JPH0257730A - 動力伝達装置 - Google Patents
動力伝達装置Info
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- JPH0257730A JPH0257730A JP20326288A JP20326288A JPH0257730A JP H0257730 A JPH0257730 A JP H0257730A JP 20326288 A JP20326288 A JP 20326288A JP 20326288 A JP20326288 A JP 20326288A JP H0257730 A JPH0257730 A JP H0257730A
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- differential
- shaft
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Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D47/00—Systems of clutches, or clutches and couplings, comprising devices of types grouped under at least two of the preceding guide headings
- F16D47/06—Systems of clutches, or clutches and couplings, comprising devices of types grouped under at least two of the preceding guide headings of which at least one is a clutch with a fluid or a semifluid as power-transmitting means
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K17/00—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
- B60K17/34—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles
- B60K17/348—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having differential means for driving one set of wheels, e.g. the front, at one speed and the other set, e.g. the rear, at a different speed
- B60K17/35—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having differential means for driving one set of wheels, e.g. the front, at one speed and the other set, e.g. the rear, at a different speed including arrangements for suppressing or influencing the power transfer, e.g. viscous clutches
- B60K17/3505—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having differential means for driving one set of wheels, e.g. the front, at one speed and the other set, e.g. the rear, at a different speed including arrangements for suppressing or influencing the power transfer, e.g. viscous clutches with self-actuated means, e.g. by difference of speed
- B60K17/351—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having differential means for driving one set of wheels, e.g. the front, at one speed and the other set, e.g. the rear, at a different speed including arrangements for suppressing or influencing the power transfer, e.g. viscous clutches with self-actuated means, e.g. by difference of speed comprising a viscous clutch
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D35/00—Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion
- F16D35/005—Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with multiple lamellae
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
この発明は、ビスカスカップリングを用いた動力伝達装
置に関する。
置に関する。
(従来の技術)
特開昭60−172764号公報に、四輪部1ll(4
WD)車などに用いられる動力伝達装置が記載されてい
る。この装置はトランスアクスルの副出力軸と後輪用作
動装置との間に設けられており、ビスカスカップリング
の出力軸が後輪用作動装置と連結され、トランスアクス
ルの副出力軸がビスカスカップリングの入力軸及び出力
軸と連結・切離可能に構成されている。
WD)車などに用いられる動力伝達装置が記載されてい
