JPH0259540A - 水和物として結晶化されることによる2‐(4‐アリールオキスフエノキシ)プロピオン酸の光学的純度の増大方法 - Google Patents

水和物として結晶化されることによる2‐(4‐アリールオキスフエノキシ)プロピオン酸の光学的純度の増大方法

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JPH0259540A
JPH0259540A JP1174354A JP17435489A JPH0259540A JP H0259540 A JPH0259540 A JP H0259540A JP 1174354 A JP1174354 A JP 1174354A JP 17435489 A JP17435489 A JP 17435489A JP H0259540 A JPH0259540 A JP H0259540A
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ラリイ・デイ・カーシユナー
Jimmy J Tai
ジミイ・ジエイ・テイ
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    • C07D213/63One oxygen atom
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    • C07C255/00Carboxylic acid nitriles
    • C07C255/49Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of a carbon skeleton
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は光学的に活性な2−(4−アリールオキシフェ
ノキシ)プロピオン酸の光学的純度(optical 
purity)を増大させる(enriching)こ
とに関する。より詳細には、本発明は光学的に活性な2
−(4−アリールオキシフェノキシ)プロピオン酸を水
和物(hydrate)として結晶化することにより光
学的純度を増大させることに関する。
本発明は、要約すれば、過剰の鏡像異性体の水和物の生
成及びそれの溶液からの除去による光学活性の2−(4
−アリールオキシフェノキシ)プロピオン酸の光学的純
度を増大させる方法に関する。
2−(4−アリールオキシフェノキシ)プロピオン酸及
びその誘導体の除草剤的活性は当該技術分野において周
知である。更にその光学的異性体が屡々対応するラセミ
体以上の強力な除草活性を呈することは知られている。
例えば、米国特許第4゜531.969号には、或種の
2−(4−アリールオキシフェノキシ)プロピオン酸の
R−鏡像異性体、及びその或種の誘導体はラセミ化体に
比較して著しく強力な除草作用を示す特徴があることが
開示されている。除草剤の量を減らしながら同等な水準
の防除を達成することが要求されているので、−層効力
のあるR−鏡像異性体の量を増やし・た混合物の施用は
経済的及び環境的の両者の面で有利である。
これらの有利性の農学的利点を活用するためには、通常
工業的に生産される除草剤のラセミ体混合物を効率的に
分割することが必要である。個々の鏡像異性体を高濃度
に得る各種の方法が知られている。例えば、適当な光学
的に活性な出発原料を使用する直接合成により、個々の
鏡像異性体を得ることができる。一方、光学的に活性な
試薬を用い、物理的性質の相違に基づいて引き続き分離
できるジアステレオマーの混合物に転化することにより
ラセミ体を分割することができる。理論的には、この方
法により本質的に100%の所望の鏡像異性体を得るこ
とができる。しかし実際には、生成物は一般に70ない
し95%の所望の鏡像異性体を含み、従って5ないし3
0%の他の光学的異性体が含まれている。こうした生成
物は40ないし90%の光学的純度を有すると称され、
即ち混合物の、40ないし90%が所望の鏡像異性体で
あり、IOないし60%がラセミ体混合物である。
過剰の特定の鏡像異性体を既に含む混合物を継続して濃
縮する有効な技術は、優先的(preferentia
l)結晶化としても知られている、エントレインメント
