JPH025390Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、電子料金秤に関するものである。

電子料金秤は秤本体の外面に重量や料金を表示
する表示管を備えている。一方他の表示手段とし
て秤本体とは別個に表示器を設け、この表示器の
リモート表示管により表示するようにしたものが
存する。しかし、表示管を備えた秤本体と別個に
設けた表示器を接続することは双方とも内部を分
解して改造しなければならない。したがつて、秤
とは別に表示器を備えた機種と秤単体で使う機種
とは別々に設計製作されているものである。

この考案はこのような点に鑑みなされたもの
で、秤本体に設けた表示管と別個に設けた表示器
本体のリモート表示管とを選択的に使い分けて表
示することができ、しかも、接続作業をきわめて
容易に行いうる電子料金秤をうることを目的とす
るものである。

この考案は、表示管を備えた秤本体と、リモー
ト表示管を備えた表示器本体とを設け、さらに、
秤本体にその内部に設けた電源部と表示管ドライ
バとに接続されたコネクタを設けるとともに、表
示器本体にリモート表示管に接続されたコネクタ
を設け、通常は秤本体の表示管に電源部を接続す
るとともに表示管ドライバの信号をインプツトし
て表示し、別個に設けた表示器を用いるときは、
コネクタ同志を接続することにより秤本体内の表
示管ドライバにリモート表示管を接続するととも
に、秤本体に設けたスイツチを操作して電源部と
リモート表示管とを接続し、したがつて、必要に
応じてリモート表示管によつて表示することがで
き、しかも、接続作業もきわめて簡単に行いうる
ように構成したものである。

この考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。１は秤本体で、この秤本体１の店側の面２と
客側の面３とには表示窓４が形成されている。５
は表示器本体で、この表示器本体５の店側の面６
と客側の面７とには表示窓８が形成されている。
また、前記秤本体１の側面には蓋９に覆われる開
口１０が形成され、この開口１０にスイツチ１１
が設けられている。また、秤本体１の側面にはコ
ネクタ１２が設けられている。前記表示器本体５
はスタンド１３を有し、このスタンド１３の下部
には前記秤本体１の下面に取付けられる取付片１
４が形成されているとともにコネクタ１５が取付
けられている。

ついで、第３図のブロツク図により電気接続状
態を説明する。前記スイツチ１１は三つの接点
ａ，ｂ，ｃと可動接点ｄとを有している。そし
て、電源部１６の一極が接点ａに接続されてい
る。また、前記表示窓４内に設けた表示管１７，
１８のフイラメント端子は電源部１６の他極と前
記接点ｂとに接続されている。前記コネクタ１２
には前記接点ｃと前記電源部１６の他極とが接続
され、前記コネクタ１５には前記表示器本体５の
表示窓８内に設けたリモート表示管１９，２０の
フイラメント端子が接続されている。さらに、
CPU２１に制御される表示管ドライバ２２は、
前記表示管１７，１８に表示信号をインプツトす
るとともに前記コネクタ１２，１５を介して前記
リモート表示管１９，２０に表示信号をインプツ
トするものである。

なお、電源部１６とCPU２１と表示管ドライ
バ２２とは前記秤本体１に内蔵されている。

このような構成において、スイツチ１１を操作
して接点ａ，ｂを接続した状態では表示管１７，
１８が電源部１６に接続され、したがつて、重量
や料金は表示管１７，１８によつて表示される。
コネクタ１２，１５を接続し、スイツチ１１を操
作して接点ａ，ｃを接続したときは、表示管１
７，１８と電源部１６との間が遮断され、リモー
ト表示管１９，２０と電源部１６との間が接続さ
れ、したがつて、リモート表示管１９，２０によ
つて重量や料金が表示される。

このように表示手段は選択されるが、コネクタ
１２，１５を接続した後はスイツチ１１を操作す
るだけできわめて容易に接続状態を切換えること
ができる。一旦セツトしたら接続状態を頻繁に切
換える必要がないので開口１０を蓋９により閉塞
しスイツチ１１を隠す。

この考案は上述のように構成したので、秤本体
の表示管と別個に設けた表示器本体のリモート表
示管とを選択して重量や料金を表示することがで
き、接続回路の変更もきわめて容易に行うことが
できる等の効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の一実施例を示すもので、第１
図は斜視図、第２図はコネクタの接続構造を示す
一部の斜視図、第３図は接続回路を示すブロツク
図である。 １…秤本体、５…表示器本体、１１…スイツ
チ、１２…コネクタ、１５…コネクタ、１６…電
源部、１７〜１８…表示管、１９〜２０…リモー
ト表示管、２２…表示管ドライバ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 電源部と表示管ドライバとを内蔵するとともに
   これらの電源部と表示管ドライバとに接続された
   表示管が外面に配例された秤本体を設け、外面に
   リモート表示管が配列された表示器本体を設け、
   前記秤本体に前記電源部及び前記表示管ドライバ
   に接続されたコネクタを設けるとともに、前記表
   示器本体に前記リモート表示管に接続されたコネ
   クタを設け、前記秤本体に前記電源部を前記表示
   管及び前記リモート表示管に選択的に接続するス
   イツチを設けたことを特徴とする電子料金秤。