JPH0257874A - 熱回収形空気調和装置の運転制御装置 - Google Patents

熱回収形空気調和装置の運転制御装置

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JPH0257874A
JPH0257874A JP63206689A JP20668988A JPH0257874A JP H0257874 A JPH0257874 A JP H0257874A JP 63206689 A JP63206689 A JP 63206689A JP 20668988 A JP20668988 A JP 20668988A JP H0257874 A JPH0257874 A JP H0257874A
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low pressure
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high pressure
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Mari Sada
真理 佐田
Kazuo Yonemoto
和生 米本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は室外ユニットに対して複数の室内ユニットを個
別に冷暖房運転可能に接続した熱回収形空気調和装置の
運転制御装置に係り、特に高圧値と低圧値に応じて室外
側の能力制御を行うようにしたものの改良に関する。
(従来の技術) 従来より、例えば特開昭61−110859号公報に開
示される如く、室外ユニ°ットに対して複数の室内ユニ
ットを並列に接続し、かつ各室内ユニットの利用側熱交
換器のガスラインとの接続を吐出ラインと吸入ラインと
に個別に切換えるように構成して、各室内ユニットにお
ける冷暖房運転可能にしたいわゆる熱回収形空気調和装
置の運転制御装置として、吐出ラインに高圧センサ、吸
入ラインに低圧センサをそれぞれ配置して、それぞれ運
転中における高圧信号と低圧信号の目標値に対する過大
、適正、過小の3種類の組み合わせからなる合計9種類
の信号に応じて、高圧及び低圧が所定の範囲に収束する
ように、室外ユニット側の熱源側熱交換器の蒸発、凝縮
サイクルの切換えと、熱源側熱交換器の冷媒流量を調節
する流量制御機構の開度および圧縮機の運転容量を制御
することにより、各室内ユニットにおける空調負荷に応
じた適切な運転を確保しようとするものは知られている
(発明が解決しようとする課題) 上記熱回収形空気調和装置の運転制御装置により、室内
ユニット側で空調負荷に応じて冷房運転、暖房運転を任
意に行いながら、室外ユニット側で総合的な冷暖房能力
のバランスを維持するように制御することができる。
しかしながら、上記従来のものでは、高圧および低圧が
それ゛ぞれ所定の適正範囲に収束するように、圧縮機の
運転容量と流量制御機構の開度とを同時に制御している
。したがって、開度制御と容量制御の制御パラメータが
共通でしかも2つの要素を有しているために、両者の制
御による系のレスポンスの相互作用等により、十分迅速
な応答性が得られないという問題がある。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目
的は、開度制御と容量制御の制御パラメータを分離し、
相互に独立した制御を行うことにより、迅速な制御応答
性を得ることにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本発明の解決手段は、第1図に
示すように、容量可変形圧縮機(1)、熱源側熱交換器
(3)および該熱源側熱交換器(3)への冷媒流量調節
機能と減圧機能とを備えた流量制御機構(4)を有する
室外ユニッ) (X)に対し、利用側熱交換器(7)お
よび該利用側熱交換器(7)用の減圧機構(6)を有す
る複数の室内ユニット(A)〜(C)を並列に冷媒配管
(11)で接続してなる冷媒回路(12)を備えるとと
もに、上記各熱交換器(3)、(7)〜(7)が蒸発器
として機能する蒸発サイクル又は凝縮器として機能する
凝縮サイクルで冷媒が循環するように、各熱交換器(3
