JPH0253242A - 光滋気ディスク用保護膜の製造法 - Google Patents

光滋気ディスク用保護膜の製造法

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Publication number
JPH0253242A
JPH0253242A JP20342588A JP20342588A JPH0253242A JP H0253242 A JPH0253242 A JP H0253242A JP 20342588 A JP20342588 A JP 20342588A JP 20342588 A JP20342588 A JP 20342588A JP H0253242 A JPH0253242 A JP H0253242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nitrogen
film
protective film
substrate
oxygen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20342588A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Inoue
大輔 井上
Hisaaki Sasai
笹井 寿哲
Katsuo Matsubara
克夫 松原
Shuichi Nogawa
修一 野川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
Priority to JP20342588A priority Critical patent/JPH0253242A/ja
Publication of JPH0253242A publication Critical patent/JPH0253242A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は光磁気ディスク用保!FI膜の11造法に関
する。
(従来の技術) 周知のように光磁気ディスクは、ポリカーボネイトなど
のような樹脂製の基板の表面に、保!!!膜。
記録媒体、保護膜の順で成膜することによって構成され
ている。これらの成膜にイオンビームスパッタリング法
が広く利用されている。
これはイオンビームを用いていることから、膜作製条件
の制御性に富み、高真空での成膜により不純物ガスの混
入が少なく、さらに低温成膜が可能である、などの幾多
の利点があるからである。
ところでこの種光磁気ディスクに使用される保護膜は、
その利用目的から明らかなように、屈折率が大きく(た
とえば1.9以上)、また透過率も大きい(たとえば′
80%以上)が要求される。
イオンビームスパッタ法によれば、これらを同時に満足
するような保護膜の作製は、イオンエネルギー次第によ
っては可能であるが、これらの他に圧縮応力が小さいこ
と(たとえば7.5 X 10″dyn/cm”以下)
が保S膜に要求される。
このような圧縮応力が大きいと、膜にクラックが発生し
易くなったり、腹が基板から剥離し易くなったりするば
かりでなく、基板にもそりが発生するなどの、幾多の欠
点が生ずる。
従来ではイオンビームスパッタ法により保護膜を作製す
るのに、シリコンターゲットを窒素イオンビームでスパ
ッタするようにしていた。
(発明が解決しようとする課題) 前記した従来方法によれば、5iNlliからなる保護
膜が作製できるが、得られる保護膜は、その圧縮応力が
大きい欠点がある。また圧縮応力の小さい保護膜が得ら
れたとしても、屈折率なり、透過率が満足する値を呈し
ないようになる。
この発明は、透過率、屈折率のみならず、圧縮応力をも
充分に満足できる保護膜の作製を可能にすることを目的
とする。
(課題を解決するための手段) この発明は、窒素ビーム、または窒素とアルゴンとの混
合ビームによってシリコンターゲットをスパッタすると
同時に、膜被着面に#R素ガスを吹き付け、酸素と窒素
との比が0.27〜0.71の5iON膜を前記膜被着
面に、保護膜として成膜するようにしたことを特徴とす
る。
(作用) 膜被着面に酸素ガスを吹き付けると、そこには5iON
膜が作製される。供給する酸素のガス圧を調整すること
によって、酸素と窒素との比が0.27〜0.71のS
iON膜を作製すると、その膜は透過率、屈折率ならび
に圧縮応力がいずれも満足し得る値を呈するようになる
(実施例) この発明の実施例方法を図によって説明する。
図は反応性イオンビームスパッタ法による場合を示し、
1はイオン源(図に示すものはパケット型イオンg)、
2はそのフィラメント、3は電極、4は周囲を囲む磁石
である。イオン源lの内部には窒素ガスが導入路5より
導入され、ここで窒素イオンビームが生成され、外部に
引き出される。
6はSiからなるターゲット、7はターゲットホルダー
、8はターゲットホルダー7を冷却する冷却水が供給さ
れる水路、9は光磁気ディスクの基板、10は基板ホル
ダーである。
イオン源1から引き出された窒素イオンビームは、ター
ゲット7をスパッタリングし、基板9の表面に、窒化物
薄膜を成膜する。これらの方法は従来の方法と特に相違
