JPH0259320A - 合成樹脂成形表示板の製造方法 - Google Patents

合成樹脂成形表示板の製造方法

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JPH0259320A
JPH0259320A JP20974088A JP20974088A JPH0259320A JP H0259320 A JPH0259320 A JP H0259320A JP 20974088 A JP20974088 A JP 20974088A JP 20974088 A JP20974088 A JP 20974088A JP H0259320 A JPH0259320 A JP H0259320A
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Yutaka Nagata
豊 永田
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Tsutsunaka Plastic Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は各種銘板に用いられるような比較的小型の合
成樹脂成形表示板、特に表面に文字、数字、記号、図形
等の表示部を凸出状態に備えた表示板の製造方法に関す
る。
従来の技術 従来、この種の表示板の製作には、合成樹脂シートから
切出して製作した表示片を基板上に個々に貼着する方法
、及び射出成形による方法が一般に採用されている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、前者によるときは、表示片の製作、その
貼付けに多くの手間がが\す、工業的生産性に乏しく、
コスト高につくという本質的な欠点がある。一方、後者
の射出成形方法は、同一種類の表示板の大量生産には好
適であるもの一1金型コストが高くつくために、多品種
少量生産には不向きなものであった。
そこで、この発明は、熱成形の技術の応用により、凸出
状の表示部を備えた樹脂製表示板を、簡易かつ廉価に製
作しうる方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 この発明者は上記の目的において、種々実験と研究の結
果、特定の成形条件下において所謂型押し成形を行うこ
とにより、成形用樹脂シートの片面にシャープな凸出状
表示部の形成が可能となることを見出すに至り、本発明
を完成したものである。
即ち、この第1発明は、文字、図形等の表示部に対応す
る形状の透孔部を板厚方向に貫通して形成した板状成形
型を用い、該成形型を平板状の受板上に重ね合わせ状に
配置したのち、上記成形型上に、加熱によって抗張力を
1. 0〜7.0に9/a!の範囲に調整した成形用の
熱可塑性樹脂シートを重ねてすぐさま抑圧板で全面的に
押圧することにより、成形型の透孔部内に樹脂シートの
一部を圧入せしめて凸出状表示部を形成せしめることを
特徴とする合成樹脂成形表示板の製造方法を要旨とし、
第2発明は、上記第1発明の実施において、成形型を、
上面に成形用樹脂シートとは異色の熱転写着色層を有す
る転写用フィルムを介して受板上に重ね合わせるものと
し、凸出状表示部の頂面に上記着色層を転写形成せしめ
ることを特徴とするものである。
成形用の熱可塑性樹脂シートの種類は、特に限定される
ものではない。一般的には塩化ビニル樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂、ABS樹脂等が用いられるが、用途によっ
てはスチロール樹脂、アクリル樹脂等を用いても良い。
また該樹脂シートは、厚さ2.0〜3.’Om程度のも
のを好適に用い得る。
成形型は、所要の耐熱性を有する剛性材料からなる板状
体であれば採用可能であり、具体的には例えば鉄板、ア
ルミニウム板等の金属板のほか、フェノール樹脂板等の
耐熱性硬質合成樹脂板を用いることもできる。該成形型
は、その透孔部内に成形用樹脂シートの一部を圧入せし
めて対応形状の表示部を形成せしめるものであるから、
その厚さが5IrRをこえて厚いときは、表示部のシャ
ープな成形が困難なものとなる。
