JPH0255208A - 酸化物超電導薄膜の製造方法 - Google Patents

酸化物超電導薄膜の製造方法

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JPH0255208A
JPH0255208A JP63206110A JP20611088A JPH0255208A JP H0255208 A JPH0255208 A JP H0255208A JP 63206110 A JP63206110 A JP 63206110A JP 20611088 A JP20611088 A JP 20611088A JP H0255208 A JPH0255208 A JP H0255208A
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JP
Japan
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thin film
oxide
sputtering
film
superconducting
Prior art date
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Pending
Application number
JP63206110A
Other languages
English (en)
Inventor
Michito Muroi
室井 道人
Toshiyuki Matsui
俊之 松井
Yuji Koinuma
鯉沼 裕司
Koichi Tsuda
孝一 津田
Kazuo Koe
向江 和郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
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  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は酸化物超電導薄膜の製造方法に係り。
特に高温処理を経ないで良好なA!i屯導特性の得られ
る超電導薄膜の製造方法に関する。
し従来の技術〕 1986年にLa −Ba −Cu −0糸の複合酸化
物が約30にのMi或導臨界温度(以下′vCと略記す
る)をもつことが示されて以来、酸化物超電導体の研究
が盛んになり1987年初頭にはTcが液体窒素温度を
越えるに至った。このため安価で冷却能力の大きい液体
窒素を使用した超1!L導デバイスが実用化される可能
性がでてきた。液体窒素温度以上のTcをもつ物質とし
てはLn −M −Cu −0系複合識化物超電導体が
知られている。ここにLnはLa 、 Nd 。
Pm 、 Sm 、 Eu 、 Gd 、 Dy 、 
Ho 、 Br 、 ’l”m 、 yb 、 Lu 
、 Yのつちの少なくとも1種類1MはBa 、 Sr
 、 Ca O) ’rちの少なくとも1種類である。
また1988年には100に以上のTcをもツBi −
8r −Ca −Cu−0糸複合酸化物e T−13−
8r −Ca −Cu−0系複合酸化物モ%aられるに
至りだ。これらの超電導材料はエネルギ関連の分野やエ
レクトロニクスの分野への応用が考えられる。超電導材
MPエレクトロニクスデバイスに応用するには焼結体、
単結晶、薄膜などの形態が考えられるがこのうち薄膜に
ついては、真空蒸着、スパッタリング9分子縁、エピタ
キシ8レーザ蒸着などが検討されている。このうちスパ
ッタリングは大面積化が容易、量産性にも優れるので盛
んに研究されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながらスパッタリングによって調製された膜はそ
のままでは超電導特性を示さないかあるいはTCが低く
、TCを上げるために900℃前後でアニールを行う必
要がある。このような高温アニールは半導体との複合化
を考える場合例えば超電導トランジスタやトランジスタ
の配線に超電導材料を使用すると云った場合、半導体を
損傷することとなるので致命的であり、アニールを必要
としないスパッタリング方法が要望される。
この発明は上述の点lこ鑑みてなされその目的はスパッ
タガスに改良を加えることにより従来法より低いアニー
ル温Ifで超電導特性に優れる酸化物超′[株]導薄膜
を製造する方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的はこの発明によれば酸化物超電導物質をスパ
ッタし基板上ζこ薄膜を形成させる酸化物超電導薄膜の
製造方法において、純酸素ガスを用い゛C酸化物!61
’を導物買をスパッタすることにより達成される。
〔作用〕
酸素でスパッタするとスパッタされた原子のエネルギは
小さくなるものと考えられ、従って得られた酸化物超電
導薄膜は格子歪や欠陥の少ない良好な結晶になると推足
される。また純酸素でスバ、りするとアルゴンが格子間
に侵入することがないので格子歪が少なくなる。
〔実施例〕
(実施例1) 次にこの発明の実施例を図面lこ基いて説明する。
(100)面を有するチタン酸ストロンチウム(Sr’
l’103)を基板とし高周波マグネトロンスパッタ装
置を用い、i%1ifこ示す条件でY−Ha−Cu−0
糸複合酸化物の超電導薄膜を形成した。
Wl  1  表 ターゲットはY2O3、BaCO3、CuOを出発原料
とし。
Y : Ba : Cu =1 : 2 : 5 とな
るように秤搬、調合し、公知の方法で混合、仮焼、粉砕
、成形、焼成を行って作製した焼結体を用いた。スパッ
タガスは純酸素を用いた。スバ、り後、1気圧の酸素を
真空室に導入した後室温まで冷却した。得られた膜は光
沢のある黒い色をしており、表面は清らかである。膜厚
は約300OAであった。X@回折により結晶構造を調
べたところ、完全にC軸配向した三重ヘロブスカイト構
造に対応するピークのみが現れた。C軸の長さは11.
9Aであつた。この膜に金属電極を蒸着し、四端子法に
より抵抗の温度変化をル1べたところ、第1図の曲線1
のようになり。
Tcは約40 Kであった。C軸の長さが焼結体で得ら
れている値11.7Aと比べやや長いことから、膜中の
22が不足していることがTcが低い原因であると思わ
れる。
次に上記のようにして作製した膜をril素気流中で5
