JPH0259181A - パネル部材の製造方法 - Google Patents
パネル部材の製造方法Info
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- JPH0259181A JPH0259181A JP63210140A JP21014088A JPH0259181A JP H0259181 A JPH0259181 A JP H0259181A JP 63210140 A JP63210140 A JP 63210140A JP 21014088 A JP21014088 A JP 21014088A JP H0259181 A JPH0259181 A JP H0259181A
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Landscapes
- Resistance Welding (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、車体パネル等を構成するパネル部材の製造方
法に関するものである。
法に関するものである。
従来、第7図に示すように、互いに接合される一対のパ
ネル板1,2の接合強度を充分に確保するため、両パネ
ル板1.2の接合部4.10間に接着剤を介在させた状
態でスポット溶接を行ない、スポット溶接および接着剤
の両方の接合力を利用したいわゆるウェルドボンディン
グ工法によってパネル部材3を構成した後、このパネル
部材3に電着!!!装を施すことが行なわれている。し
かし上記工法においては、スポット溶接時に作用する圧
力によって接着剤が側方に移動してその側端部から流下
し、両パネル板1.2の接合部4.10の側方部分に接
着剤層5aが欠落した隙間13が形成され、この部分に
電着不良が生じて錆が発生し易くなり、また側方に流出
した接着剤が上記接合部分4.10の側端面等に付着し
て外観が低下する等の問題があった。このため、例えば
特開昭58−199675号公報に示されるように、一
対のパネル板の接合部間に接着剤を塗布するとともに、
この接合部をスポット溶接した後、上記接合部を局部的
に加熱して接着剤を半硬化(プリキュア)させつつ側方
に流動させることにより、接合部の側方部分に接着剤を
行渡らせ、その後に1着塗装を施すとともに、乾燥炉に
おいて上記接着剤を乾燥させて硬化させることが行なわ
れていた。
ネル板1,2の接合強度を充分に確保するため、両パネ
ル板1.2の接合部4.10間に接着剤を介在させた状
態でスポット溶接を行ない、スポット溶接および接着剤
の両方の接合力を利用したいわゆるウェルドボンディン
グ工法によってパネル部材3を構成した後、このパネル
部材3に電着!!!装を施すことが行なわれている。し
かし上記工法においては、スポット溶接時に作用する圧
力によって接着剤が側方に移動してその側端部から流下
し、両パネル板1.2の接合部4.10の側方部分に接
着剤層5aが欠落した隙間13が形成され、この部分に
電着不良が生じて錆が発生し易くなり、また側方に流出
した接着剤が上記接合部分4.10の側端面等に付着し
て外観が低下する等の問題があった。このため、例えば
特開昭58−199675号公報に示されるように、一
対のパネル板の接合部間に接着剤を塗布するとともに、
この接合部をスポット溶接した後、上記接合部を局部的
に加熱して接着剤を半硬化(プリキュア)させつつ側方
に流動させることにより、接合部の側方部分に接着剤を
行渡らせ、その後に1着塗装を施すとともに、乾燥炉に
おいて上記接着剤を乾燥させて硬化させることが行なわ
れていた。
上記のようにウェルドボンディング工法によってパネル
板の接合部を接合した後、この接合部を局部的に加熱し
て半硬化させるブリキュア工程と、電着塗装後に上記接
着剤を乾燥させる乾燥工程とを設けることによって接合
部の側方部分に隙間が形成されるのを防止するように構
成した場合には、パネル部材の製造工程が極めて複雑と
なって製造コストが高く付くという問題がある。
板の接合部を接合した後、この接合部を局部的に加熱し
て半硬化させるブリキュア工程と、電着塗装後に上記接
着剤を乾燥させる乾燥工程とを設けることによって接合
部の側方部分に隙間が形成されるのを防止するように構
成した場合には、パネル部材の製造工程が極めて複雑と
なって製造コストが高く付くという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので
あり、簡単な構成で接着剤の流出を抑制して接合部の側
方部分に隙間が形成されるのを効果的に防止できるとと
もに、接合部の接合強度を充分に確保することができる
パネル部材の製造方法を提供することを目的としている
。
