサ2への入力C0,S0は90度時間
差のあるIsin(ωt+),Icos(ωt+)に相当す
るデータis,ic絶対値|is|,|ic|に対して、|ic
|≧|is|のときC0=|ic|,S0=|is|とされ、
又|ic|<|is|ときC0=|is|,S0=|ic|と
される。制御回路1の制御により、1回目はC0,
S0がそのままマルチプレクサ2の出力とされ、以
降は加算回路5の出力Co+1及び減算回路6の出力
So+1が出力される。マルチプレクサ2の出力Co,
Soはシフト回路3,4に入力され、ここでn回シ
フトされて入力の2n倍すなわち2nCo,2nSoが出力
される。この出力は加算回路5,減算回路6にマ
ルチプレクサ2からの出力Co,Soとともに入力
され、それぞれ2nCo+So及び|Co2nSo|を演算す
る。その演算結果の出力Co+1,So+1はマルチプレ
クサ2にフイードバツクされる。以下上述の動作
を繰返す。このくり返し回数すなわちnは制御回
路1により制御され、要求する精度に応じてnが
設定される。設定されたnだけ繰返したときの加
算回路5の出力Co+1がKo√0 2+0の近似値とな
る。したがつて演算回路7で出力Co+1をKoで割
れば、その値Ioが求める波高値となる。 なおKoはnの増加とともに増加するが、nを
或る値に設定すれば定数として扱うことができ
る。しかしこの定数が大きいときはシフト回路
3,4として1/2n倍するようなシフトダウン回路 を用いるか、或いは加算回路5,減算回路6の出
力側に同じようなシフトダウン回路を挿入し、制
御回路1によりシフト回数の制御を行なつてか
ら、これをマルチプレクサ2にフイードバツクす
るようにすると、少ないビツト数で有効桁を確保
することができるようになる。 以上詳述したようにこの発明によれば任意の交
流波形における波高値の算出にルート演算を使用
することなく算出できるので、処理時間が短縮で
きるし、又絶対値加算方式に比較すれば、メモリ
ーの数は極めて少なくすむとともに、2のべき乗
を採用しているので、デジタル処理が容易となる
し、要求精度に応じたくり返し回数が設定できる
といつた各種の効果を奏する。
発明の実施例を第7図によつて説明する。同図に
おいて、1は制御回路、2はマルチプレクサ、
3,4はシフト回路、5は加算回路、6は絶対値
交換付の減算回路、7は割算回路である。マルチ
プレクサ2の出力選択並びにシフト回路3,4の
シフトは制御回路1によつて行なう。 マルチプレクサ2への入力C0,S0は90度時間
差のあるIsin(ωt+),Icos(ωt+)に相当す
るデータis,ic絶対値|is|,|ic|に対して、|ic
|≧|is|のときC0=|ic|,S0=|is|とされ、
又|ic|<|is|ときC0=|is|,S0=|ic|と
される。制御回路1の制御により、1回目はC0,
S0がそのままマルチプレクサ2の出力とされ、以
降は加算回路5の出力Co+1及び減算回路6の出力
So+1が出力される。マルチプレクサ2の出力Co,
Soはシフト回路3,4に入力され、ここでn回シ
フトされて入力の2n倍すなわち2nCo,2nSoが出力
される。この出力は加算回路5,減算回路6にマ
ルチプレクサ2からの出力Co,Soとともに入力
され、それぞれ2nCo+So及び|Co2nSo|を演算す
る。その演算結果の出力Co+1,So+1はマルチプレ
クサ2にフイードバツクされる。以下上述の動作
を繰返す。このくり返し回数すなわちnは制御回
路1により制御され、要求する精度に応じてnが
設定される。設定されたnだけ繰返したときの加
算回路5の出力Co+1がKo√0 2+0の近似値とな
る。したがつて演算回路7で出力Co+1をKoで割
れば、その値Ioが求める波高値となる。 なおKoはnの増加とともに増加するが、nを
或る値に設定すれば定数として扱うことができ
る。しかしこの定数が大きいときはシフト回路
3,4として1/2n倍するようなシフトダウン回路 を用いるか、或いは加算回路5,減算回路6の出
力側に同じようなシフトダウン回路を挿入し、制
御回路1によりシフト回数の制御を行なつてか
ら、これをマルチプレクサ2にフイードバツクす
るようにすると、少ないビツト数で有効桁を確保
することができるようになる。 以上詳述したようにこの発明によれば任意の交
流波形における波高値の算出にルート演算を使用
することなく算出できるので、処理時間が短縮で
きるし、又絶対値加算方式に比較すれば、メモリ
ーの数は極めて少なくすむとともに、2のべき乗
を採用しているので、デジタル処理が容易となる
し、要求精度に応じたくり返し回数が設定できる
といつた各種の効果を奏する。
第1図乃至第6図は演算説明用のベクトル図、
第7図はこの発明の実施例を示すブロツク線図で
ある。 1……制御回路、2……マルチプレクサ、3,
4……シフト回路、5……加算回路、6……減算
回路、7……割算回路。
第7図はこの発明の実施例を示すブロツク線図で
ある。 1……制御回路、2……マルチプレクサ、3,
4……シフト回路、5……加算回路、6……減算
回路、7……割算回路。
Claims (1)
- 1 波高値計測対象の交流波形の90度間隔に相当
するデータic,isの絶対値に対して|ic|≧|is
|のとき、C0=|ic|,S0=|is|とし、|ic|<
|is|のとき、C0=|is|,S0=|ic|とするC0,
S0を入力とするマルチプレクサと、前記マルチプ
レクサの出力Co,Soを要求する精度に応じて定
められるくり返し回数nだけシフトして2n倍して
出力2nCo及び2nSoを出すシフト手段と、前記出力
2nCoと前記マルチプレクサの出力Soとの和を出力
する加算手段と、前記マルチプレクサの出力Co
から前記シフト手段の出力2nSoの差の絶対値を出
力する減算手段とからなり、前記マルチプレクサ
は、その出力Co,Soとして演算開始時には入力
C0,S0とし、それ以降は加算手段の出力及び減
算手段の出力としてなり、n回のくり返しののち
