JPH0258818B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は自動車電話システムにおける自動車電
話機に関する。

（従来の技術） 従来、自動車電話交換システムにおいて、自動
車電話機が電源オフであるのか、不在であるのか
の情報を自動車電話交換システム側が得る手段は
なかつた。また自動車がアウトオブエリアへ出た
ことの表示を自動車電話機に設けていない。その
ため自動車電話交換機は加入者が電源オフ中なの
か不在なのかの判別をすることができなかつた。

（発明が解決しようとする問題点） 自動車電話機が電源オフ電鍵の押下により、電
源をオフした場合、その自動車電話機に発呼要求
があると自動車電話交換システム側は常に自動車
へ起動し、応答がないということでビジートーン
を返している。

したがつて発呼者へのサービス機能として被呼
者が電源オフのためなのか、または不在のために
接続できないかの情報を発呼者に与えることがで
きないという欠点があつた。

本発明の目的は自動車電話機に接続されない場
合、何が原因で接続されないかの情報を自動車電
話交換システム側に与えることにより、発呼者へ
のより一層のサービスを可能とするとともに、ア
ウトオブエリアになつた場合、自動車電話機側へ
それを表示することにより通話の可否を容易に判
断することができる自動車電話機を提供すること
にある。

（問題点を解決するための手段） 前記目的を達成するために本発明による自動車
電話機は自動車電話システムの自動車電話機にお
いて、電源オフ電鍵と、一時的に自動車から離れ
ることを意味する不在電鍵と、通話中に自動車の
走つている場所のレベルがある値以下になつたこ
とを示すアウトオブエリア表示部とを操作部に具
備し、前記電源オフ電鍵または不在電鍵の押下を
検出する電鍵入力検出回路と、前記電鍵入力検出
回路が前記電鍵情報を検出したときは自動車番号
と電源オフ信号または不在信号を区別する特定符
号をコントロールチヤネルに付加し、また通話中
に受信したコントロールチヤンネルデータよりア
ウトオブエリア信号を検出したときは前記アウト
オブエリア表示部を表示させるための信号を出力
する制御回路と、前記コントロールチヤンネルの
データを自動車電話交換機との間で送受信するた
めのデータ送受信および変復調回路と、前記電鍵
入力検出回路より電源オフ信号が送出されたとき
一定時間経過後、電源をオフする電源オフ遅延回
路とを有して構成されている。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明をさらに詳しく説
明する。第１図は本発明による自動車電話機の実
施例を示すブロツク図である。

操作部１３には電源オフ電鍵１０、一時的に自
動車から離れることを意味する不在電鍵１１およ
び自動車がアウトオブエリアに出たことを示すア
ウトオブエリア表示部１２が設けられている。上
記電源オフ電鍵１０と不在電鍵１１は電鍵入力検
出回路１４に接続されており、電鍵入力検出回路
１４は電鍵１０，１１のオンを検出して電源オフ
信号または不在信号を発生する。電鍵入力検出回
路１４の出力は制御回路１８および電源オフ電遅
延回路１６に接続されている。電源オフ遅延回路
１６は電源オフ信号が入力すると一定時間経過後
に電源回路１９をオフするための信号を送出す
る。一方、制御回路１８は電源オフ信号または不
在信号を受けると自動車番号と電源オフ信号また
は不在信号を区別する特定符号をコントロールチ
ヤンネルデータへ付加する制御を行う。また、受
信したコントロールチヤンネルよりアウトオブエ
リア信号を検出する。制御回路１８はデータ送受
信回路７に接続され、さらに変復調回路２０に接
続されている。これら回路でアンテナ２４を介し
て無線チヤンネルへのデータの送出および無線チ
ヤンネルからのデータの受信が行なわれる。電話
機２２は一般に自動車電話機に用いられる押釦式
PB電話機で、通話を行なうための通話路回路２
１に接続され、さらに通話路回路２１は変復調回
路２０に接続されている。通話信号は変復調回路
２０、アンテナを介して自動車電話交換機との間
で送受信される。