あり、簡単な構成で接着剤の流出を抑制して接合部の側
方部分に隙間が形成されるのを効果的に防止できるとと
もに、接合部の接合強度を充分に確保することができる
パネル部材の製造方法を提供することを目的としている
。
〔課題を解決するための手段)
本発明は、一対のパネル板の接合部間に、側方部分の少
なくとも一方に配設された良導電部と、中央部分に配設
された低導電部とを備えた接着剤層を介在させた状態で
、上記接杏部をスポット溶接した後、電着塗装を施すよ
うにしたものである。
なくとも一方に配設された良導電部と、中央部分に配設
された低導電部とを備えた接着剤層を介在させた状態で
、上記接杏部をスポット溶接した後、電着塗装を施すよ
うにしたものである。
上記の構成によれば、両パネル板の接合部間に配設され
た接着剤層の側方部分が、接着剤中にカーボン粉末等か
らなる固形の導電材が多く配合された粘性の高い良導電
部によって構成されているため、接合部のスポット溶接
時に接着剤が側方に流出することが抑制され、かつ上記
接着剤層の中央部分が、接着剤中の導電材が少なく接着
強度の強い低導電部によって構成されているため、この
低導電部によって上記接合部の接合強度が充分に確保さ
れることになる。
た接着剤層の側方部分が、接着剤中にカーボン粉末等か
らなる固形の導電材が多く配合された粘性の高い良導電
部によって構成されているため、接合部のスポット溶接
時に接着剤が側方に流出することが抑制され、かつ上記
接着剤層の中央部分が、接着剤中の導電材が少なく接着
強度の強い低導電部によって構成されているため、この
低導電部によって上記接合部の接合強度が充分に確保さ
れることになる。
第1図は、一対のパネル板1.2からなるパネル部材3
を示し、このパネル部材3を製造するには、まず第2図
に示すように、一方のパネル板2の側方に形成された接
合部4に接着剤を塗布して接着剤層5を形成する。この
接着剤層5は、左右一対のノズル6.6から導出される
良導電部7と、上記両ノズル6.6間に位置するノズル
8から導出される低導電部9とによって構成されている
。
を示し、このパネル部材3を製造するには、まず第2図
に示すように、一方のパネル板2の側方に形成された接
合部4に接着剤を塗布して接着剤層5を形成する。この
接着剤層5は、左右一対のノズル6.6から導出される
良導電部7と、上記両ノズル6.6間に位置するノズル
8から導出される低導電部9とによって構成されている
。
上記良導電部7は、エポキシ系合成樹脂剤等からなる接
着剤中に、カーボン粉末もしくはアルミニウム粉末等か
らなる多量の固形導電材が、例えば接着剤100に対し
て3oの重量比で配合されることによって構成され、導
電率および粘度が比較的高い値を示すものである。また
、上記低導電部9は、上記良導電部7に比べて接着剤中
に配合される固形S電材の量が少なく、例えば接着剤1
゜Oに対して10の重量比で固形導電材の配合量を設定
することにより、導電率および粘度が低い値を示すよう
に構成されている。
着剤中に、カーボン粉末もしくはアルミニウム粉末等か
らなる多量の固形導電材が、例えば接着剤100に対し
て3oの重量比で配合されることによって構成され、導
電率および粘度が比較的高い値を示すものである。また
、上記低導電部9は、上記良導電部7に比べて接着剤中
に配合される固形S電材の量が少なく、例えば接着剤1
゜Oに対して10の重量比で固形導電材の配合量を設定
することにより、導電率および粘度が低い値を示すよう
に構成されている。
そして上記接合部4の上面に、他方のパネル板1の側辺
部に形成された接合部1otaね合わせることにより、
上記接着剤層5を挟持して両接合部4.10間の左右両
側方部分に上記良導電部7を配設させるとともに、中央
部分に低導電部9を配設させる。次いで、図外のスポッ
ト溶接機によって第3図に示すように、上記接合部4,
1oをスポット溶接するとともに、その熱によって上記
接着剤15を溶融させて両接合部4.10を接着する。
部に形成された接合部1otaね合わせることにより、
上記接着剤層5を挟持して両接合部4.10間の左右両
側方部分に上記良導電部7を配設させるとともに、中央
部分に低導電部9を配設させる。次いで、図外のスポッ
ト溶接機によって第3図に示すように、上記接合部4,
1oをスポット溶接するとともに、その熱によって上記
接着剤15を溶融させて両接合部4.10を接着する。
この結果、第4図に示すように、上記接合部4,10間
の中央部分にナゲツト11が形成されるとともに、その
側方部に良導電部7と低導電部9とからなる接着剤層5
が形成される。次いで、第5図に示すように、パネル部
材3の表面に′I!1着塗装全塗装て塗[112を形成
する。
の中央部分にナゲツト11が形成されるとともに、その