)、  (7)〜(7)の冷媒回路(12)のガスライ
ン(1l b)との接続を吐出ライン(11c)側と吸
入ライン(11d)側とに個別に切換える接続切換機構
(51)を備えた熱回収形空気調和装置を前提とする。
そして、該熱回収形空気調和装置の運転制御装置として
、吐出ライン(11c)に配置され、高圧を検出する高
圧検出手段(Pc)と、吸入ライン(11d)に配置さ
れ、低圧を検出する低圧検出手段(Pe)と、各室内ユ
ニット(A)〜(C)に配置され、各室内の要求能力を
検出する要求能力検出手段(T h3)〜(T h3)
と、該各要求能力検出手段(T h3)〜(T h3)
の出力を受け、室内ユニット(A)〜(C)全体の要求
冷房能力と要求暖房能力の大小を比較する比較手段(5
2)と、該比較手段(52)の出力を受け、要求能力に
対応して上記熱源側熱交換器(3)のサイクルを切換え
る切換制御手段(53)と、上記高圧検出手段(Pc)
、低圧検出手段(Pe)および比較手段(52)の出力
を受け、暖房要求能力の方が大きいときには高圧値が所
定範囲に収束するように、冷房要求能力の方が大きいと
きには低圧値が所定範囲に収束するように上記圧縮機(
1)の運転容量を制御する容量制御手段(54)と、上
記高圧検出手段(PC)、低圧検出手段(Pe)および
比較手段(52)の出力を受け、暖房要求能力の方が大
きいときには低圧値が所定範囲に収束するように、冷房
要求能力の方が大きいときには高圧値が所定範囲に収束
するように上記流量制御機構(4)の開度を制御する開
度制御手段(55)とを設ける構成としたものである。
(作用) 以上の構成により、本発明では、各室内ユニット(A)
〜(C)で各要求能力検出手段(T h3)〜(T h
3)で検出される要求能力に応じて各利用側熱交換器(
7)〜(7)のサイクルが蒸発側あるいは凝縮側に個別
に切換えられ、それぞれ所定の冷房運転又は暖房運転が
行われる。
そのとき、室外ユニット(X)側では、上記要求能力検
出手段(T h3)〜(T h3)の出力を受け、比較
手段(52)により、室内ユニット(A)〜(C)全体
の冷房要求能力と暖房要求能力との大小関係が比較され
、さらに、切換制御手段(53)により、室外熱交換器
(3)のサイクルが要求能力に応じて、つまり、室内ユ
ニット(A)〜(C)との能力バランスを図るべく、冷
房要求能力の方が大きければ凝縮側に、暖房要求能力の
方が大きければ蒸発側に切換えられる。そして、上記比
較手段(52)、高圧検出手段(Pc)および低圧検出
手段(Pe)の出力を受け、容量制御手段(54)によ
り、冷房要求能力の方が大きければ低圧が、暖房要求能
力の方が大きければ高圧がそれぞれ所定範囲に収束する
ように圧縮機(1)の運転容量が制御されるので、室内
ユニッ) (A)〜(C)側で必要な能力がまず確保さ
れる。
そして、開度制御手段(55)により、容量制御手段(
54)の制御目標値とは逆の物理状B量、つまり冷房能
力の方が大きければ高圧が、暖房能力の方が大きければ
低圧が所定範囲に収束するように流量制御機構(4)の
開度が制御されるので、室外ユニット(X)側の能力が
室内ユニット(A)〜(C)全体の能力とバランスする
ことになる。
すなわち、それぞれ制御パラメータが分離され別個に制
御されるので、両制御の相互作用等に起因する応答遅れ
が生ずることなく、迅速に系が所定の状態に収束す′る
ことになる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について、第2図以下の図面に基
づき説明する。
第2図は本発明の実施例に係る空気調和装置の全体構成
を示し、−台の室外ユニット(X)に対し、王台の室内
ユニット(A)〜(C)が並列に配置されている。上記
室外ユニット(X)には、インバータ(図示せず)によ
り運転周波数可変に駆動される容量可変形の圧縮機(1
)と、冷媒の流れ方向に応じて凝縮器又は蒸発器として
機能する熱源側熱交換器としての室外熱交換器(3)と
、該室外熱交換器(3)が凝縮器として機能する凝縮サ
イクル時には図中実線のごとく、蒸発器として機能する
蒸発サイクル時には図中破線のごとく、つまり室外熱交
換器(3)への冷媒の流れを蒸発サイクルと凝縮サイク
ルとに切換える第1四路切換弁(2)と、上記室外熱交