前記加算手段の出力Co+1を、求める波高値の倍数
としてなる波高値計測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8277681A JPS57198872A (en) | 1981-05-30 | 1981-05-30 | Measuring device for crest value |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8277681A JPS57198872A (en) | 1981-05-30 | 1981-05-30 | Measuring device for crest value |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57198872A JPS57198872A (en) | 1982-12-06 |
JPH026026B2 true JPH026026B2 (ja) | 1990-02-07 |
Family
ID=13783823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8277681A Granted JPS57198872A (en) | 1981-05-30 | 1981-05-30 | Measuring device for crest value |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57198872A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04230868A (ja) * | 1990-05-08 | 1992-08-19 | Toshiba Corp | 交流データ検出装置 |
-
1981
- 1981-05-30 JP JP8277681A patent/JPS57198872A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57198872A (en) | 1982-12-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3283504B2 (ja) | Cordic複素数乗算器 | |
KR920005220B1 (ko) | 두벡터신호의 벡터합크기 발생용장치 | |
US4231102A (en) | Cordic FFT processor | |
US5737253A (en) | Method and apparatus for direct digital frequency synthesizer | |
US4945505A (en) | Cordic apparatus and method for approximating the magnitude and phase of a complex number | |
US4747067A (en) | Apparatus and method for approximating the magnitude of a complex number | |
CN107202979B (zh) | 相干对数正态分布雷达杂波实时模拟方法及系统 | |
US4099245A (en) | Transducer signalling apparatus | |
CN112884154B (zh) | 量子态的分辨方法、装置和系统、量子测控系统和计算机 | |
US4115867A (en) | Special-purpose digital computer for computing statistical characteristics of random processes | |
US3696235A (en) | Digital filter using weighting | |
JPS5895409A (ja) | 周波数変調信号の復調方法および装置 | |
JPH026026B2 (ja) | ||
JPH0775019B2 (ja) | 複素数の大きさの近似値を決定する装置およびその方法 | |
Panda | Performance Analysis and Design of a Discreet Cosine Transform processor Using CORDIC algorithm | |
JP2004032432A (ja) | 受信装置 | |
Anas et al. | Implementation of cordic algorithm and design of high speed cordic algorithm | |
Joseph et al. | FPGA implementation of Radix-2 FFT processor based on Radix-4 CORDIC | |
Palomaki et al. | Methods to improve the performance of quadrature phase-to-amplitude conversion based on Taylor series approximation | |
US6011448A (en) | Method and apparatus for frequency modulation synthesis | |
JP2727838B2 (ja) | モノパルスレーダ装置 | |
Oliva et al. | Improving the computational efficiency of lock-in algorithms through coherent averaging | |
JP2595820B2 (ja) | ガロア拡大体演算器 | |
SU744565A1 (ru) | Множительное устройство | |
JPH0585924B2 (ja) |