JPH025490Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［技術分野］ 本考案は、液晶表示パネルなどの平面デイスプ
レイとその駆動回路との接続に用いる表示パネル
用コネクターに関するものである。

［従来技術］ 液晶表示パネルなどの平面デイスプレイの端子
部を外部の回路（駆動回路）に接続する場合、フ
レキシブル平形線材を用いることがある。その場
合には、フレキシブル平形線材の端部を溝形に折
り曲げ溝内に液晶表示パネルの端子部が入るよう
に取付けた状態、あるいはフレキシブル平形線材
の端部に液晶パネルの端子部の先端が当接する状
態とした後、コ字形（溝形）の弾性クリツプの装
着を行つて挟持するようにしている。

しかし、このような手段では、フレキシブル平
形線材と液晶表示パネルの端子部との固定、圧接
は弾性クリツプの装着に伴つて行われることにな
るので、フレキシブル平形線材を液晶表示パネル
の端子部と位置合わせしても、クリツプ装着前、
あるいは装着時にずれ、そのまま固定されるおそ
れがある。

また、フレキシブル平形線材の嵌め込み、弾性
クリツプの装着の２段階となるばかりでなく、装
着時に端子間のずれがないよう十分注意する必要
があり、装着も難しくなる。特に、平面デイスプ
レイの大型化、情報量の高密度化、ドツト表示化
などが進むに伴い、端子数が多くなり、端子ピツ
チが小さくなつた場合に顕著となる。

［考案の目的］ 本考案の目的は、平面デイスプレイの端子部と
駆動回路との接続を容易に、かつ正確に行うこと
ができる表示パネル用コネクターを提供すること
にある。

［考案の概要］ 本考案は、フレキシブル平形線材の端部を溝形
の弾性クリツプの内面に添い、かつ先端が溝外に
出るように接着したことを特徴とするものであ
り、フレキシブル平形線材の先端で位置合わせし
ながら表示パネルの端子部に装着するようにして
いる。

［実施例］ 第１図及び第２図は本考案の一実施例を示すも
ので、コネクター１０はフレキシブル平形線材１
１の端部を溝形の弾性クリツプ１２の内面に添
い、かつ先端１１Ａが溝外に出るように接続剤あ
るいは両面テープなどで接着することにより形成
し、先端１１Ａは位置合わせ時の目印としてい
る。

２０は平面デイスプレイ、例えば液晶表示パネ
ルであり、その端子部２１を外部の駆動回路と接
続する場合には前記コネクター１０を第１図の矢
印ａ方向に動かし、先端１１Ａで位置合わせしな
がら接着すると、一度の作業で正確に装着され
る。この場合、先端１１Ａの反りは端子部２１を
挿入するときのガイドにもなる。

第３図は表示パネルとその駆動回路の接続例を
示すもので、４個のコネクター１０の一端を表示
パネル２０の端子部に装着し、他端をプリント配
線板３０に装着し、パネル２０とプリント配線板
３０を所定の間隔で配置している。

なお、前記実施例ではフレキシブル平形線材の
先端をクリツプ外に位置させて位置合わせ用の目
印としたが、弾性クリツプに位置合わせ用の印を
つけたり、弾性クリツプを透明樹脂などで形成し
てフレキシブル平形線材を見ることができるよう
にしてもよい。

［効果］ 以上のように本考案によれば、フレキシブル平
形線材の端部を溝形の弾性クリツプ内面に添い、
かつ先端が溝外に出るように接着して、導電材と
保持材を一体化したので、その一部を位置合わせ
用の目印として位置合わせしながら表示パネルの
端子部に装着すれば、一度で正確に接続すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る表示パネル用コネクター
の一実施例を示す斜視図、第２図は同断面図、第
３図は表示パネルとその駆動回路用プリント配線
板の接続例を示す斜視図である。 １０……表示パネル用コネクター、１……フレ
キシブル平形線材、１１Ａ……線材先端（位置合
わせ用の目印）、１２……溝形の弾性クリツプ、
２０……表示パネル、２１……端子部、３０……
プリント配線板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. フレキシブル平形線材の端部を溝形の弾性クリ
   ツプの内面に添い、かつ先端が溝外に出るように
   接着したことを特徴とする表示パネル用コネクタ
   ー。