JPH0259088A - 充填層式水処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、粒状又は繊維状その他のろ過材、除鉄・除マ
ンガンろ材、活性炭、イオン交換樹脂等の充填層を筒状
体内に支持したカートリッジを使用して通水処理を行う
充ｔＩｔ層式水処理装置に関するものである。

Ｃ従来の技術〕 一般に、ろ過、吸着、イオシ交換等を行う充填層式水処
理装置では、通水処理を行っているうちに充填層の機能
が低下した時には、機能回復のために充填層の再生（洗
浄を含む）、交換等を行っている。

その場合、通水処理は一旦中断され、再生５交喚等の機
能回復作業が終了したのちに通水処理が再開される。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、従来の充填層式水処理装置における充填層の
機能回復は、前記のように処理を中断する必要があるば
かりでなく、再生、交換等のための機構が必要となり、
その操作や装置全体の構造も複雑になることは避けられ
なかった。

本発明は、このような充填層式水処理装置において、充
填層を複数のカートリッジ型とし、処理を中断すること
なく、任意のカートリッジを取り出して再生、交換等を
容易にすることができる充填層式水処理装置を堤供する
ことを目的きするものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、竪型筒状体内に充填層を上下の通水支持板に
よって支持し該竪型筒状体の下部に通水口を開口した直
胴部を形成したカートリッジと、下部に隔壁によって？
ｊＩ数個の集水室を形成し、これら各集水室の上面の隔
壁に前記カートリッジの直胴部を挿脱しうる挿入口を開
口し、さらに前記各集水室内に前記挿入口を閉鎖しうる
昇降自在なフロートを配備した槽体とからなることを特
徴とする充填層式水処理装置である。

〔作　用〕

本発明では、槽内の各集水室にそれぞれ充填層を形成し
たカートリッジ下部の直胴部を挿入し、槽内に被処理水
を真人ずれば、カートリッジの充填層内を流過して処理
水となり、集水室から槽外へ流出する。このような処理
を継続するうらに、カートリッジのうち充填層のあるも
のに機能低下が認められた時は、機能低下したカートリ
ッジを槽外に取り出して再生、交換等をするが、その間
、カートリッジが取り出されている集水室の挿入口は、
フロートの上昇によって閉鎖されており、被処理水は直
接集水室に流入することなく、槽内に残っているカート
リッジによって処理が行われ、通水処理を中断する必要
がない。

このようなカートリッジの充填層の再生、交換は、定期
的に順番に行うように自動化することが容易である。

さらに、カートリッジの充填層を粒状又は繊維状の活性
炭として、各種水の高度処理に使用する時は、カートリ
ッジを形成する竪型筒状体の材質をセラミックスなどの
耐熱材料にすれば、槽外で活性炭を取り出すことなく、
そのまま熱再生を行うことができる。

〔実施例〕

本発明の一実施例を図面を参照しながら説明すれば、第
１図及び第２図は本発明のカートリッジＣを示し、断面
が円形又は多角形（図示例では三角形）の竪型筒状体１
内に所望の充填材２を充填した網状又はクロス状の袋３
を数個収容し、多数の通水口を開口した上下の通水支持
板４，４によって支持しである。また、竪型筒状体ｌの
下部は小径の直胴部５に形成されており、この直胴部５
の側壁には通水口６が形成され、竪型筒状体１の上部に
は引揚用取っ手７が形成されている。

一方、このようなカートリッジＣを収容するための槽体
１１は、第３図に示すように、下部に水平隔壁１２と垂
直隔壁１３とによって複数個の集水室！４が形成され、
各集水室１４の水平隔壁１２にはカートリッジＣ下部の
直胴部５が挿脱可能な挿入１１１５が開口され、また各
集水室１４の下方部は連通開口１６で連通され、図示し
ない流出管又は流出渠に連なっている。

さらに、各集水室１４内には、独立気泡を有する合成樹
脂などで造られ、水中において昇降自在な浮力の大きな
フロート１７が配備され、カートリッジＣが集水室１４
に挿入されている時は、第３図左側に示すように、直胴
部５によってフロート１７が押し下げられ、カートリッ
ジＣがない時は、第３図右側に示すように、フロート１
７は浮力により上昇して挿入口１５の周囲に設けられた
シール材１８に当接して挿入口１５を閉鎖し、水の流通
を防ぐようになっている。

このフロート１７は、挿入口１５を閉鎖する如き形状で
あれば何でもよい。

また、第４図に示すように、フロート１７のシール材１
８と接する部分より外側の周辺部に水が流通する切欠き
１９を設けておけば、フローロアの径を大にしてフロー
ト１７の昇降を垂直隔壁１３によって案内できるように
することができる。