る。この装置はトランスアクスルの副出力軸と後輪用作
動装置との間に設けられており、ビスカスカップリング
の出力軸が後輪用作動装置と連結され、トランスアクス
ルの副出力軸がビスカスカップリングの入力軸及び出力
軸と連結・切離可能に構成されている。
この装置は、トランスアクスルの副出力軸とビスカスカ
ップリングの入力軸とを切離することによる二輪駆e(
2WD>。トランスアクスル副出力軸とビスカスカップ
リング入力軸とを連結することによる自動4WD (ビ
スカスカップリング入力軸と出力軸との相対回転数差に
応じたトルクが伝達される)。トランスアクスル副出力
軸とビスカスカップリング出力軸とを連結することによ
る直結4WDの3種類の走行状態を選択できる。
ップリングの入力軸とを切離することによる二輪駆e(
2WD>。トランスアクスル副出力軸とビスカスカップ
リング入力軸とを連結することによる自動4WD (ビ
スカスカップリング入力軸と出力軸との相対回転数差に
応じたトルクが伝達される)。トランスアクスル副出力
軸とビスカスカップリング出力軸とを連結することによ
る直結4WDの3種類の走行状態を選択できる。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、このような装置では2WD状態において
もビスカスカップリング及び後輪用作動装置が後車輪に
よってつれ回される為・振動・騒音の発生・デフォイル
のかく拌抵抗等による燃費の低下が生じるという課題が
あった。
もビスカスカップリング及び後輪用作動装置が後車輪に
よってつれ回される為・振動・騒音の発生・デフォイル
のかく拌抵抗等による燃費の低下が生じるという課題が
あった。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
この発明の動力伝達装置は、回転自在に配置された筒状
のケースと、このケースの内部で同軸上に相対回転可能
に配置されたハブ部材及び軸と、このハブ部材と前記ケ
ースとを粘性流体を介して連結するビスカスカップリン
グと、前記ハブ部材と軸との間に配置され前記ケースと
ハブ部材と軸とを選択的に係脱可能なクラッチ手段とを
備えたことを特徴とする。
のケースと、このケースの内部で同軸上に相対回転可能
に配置されたハブ部材及び軸と、このハブ部材と前記ケ
ースとを粘性流体を介して連結するビスカスカップリン
グと、前記ハブ部材と軸との間に配置され前記ケースと
ハブ部材と軸とを選択的に係脱可能なクラッチ手段とを
備えたことを特徴とする。
(作用)
クラッチ手段により、ハブ部材と軸とを連結すればケー
スと軸の一方から他方へビスカスカップリングを介して
トルクが伝達可能になる。このときケースと軸の回転差
が大きい程この回転差は大きく制限されて伝達トルクも
大きくなり、回転差が小さい程回転差は大きく許容され
て伝達トルクは小さくなる。
スと軸の一方から他方へビスカスカップリングを介して
トルクが伝達可能になる。このときケースと軸の回転差
が大きい程この回転差は大きく制限されて伝達トルクも
大きくなり、回転差が小さい程回転差は大きく許容され
て伝達トルクは小さくなる。
クラッチ手段により、軸とケースとを連結すればこれら
の部材は直結状態となり、ビスカスカップリングを介さ
ずにトルク伝達が可能になる。
の部材は直結状態となり、ビスカスカップリングを介さ
ずにトルク伝達が可能になる。
クラッチ手段により、軸をケースとハブ部材の両方から
切離せばトルク伝達を遮断することができる。
切離せばトルク伝達を遮断することができる。
(実施例)
第1図ないし第4図により第1実施例の説明をする。第
4図はこの実施例を4WD車の動力伝達系に用いた例を
示す。なお、以下の説明において左右の方向は第1図な
いし第3図における左右の方向とし、これらの図面の上
方は第4図の車両の前方に相当する。
4図はこの実施例を4WD車の動力伝達系に用いた例を
示す。なお、以下の説明において左右の方向は第1図な
いし第3図における左右の方向とし、これらの図面の上
方は第4図の車両の前方に相当する。
まづ、第4図によりこの車両の動力伝達を説明する。
エンジン1の駆動力はトランスミッション3で変速され
トランスファー5からフロントデフ7(前輪側デファレ
ンシレル装置)に伝達されるとともにプロペラシャフト
9を介してこの実施例の装置であるリヤデフ11(後輪
側デファレンシャル装置)に伝達さ、れる。伝達された
駆動力を、フロントデフ7は前車軸13.15を介して
左右の前輪17.19に差動分配し、リヤデフ11は後
車軸21.23を介して左右の後輪25.27に差動分
配する。
トランスファー5からフロントデフ7(前輪側デファレ
ンシレル装置)に伝達されるとともにプロペラシャフト
9を介してこの実施例の装置であるリヤデフ11(後輪
側デファレンシャル装置)に伝達さ、れる。伝達された
駆動力を、フロントデフ7は前車軸13.15を介して
左右の前輪17.19に差動分配し、リヤデフ11は後
車軸21.23を介して左右の後輪25.27に差動分
配する。
次に、第1図ないし第3図により実施例の構成を説明す
る。
る。
デフケース29(ケース)はケース本体31とカバー3
3とからなりベアリング35.37によりデフキャリヤ
39に回転自在に支承されている。
3とからなりベアリング35.37によりデフキャリヤ
39に回転自在に支承されている。
デフケース29にはリングギヤ41がボルト43により
固定されている。ドライブピニオンギヤ45はプロペラ
シャフト9側に連結されたドライブピニオンシャフト4
7の後端に一体に形成され、リングギヤ41と噛合って
いる。このようにして、デフケース29はエンジン1か
らの駆動力により回転駆動される。
固定されている。ドライブピニオンギヤ45はプロペラ
シャフト9側に連結されたドライブピニオンシャフト4
7の後端に一体に形成され、リングギヤ41と噛合って
いる。このようにして、デフケース29はエンジン1か
らの駆動力により回転駆動される。
デフケース29の内部には左右一対のハブ部材49.5
1が同軸上に配置されている。これらのハブ部材49.
51はデフケース29に設けられた軸支部53.55に
回転自在に支承されるとともに、互いの1■合部57で
相対回転可能に嵌合しセンタリングを行うとともに互い
の自由端を支承し合っている。デフケース29と各ハブ
部材49゜51の間には環状の作動室59が形成され、
高粘度のシリコンオイルが封入されている。又、軸支部
53.55においてデフケース29と各ハブ部材49.
