JPH0259296A

JPH0259296A - ソーセージ飾り切り機

Info

Publication number: JPH0259296A
Application number: JP20786188A
Authority: JP
Inventors: Kazuo Tanahashi; 棚橋　一夫
Original assignee: TOOEE GIKEN KK
Current assignee: TOOEE GIKEN KK
Priority date: 1988-08-22
Filing date: 1988-08-22
Publication date: 1990-02-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、ウィンナ−ソーセージ、フランクフルトソー
セージ等の飾り切り機に関する。

〔従来の技術〕

従来、ウィンナ−ソーセージ、フランクフルトソーセー
ジ等の外皮表面にその調理を容易にし、かつ食べ易く、
さらに見掛けを良くするためのいわゆる飾り切りをする
には包ノー等を用いた手切りによる飾り切りがされてい
た。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、従来の包丁等を用いた手切りによるソーセージ
等の飾り切りでは、家庭における調理の際はまだしも、
食堂または給食センターにおいて大量にソーセージの飾
り切りをする場合には、膨大な人力と時間が必要される
とともに、決ったピッチ、角度の切り目で飾り切りをす
ることは非常に困難であった。

そこで、本発明のソーセージの飾り切り機では、切刃ロ
ーラー（スリッタローラー）に埋設した多数の切刃によ
り自動的かつ定寸法で斜めあるいは綾状の飾り切りを連
続して大量に行うソーセージの飾り切り機を提供するこ
とを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するため、本発明では、飾り切り機は、
ケーシングに回転可能に枢着した切刃ローラーとこの切
刃ローラーの上部に対向して設けた押えローラーとから
なり、切刃ローラーと押えローラーの外周面に円形溝を
それぞれ形成し、さらに、切刃ローラーの円形溝の底面
に多数の切刃を埋設し、切刃ローラーと押えローラーと
を互いに逆方向に回転するように構成する。

〔作　用〕

円形溝の底面に多数の切刃を埋設した切刃ローラーと円
形溝をもつ押えローラーとを互いに逆方向に回転させる
と、連結続したソーセージは両ローラーの円形溝内に供
給開口から自動的に導入されて、ソーセージの外皮表面
に斜め切り、あるいは綾状の飾り切り目が連続して形成
される。

〔実施例〕

本発明の実施例を図面を参照して説明する。第１図と第
２図に示すように、本発明のソーセージ飾り切り機は、
飾り切りを行う切刃ローラー１とその前後のソーセージ
供給側と送出側に配設された補助ローラー２および飾り
切りが施されるソーセージＳを介して切刃ローラー１と
補助ローラー２に対向して設けられたそれらと同数の押
えローラー４とからなる。これらの切刃ローラー１、補
助ローラー２は切刃ローラー・補助ローラー用主軸７に
固定されるとともにケーシング１１に軸受（図示せず）
を介して回転６■能に軸支されている。

同様に、複数（本実施例の場合には４個）の押えローラ
ー４は、押えローラー用支持輔８に固定されるとともに
ケーシングに軸受（図示せず）を介して回転可能に軸支
されている。切刃ローラー１と押えローラー４の外周面
には円形溝２０．２ＯＡが形成されている。また、押え
ローラー４、切刃ローラー１及び補助ローラー２はケー
シング１１に締着されたスリッタケース１２により覆わ
れている。このスリッタケース１２のソーセージ供給側
及び排出側には、ソーセージの供給開口２３及び排出開
口２４が形成されている。さらに、主軸７には押えロー
ラー駆動用歯車９が固着されるとともに、支持軸８に押
えローラー従動用歯車１０が固着されていて、駆動用歯
車９と従動用歯車１０とが互いに噛合うことにより、切
刃ローラ１と補助ローラー２に対して押えローラー４が
互いに逆方向に回転できるようになっている。さらに、
それぞれの支持軸８にはプーリー２１が固着されていて
、各プーリ２１にはそれぞれ共通のＶベルト２２か張架
されて、支持軸８に固着された押えローラー４が互に同
一方向に回転するように構成されている。

また、ケーシング１１の頂面には、駆動モータＭが取付
けられていて、切換えスイッチ１３によりその回転・停
止がなされるとともに、回転数制御ノブ１４により駆動
モータＭの回転数を無段階（例えば、１０〜１５０ｒｐ
ｎ＋）に変更可能としである。さらに、駆動モータＭの
出力軸には、駆動側スプロケットホイール５が固着され
、一方、切刃ローラー１を回転する主軸７の一端には従
動側スプロケットホイール６が固着され、両スプロケッ
トホイール５，６の間に張架された切刃ローラー駆動チ
ェーン３により駆動モータＭの回転を主軸７に伝達出来
るようになっている。

第５図に示すように、切刃ローラー１には、その外周面
に刻設したスリットに切刃鋼からなる矩形状の切刃１９
が多数埋設されている。とくに、第６図と第７図に示す
ように、切刃ローラー１には、飾り切りを施すソーセー
ジの円形断面に適合する円形溝２０が形成されていて、
この円形溝２０の底面に刻設したスリット（図示せず）
に、この底面よりＤの突出量だけ切刃１９の刃先が露出
するように埋設されている。さらに、第７図に示すよう
に、切刃ローラー１の円周方向に対して０度切刃１９の
刃先が傾斜し、かつ、切刃］９が互いにｐのピッチをも
つように、切刃ローラー１に切刃１９を埋設する。これ
ら切刃突出ｆｆ１Ｄ、切刃埋設角度θ及び切刃配列ピッ
チｐはソーセージの飾り切りの程度に応じて自由に選択
・調整出来るようになっている。なお、切刃埋設角度θ
の向きはそのままにしておいて、切刃ローラー１の取付
は方向を逆に変更することにより、ソーセージＳに対す
る飾り切りの切り目角度を正逆とすることが出来る。