するものではない。
この発明にしたがい、前記した成膜時に、酸素ガスを基
板9の表面に吹き付ける。具体的には酸素ガス導入路1
1を用意し、その先端を基板9の表面に向けて、これよ
り酸素ガスを吹き付ければよい。
前記したスパッタリングによる実験の結果を示したのが
、次の第1表である。比較のために酸素ガス(01ガス
)を導入しない場合の実験結果(試料N11l、5)に
ついても併示しである。
なお第1表および次の第2表において、窒素ガスの圧力
は、いずれも2.OX 10−’torrである。また
O、ガスの圧力の単位は、(X 10−’torr)、
圧縮応力の単位は、(X 10’dyn/cj)である
、更に表中における0/Nとは、得られた膜の酸素量と
窒素量どの比を表す。
上記の表の実験結果から理解されるように、酸素ガスを
吹き付ける方が、これを吹き付けない場合よりも、圧縮
応力が小さくなることが判明する。
しかし酸素ガス圧が低い場合、および高い場合は、屈折
率なり、透過率が所望の値の範囲を超えてしまう(NG
4,6.9)ことがある。したがってここでは走2,3
,7.8のもの、すなわち0/Nが、0.27〜0.7
1のものが好適であるといえる。
なおアルゴンガスを窒素ガスに加え、その混合ビームを
もってスパッタリングするようにしてもよい、そのため
には図に示すように、アルゴンガスを導入する導入路1
2を用意し、これからのアルゴンガスを窒素ガスととも
に、イオン源1内に導入させればよい。
第2表に前記した混合ガスを利用した場合の実験結果を
示す、なお導入したアルゴンガスのガス圧は、&1l−
18については、4,0XIO−’torrであり、ま
た&19.20については、 8.OX 10−’to
rrである。
上記の表から理解されるように、この場合は酸素ガス圧
を高めていくと、圧縮応力は若干増大するが、適度の酸
素ガス圧の範囲では、支障のない程度の圧縮応力のもの
が得られるようになる。しかし酸素ガスを供給しなかっ
たり、供給しても酸素ガス圧が低い場合、および高い場
合は、屈折率なり、透過率が所望の値の範囲を超えてし
まう(NQII、 12.15.16.113.19)
ことがある、したがってここではN(113,14,1
7,20のもの、すなわちO/Nが、0.27〜0.7
1のものが好適であるといえる。
(発明の効果) 以上詳述したようにこの発明によれば、光磁気ディスク
の保護膜として、圧縮応力が小さく、かつ屈折率、透過
率などの諸特性も充分に満足できるものが得られるとい
った効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の実施例方法を示す装置の断面図である。 1・・・イオン発生源、5・・・窒素ガス導入路、6・
・・Siターゲット、9・・・基板、11・・・酸素ガ
ス導入路、12・・・アルゴンガス導入路、 特性出願人 日新電機株式会電芦−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  窒素ビーム、または窒素とアルゴンとの混合ビームに
    よってシリコンターゲットをスパッタすると同時に、膜
    被着面に酸素ガスを吹き付け、酸素と窒素との比が0.
    27〜0.71のSiON膜を、前記膜被着面に、保護
    膜として成膜するようにしたことを特徴とする光磁気デ
    ィスク用保護膜の製造法。
JP20342588A 1988-08-16 1988-08-16 光滋気ディスク用保護膜の製造法 Pending JPH0253242A (ja)

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JP20342588A JPH0253242A (ja) 1988-08-16 1988-08-16 光滋気ディスク用保護膜の製造法

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JPH0253242A true JPH0253242A (ja) 1990-02-22

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JP (1) JPH0253242A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8680766B2 (en) * 2007-11-06 2014-03-25 Japan Display Inc. Organic electroluminescence display device and manufacturing method thereof

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8680766B2 (en) * 2007-11-06 2014-03-25 Japan Display Inc. Organic electroluminescence display device and manufacturing method thereof

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