51の間にはXリング61.63とバックアップリング
65.67が配置され、嵌合部57においてハブ部材4
9.5111!]にはXリング69とバックアップリン
グ71が配置され、作動室59を液密に保っている。
1が同軸上に配置されている。これらのハブ部材49.
51はデフケース29に設けられた軸支部53.55に
回転自在に支承されるとともに、互いの1■合部57で
相対回転可能に嵌合しセンタリングを行うとともに互い
の自由端を支承し合っている。デフケース29と各ハブ
部材49゜51の間には環状の作動室59が形成され、
高粘度のシリコンオイルが封入されている。又、軸支部
53.55においてデフケース29と各ハブ部材49.
51の間にはXリング61.63とバックアップリング
65.67が配置され、嵌合部57においてハブ部材4
9.5111!]にはXリング69とバックアップリン
グ71が配置され、作動室59を液密に保っている。
作動室59の内部において、デフケース29にはスプラ
イン73が設けられ、ハブ部材49.51にはスプライ
ン75.77が設けられている。
イン73が設けられ、ハブ部材49.51にはスプライ
ン75.77が設けられている。
スプライン73にはハブ部材49.51の各対向端部を
跨いでリング状の隔壁部材79が係合し、作動室59を
左右に正画している。隔壁部材79には左右の作動室5
つを連通ずる貫通孔81が設けられている。wA壁部材
79左右のスプライン73には複数枚の外側抵抗板83
が軸方向移動可能に係合している。乞プライン75.7
7には、外側抵抗板83と交互に配置された複数枚の内
側抵抗板85が軸方向移動可能に係合している。外側抵
抗板83の間にはスペーサ87が配置され、内側抵抗板
85の間にはスペーサ89が配置され、それぞれを互い
に適正な間隔に保っている。こうして、一対のビスカス
カップリング91.93が構成されている。
跨いでリング状の隔壁部材79が係合し、作動室59を
左右に正画している。隔壁部材79には左右の作動室5
つを連通ずる貫通孔81が設けられている。wA壁部材
79左右のスプライン73には複数枚の外側抵抗板83
が軸方向移動可能に係合している。乞プライン75.7
7には、外側抵抗板83と交互に配置された複数枚の内
側抵抗板85が軸方向移動可能に係合している。外側抵
抗板83の間にはスペーサ87が配置され、内側抵抗板
85の間にはスペーサ89が配置され、それぞれを互い
に適正な間隔に保っている。こうして、一対のビスカス
カップリング91.93が構成されている。
ハブ部材49.51の内周部にはすべり軸受95.97
を介して中空のスライドクラッチ99゜101(クラッ
チ手段)が回転自在に又軸方向移動可能に支承されてい
る。スライドクラッチ99゜101は連結部材103に
より連結されている。
を介して中空のスライドクラッチ99゜101(クラッ
チ手段)が回転自在に又軸方向移動可能に支承されてい
る。スライドクラッチ99゜101は連結部材103に
より連結されている。
連結部材103は、第1図(b)に示すように、両端に
可撓性の1!105を各3本有し、腕105の先端に内
径方向の爪107を設けた円筒状の部材である。又、ス
ライドクラッチ99.101の各対向端側には外周溝1
09が設けられており、連結部材103は腕105の爪
107をこの外周溝109に摺動可能に係合しながらス
ライドクラッチ99.101の対向端部に套装されてい
る。
可撓性の1!105を各3本有し、腕105の先端に内
径方向の爪107を設けた円筒状の部材である。又、ス
ライドクラッチ99.101の各対向端側には外周溝1
09が設けられており、連結部材103は腕105の爪
107をこの外周溝109に摺動可能に係合しながらス
ライドクラッチ99.101の対向端部に套装されてい
る。
このようにして、スライドクラッチ99,101は相対
回転可能であるとともに軸方向に一体に往復移動可能で
ある。
回転可能であるとともに軸方向に一体に往復移動可能で
ある。
ハブ部材49の内周にはスプライン111が設けられ、
ハブ部材51の内周にはスプライン113.115が設
けられ、デフケース29にはスプライン117が設けら
れている。又、スライドクラッチ99の外周にはスプラ
イン111.113と係合可能なスプライン119が設
けられ、スライドクラッチ101の外周にはスプライン
115゜117を係合可能なスプライン121が設けら
れている。スプライン119が係合離脱状態にあるとき
はスプライン121も係合離脱状態にあり(第1図(a
))、スプライン119がスプライン111と係合する
とスプライン121はスプライン115と係合しく第2
