JPH0255507A - 管路内へのケーブル収納管引き入れ方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、電カケープル、通信ケ＝フル等の電気ケー
ブルが管路内にすてに引き入れられてｌ／するケーブル
既設管路において、管路内に残されている空隙にさらに
追加ケーブルを布設するためのケーブル収納管を引き入
れる方法に関する。

［従来の技術］ 従来、地中に布設された管路内にすでに電気ケプルが引
き入れられている場合に、管路内の残された空隙に追加
して電カケープル、通信ケーブル等の電気ケーブルや通
信用光フアイバケーブルを引き入れることかある。この
ような場合、また何も引き入れられていない管路内に最
初に電気ケーブルを引き入れるのと同様に、まず管路内
の残された空隙に通線ロープを引き入れ、これにケブル
を連結してロープを引張ることによりケーブルを引き入
れていた。

上記の通線ロープの引き入れには、先端に受風走行体を
取り付け、管路の進行方向曲刃から負圧で吸引するか、
管路の進行方向後方から正圧で送風するかして、受風走
行体を走行させることによりロープを引き入れていたが
、管路内の残された空隙か小さいこと、管路内で例えば
３条の電カケプルかすでに引き入れられている場合に、
ケブルコアか負荷変動ザイクルによる熱挙動の結果不規
則配列となっていること、上記ロープにハックテンショ
ンかかけられるとロープは既設ケーブルに絡み易いこと
なとから、ロープ自体の引き入れにも難点かないわけて
はない。しかしなから、ロープか引き入れられたとして
も、管路長が３００ｍ長級となると、これに、ロープよ
りも径が大きくかつ重量のあるケーブルを連結して、ロ
ープを引張ることによりケーブルを引き入れることはほ
とんど不可能に近い。

そこで、ケーブルよりも遥かに重量か軽くかつ内外表面
の摩擦抵抗の小さいものとすることのできるプラスチッ
クパイプを上記ロープによって弓き入れ、これをケーブ
ル収納管としてその中にケブルを引き入れる方法か開発
されている。

［発明か解決しようとする課題］ しかし上記の方法でも、管路が３００　ｍ長級ともなる
と、プラスチックパイプはケーブルよりは軽量であると
はいえかなりの重量となり、引き入れ時には通線ロープ
に大きなハツクテンンヨンがかかり、既設ケーブルに対
するロープの摩擦やケーブル収納管の摩擦によりケーブ
ルシースに損傷を与えることかある。

［課題を解決するための手段］ この発明は、上記のロープやケーブル収納管の摩擦によ
って与えられるケーブルシースの損傷の問題を排除すへ
くなされたもので、ケーブルがすでに引き入れられてい
る管路内に、水、油等の液体を注入し、その液体の浮力
を利用してケーブル収納管を上記空隙に引き入れ、しか
る後液体を排出するようにしたものである。

［作用］ この発明の引き入れ方法によれは、管路内に液体を注入
してからその浮力を利用してケーブル収納管を引き入れ
るので、管路長が長くなっても収納管は重量が著しく増
大することはなく、非常に軽量のものか管路の内壁にお
よび既設ケーブルの外表面に接しなから、しかも全長に
亙ってではなく処断で接する程度で移動引き入れされる
ので、これによって生しる摩擦は非常に小さなものとな
る。

さらに、ケーブル収納管が引き入れられるときには、既
設ケーブルの外表面または管路の内壁は注入された液体
で濡れた状態となっているので、乾いた状態よりも摩擦
抵抗は小さい。

［実施例］ この発明の１実施例を第１図および第２図を参照して説
明する。まず第１図は、管路ｌ内に既設ケーブル例えは
３条の電カケープル２が存在する場合の管路１内の空隙
に、通線ロープ３の先端に受風走行体４か取り付けられ
たものか挿入された状態か示され、図（イ）はその一部
断面の側面図、図（ロ）は横断面図である。ここで図（
イ）で見て、管路１の左側の端部から負圧吸引するか、
管路１の右側から正圧送風することにより受風走行体４
は右側から左方へ走行させられ、通線ロープ３が管路１
内に引き入れられる。

かくして後、通線ロープ３の後端にケーブル収納管５を
取り付け、管路１内に液体６例えは水または油を注入し
て、通線ロープ３を左方に引張ることにより、ケーブル
収納管５が管路ｌ内に引き入れられる。この引き入れら
れつつある状態か第２図に一部断面の側面図で示されて
いる。ここでは、液体６が管路１内の一部に注入された
場合が示されているが、管路１内に充満させてもよい。