なお、第５図は、カートリッジＣを断面三角形状として
槽体１１内に隙間なく配設した例を示している。

しかして、槽体１１にカートリッジＣを配設した時は、
第３図左側に示すように、カートリッジＣの直胴部５に
よって集水室１４内のフローＨ７は押し下げられた状態
になっており、処理中の水流は各カートリッジＣの充填
層内を上部から通過し、処理水となって直胴部５に至り
、通水口６及びフロート１７の周囲又は切欠き１９を通
って集水室１４に集水され、連通開口１６を経て槽体１
１外へ流出する。

いま、あるカートリッジＣを再生又は交換するためには
、引揚用取っ手７を利用して引き揚げて外部へ取り出す
。この時、第３図右側に示すように、カートリッジＣが
取り出されている集水室１４内のフロート１７は浮力に
より上昇しシール材１８に当接して挿入口１５を閉鎖し
て水の流通を防ぐようになる。従って、水流は他のカー
トリッジＣを通って処理されるから、カートリッジＣを
取り出す時、また取り出した後でも通水処理を中断する
ことなく、さらに再生済又は交換したカートリッジＣを
再び配設する時も通水処理を中断する必要がない。

また、水の高度処理技術の一種として、活性炭処理が盛
んに行われるようになってきている。活性炭は、粒状の
活性炭が多用されているが、最近では細孔分布が均一で
、吸着速度、吸着容量が優れ、通水抵抗も低い活性炭繊
維が出現し、特に上水道用の処理としてトリハロメタン
その他の微細有機物の除去に応用され始めている。

このような活性炭繊維は、クロス状、フェルト状、チョ
ップ状として固定して通水処理するものであるが、本発
明に適用するのが有利である。即ち、第１図における充
填材２を、例えばチョップ状の活性炭繊維としてクロス
状の活性炭繊維の袋３に充填し、竪型筒状体１の材質を
セラミックなどの１０００℃以上に耐えられる耐熱材料
とする。

この場合の通水処理及びカートリッジＣの取り出し、交
換等は前記と同様であるが、カートリッジＣの再生につ
いて、第６図を＃ｌ１４シて説明する。

槽体１１内のカートリッジＣを再生するには、引揚用取
っ手７を利用して引き揚げ、槽体１１外において洗浄し
たのち、転く回転させて遠心脱水することができる。こ
の洗浄、脱水法のカートリッジＣを、熱風再生炉２１内
の下部固定板２２の開口部に第７図のように配置する。

次いで、下部固定板２２の下にバーナ２３により熱風を
発生させ、この熱風が同時に噴射される水による水蒸気
を伴ってカートリッジＣ内を通過することによって活性
炭繊維の賦活、再生が行われ、再生済のカートリ、ジＣ
を再び槽体１１内に配置する。この再生の場合も、槽体
１１における通水処理を中断する必要のないことは前述
した通りである。

〔発明の効果〕

以十述べたように本発明によれば、吸着剤その他の各種
充填材を任意の充填密度の充填層にカートリ、ジ化する
ことができるから、通水抵抗、吸着■などを設計意図通
りのものにすることが容易であり、また処理を中断する
ことなく任意のカーＩ・す、ジの取り出し、再生、交換
等を容易にし、しかもそのロボットによる自動化も容易
に可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明中のカートリッジの一例を示す縦断面図
、第２図は第１図の平面図、第３図は本発明のカートリ
ッジを槽体内に配置した場合の一部を示す縦断面図、第
４図は本発明中のフロートの一例を示す平面図、第５図
はカートリッジの配置の一例を示す平面図、第６図はカ
ートリッジの再生工程の一例を示す系統説明、第７図は
熱風再生炉内のカートリッジの配置の一例を示す平面図
である。 Ｃ・・・カートリッジ、ｌ・・・竪型筒状体、２・・・
充填材、３・・・袋、４・・・通水支持板、５・・・直
胴部、６・・・通水口、７・・・引揚用取っ手、１１・
・・槽体、１２・・・水平隔壁、１３・・・垂直隔壁、
１４・・・集水室、１５・・・Ｉｉｌ’ｉ人口、１６・
・・連通開口、１７・・・フロート、１８・・・シール
材、１９・・・切欠き、２１・・・熱風再生炉、２２・
・・下部固定板。 特許出願人　　　　荏原インフィルコ株式会社代理人　
弁理士　　　薬　　師　　　　　稔代理人　弁理士　　
　依　１）　孝　次　部代理人　弁理士　　　高　　木
　　正　　行区 区 Ｏフ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）竪型筒状体内に充填層を上下の通水支持板によっ
   て支持し該竪型筒状体の下部に通水口を開口した直胴部
   を形成したカートリッジと、下部に隔壁によって複数個
   の集水室を形成し、これら各集水室の上面の隔壁に前記
   カートリッジの直胴部を挿脱しうる挿入口を開口し、さ
   らに前記各集水室内に前記挿入口を閉鎖しうる昇降自在
   なフロートを配備した槽体とからなることを特徴とする
   充填層式水処理装置。