図)、又スプライン119がスプライン111,113
と係合しているときスプライン121もスプライン11
5.117と係合する(第3図)。
ハブ部材51の内周にはスプライン113.115が設
けられ、デフケース29にはスプライン117が設けら
れている。又、スライドクラッチ99の外周にはスプラ
イン111.113と係合可能なスプライン119が設
けられ、スライドクラッチ101の外周にはスプライン
115゜117を係合可能なスプライン121が設けら
れている。スプライン119が係合離脱状態にあるとき
はスプライン121も係合離脱状態にあり(第1図(a
))、スプライン119がスプライン111と係合する
とスプライン121はスプライン115と係合しく第2
図)、又スプライン119がスプライン111,113
と係合しているときスプライン121もスプライン11
5.117と係合する(第3図)。
スライドクラッチ99.101の内部には伝達軸123
.125(軸)が同軸上に相対回転可能に配置されてい
る。左の伝達軸123は継手を介して左の後車軸21に
連結され、右の伝達軸125は継手を介して右の後車軸
23に連結されている(継手はいずれも図示していない
)。伝達軸123.125の外周にはそれぞれスプライ
ン127.129が設けられており、スライドクラッチ
99にはスプライン127と摺動自在に係合したスプラ
イン131が設けられ、スライドクラッチ101にはス
プライン129と摺動自在に係合したスプライン133
が設けられている。スライドクラッチ99.101は伝
達軸123.125にそれぞれ係合しながら左右にスラ
イド可能である。
.125(軸)が同軸上に相対回転可能に配置されてい
る。左の伝達軸123は継手を介して左の後車軸21に
連結され、右の伝達軸125は継手を介して右の後車軸
23に連結されている(継手はいずれも図示していない
)。伝達軸123.125の外周にはそれぞれスプライ
ン127.129が設けられており、スライドクラッチ
99にはスプライン127と摺動自在に係合したスプラ
イン131が設けられ、スライドクラッチ101にはス
プライン129と摺動自在に係合したスプライン133
が設けられている。スライドクラッチ99.101は伝
達軸123.125にそれぞれ係合しながら左右にスラ
イド可能である。
スライドクラッチ101には外周溝135を有するリン
グ137が套装されストッパリング139.141で位
置決めされている。リング137の外周溝135にはシ
フトフォーク(図示していない)の腕が係合している。
グ137が套装されストッパリング139.141で位
置決めされている。リング137の外周溝135にはシ
フトフォーク(図示していない)の腕が係合している。
シフトフォークはリング137を介してスライドクラッ
チ99.101を左右にスライドさせる。
チ99.101を左右にスライドさせる。
シフトフォークのこのような機能は、運転席から手動操
作可能であるか、又は操縦条件や路面条件などに応じて
自動操作可能に構成されている。
作可能であるか、又は操縦条件や路面条件などに応じて
自動操作可能に構成されている。
次に、この実施例の機能を説明する。
第1図(a)に示すように、スライドクラッチ99.1
01を係合離脱状態にするとビスカスカップリング91
.93と伝達軸123.125が切離されてエンジン1
からの駆動力伝達が遮断され、後輪25.27はフリー
回転状態になる。
01を係合離脱状態にするとビスカスカップリング91
.93と伝達軸123.125が切離されてエンジン1
からの駆動力伝達が遮断され、後輪25.27はフリー
回転状態になる。
第2図に示すように、スライドクラッチ99゜101を
右方ヘスライドしてスプライン119゜121をそれぞ
れスプライン111.115と係合させると、同図に矢
印で示したようにビスカスカップリング91を介して左
の後輪25側に、又ビスカスカップリング93を介して
右の後輪27側に、エンジン1からの駆動力が伝達され
る。又、この状態ではハブ部材49.51は自由に相対
回転できるからビスカスカップリング91.93はそれ
ぞれ別個に差動回転可能であるとともに動力伝達する。
右方ヘスライドしてスプライン119゜121をそれぞ
れスプライン111.115と係合させると、同図に矢
印で示したようにビスカスカップリング91を介して左
の後輪25側に、又ビスカスカップリング93を介して
右の後輪27側に、エンジン1からの駆動力が伝達され
る。又、この状態ではハブ部材49.51は自由に相対
回転できるからビスカスカップリング91.93はそれ
