JPH025373Y2 - - Google Patents

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JPH025373Y2
JPH025373Y2 JP18574684U JP18574684U JPH025373Y2 JP H025373 Y2 JPH025373 Y2 JP H025373Y2 JP 18574684 U JP18574684 U JP 18574684U JP 18574684 U JP18574684 U JP 18574684U JP H025373 Y2 JPH025373 Y2 JP H025373Y2
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molten metal
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heat
resistant plate
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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はスラグ層と溶湯層との境界を判定する
溶湯面位置測定装置に関する。
従来の技術 金属等の溶解作業で生じるスラグを、人手によ
らず吸引装置の吸引力によつて吸上げ除去するこ
の種の除滓システムは第3図のように構成されて
いる。1は取鍋、2は取鍋1のスラグ上に位置す
るよう昇降駆動アーム3によつて保持されたサク
シヨンヘツドで、吸引管4を介してスラグ分離排
出回収装置5に接続され、スラグ分離排出装置5
は蒸気復水装置6を介して真空ポンプ7に接続さ
れている。8はサイレンサ装置である。
このように接続されているため、溶湯上の溶滓
はサクシヨンヘツド2から吸引され、直ちに噴射
水で冷却されて砂状となり吸引管4内をスラグ分
離排出回収装置5へ送られる。スラグ分離排出回
収装置5では、粒状滓と水が分離されて水槽内に
解放され、スラジコンベヤ9によつて回収され
る。分離後、残つた多量の蒸気を含む空気は蒸気
復水装置6で冷却・復水された後、大気に放出さ
れている。
前記サクシヨンヘツド2の位置は、第4図に示
すように、スラグ面11からのサクシヨンヘツド
2の距離H1が一定となるようにシリンダ12,
13によつて昇降駆動アーム3を駆動して制御さ
れているのが現状である。ここで、サクシヨンヘ
ツド2がスラグ面11上の距離H1に保持されて
いる理由は、溶湯面14の位置が不明であつて、
誤つて溶湯を吸引しないようにする必要上からこ
のように位置制御されている。しかし、距離H1
を設けた場合にはスラグ吸引効率が低い欠点があ
る。
そこで、溶湯面14の位置を認識し、第5図に
示すように、サクシヨンヘツド2を溶湯面14か
ら距離H2の上方位置に保持して、溶湯の吸引を
防止しながら効率よくスラグを吸引することが考
えられる。しかし、従来では取扱いが楽で、しか
も確実な動作を期待できる溶湯面位置測定装置が
ないため、第6図のような位置制御を実用化でき
ないのが現状である。従来、溶湯面を検出できる
方法としては、スラグと溶湯との電気伝導度の僅
かな違いを利用した電気抵抗式のものが知られて
いる。これは一対の耐熱電極をスラグ面11上か
ら溶湯に向けて浸漬し、その時々の電極間の抵抗
値の変化を測定して電極が溶湯面14に達したこ
とを検出するものであるが、このような電気伝導
度の測定による方法では、電極にスラグが付着し
た場合には溶湯面14を正確に判定できない。
考案が解決しようとする問題点 このように従来ではスラグの付着によつて溶湯
面位置を正確に判定できないものである。
本考案は電気伝導度の測定ではなくて、耐熱板
を浸漬してゆくだけで溶湯面位置を正確に判定で
きる溶湯面位置測定装置を提供することを目的と
する。
問題点を解決するための手段 本考案の溶湯面位置測定装置は、スラグ面上か
らスラグ層下の溶湯層に向けて耐熱板を等速度で
浸漬させる等速駆動手段と、前記耐熱板に作用す
る上方へ向かう反力を検出する反力測定手段と、
反力測定手段によつて検出された反力の折れ点を
検出して折れ検出時の前記耐熱板の浸漬位置を溶
湯面位置と判定する処理装置とを設けたことを特
徴とする。
作 用 この構成により、耐熱板を等速度で浸漬させる
と、スラグの粘度と溶湯の粘度が反力大きさの違
いとして作用するため、これを反力測定手段でで
測定して溶湯面位置を判定するものである。
実施例 以下、本考案の一実施例を第1図と第2図に基
づいて説明する。
第1図aは溶湯面位置測定装置を示す。15は
耐熱板16をスラグ面11上から溶湯9に向けて
等速度Vで浸漬させる昇降装置、17は固定側が
昇降装置15の昇降体18に取付けられたモーメ
ントフリー型ロードセルで、可動側には耐熱棒2
1を介して前記耐熱板16が取付けられている。
19は昇降体18の位置検出用のロータリーエン
コーダ、20はロードセル17からの反力情報
Wnとロータリーエンコーダ19からの位置情報
Lnとを処理して溶湯面位置Lbを算出する処理装
置である。
この処理装置20は耐熱板16を次第に浸漬し
た場合に耐熱フロート16に作用する反力が、第
1図bのように空気中からスラグ層10に入つた
時とスラグ層10から溶湯層9に入つた時とを境
いにその大きさが変化する折れ点P1,P2を検出
して、折れ点P1,P2検出時の浸漬深さをそれぞ
れスラグ面位置La、溶湯面位置Lbと判定するよ
う構成される。この第1図bはスラグよりも溶湯
の方が粘度が高い場合を示したが、これはスラグ
と溶湯の温度によつてスラグの方が高粘度になつ
て第2図のように変化することもあり、処理装置
20は最初の折れ点をスラグ面位置La、第2番
目の折れ点を溶湯面位置Lbを判定するよう構成
されている。
考案の効果 以上説明のように本考案の溶湯面位置測定装置
は、耐熱板を等速度で溶湯面に向けて浸漬させ
て、耐熱板に作用する上向きの反力を反力測定手
段で測定し、反力の折れ点検出時の浸漬位置を溶
湯面位置と判定するため、電気伝導度による従来
のものよりも安定した動作が期待できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の溶湯面位置測定装置の構成
図、第2図は浸漬深さに対する反力波形の説明
図、第3図は真空吸引式除滓システムの構成図、
第4図は従来のサクシヨンヘツド位置制御の説明
図、第5図は理想的なサクシヨンヘツド位置制御
の説明図である。 9……溶湯、10……スラグ、11……スラグ
面、14……溶湯面、15……昇降装置〔等速駆
動手段〕、16……耐熱板、17……ロードセル
〔反力測定手段〕、19……ロータリーエンコー
ダ、20……処理装置、La……スラグ面位置、
Lb……溶湯面位置、P2……折れ点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スラグ面上からスラグ層下の溶湯層に向けて耐
    熱板を等速度で浸漬させる等速駆動手段と、前記
    耐熱板に作用する上方へ向かう反力を検出する反
    力測定手段と、反力測定手段によつて検出された
    反力の折れ点を検出して折れ点検出時の前記耐熱
    板の浸漬位置を溶湯面位置と判定する処理装置と
    を設けた溶湯面位置測定装置。
JP18574684U 1984-12-06 1984-12-06 Expired JPH025373Y2 (ja)

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JP18574684U JPH025373Y2 (ja) 1984-12-06 1984-12-06

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JP18574684U JPH025373Y2 (ja) 1984-12-06 1984-12-06

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JPS6199020U JPS6199020U (ja) 1986-06-25
JPH025373Y2 true JPH025373Y2 (ja) 1990-02-08

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