従って、その厚さは5s以下、特に好ましくは1〜3I
nIn程度のものが用いられる。
成形型を重ね合わせる受板及び成形用樹脂シートを押圧
する押圧板は、いずれもその作用面を平坦面に形成した
平板状のものを用いるべきであり、その材質は成形型の
それと同じく、金属板、合成樹脂板等を用い得る。抑圧
板は、若干の弾性を保有するものを用いても良く、従っ
て耐熱性の合成ゴムを用いることもできる。
成形時における成形用熱可塑性樹脂シートの加熱温度は
、この発明の実施において特に重要な要素である。該加
熱温度は、樹脂の種類によって異るが、熱時における樹
脂シートの抗張力をもってその範囲を規定することがで
きる。即ち、成形用樹脂シートは、成形時における抗張
力が、1. 0〜7. 0に9/cdとなる範囲にその
加熱温度が規定される。この熱時抗張力が1゜0に9/
a!未満では、加熱後の樹脂シートを成形型の上に載置
する際の取扱いが困難なものとなるのみならず、押圧板
による押圧成形時において、成形板と受板との重合面間
に樹脂が流動し、成形表示板における表示部の頂部周縁
に有害なパリを生じる。一方、抗張力が7.  OKy
/atをこえて高すぎると成形型の透孔部内への樹脂の
圧入が良好に行われ難く、結果的にシャープな凸出状表
示部の形成が困難なものとなる。成形時の樹脂シートの
抗張力の最も好ましい範囲は、概ね1.5〜5. 0に
9/a!程度である。上記のような抗張力が得られる範
囲の加熱温度は、例えば塩化ビニル樹脂シートの場合で
165〜185℃、特に好ましくは170〜180℃、
ポリカーボネート樹脂シートの場合で185〜205℃
、特に好ましくは190〜200℃、ABS樹脂シート
の場合で165〜185℃、特に好ましくは170〜1
80℃程度である。
押圧板による成形用樹脂シートの押圧力は、10〜20
Ky/ad程度に設定すべきであり、これが低すぎると
きは表示部のシャープな成形が困難であり、高すぎると
表示部頂面周縁にパリが出るおそれが派生する。
転写用フィルムは、成形表示板の表示部の頂面を異色の
着色状態に形成して、顕示力の高い美麗な表示板を得よ
うとする場合に用いられる。
該転写用フィルムは、従来一般に市販されているものを
採用しうるが、その−例を挙げれば、ポリエステルフィ
ルムを基材とし、その片面に透明保護被膜、金属蒸着層
等からなる着色層、および熱感応型接着剤層の順次積層
からなる熱転写着色層を有して、成形時に該熱転写着色
層を成形樹脂側に転移せしめるものとしたものが好適に
用いられる。
実施例 次に、この発明の実施例を添附図面に基いて説明する。
実施例1 第1図において、(1)は定盤、(2)はその上に載置
した受板、(3)は更にその上に重ねて載置した成形型
、(4)は成形用の熱可塑性樹脂シート、(5)は押圧
板、(6)はその駆動用取付基板を示す。
この実施例において、受板(2)には、厚さ3.0#の
アルミニウム合金製平板を、成形型(3)には厚さ2.
0mのアルミニウム合金製平板を、また成形用樹脂シー
ト(4)には厚さ2.0#の塩化ビニル樹脂シートを、
更にまた押圧板(5)には下面が平坦な厚さ3.0mm
の耐熱ゴム板を用いた。
また、上記成形型(3)は、NCルータ−を用いて、求
める表示板の表示部に対応する文字形状の透孔部(7)
を、若干の抜き勾配をもってテーパー状に、かつ板厚方
向に貫通状態に穿設形成した第2図に示すようなものを
用いた。
そこで、該成形型(3)を受板(2)上に重ね合わせ状
態に載置した後、成形用樹脂シート(4)を予め180
℃に加熱し、該加熱によって熱時抗張力を1.8Ky/
adに調整した状態でこれを上記成形型上に載置し、す
ぐさま抑圧板(5)によって全面的に押圧した。この押
圧力は概ね15〜16Kg/aIlに設定した。そして
、成形用樹脂シート(4)の冷却を待ってそれを成形型
(3)から取外すことにより、第3図に示すような成形
表示板(8)を得た。該表示板(8)は、表面に高さ2
mmに凸出した表示部(9)を有し、しかも該表示部(
9)は頂面周縁がシャープに角張っていてパリを有さず
、かつ裏面が略フラットなものであった。
実施例2 成形用樹脂シート(4)として、厚さ2.Omのポリカ
ーボネート樹脂シートを用い、これを190℃に加熱し