換器(3)への冷媒流量を調節するとともに、室外熱交
換器(3)が蒸発器として機能するときには冷媒の減圧
作用をも行う流量制御機構としての第1電動膨張弁(4
)と、液冷媒を貯溜するためのレシーバ(5)と、吸入
ガス中の液冷媒を分離するためのアキュムレータ(8)
とが配置されている。
また、上記各室内ユニット(A)〜(C)はいずれも同
一構成であって、冷媒の流れに応じて蒸発器又は凝縮器
として機能する利用側熱交換器としての室内熱交換器(
7)と、該室内熱交換器(7)への冷媒を減圧する減圧
機構としての第2電動膨張弁(6)とが配置されている
そして、上記各ユニット(X)、  (A)〜(C)内
の各機器(1)〜(8)は、それぞれ冷媒配管(11)
により順次冷媒の流通可能に接続されていて、各ユニッ
ト(X)、  (A)〜(C)の熱交換器(3)、(7
)〜(7)で付与された熱を冷媒を介して相互に熱交換
する冷媒回路(12)が構成されている。
ここで、上記冷媒回路(12)のガスライン(11b)
には、各室内ユニット(A)、  (B)および補助ユ
ニット(C)について、各熱交換器(7)〜(7)が蒸
発器として機能する蒸発サイクル時には図中実線のごと
く、凝縮器として機能する凝縮サイクル時には図中破線
のごとく切換わり、各熱交換器(7)〜(7)の上記ガ
スライン(llb)との接続を圧縮機(1)の吐出ライ
ン(11c)側と吸入ライン(11d)側とにそれぞれ
個別に切換える第2〜第4四路切換弁(14)〜(16
)が配置されている。上記第1四路切換弁(2)および
第2〜第4四路切換弁(14)〜(16)により、各熱
交換器(3)、  (7)〜(7)が蒸発器として機能
する蒸発サイクル又は凝縮器として機能する凝縮サイク
ルで冷媒が循環するように、各熱交換器(3)、  (
7)〜(7)のガスライン(11b)との接続を吐出ラ
イン(11c)側と吸入ライン(11d)側とに個別に
切換える接続切換機構(51)が構成されている。
一方、室外ユニット(X)および室内ユニット(A)〜
(C)にはセンサ類が設置されていて、(Pc)は吐出
ライン(11c)に配置され、高圧つまり冷媒の物理状
態量たる凝縮温度(又は圧力)を検出する高圧検出手段
としての高圧センサ、(P e)は吸入ライン(11d
)に配置され、低圧つまり冷媒の物理状態量たる蒸発温
度(又は圧力)を検出する低圧検出手段としての低圧セ
ンサ、(T hl)は室外熱交換器(3)の液管側に取
付けられ、液管温度を検出するための液管センサ、(T
 h2)は、室内熱交換器(7)のガス管側に取付けら
れ、ガス管温度を検出するためのガス管センサ(T h
2)であって、上記高圧センサ(Pc)、低圧センサ(
Pe)、液管センサ(T hl)およびガス管センサ(
T h2)により、冷媒の気液差温(つまり室外熱交換
器(3)の蒸発サイクル時には過熱度Sh1凝縮サイク
ル時には過冷却度Sc)を検出するようにしている。さ
らに、(T ha)は各室内ユニット(A)の空気吸込
口に配置され、吸込空気温度を検出する要求能力検出手
段としての室温センサである。上記各センサ(Thl)
 。
(Th2) 、  (Th3)〜(Th3) 、  (
P c) 、  (Pe)の信号はそれぞれ装置全体の
運転を制御するためのコントローラ(10)と信号の入
力可能に接続されていて、該コントローラ(10)によ
り、各センサ(Thl) 、  (Th2) 、  (
Th3)〜(T ha)(Pc)、(Pe)の信号に応
じて、装置を各室内の要求能力に対応した各運転モード
で制御するようになされている。
なお、第1図において、(17)〜(20)は各四路切
換弁(2)、(14)〜(]6)の各熱交換器(3)、
  (7)〜(7)への接続ポートに対向する一接続ポ
ートと吸入ライン(11d)との間に介設されたキャピ
ラリー (21a)〜(21c)はそれぞれ液ライン(
11a) 、吸入ライン(lid)および吐出ライン(
11c)の室外ユニット(X)出口に介設された手動開
閉弁である。
装置の運転時、接続切換機構(51)の切換えにより、
それぞれ各室内ユニット(A)〜(C)の室内熱交換器
(7)〜(7)が蒸発サイクル又は凝縮サイクルに切換
えられ、例えば室内ユニツ)(A)、(B)が冷房運転