ぞれ別個に差動回転可能であるとともに動力伝達する。
従って、左右の後輪25.27において駆動抵抗が大き
くなる程各ビスカスカップリング91.93に生じる差
動回転が大となり、この回転差の制限量が大きくなると
ともに伝達トルクも増大する。又、駆動抵抗が小さくな
る楔着動回転が小となり、回転差の制限量が小さくなる
とともに伝達トルクも減少する。このように、エンジン
1からの駆動力は左右の後輪25.27に差動分配され
るとともに、左右の後輪25.27間の回転差及び前輪
17.19と後輪25.27との間の回転差が制御(制
限と許容)される。
くなる程各ビスカスカップリング91.93に生じる差
動回転が大となり、この回転差の制限量が大きくなると
ともに伝達トルクも増大する。又、駆動抵抗が小さくな
る楔着動回転が小となり、回転差の制限量が小さくなる
とともに伝達トルクも減少する。このように、エンジン
1からの駆動力は左右の後輪25.27に差動分配され
るとともに、左右の後輪25.27間の回転差及び前輪
17.19と後輪25.27との間の回転差が制御(制
限と許容)される。
第3図に示すように、スライドクラッチ99゜101を
更に右方ヘスライドさせてスプライン119をスプライ
ン111.113と係合させ、スプライン121をスプ
ライン115.117と係合させれば、デフケース29
とハブ部材51、又ハブ部材51とハブ部材49とが連
結されるから、ビスカスカップリング91.93はロッ
ク状態となる。従って、同図に矢印で示したように、エ
ンジン1からの駆動力はデフケース29を介して右の後
輪27側に、又ハブ部材51を介して左の後輪25側に
それぞれ直接伝達され、ビスカスカップリング91.9
3の差動は停止する。又、この状態では左右のハブ部材
49.51はロックされているから、駆動力の差動分配
線能と後輪25゜27間及び前輪17.19と後輪25
.27との間の差動許容機能は停止される。
更に右方ヘスライドさせてスプライン119をスプライ
ン111.113と係合させ、スプライン121をスプ
ライン115.117と係合させれば、デフケース29
とハブ部材51、又ハブ部材51とハブ部材49とが連
結されるから、ビスカスカップリング91.93はロッ
ク状態となる。従って、同図に矢印で示したように、エ
ンジン1からの駆動力はデフケース29を介して右の後
輪27側に、又ハブ部材51を介して左の後輪25側に
それぞれ直接伝達され、ビスカスカップリング91.9
3の差動は停止する。又、この状態では左右のハブ部材
49.51はロックされているから、駆動力の差動分配
線能と後輪25゜27間及び前輪17.19と後輪25
.27との間の差動許容機能は停止される。
次に、第4図の車両の性能に即した機能を説明する。
リヤデフ11をフリー状態にすると後輪25゜27側が
切離されて車両は2WD走行状態になる。
切離されて車両は2WD走行状態になる。
このとき連れ回り状態になった後輪25.27からの回
転力はビスカスカップリング91.93に伝達されない
。従って、トランスファの2−4切換機構などに連動さ
せることにより後輪25.27側の駆動系の動力伝達を
遮断すればビスカスカップリング91.93や駆動系を
無駄に回転させることによる各部の摩耗、騒音、振動、
燃費の低下などを防止できる。このように、フリーハブ
クラッチを装備せずに同様な効果が得られる上に、動作
はフリーハブクラッチより確実である。
転力はビスカスカップリング91.93に伝達されない
。従って、トランスファの2−4切換機構などに連動さ
せることにより後輪25.27側の駆動系の動力伝達を
遮断すればビスカスカップリング91.93や駆動系を
無駄に回転させることによる各部の摩耗、騒音、振動、
燃費の低下などを防止できる。このように、フリーハブ
クラッチを装備せずに同様な効果が得られる上に、動作
はフリーハブクラッチより確実である。
リヤデフ11を第2図状態にすれば車両は4WD走行状
態となる。従って、例えば外乱により車両が旋回し内外
輪に回転差が生じるとリヤデフ11の差動制限機能によ
りその回転差が制限され車両の姿勢を元に戻すヨーイン
グモーメントが与えられるから直進安定性が向上する。
態となる。従って、例えば外乱により車両が旋回し内外
輪に回転差が生じるとリヤデフ11の差動制限機能によ
りその回転差が制限され車両の姿勢を元に戻すヨーイン
グモーメントが与えられるから直進安定性が向上する。
又、駆動力が四輪に分散するから各車輪がスリップ状態
になりにくく操縦性、安定性が高まる。又、悪路におい
て前輪17.19側がスリップ状態になるとビスカスカ
ップリング91.93の回転差が大きくなり後輪25.