て抗張力を3. 5Ky/adに調整した状態で実施例
1と同様の成形操作を行った。
得られた成形表示板は、これも成形状態がシャープでパ
リを有しない良好なものであった。
実施例3 第4図に示すように、受板(2)と成形型(3)との間
に転写用フィルム(10)を介在させてそれらを重ね合
わせるものとした。該転写用フィルム(10)は、ポリ
エステルフィルム基村上に着色透明保護被膜を介してア
ルミニウム蒸着層と熱感応型接着剤層を設けた金色の熱
転写着色層を有するものを用いた。
その他は前記実施例1と同様にして成形操作を行った。
なお、成形用樹脂シート(4)には白色の塩化ビニル樹
脂シートを用いた。
その結果、第5図に示すように、成形状態は実施例1と
同様シャープな外観を有し、かつ表示部(9)の頂面に
金色の着色層(10a )を有して該着色層が白色の表
示板(8a)面に際立って浮き出し、顕示性、美麗性に
優れた表示板(8)を得ることができた。
発明の効果 この発明によれば、上述の次第で、特に成形用樹脂シー
トの成形時の加熱抗張力の調整により、シートからの二
次的な熱成形、なかでもとくに所謂型押しの技法を利用
して表面に凸出状の表示部もった成形表示板を製造する
ことが可能となる。しかも、成形型における表示部成形
用のキャビティを透孔部として形成した板状の成形型を
別途受板上に重ねた状態にして成形操作を行うものとし
たことにより、押圧成形時、成形型の透孔部内の空気は
、樹脂との置換によって成形型下面と受板との間から自
然に排出され、成形表示部に気泡痕を生じることなく、
かつ成形時の樹脂シートの抗張力の上記特定範囲の設定
とも相俟って、パリを有しないシャープな成形形状の表
示板を得ることができる。また、もとよりこの発明の成
形方法によるときは、成形型に金属板等の平板材料を用
い、これを切削して所要の文字、記号、図形等の透孔部
を形成することによって該成形型を完成しうること、か
つ成形操作も簡単であることにより、成形表示板の廉価
な製造を可能とし、少量多品種の表示板の生産に好適に
対応することができる。
また、請求項(2)のように、更に転写用フィルムを用
いて成形するときは、表示部の頂面を任意の着色状態と
した一層顕示性、美麗性に優れた表示板を簡易に製造す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す成形装置の概略断面図
、第2図は成形型の一例を示す斜視図、第3図は第2図
の成形型から得られる成形表示板の斜視図、第4図は他
の実施例を示す成形装置の概略断面図、第5図はそれに
よって得られる成形表示板の一部拡大断面図である。 (2)・・・受板、(3)・・・成形型、(4)・・・
成形用熱可塑性樹脂シート、(5)・・・押圧板、(7
)・・・透孔部、(8)(8a )・・・成形表示板、
(9)・・・表示部、(10)・・・転写用フィルム、
(10a)・・・転写着色層。 以上 第5図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)文字、図形等の表示部に対応する形状の透孔部を
    板厚方向に貫通して形成した板状成形型を用い、該成形
    型を平板状の受板上に重ね合わせ状に配置したのち、上
    記成形型上に、加熱によって抗張力を1.0〜7.0K
    g/cm^2の範囲に調整した成形用の熱可塑性樹脂シ
    ートを重ねてすぐさま押圧板で全面的に押圧することに
    より、成形型の透孔部内に樹脂シートの一部を圧入せし
    めて凸出状表示部を形成せしめることを特徴とする合成
    樹脂成形表示板の製造方法。
  2. (2)成形型を、上面に成形用樹脂シートとは異色の熱
    転写着色層を有する転写用フィルムを介して受板上に重
    ね合わせるものとし、凸出状表示部の頂面に上記着色層
    を転写形成せしめる請求項(1)記載の合成樹脂成形表
    示板の製造方法。
JP20974088A 1988-08-24 1988-08-24 合成樹脂成形表示板の製造方法 Granted JPH0259320A (ja)

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