(entrainment)による分割である。他の分
割方法とは異なって、エントレインメントは、効果的な
分割を行うために、例えばジアステレオマーを形成する
ための光学活性試薬又は光学活性溶剤のような補助的な
キラル(chiral)化合物を必要としない。直接結
晶化、特にエントレインメントによる鏡像異性体分割の
原、理は、“鏡像異性体、ラセミ体、及び分割(Ena
ntiomers、Racemates、andRes
olutions)” 、ジョンパウィリー&サンズ(
J。
hn Wiley & 5ons)社、ニューヨーク州
ニューヨーク、1980年、第4章、223−241頁
にジエイ・ジャック(J 、Jacque)等により概
括されている。
今回、本発明の方法により、除草的に一層効果のあるR
−鏡像異性体を既に多量に含んでいる2−(4−アリー
ルオキシフェノキシ)プロピオン酸の光学的純度を増大
させることが可能であることが見出された。過剰の鏡像
異性体酸の水和物の優先的生成に基づく本発明の方法は
、補助的なキラル試薬又は溶剤を必要としない利点があ
る。
より詳細には、本発明は式(I) 式中、 Arはハロゲン、−CF、又は−〇Nから独立に選択さ
れる一つ又は二つの置換基で置換されたフェニル、ピリ
ジニル、キノキサリニル又はベンゾオキサシリル環系で
ある、で示される光学活性の2−(4−アリールオキシ
フェノキシ)プロピオン酸の光学的純度を増大させる方
法を指向しており、本方法は一つの鏡像異性体の過剰量
を有する2−(4−アリールオキシフェノキシ)プロピ
オン酸の有機溶液を少なくとも1当量の水と接触させて
過剰にある鏡像異性体の水和物を形成させ、該溶液から
該水和物を分離することから成る。
本発明の方法が適用しうる式(I)の2−(4アリール
オキシフエノキシ)プロピオン酸は、例えば米国特許第
4,046,553号、第4,332.960号、第4
.332,961号、第4,477.276号、第4.
523.017号、第4,531.969号、第4,5
50,192号、第4,565.568号、第4.60
0.432号、第4,609.396号及び第4,62
9.493号、並びにヨーロッパ特許出願公開明細書第
483号、第1゜473号及び第3,890号に記載さ
れている。
本発明の方法が適用できる式(I)の2−(4−アリー
ルオキシフェノキシ)プロピオン酸の特に重要な例は式
(n)−(m): 式中、 Yはハロゲン、CF、又はCNであり;そして ZはH又はハロゲンである:及び 式中、 WはCFj又はハロゲンであり;そしてZは上記定義の
とおりである、 の化合物である。
式(ff)の化合物の場合、Yは好適にはCF3、Br
、I又はCNであり、2は好適にはF又はclである。
式(III)の化合物の場合、Wは好適にはCF、、C
1、Br又はIであり、Yは好適にはH,F又はCIで
ある。
これは本発明の方法が上に挙げた総ての化合物について
等しく良好に実施可能であることを意味するものではな
い。物理的性質の差異によって水和物の生成及び分離は
化合物毎に変わり、著しく異なった効果をもたらすこと
がある。Yがハロゲンであり、Zが水素又はハロゲンで
あり、そしてWがCF、又はハロゲンである式(I[)
及び(I)の化合物は本発明の濃縮方法に好適である。
明細書において、「ハロゲン」なる用語はFlC】、B
r及びlを称する。
濃縮されるべきもとの光学活性の2−(4−アリールオ
キシフェノキシ)プロピオン酸中の過剰な特定の鏡像異
性体は60ないし99%の範囲、即ち20ないし98%
の範囲内の光学的純度であることができる。本発明の方
法は、既に比較的高い光学的純度、例えば90ないし9
8%光学的に純粋である試料の光学的純度を増大させる
のに特に効果的である。この範囲において、極めて高い
光学的純度を有する(アリールオキシフェノキシ)プロ
ピオン酸が得られるだけでなく、特定の鏡像異性体の過
剰の程度がもっと少ないものを使用する場合よりも、比
較的高い収率でプロピオン酸を回収することができる。
典型的な操作において、光学活性の2−(4−アリール
オキシフェノキシ)プロピオン酸は、該プロピオン酸は
、それを溶解でき且つ好適には結晶化することができ、
そしてかなりの程度で水と不混和性でなけれはならない
有機溶媒中に溶解される。芳香族炭化水素及びハロゲン
化脂肪族又は芳香族炭化水素が本発明の方法のための溶
