JPH0258083A - 熱定着装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は画像記録装置の現像シート上に形成された画像
の定着をする熱定着装置に関する。

〔発明の概要〕

本発明は画像記録装置の熱定着装置において、熱媒体を
磁性流体（液体、粉体、粉体等を云う）とすることによ
り、現像シートとの密着度を高め、熱伝達の均一化と効
率化を図り、画像品質を向上させようとしたものである
。

〔従来の技術〕

従来の熱定着装置は第２図に示すような、熱源６を内臓
した中空ローラ７と、送りローラ８から成る接触式、あ
るいは第３図に示すような一対の送りローラ９に掛けら
れた送りベルトｌＯと、熱源１１、ファン１２を内臓し
た加熱槽１３とから成る非接触式の熱定着装置が知られ
ていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、第２図の接触式においては、現像ソートを加熱
しなからローラで押し付けているため、溶融した現像シ
ート画像面の一部がローラ側に付着して画像品質の低下
を招いたり、粘着性により現像シートがローラに巻き付
いたりする等の問題点を有していた。また、第３図の非
接触式においては、空気を熱媒体としているため、熱効
率が低く、消費電力の増大や装置が大型化する等の問題
点を有していた。

〔課題を解決するための手段〕

そこで本発明は従来の問題点を解決するために、加熱し
た磁性流体をマグネットロー５１表面へ磁力により吸着
保持し、これを熱媒体として現像シートの裏面に接触さ
せる構成とし、熱効率と画像品質を高めるようにした。

〔作用〕

上記の構成としたことにより、熱媒体である磁性流体は
その性質から対象物の形状になじみやすいため、現像シ
ートへの熱伝達を均一化するように作用する。また磁性
流体は空気等に比べ比熱が小さく熱容量が大きいため、
熱源の熱量を効率的に伝達する。

〔実施例〕

以下本発明を実施例に基づいて説明する。第１図におい
て、マグネットローラ１は図示しない軸受によって容器
２に回動可能に支持され、図示しない駆動源によって回
動する。容器２の内部には磁性流体３がマグネットロー
ラ１の少なくとも一部に接するように収容されている。

熱源４は容器２の内部または近傍に配設され、磁性流体
を加熱する。熱１１ａ４に電流が印加され発熱すると磁
性流体３が加熱される。図示しない駆動源によりマグネ
ッｌ−ｏ−ラ１を回動させると、熱源４によって加熱さ
れた磁性流体３がマグネットローラｌの磁力の作用で順
次ローラ表面へ吸着保持されながら容器２の外部へ露出
し、マグネットローラ１の回動に伴って、再度容器２の
内部へ収容される。

以下、この動作が連続的に繰り返され、露出した磁性流
体３に現像シート５の裏面が接触すると、加熱された磁
性流体３の熱が現像シート５に伝達され、その熱によっ
て現像シート５の画像面が溶融状態となる。現像シート
５が搬送され、磁性流体３から離脱した画像面の溶融部
は冷却されて固、化し、定着が完了する。

〔発明の効果〕

本発明は以上説明したように、磁性流体を熱媒体として
現像シートの裏面から接触させることにより、現像シー
トへの熱伝達が均一で効率的となり、装置の省電力化と
小型化を可能とする効果がある。また、画像面に接触す
る部材がないため、画像品質を低下させない等の効果を
有している。

さらに、マグネットローラの回動速度を可変させること
で、加熱された磁性流体のＶ＆環速度が変化し、現像シ
ートへの単位面積あたりの伝達熱量を調整することも可
能であり、現像シートの種類や定着条件等の違いに広く
対応できる効果も有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の熱定着装置の断面図、第２図は従来の
接触式熱定着装置の断面図、第３図は従来の非接触式熱
定着装置の断面図である。 ・マグネットローラ ・容器 ・磁性流体 ・熱源 以上 出願人　セイコー電子工業株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 駆動源により回動し、磁性流体を磁力により吸着するマ
   グネットローラと、熱源を内臓し、磁性流体を収容する
   ための容器とから成り、磁性流体を熱媒体として現像シ
   ート上の画像を定着することを特徴とする熱定着装置。