こうすることにより、ケーブル収納管５はその容積に等
しい液体の容積の重量分の浮力が与えられ、収納管５の
内部か空気のみの場合は、収納管５は液面上に浮くこと
になり、かかる場合は既設ケーブル２には接しないか、
接しても全長ではなく処断で接する程度であり、また管
路１の内壁とも同様な程度の接し方であるので、収納管
５の液体中での重量は僅かであり、さらに、収納管５は
既設ケーブル２の外表面または管路１の内壁とは液体で
濡れた状態で接するので、管路長が３００ｍ長級のもの
であっても摩擦抵抗は小さく、したかつて通線ロープ３
にかかるバックテンションはあまり大きくならずに収納
管５を管路１内に引き入れることができる。　また収納
管５の内部にケーブル引き入れ用の通線ロープが挿通さ
れていて液面下にあるとしても、上記浮力分だけ軽くな
って既設ケーブル２に接するこ２になり、さらに収納管
５と既設ケーブル２との間には液体６が存在することに
より、上記と同様に小さな引張り力で収納管５を管路１
内に引き入れることができる。

かくして後、管路１内に注入された液体６は管路１外に
排出される。

つきに、第３区を参照しつつ、この発明のもう１つの実
施例を説明する。これは前記の実施例における通線ロー
プをケーブル収納管の引き入れ前に引き入れ−Ｃむくと
いう工程を省略したもので、既設ケーブル２を有する管
路１内の空隙に液体６を充満させ、その中にケーブル収
納管５の先端に受風走行体４を取り伺けだものを挿入し
、図面において管路１の左端から負圧吸引するか、管路
１の右端から正圧の液体を送り込むかして、受風走行体
４を右から左方向に走行させることにより、収納管５は
管路１内に引き入れられる。この場合も前記実施例で説
明したのと同様に、管路長か長くなっても収納管５自体
の重量は浮力分たけ軽くなり、またそれと既設ケーブル
２の外表面および管路１の内壁との間の摩擦力も小さい
なと、収納管５にさ（」ど大きな引張り力を学えなくて
も、容易に収納管５を引き入れることかできる。かくし
て後管路１内に注入された液体６は管路１外に排出され
る。

第４図には、この発明の方法によって管路１内に存在す
る既設ケーブル例えば単心ケー　フル２１の残りの空隙
にウーーブル収納管５か引き入れられた場合の管路の横
断面図か示されている。なお図中の符号７はウーフル収
納管５内に予め挿通されたケーブル引き入れ用通線ロー
プである。

また第５図には、この発明の方法によって管路ｌ内に存
在する既設ケーブル例え（１２条の電カケフル２２の残
りの空隙にケーブル収納管５か弓き入れられたその収納
管５内に追加布設するケブルとして通信ケーブル例えは
通信用光ファイノ＼ゲーブル８か引き入れられた場合の
管路の横断面図が示されている。

［発明の効果］ この発明のケーブル収納管の引き入れ方法によれは、収
納管５か管路１内に引き入れるに際してその前に管路】
内に液体６が注入され、その中を通して収納管５か引き
入れられるので、収納管５は液体６内ではそれによって
与えられる浮力分たけ軽くなって、収納管５は既設ケ・
−プルに対して浮き上がるか、浮き十からなくても軽く
接することになり、また管路１の内面に対しても同様に
軽く接することになり、その接し方も全長ではなく処断
であり、さらに収納管５の外表面、既設ケプルの外表面
および管路１の内面は液体で濡れた状態となっているの
−Ｃ１管路長か長くなってもケプル収納管５に対する摩
擦抵抗はさほど増加せず、したかつて収納管５の管路１
内への引き入れにあたって通線ロープ３または収納管５
に大きなバックテンンヨンを生しることがないのて、既
設ケーブルに損傷を与えることなく、しかも小さな引張
り力て収納管５を管路１内に引き入れることがてきる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２巨けこの発明の引き入れ方法のｌ実施
例を説明するだめのもので、第１図（イ）および（ロ）
は管路内１こ通線ロープを引き入れている状態を示す管
路の一部断面の側面図および横断面図、第２図は管路内
にケーブル収納管を引き人れでいる状態を示す管路の一
部断面の側面図、第３図はこの発明の引き入れ方法のも
う１つの実施例を説明するための、管路内にケーブル収
納管を引き入れている状態を示す管路の一部断面の側面
図、第４図はこの発明の方法によって管路内にケーブル
収納管が引き入れられた管路の横断面図および第５図は
この発明の方法によって管路内に弓き入れられたケーブ
ル収納管内に追加のケーブルを引き入れた管路の横断面
図である。 １：管路、２３条の電カケープル、３：通線ロブ、４：
受風走行体、５・ケーブル収納管、６：液体、７９通線
ロープ、８：追加ケーブル、２１：単心ケーブル、２２
：　２条の電カケープル。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ケーブル既設管路内の空隙に液体を注入し、その液体の
   浮力を利用してケーブル収納管を上記空隙に引き入れ、
   しかる後、液体を排出することを特徴とする管路内への
   ケーブル収納管引き入れ方法。