媒として特に有用である。
溶解が完了すると、無水のラセミ体又は最初に使用され
た物質よりも光学的純度の小さい物質は、随時冷却及び
引き続く濾過により除去することができる。過剰にある
鏡像異性体の水和物を単離するためには、存在する酸の
量を基準として少なくとも1当量の水を撹拌しながら溶
液に添加し、そして混合物を冷却することができる。水
和物として結晶化する物質は、固形生成物を回収するた
めに一般に使用されている濾過又は遠心分離のような普
通の方法により単離することができる。
無水の2−(4−アリールオキシフェノキシ)プロピオ
ン酸は通常の脱水方法により水和物から回収することが
できる。
下記の実施例は本発明を更に説明するためのものであり
、本発明を限定するものと解釈すべきではない。
実施例 1水和物として結晶化することによるR−2−
[4−(2’−フルオロ−4′−ブロモフェノキシ)フ
ェノキシ]プロピオン酸の光学的純度の増大 300mQのトルエンに溶かした100gのR−2−[
4−(2’−フルオロ−4′−ブロモフェノキシ)フェ
ノキシ]プロピオン酸(96%R)の乾燥溶液を、両者
の混合物を加熱して還流させ、そして溶液から水を共沸
的に除去することにより製造した。溶液を約lO℃に冷
却し、生成する固体を濾過により除去した。次いで水2
0gを溶液に加え、10℃で1時間撹拌した。得られる
一水和物の結晶(53g)を濾過により単離した。鏡像
異性体の分析によれば、R−鏡像異性体の99.4%の
光゛学的純度を示した。
実施例 2水和物として結晶化することによるR−2−
(4−[(3’−フルオロ−5″トリフルオロメチル−
2′−ピリジニ ル)オキシ1フエノキシ)プロピオン酸の光学的純度の
増大 R−2−(4−[(3’−フルオロ−5′−トリフルオ
ロメチル−2′−ピリジニル)オキシ]フェノキシ)プ
ロピオン酸のメチルエステル(I009;R/5=95
15)を5%のNaOH溶液2789に添加し、混合物
を40°Cに加熱した。加水分解が完了した時、pHを
約1.0に調節し、溶液から酸を沈澱させた。濾過より
酸を単離し、400mQのベルクロロエチレン中に溶解
した。残留する水を蒸留により除去し、溶液を15℃に
冷却した。R対Sの比が73/27である約179の焦
水酸を濾過により集めた。濾液を40mQの水で処理し
て、15°Cに2時間保持した。99.5%の光学的純
度を有する一水和物が全部で829回収された。
実施例 3  R−2−(4−[(3’−クロロ−5″
トリフルオロメチル−2′−ピリジニ ル)オキシ]フェノキシ)プロピオン酸の製造 2.3−ジクロロ−5−トリフルオロメチルピリジン(
43,29)及びR−2−(4−ヒドロキシフェノキシ
)プロピオンm (36,4g ; R/S=97/3
)を200mQのジメチルスルホキシドに添加した。溶
液に炭酸カリウム(66,4g)を添加し、温度を85
°Cに上げ、その温度に3時間保持した。周囲温度に冷
却後、濾過により固形物を除去し、濾液に400m(2
の水を添加した。混合物のpHを1.0に調節し、メチ
ルイソブチルケトンで水性混合物から生成物を抽出した
。溶剤の蒸発後、粗製物を80mQのベルクロロエチレ
ンに溶解した。溶液に水(20mQ)を添加し、−4℃
に一夜冷却した。99.8%よりも大きい光学的純度を
有する水和物が濾過により合計229回収された。
実施例 4  R−2−(4−(2°−フルオロ−4″
−シアノフエノキシ)フェノキシ)フロピオン酸の製造 3.4−ジフルオロベンゾニトリル(6,99)及びR
−2−(4−ヒドロキシフェノキシ)フロピオン酸(9
,2g、R/5=97/3)を50mQのジメチルスル
ホキシドに溶解した。溶液に炭酸カリウム(I6g)を
添加し、温度を85℃に上げ、その温度に3時間保持し
た。減圧下でジメチルスルホキシドを蒸発し、残渣を1
00m12の水に溶解した。生成物が徐々に沈澱するよ
うに、水溶液を水性HCIで段階的に酸性化した。濾過
により合計13.59の湿潤物質を集めた。湿潤した酸
を40mQの熱トルエンに溶解した(明瞭な層を形成す
るのに充分な水が存在した)。混合物を徐々に周囲温度
に冷却すると、結晶が徐々に形成された。濾過及び風乾
により結晶(9,59)を集めた。生成物は6.7%の
水和水を含むことが見出され、R/5−99.310.