、室内ユニット(C)が暖房運転を行うことにより、各
室内の要求に応じた運転が行われる。すなわち、各四路
切換弁(2)、  (14)、  (15)が図中実線
のごとく、第4四路切換弁(16)が図中破線のごとく
切換わり、第1電動膨張弁(4)および室内ユニット(
C)の第2電動膨張弁(6)が開き気味の状態で、かつ
室内ユニット(A)、  (B)の第2電動膨張弁(6
)、(6)の開度を適度に調節しながら運転を行い、吐
出冷媒が室外熱交換器(3)および室内ユニット(C)
の室内熱交換器(7)で凝縮された後、室内ユニット(
A)、(B)の室内熱交換器(7)、(7)で蒸発する
ように循環することにより、各室内の条件の違いに対応
した冷暖房同時運転を行って、互いに室内側で熱を回収
しあう回収運転が行われる。
そのとき、コントローラ(10)により、圧縮機(1)
の運転容量および第1電動膨張弁(4)の開度が制御さ
れる。その制御内容について、第3図のフローチャート
に基づき説明するに、ステップS1で室外熱交換器(3
)が蒸発サイクル、それとも凝縮サイクルにあるかを判
別し、凝縮サイクルにあれば、ステップS2で、冷房要
求能力Tet、暖房要求能力Tctをそれぞれ下記式に
基づき算出して入力する。
Tet−Σ ((Tai−Terl )  ・Hl I
Tct−Σ ((Tcrl −Tai)  ・Hl )
ただし、Taは上記室温センサ(T h3)で検出され
る吸込空気温度、Terは要求蒸発温度、Tcrは要求
凝縮温度、Hは室内熱交換器(7)の容量、添字iは各
室内ユニット(A)〜(C)に対応した番号、Σは添字
iの全番号についての和を意味する。
そして、ステップS3で、上記で入力した冷房要求能力
Tetが暖房要求能力Tctから所定のディファレンシ
ャルに+  (例えば0.ITct程度の値)を差し引
いた値(Tct−に+ )よりも大きいか否かを判別し
、冷房要求能力Tet側が大きければステップ84以下
の制御を行う。すなわち、ステップS4で、室外熱交換
器(3)が凝縮サイクルになるように接続切換機構(5
1)を切換制御し、ステップS5で、低圧Teが所定範
囲に収束するように圧縮機(1)の運転容量を制御し、
ステップS6で、高圧Tcが所定範囲に収束するように
第1電動膨張弁(4)の開度を制御する。ただし、ここ
では、高圧Teを直接制御目標値とする代りに、室外熱
交換器(3)の上記液管センサ(T hl)およびガス
管センサ(T h2)で検出される過冷却度Scを高圧
Tcに対応する値として、Tcが所定値(例えば5℃程
度の値)に収束するように第1電動膨張弁(4)の開度
を制御している。
一方、上記ステップS3における判別で、暖房要求能力
Tct(−に+)側が大きいときには、ステップS7で
室外熱交換器(3)を蒸発サイクルに切換え、ステップ
S8で高圧Tcが所定範囲に収束するように圧縮機(1
)の運転容量を制御し、ステップS9で低圧Teが所定
範囲に収束するように第1電動膨張弁(4)の開度を制
御する。ただし、ここでは、低圧Teを直接制御目標値
とする代りに、上記液管センサ(T hl)およびガス
管センサ(T h2)で検出される過熱度shを低圧T
eに対応する値として、shが所定値(例えば5℃程度
の値)に収束するように第1電動膨張弁(4)の開度を
制御している。
また、ステップS1の判別で、室外熱交換器(3)が蒸
発サイクル側にあるときも、上記ステップ82〜S9と
基本的に同じであって、ステップSIOで各要求能力T
 et、 T ctを入力し、ステップSOで暖房要求
能力Tctが冷房要求能力Tetから所定のディファレ
ンシャルKz  (例えば0.2Tet程度の値)を差
し引いた値(Tet−に! )よりも大きいか否かを判
別して、暖房要求能力Tet側が大きければ、ステップ
S12〜SI4で上記ステップ87〜S9と同じ制御を
行う一方、冷房要求能力Tet(−に2)側が大きけれ
ばステップSIS〜S+7で上記ステップ84〜S6と
同じ制御を行って、接続切換機構(51)、圧縮機(1
)の運転容量、第1電動膨張弁(4)の開度を各室内ユ
ニット(A)〜(C)の運転状態に応じて制御するよう
になされている。
上記フローにおいて、ステップS3およびステップS1
1により、各室温センサ(要求能力検出手段)  (T
h3)〜(T h3)の出力を受け、室内ユニット(A