側方部に良導電部7と低導電部9とからなる接着剤層5
が形成される。次いで、第5図に示すように、パネル部
材3の表面に′I!1着塗装全塗装て塗[112を形成
する。
このように、上記両パネル材2,3の接合部4゜10間
に配設された接着剤層5を側方部分に位置する良導電部
7と、中央部分に位置する低導電部9とによって構成し
、固形導電材の配合量が少なく粘性の低い上記低導電部
9の側方部に、固形導電材の配合量が多く導電率および
粘性の高い上記良導電部7を配設したため、スポット溶
接時に接着剤!!15が側方に移動して流下するのを上
記良導電部7によって阻止することができる。したがっ
て、上記接合部4.10の側方部分に良導電部7を適正
状態で介在させることができ、この部分に接着剤層5の
欠落した隙間が形成されるのを防止できるため、このパ
ネル部材3に電着塗装を施す際に、上記接合部4.10
の側端面に適正な厚みの塗膜12を形成することができ
る。また、上記接合部4,10の側方部分に導電率の高
い良導電部7が配設されているため、この部分に電着塗
装の塗料を充分に付着させることができる。
に配設された接着剤層5を側方部分に位置する良導電部
7と、中央部分に位置する低導電部9とによって構成し
、固形導電材の配合量が少なく粘性の低い上記低導電部
9の側方部に、固形導電材の配合量が多く導電率および
粘性の高い上記良導電部7を配設したため、スポット溶
接時に接着剤!!15が側方に移動して流下するのを上
記良導電部7によって阻止することができる。したがっ
て、上記接合部4.10の側方部分に良導電部7を適正
状態で介在させることができ、この部分に接着剤層5の
欠落した隙間が形成されるのを防止できるため、このパ
ネル部材3に電着塗装を施す際に、上記接合部4.10
の側端面に適正な厚みの塗膜12を形成することができ
る。また、上記接合部4,10の側方部分に導電率の高
い良導電部7が配設されているため、この部分に電着塗
装の塗料を充分に付着させることができる。
なお、上記良導電部7は接着剤中に多量の固形導電材が
配合され、通常の接着剤に比べて接着力が弱く、この良
導電部7のみによって接着剤層を形成した場合には間接
合部4,1oの接合強度が不足することになるが、上記
のように接合部4゜10の中央部分に固形導電材の配合
量の少なく接着力の強い低導電部9を配設しているため
、この低導電部9によって上記接合部4.10の接合力
を充分に確保することができる。
配合され、通常の接着剤に比べて接着力が弱く、この良
導電部7のみによって接着剤層を形成した場合には間接
合部4,1oの接合強度が不足することになるが、上記
のように接合部4゜10の中央部分に固形導電材の配合
量の少なく接着力の強い低導電部9を配設しているため
、この低導電部9によって上記接合部4.10の接合力
を充分に確保することができる。
上記実施例では、接合部4,10の左右両側方部分にそ
れぞれ良導電部7を配設した場合について説明したが、
必ずしも上記左右両側方部分に良導電部7を配設する必
要はなく、電着塗装の塗料を充分に付着させることが望
まれる一方の側方部分にのみ上記良導電部7を配設する
ようにしてもよい。また、第6図に示すように、接合部
4.10間に、低導電部9とその外周を囲繞する良導電
部7とからなる接着剤層5を介在させた状態で、上記接
合部4,10をスポット溶接するようにしてもよい。
れぞれ良導電部7を配設した場合について説明したが、
必ずしも上記左右両側方部分に良導電部7を配設する必
要はなく、電着塗装の塗料を充分に付着させることが望
まれる一方の側方部分にのみ上記良導電部7を配設する
ようにしてもよい。また、第6図に示すように、接合部
4.10間に、低導電部9とその外周を囲繞する良導電
部7とからなる接着剤層5を介在させた状態で、上記接
合部4,10をスポット溶接するようにしてもよい。
(発明の効果)
以上説明したように本発明は、パネル部材を構成する一
対のパネル材の接合部間に、側方部分の少なくとも一方
に配設された良導電部と、中央部分に配設された低導電
部とからなる接着剤層を介在させた状態で、上記接合部
をスポット溶接した後、電着塗装を施すようにしたため
、スポット溶接時に接着剤が接合部の側端部から流下す
るのを上記良導電部によって阻止し、簡単な構成で上記
接合部の側方部分に接着剤層が欠落した隙間が形成され
るのを防止してこの部分に電着塗装の塗料を充分に付着
させることができる。したがって、接合部の側端面に形
成される塗料の厚みが不足する等により錆が発生し易く
なるのを防止できるとともに、上記接着剤が接合部の側
方に流下してその側端面に付着する等により、外観が悪
化するのを防止できるという利点がある。
対のパネル材の接合部間に、側方部分の少なくとも一方
に配設された良導電部と、中央部分に配設された低導電