制御回路１８は通話路回路２１を制御する他に
ドライバ回路１５も制御する。ドライバ回路１５
はアウトオブエリア信号検出によつて出力される
制御回路１８からの制御信号を受けてアウトオブ
エリア表示部の発光素子を点火する。

次に各電鍵操作に対する動作およびアウトオブ
エリア信号を受信した場合の動作について説明す
る。自動車電話の使用者が電源オフ電鍵１０を押
下すると、これは電鍵入力検出回路１４に検出さ
れ、制御回路１８に電源オフ信号が送出される。
制御回路１８で、電源オフ信号を示す特定符号と
自動車番号とがコントロールチヤンネルデータへ
付加される制御が行なわれたのち、データ送受信
回路１７、変復調回路２０およびアンテナ２４を
介して自動車電話交換機側に電源オフ信号が送出
される。電源オフ信号が送出されたのち、電源オ
フ遅延回路１６の信号により電源回路１９が断と
なる。

一方、不在電鍵１１を押下げすると、これは電
鍵入力検出回路１４に検出され、制御回路１８に
不在信号が送出される。制御回路８では不在信号
を示す特定符号と自動車番号とがコントロールチ
ヤンネルデータへ付加される制御がされ、上述と
同様、データ送受信回路１７、変復調回路２０お
よびアンテナ２４を介して不在信号が自動車電話
交換機側に送出される。

自動車がアウトオブエリアへ出たときは自動車
電話交換側からアウトオブ信号が送出される。自
動車電話機側はアンテナ２４、変復調回路２０お
よびデータ受信回路１７を介してこれを受信し、
制御回路１８はコントロールチヤンネルデータか
らアウトオブエリア信号を検出する。ドライバ回
路１５は制御回目１８より制御信号を受けると発
光素子を点火し、自動車の走つている場所のレベ
ルがある値以下になつたことを示す。

制御回路１８は上記動作以外に、通話路回路２
１をオンオフさせるとともにPB電話機２２の通
話を可能にしている。

（発明の効果） 以上、詳しく説明したように本発明は自動車電
話交換システムの自動車電話機に電源オフ電鍵、
不在電鍵、アウトオブエリア表示部を操作面に具
備し、電鍵入力検出回路、ドライバ回路、電源オ
フ遅延回路、制御回路、データ送受信のための回
路を有することにより、自動車電話加入者に対し
てアウトオブエリアを知らせることができるとと
もに自動車電話交換機側へ自動車加入者が電源オ
フであるのか、不在であるのかの情報を提供する
ことができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による自動車電話機の一実施例
を示す図である。 １０……電源オフ電鍵、１１……不在電鍵、１
２……アウトオブエリア表示、１３……操作部、
１４……電鍵入力検出回路、１５……ドライバ回
路、１６……電源オフ遅延回路、１７……データ
送受信回路、１８……制御回路、１９……電源回
路、２０……変復調回路、２１……通話路回路、
２２…PB電話機、２３……自動車電話機、２４
……アンテナ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 自動車電話システムの自動車電話機におい
   て、電源オフ電鍵と、一時的に自動車から離れる
   ことを意味する不在電鍵と、通話中に自動車の走
   つている場所のレベルがある値以下になつたこと
   を示すアウトオブエリア表示部とを操作部に具備
   し、前記電源オフ電鍵または不在電鍵の押下を検
   出する電鍵入力検出回路と、前記電鍵入力検出回
   路が前記電鍵情報を検出したときは自動車番号と
   電源オフ信号または不在信号を区別する特定符号
   をコントロールチヤネルに付加し、また、通話中
   に受信したコントロールチヤンネルデータよりア
   ウトオブエリア信号を検出したときは、前記アウ
   トオブエリア表示部を表示させるための信号を出
   力する制御回路と、前記コントロールチヤネルの
   データを自動車電話交換機との間で送受信するた
   めのデータ送受信および変復調回路と、前記電鍵
   入力検出回路より電源オフ信号が送出されたとき
   一定時間経過後、電源をオフする電源オフ遅延回
   路とを有することを特徴とする自動車電話機。