7であった。
本発明の精神又は範囲から逸脱することなく各種の変更
法を本発明に加えることができる。
本発明の主なる特徴及び態様は以下の通りである。
1、一つの鏡像異性体の過剰量を有する2−(4−アリ
ールオキシフェノキシ)プロピオン酸の有機溶液を少な
くとも1当量の水と接触させて過剰にある鏡像異性体の
水和物を形成させ、該溶液から該水和物を分離すること
から成る式(I)式中、 Arは置換されていないフェニル、又はハロゲン、−C
F、又は−CNから独立に選択される一つ又は二つの置
換基で置換されたフェニル、ピリジニル、キノキサリニ
ル又はベンゾオキサシリル環系である、 で示される光学活性の2−(4−アリールオキシフェノ
キシ)プロピオン酸の光学的純度を増大させる方法。
2、Arが下記式 式中、 Yはハロゲン、CF、又はCNであり;そして Zは水素又はハロゲンである、 の置換されたフェニル基を表わす上記lに記載の方法。
3、Arが下記式 式中、 WはCF3又はハロゲンであり:そしてZは水素又はハ
ロゲンである、 の置換されたピリジニル基を表わす上記1に記載の方法
4、Yがハロゲン又は−CNであり、そしてZがF又は
CIである上記2に記載の方法。
5、YがCF、、Br、I又はCNであり、そしてZが
F又はC1である上記2に記載の方法。
6、WがCF、であり、そして2が水素又はハロゲンで
ある上記3に記載の方法。
7、WがCF、、CI、Br又はIであり、そしてYが
H,F又はC1である上記3に記載の方法。
8、増大されるべき2−(4−アリールオキシフェノキ
シ)プロピオン酸の光学的純度が90ないし98%であ
る上記lに記載の方法。
9、有機溶液が式(I)の2−(4−アリールオキシフ
ェノキシ)プロピオン酸を有機溶媒中に溶解することに
よって製造される上記lに記載の方法。
10、有機溶媒が芳香族炭化水素、ハロゲン化脂肪族炭
化水素又はハロゲン化芳香族炭化水素である上記9に記
載の方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一つの鏡像異性体の過剰量を有する2−(4−アリ
    ールオキシフェノキシ)プロピオン酸の有機溶液を少な
    くとも1当量の水と接触させて過剰にある鏡像異性体の
    水和物を形成させ、該溶液から該水和物を分離すること
    を特徴とする式( I )▲数式、化学式、表等がありま
    す▼( I ) 式中、 Arは置換されていないフェニル、又はハ ロゲン、−CF_3又は−CNから独立に選択される一
    つ又は二つの置換基で置換され たフェニル、ピリジニル、キノキサリニル 又はベンゾオキサゾリル環系である、 で示される光学活性の2−(4−アリールオキシフェノ
    キシ)プロピオン酸の光学的純度を増大させる方法。
JP1174354A 1988-07-08 1989-07-07 水和物として結晶化されることによる2‐(4‐アリールオキスフエノキシ)プロピオン酸の光学的純度の増大方法 Pending JPH0259540A (ja)

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