50℃、2時間アニールした。スバ、りしたままの膜と
外観上は変化がないが、Xi回折によるとC軸の長さは
11.65Aに縮んでおり、十分に酸素が供給されたも
のと考えられる。この膜の抵抗の温度変化を@1図の曲
#2に示す。Tcが91にと高くなり、常電導状態にお
ける抵抗の温度変化が金属的な振舞いをしており、良好
な特性の超電導薄膜が得られていることがわかる。液体
窒素温度77にでの臨界電流密度(Jc)を測定したと
ころ120万A/mという高い値が得られた。これは、
エレクトロニクスデバイスに応用するのに十分な値であ
る。
スパッタガスに純酸素を用いると、低温のアニールでも
高い臨界温度Tc、高い臨界電流密度Jcの膜が得られ
る原因については完全に解明したわけではないが1次の
2つの理由が考えられる。
(1)アルゴン#l素混合ガスでスパッタした膜を分析
した結果、約1.5%のアルゴンが膜中に存在していた
。このアルゴンは格子間に存在し、結晶格子を歪ませ超
電導特性を劣化させていると考えられるが、アルゴンを
膜から追い出し、結晶性を良くするために900℃以上
の高温アニールが必要になる。
純酸素でスバ、りした場合には不純物としてのアルゴン
の取り込みは皆無となるので、低温アニールで結晶性が
良くなる。
(2)酸素イオンはアルゴンイオンよりもスパッタ動車
が低いとされている。このため、スバ、りされたターゲ
ット原子のエネルギは純11fflXでスパッタした場
合の方が小さくなる。その結果高エネルギ粒子の入射に
よる格子欠陥の生成の確率が小さくなり、低温アニール
でも結晶性を良くすることができる。
以上のように本発明によれば、550℃という低いアニ
ール温度で高いTc、高いJcの超電導薄膜を作製でき
、エレクトロニクスデバイスへの応用性は大きい。また
純酸素を用いたスバ、りでは、スパッタ動車が悪く成膜
速度が小さくなるので量産等にはほとんど用いられない
が1本発明では酸素イオンのスバ、り効本の悪さを逆に
積極的に利用して低温プロセスを可能とした。成膜速度
が小さい欠点は他の長所で補って余りあるし、超電導薄
膜は通常3000 A程度の薄いものが用いられるので
、成膜速度が小さいことはほとんどデメリットにならな
い。
(比較例1) 次に比較のため、アルゴン酸素混合ガス(混合比1:l
)をスパッタガスとして用いた場合の例を示す。スパッ
タ条件は、純酸素を用いた場合とほぼ同じであるが、酸
素分圧を同じにするためIこスパッタガスの全圧は10
 Paとし、また成膜速度を同じにするため、スバ、り
電力は250Wとした。
スパッタした膜に対し上記と同じ550℃、2時間のア
ニールを行い、抵抗の温度変化を測定した結果を第2図
の曲線3に示す。常電導状態での抵抗の変化は金属的で
あり、超電導転移も鋭いが此葬Tcは75 Kと低い。
アニール温度を930℃と高くするとWJz図の曲線4
のようなTc 90 Kの薄膜が得られたが、異面がや
や荒れており、77にでのJcは12万A/dであった
(実施例2) MgO(100)面を基板とし、実施例1とほぼ同様な
方法でGd −Ba −Cu −0系複合酸化物の超電
導薄膜を作製した。この膜も’lc 89 K e J
c 90万A/mの特性を示した。
〔発明の効果〕
この発明によれば酸化物超電導物質をスノ(ツタし基板
上に薄膜を形成させる酸化物超電導薄膜の製造方法に2
いて、純酸素ガスを用いて酸化物超1!導物質をスパッ
タするのでスノ(ツタされた原子のエネルギが小さくな
り格子歪や欠陥の少ない薄膜結晶が得られその結果従来
法よりも低いアニール温度で超電導特性に優れる酸化物
超電導薄膜を製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例に係る超゛を導薄膜の温度と
電気抵抗との関係を示す線図、第2図は従来のMi’l
!4薄膜の温度と電気抵抗の関係を示す線烹 1 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)酸化物超電導物質をスパッタし基板上に薄膜を形成
    させる酸化物超電導薄膜の製造方法において、純酸素ガ
    スを用いて酸化物超電導物質をスパッタすることを特徴
    とする酸化物超電導薄膜の製造方法。
JP63206110A 1988-08-19 1988-08-19 酸化物超電導薄膜の製造方法 Pending JPH0255208A (ja)

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JP63206110A JPH0255208A (ja) 1988-08-19 1988-08-19 酸化物超電導薄膜の製造方法

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JP63206110A JPH0255208A (ja) 1988-08-19 1988-08-19 酸化物超電導薄膜の製造方法

Publications (1)

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JPH0255208A true JPH0255208A (ja) 1990-02-23

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ID=16517967

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JP63206110A Pending JPH0255208A (ja) 1988-08-19 1988-08-19 酸化物超電導薄膜の製造方法

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JP (1) JPH0255208A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009176644A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Sumitomo Electric Ind Ltd リチウム電池

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