27側へ大きなトルクが伝達され脱出性、走破性が向上
する。
になりにくく操縦性、安定性が高まる。又、悪路におい
て前輪17.19側がスリップ状態になるとビスカスカ
ップリング91.93の回転差が大きくなり後輪25.
27側へ大きなトルクが伝達され脱出性、走破性が向上
する。
コーナリングに際しては内外輪(後輪25,27)間及
び前後輪間の回転差はビスカスカップリング91.93
で吸収されるから円滑なコーナリングが行える。
び前後輪間の回転差はビスカスカップリング91.93
で吸収されるから円滑なコーナリングが行える。
リヤデフ11をロック状態にすれば後輪25゜27側も
エンジン1と直結状態となって大きな駆動力が伝達され
るから悪路における走破性と高速直進性が更に向上する
。
エンジン1と直結状態となって大きな駆動力が伝達され
るから悪路における走破性と高速直進性が更に向上する
。
[発明の効果]
以上のように、この発明の動力伝達装置によれば回転差
の制限と許容とを行いながらトルク伝達を行うことがで
き、トルク伝達を断続することができる。このようにト
ルク伝達を遮断できるからビスカスカップリング部の作
動による損失がない。
の制限と許容とを行いながらトルク伝達を行うことがで
き、トルク伝達を断続することができる。このようにト
ルク伝達を遮断できるからビスカスカップリング部の作
動による損失がない。
第1図ないし第4図はこの発明に関し、第1図(a )
はフリー状態を示す断面図、(b)は連結部材の斜視図
、第2図はツインビスコ状態を、第3図はロック状態を
、それぞれ示す上半部の断面図、第4図はこの実施例を
用いた車両のトルク伝達を示す概略図をそれぞれ示す概
略図である。 29・・・デフケース(ケース) 49.51.・・・ハブ部材 91.93・・・ビスカスカップリング99.101.
・・・スライドクラッチ(クラッチ手段) 123゜ 25・・・伝達軸(軸)
はフリー状態を示す断面図、(b)は連結部材の斜視図
、第2図はツインビスコ状態を、第3図はロック状態を
、それぞれ示す上半部の断面図、第4図はこの実施例を
用いた車両のトルク伝達を示す概略図をそれぞれ示す概
略図である。 29・・・デフケース(ケース) 49.51.・・・ハブ部材 91.93・・・ビスカスカップリング99.101.
・・・スライドクラッチ(クラッチ手段) 123゜ 25・・・伝達軸(軸)
Claims (1)
- 回転自在に配置された筒状のケースと、このケースの
内部で同軸上に相対回転可能に配置されたハブ部材及び
軸と、このハブ部材と前記ケースとを粘性流体を介して
連結するビスカスカップリングと、前記ハブ部材と軸と
の間に配置され前記ケースとハブ部材と軸とを選択的に
係脱可能なクラッチ手段とを備えたことを特徴とする動
力伝達装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20326288A JPH0257730A (ja) | 1988-08-17 | 1988-08-17 | 動力伝達装置 |
EP89104395A EP0333095B1 (en) | 1988-03-14 | 1989-03-13 | Power transmission apparatus |
DE8989104395T DE68901555D1 (de) | 1988-03-14 | 1989-03-13 | Leistungsuebertragungseinheit. |
AT89104395T ATE76367T1 (de) | 1988-03-14 | 1989-03-13 | Leistungsuebertragungseinheit. |
US07/322,641 US4981192A (en) | 1988-03-14 | 1989-03-13 | Power transmission apparatus |
AU31289/89A AU614038B2 (en) | 1988-03-14 | 1989-03-14 | Power transmission apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20326288A JPH0257730A (ja) | 1988-08-17 | 1988-08-17 | 動力伝達装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0257730A true JPH0257730A (ja) | 1990-02-27 |
JPH0581770B2 JPH0581770B2 (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=16471122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20326288A Granted JPH0257730A (ja) | 1988-03-14 | 1988-08-17 | 動力伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0257730A (ja) |
-
1988
- 1988-08-17 JP JP20326288A patent/JPH0257730A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0581770B2 (ja) | 1993-11-16 |
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