)〜(C)全体の冷房要求能力Tetと暖房要求能力T
ctの大小を比較する比較手段(52)が構成され、ス
テップS4 、Sy 、SI2および816により、該
比較手段(52)の出力を受け、要求能力に対応して室
外熱交換器(3)のサイクルを切換える切換制御手段(
53)が構成されている。また、ステップSs 、SB
 、S13およびSI6により、上記高圧センサ(高圧
検出手段)(Pc)、低圧センサ(低圧検出手段)(P
e)および比較手段(52)の出力を受け、暖房要求能
力Tctの方が大きいときには高圧値Tcが所定範囲に
収束するように、冷房要求能力Tetの方が大きいとき
には低圧値Teが所定範囲に収束するように上記圧縮機
(1)の運転容量を制御する容量制御手段(54)が構
成され、ステップs6.s9.s謁およびS17により
、上記高圧センサ(Pc)、低圧センサ(Pe)および
比較手段(52)の出力を受け、暖房要求能力Tctの
方が大きいときには低圧値Teが所定範囲に収束するよ
うに、冷房要求能力Tetの方が大きいときには高圧値
Tcが所定範囲に収束するように上記流量制御機構(4
)の開度を制御する開度制御手段(55)が構成されて
いる。
したがって、上記実施例では、各室内ユニット(A)〜
(C)で各室温センサ(要求能力検出手段)  (Th
3)〜(T h3)で検出される要求能力Tetf又は
Tctiに応じて各室内熱交換器(7)〜(7)のサイ
クルが蒸発側あるいは凝縮側に個別に切換えられ、それ
ぞれ所定の冷房運転又は暖房運転が行われる。
そのとき、室外ユニット(X)側では、上記室温センサ
(T h3)〜(T h3)の出力を受け、比較手段(
52)により、室内ユニット(A)〜(C)全体の冷房
要求能力Tetと暖房要求能力Telとの大小関係が比
較され、さらに、上記比較手段(52)の出力を受け、
切換制御手段(53)により、室外熱交換器(3)のサ
イクルが要求能力に応じて、つまり、室内ユニット(A
)〜(C)との能力バランスを図るべく、冷房要求能力
Tetが大きければ凝縮側に、暖房要求能力Tctが大
きければ蒸発側に切換えられる。そして、上記比較手段
(52)および高圧検出手段(Pc)および低圧検出手
段(Pe)の出力を受け、容量制御手段(54)により
、冷房要求能力Tetの方が大きければ低圧Tes暖房
要求能力Tctの方が大きければ高圧Tcがそれぞれ所
定範囲に収束するように圧縮機(1)の運転容量が制御
される。また、開度制御手段(55)により、容量制御
手段(54)の制御目標値とは逆の物理状態量、つまり
冷房能力Tetの方が大きければ高圧Tc、暖房能力T
ctの方が大きければ低圧Tetが所定範囲に収束する
ように制御される。したがって、容量制御手段(54)
と開度制御手段(55)により、高圧TCと低圧Teと
が所定範囲に維持されるので、各室内ユニット(A)〜
(C)では冷房運転又は暖房運転を要求能力に応じた能
力で運転することができるとともに、室外ユニット(X
)では各室内ユニット(A)〜(C)の要求能力とのバ
ランスが維持され、快適な空調感が確保される。
ここで、圧縮機(1)の運転容量については、室内ユニ
ット(A)〜(C)全体の要求能力のうち高いほうに応
じて、物理状態量Te又はTcを一定制御しているので
、各室内ユニット(A)〜(C)で冷暖房運転に必要な
能力が迅速に確保される。そして、第1電動膨張弁(4
)の開度については、低いほうに応じて他方の物理状態
filT c又はTeを一定制御するようにしているの
で、室外ユニット(X)側の能力が室内ユニット(A)
〜(C)全体の能力とバランスするように維持される。
すなわち、制御パラメータを分離して別個に制御するよ
うにしているので、従来のように、両者の制御目標値を
共に低圧および高圧とすることで生ずる両制御の相互作
用等に起因する応答遅れがなく、迅速に系を所定の状態
に収束させることができるのである。
なお、この装置では、上記のような冷暖房同時運転だけ
でなく、全数同時冷房運転又は全数同時暖房運転を行う
ことができ、そのときにも、上記と同様の制御により、
各ユニット(X)、  (A)〜(C)の所定の能力を
維持することができ、装置全体の能力バランスを図るこ