さらに、第３図に示すように、押えローラー４を切刃ロ
ーラー１との対向方向に微少量移動調節可能にして適当
にソーセージＳを上から押圧する。

そのために、押えローラー４の支持軸８の一端部は、ス
リッタケース１２の側面に取付けたスプリングホルダ１
６．１７間に介在させた押えローラー加圧スプリング１
５により上下に微少量揺動可能に支持されている。なお
、各１個の切刃ローラーと押えローラーにより飾り切り
機を構成して、切刃ローラーに取り付けたハンドルによ
り手回しすることも可能である。

このように構成された本発明のソーセージの飾り切り機
の実施例では、例えば、第４図（Ａ）に示すようなソー
セージＳに斜めに飾り切り口Ｉを施す場合には、切刃ロ
ーラー１を１個だけ飾り切り機にセットし、また、第４
図（Ｂ）に示すようなソーセージに綾状に飾り切りｇＩ
’を施す場合には、それぞれ右稔りと左稔り方向に切刃
１９を埋設した切刃ローラー１を１個づつ並設し、飾り
切り機を調理台等の上に設置する。そして、駆動モータ
Ｍの切換えスイッチ１３をオンにして、回転数制御ノブ
１４により適当な回転数（例えば６０ｒｐｍ）にすると
、スプロケットホイール５、駆動チェーン３、スプロケ
ットホイール６を介してそれぞれの主軸７が回転駆動さ
れ、切刃ローラー１と補助ローラー２は同一方向に一斉
に回転する。そして、主軸７に固着した歯車９と噛合う
歯車１０の回転により支持軸８に固着したプーリー２１
とその間に張架したＶベルト２２により押えローラー４
は、−斉に、切刃ローラー１と補助ローラー２とは逆方
向に回転する。そして、スリッタケース１２の供給開口
２３から一連の連結続されたソーセージを供給すると、
ソーセージは補助ローラー２と押えローラー４に案内さ
れて飾り切り機の内部に導入され、加圧スプリング１５
により適当に加圧された押えローラー４により押圧され
ながら切巾ローラー１により斜め切り口あるいは綾状に
切り目を刻設される。そして、排出口近傍に配設した補
助ローラー２と押えローラー４とに案内されて排出開口
２４から飾り切り機の外部に排出される。この際、必要
により、切刃１９の刃先突出ｆｆ１Ｄ、刃先角θ、切刃
ピッチｐを変更して適宜異った飾り切り目を形成するこ
とも可能である。

なお、本発明の飾り切り機は、ソーセージのほかに、野
菜の切断、飾り切り等にも広く利用可能である。

〔発明の効果〕

本発明では、上述したように飾り切り機が構成されてい
るので、大量かつ自動的にソーセージの外皮表面に所望
の飾り切り、例えば斜め切りあるいは綾状の飾り切り目
を施すことが出来る。しかも、従来のような入手でない
ので飾り切り目のピッチ、方向が定まっているので見掛
けも良く、製品としての価値も向上し、調理がよりし易
くなる。

さらに、本発明の飾り切り機は、構造が簡単であるので
低置であり、かつ、切刃ローラーの交換も極めて容易で
ある。その結果、作業効率も高く、省力化が達成でき、
切刃ローラーによる身体の損傷等のない高度の安全性を
得ることも可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のソーセージ飾り切り機の一部破断側面
図、第２図は第１図の一部破断側面図、第３図は本発明
のソーセージ飾り切り機の切刃ローラーによる飾り切り
部の構成図、第４図（Ａ）は斜めに飾り切りを施したソ
ーセージの外観図、第４図（Ｂ）は綾状に飾り切りを施
したソーセージの外観図、第５図は本発明のソーセージ
飾り切り機に用いる切刃ローラーの斜硯図、第６図と第
７図は切刃ローラーに切刃を埋設する部分の拡大図であ
る。１・・・切刃ローラー、２・・・補助ローラー、３・・
・切刃ローラー駆動チェーン、４・・・押えローラー５
・・・駆動側スプロケットホイール、６・・・従動側ス
プロケットホイール、７・・・切刃ローラー・補助口ロ
ーラー用主軸、８・・・押えローラー用支持軸、９・・
・押えローラー駆動用歯車、１０・・・押え口−ラ−従
動用歯車、１１・・・ケーシング、１２・・・スリッタ
ケース、１３・・・切換えスイッチ、１４・・・回転数
制御ノブ、１５・・・押えローラー加圧スプリング、１
６．１７・・・スプリングホルダ、１つ・・・切刃、２
０．２ＯＡ・・・円形溝、２１・・・プーリー２２・・
・Ｖベルト、２３・・・供給開口、２４・・・排出開口
、Ｓ・・・ソーセージ、Ｍ・・・駆動モータ。

Claims

【特許請求の範囲】

ケーシングに回転可能に枢着した切刃ローラーとこの切
刃ローラーの上部に対向して設けた押えローラーとから
なり、前記切刃ローラーと押えローラーの外周面に円形
溝をそれぞれ形成し、かつ前記切刃ローラーの円形溝の
底面に多数の切刃を埋設し、前記切刃ローラーと押えロ
ーラーとを互いに逆方向に回転して、それらの間に連結
続したソーセージを導入し、その外皮表面に斜め切りあ
るいは綾状の飾り切り目を形成することを特徴とするソ
ーセージの飾り切り機。