部とからなる接着剤層を介在させた状態で、上記接合部
をスポット溶接した後、電着塗装を施すようにしたため
、スポット溶接時に接着剤が接合部の側端部から流下す
るのを上記良導電部によって阻止し、簡単な構成で上記
接合部の側方部分に接着剤層が欠落した隙間が形成され
るのを防止してこの部分に電着塗装の塗料を充分に付着
させることができる。したがって、接合部の側端面に形
成される塗料の厚みが不足する等により錆が発生し易く
なるのを防止できるとともに、上記接着剤が接合部の側
方に流下してその側端面に付着する等により、外観が悪
化するのを防止できるという利点がある。
また、上記接合部の中央部分に配設された低導電部の接
着力によって間接合部の接合強度を充分に確保すること
ができる。
着力によって間接合部の接合強度を充分に確保すること
ができる。
第1図は本発明の製造方法によって製造されるパネル部
材の一例を示す斜視図、第2図は上記パネル部初を構成
するパネル板を示す斜視図、第3図は上記パネル板の接
合部の接合状態を示す斜視図、第4図は第3図の■−I
V線断面図、第5図は電着塗装後の状態を示す断面図、
第6図は本発明の別の実施例を示す第4図相当図、第7
図は従来例を示す第4図相当図である。 1.2・・・パネル板、3・・・パネル部材、4.10
・・・接合部、5・・・接着剤層、7・・・良導電部、
9・・・低導電部。 特許出願人 マツダ株式会社代 理 人
弁理士 小谷悦司間 弁理
士 長1)正向 弁理士 伊膝孝夫第 図 第 図 第 図 第 図
材の一例を示す斜視図、第2図は上記パネル部初を構成
するパネル板を示す斜視図、第3図は上記パネル板の接
合部の接合状態を示す斜視図、第4図は第3図の■−I
V線断面図、第5図は電着塗装後の状態を示す断面図、
第6図は本発明の別の実施例を示す第4図相当図、第7
図は従来例を示す第4図相当図である。 1.2・・・パネル板、3・・・パネル部材、4.10
・・・接合部、5・・・接着剤層、7・・・良導電部、
9・・・低導電部。 特許出願人 マツダ株式会社代 理 人
弁理士 小谷悦司間 弁理
士 長1)正向 弁理士 伊膝孝夫第 図 第 図 第 図 第 図
Claims (1)
- 1、一対のパネル板の接合部間に、側方部分の少なくと
も一方に配設された良導電部と、中央部分に配設された
低導電部とを備えた接着剤層を介在させた状態で、上記
接合部をスポット溶接した後、電着塗装を施すようにし
たことを特徴とするパネル部材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63210140A JPH0259181A (ja) | 1988-08-24 | 1988-08-24 | パネル部材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63210140A JPH0259181A (ja) | 1988-08-24 | 1988-08-24 | パネル部材の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0259181A true JPH0259181A (ja) | 1990-02-28 |
Family
ID=16584442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63210140A Pending JPH0259181A (ja) | 1988-08-24 | 1988-08-24 | パネル部材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0259181A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009035208A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Honda Motor Co Ltd | 車体の接着部構造 |
-
1988
- 1988-08-24 JP JP63210140A patent/JPH0259181A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009035208A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Honda Motor Co Ltd | 車体の接着部構造 |
JP4590440B2 (ja) * | 2007-08-03 | 2010-12-01 | 本田技研工業株式会社 | 車体の接着部構造 |
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