とができる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、室外ユニットに
対して複数の室内ユニットを個別に冷暖房運転可能に接
続した熱回収形空気調和装置において、圧縮機の運転容
量制御と熱源側熱交換器の流量制御機構の開度制御とで
制御パラメータとしての物理状態量つまり低圧又は高圧
を分離し、各室内ユニットの要求能力の大きいほうに対
応する物理状態量に応じて容量制御を行い、他方の物理
状態量に応じて開度制御するようにしたので、各室内ユ
ニットにおいて所要の能力で空調を行いながら室外ユニ
ットの能力を調節して能力バランスを図るに際し、制御
応答性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図である。 第2図以下は本発明の実施例を示し、第2図はその冷媒
系統図、第3図は制御内容を示すフローチャート図であ
る。 (1)・・・圧縮機、(3)・・・室外熱交換器(熱源
側熱交換器)、(4)・・・第1電動膨張弁(流量制御
機構)、(6)・・・第2電動膨張弁(減圧機構)、(
7)・・・室内熱交換器(利用側熱交換器)、(11)
・・・冷媒配管、(llb)・・・ガスライン、(11
C)・・・吐出ライン、(lid)・・・吸入ライン、
(12)・・・冷媒回路、(51)・・・接続切換機構
、(52)・・・比較手段、(53)・・・切換制御手
段、(54)・・・容量制御手段、(55)・・・開度
制御手段、(X)・・・室外ユニツ)、(A)〜(C)
・・・室内ユニット、(T h3)・・・室温センサ(
要求能力検出手段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)容量可変形圧縮機(1)、熱源側熱交換器(3)
    および該熱源側熱交換器(3)への冷媒流量調節機能と
    減圧機能とを備えた流量制御機構(4)を有する室外ユ
    ニット(X)に対し、利用側熱交換器(7)および該利
    用側熱交換器(7)用の減圧機構(6)を有する複数の
    室内ユニット(A)〜(C)を並列に冷媒配管(11)
    で接続してなる冷媒回路(12)を備えるとともに、上
    記各熱交換器(3)、(7)〜(7)が蒸発器として機
    能する蒸発サイクル又は凝縮器として機能する凝縮サイ
    クルで冷媒が循環するように、各熱交換器(3)、(7
    )〜(7)の冷媒回路(12)のガスライン(11b)
    との接続を吐出ライン(11c)側と吸入ライン(11
    d)側とに個別に切換える接続切換機構(51)を備え
    た熱回収形空気調和装置において、吐出ライン(11c
    )に配置され、高圧を検出する高圧検出手段(Pc)と
    、吸入ライン(11d)に配置され、低圧を検出する低
    圧検出手段(Pe)と、各室内ユニット(A)〜(C)
    に配置され、各室内の要求能力を検出する要求能力検出
    手段(Th3)〜(Th3)と、該各要求能力検出手段
    (Th3)〜(Th3)の出力を受け、室内ユニット(
    A)〜(C)全体の要求冷房能力と要求暖房能力の大小
    を比較する比較手段(52)と、該比較手段(52)の
    出力を受け、要求能力に対応して上記熱源側熱交換器(
    3)のサイクルを切換える切換制御手段(53)と、上
    記高圧検出手段(Pc)、低圧検出手段(Pe)および
    比較手段(52)の出力を受け、暖房要求能力の方が大
    きいときには高圧値が所定範囲に収束するように、冷房
    要求能力の方が大きいときには低圧値が所定範囲に収束
    するように上記圧縮機(1)の運転容量を制御する容量
    制御手段(54)と、上記高圧検出手段(Pc)、低圧
    検出手段(Pe)および比較手段(52)の出力を受け
    、暖房要求能力の方が大きいときには低圧値が所定範囲
    に収束するように、冷房要求能力の方が大きいときには
    高圧値が所定範囲に収束するように上記流量制御機構(
    4)の開度を制御する開度制御手段(55)とを備えた
    ことを特徴とする熱回収形空気調和装置の運転制御装置
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