JPH0252051B2 - - Google Patents

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JPH0252051B2
JPH0252051B2 JP63302574A JP30257488A JPH0252051B2 JP H0252051 B2 JPH0252051 B2 JP H0252051B2 JP 63302574 A JP63302574 A JP 63302574A JP 30257488 A JP30257488 A JP 30257488A JP H0252051 B2 JPH0252051 B2 JP H0252051B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soil
pot
seeds
planting
slope
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP63302574A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01304218A (ja
Inventor
Shota Sato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RYOKUSEI BUTSUSAN KK
Original Assignee
RYOKUSEI BUTSUSAN KK
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Filing date
Publication date
Application filed by RYOKUSEI BUTSUSAN KK filed Critical RYOKUSEI BUTSUSAN KK
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Publication of JPH0252051B2 publication Critical patent/JPH0252051B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、岩盤表面などの法面を緑化する法面
の緑化工法および植栽用ポツトに関する。
[従来の技術] 従来、岩盤、砂岩表面などの法面を緑化する工
法としては、法面に穴削工作業を施して孔を形成
し、この孔に肥料、植生土などの肥沃土を入れた
後、蔦等地被植物の種子や苗を植えることが行わ
れている。また実開昭52−85750号公報には、粘
土と植物性繊維質を含んだスラツジを混練して成
形し、これを焼成してスラツジを焼失せしめて焼
失空間を形成したポツトが提案されており、また
特開昭54−40111号公報には、土壌鉱物95〜85重
量部に、殺菌した蚯蚓の糞粒を混合した有機物入
り水稲育苗用床土が提案されている。
[発明が解決しようとする問題点] 従来技術においては、法面に孔を形成した後、
肥料、植生土などを孔まで運び、これらを熟練者
が孔に投入し、そして種子、苗を植えるという作
業を繰り返すものであつたため、熟練を要し、ま
た作業効率が低く、さらに法面での作業時間が長
くなるため危険性も増加する問題点があつた。
さらに前記ポツトにおいては腐蝕性を有しない
ため、これに前記床土等を種子または苗とともに
収容したとしても、植物が直接地盤に根付くよう
なことはない問題点があつた。
本発明は前記問題点を解決して、熟練を要せず
作業効率の高い法面の緑化工法を提供し、さらに
確実に根が地盤などに活着できる植栽用ポツトを
提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、法面に孔を形成し、種子または苗を
植生土とともに収容した植栽用ポツトを前記孔に
植栽したものであり、また植物繊維質のポツト本
体に植生土を種子または苗とともに設け、かつ前
記植生土に酵素複合有機物を混入したものであ
る。
[作用] このように植栽された種子または苗は、当初に
おいては好ましい環境下で育成される。そして
根、茎などが著しく生長し始めると植物繊維質か
らなるポツトは腐蝕して土にかえり、苗は法面に
根をおろす。また植栽直後においてはポツト本体
内に根がはられ、そしてしばらくするとポツト本
体は腐蝕して土にかえる。
[実施例] 次に本発明の実施例を添付図面を参照して説明
する。
第1図および第2図は第1実施例を示してお
り、1は植物繊維質からなるポツト本体であり、
この植物繊維質からなるポツト本体1は、例えば
製紙パルプの残渣である製紙スラツジ2とポリビ
ニールアルコールのような水溶性合成樹脂3を混
合しこれを成形したものである。尚、前記製紙ス
ラツジ2以外の植物繊維としては、製紙パルプ、
ピートモス(苔)などがあり、植物繊維質からな
るポツト本体1の補強材としても、前記植物繊維
に合成繊維を絡ませて必要に応じて使用する。そ
してこの植物繊維質からなるポツト本体1の側部
には内外を連通する水抜き孔5が形成されてい
る。さらに植物繊維質からなるポツト本体1には
その底部4側より以下のものを順次設ける。すな
わち大粒な焼いた赤土からなる荒粒土6を約70%
含み、水分含有および空気を各々15%有する第1
層7によつて後述する種子、苗等に供給される水
分が保有される。第2層8は植物繊維質からなる
ポツト本体1と同材質から成り、第1層7と後述
する第3層とを仕切り、植物繊維質からなるポツ
ト本体1内に設けた土を安定せしめるものであつ
て、必要に応じて設けられる。前記第2層8上に
は中粒赤土9に籾殻炭等炭化物10を混合した第
3層11を設ける。前記炭化物10によつて、植
物繊維質からなるポツト本体1内の殺菌を営むこ
とができる。尚前記炭化物としては、木炭、活性
炭、樹皮炭、ゴム樹炭、鋸屑炭等が使用できる。
植生土である第4層12は、小粒赤土等細粒土に
酵素複合有機炭化物等酵素複合有機物を配合して
成り、前記酵素複合有機物の酵素としては、蚯蚓
の糞土、あるいは蚯蚓を洗浄し、これを攪拌しさ
らに35〜40℃にて加熱してホルモン体とともに得
られるプロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、チ
テイナーゼ等の植物に有効な酵素などが好まし
い。第5層13は化学肥料を土に配合した植生土
であつて、この第5層13上には覆土14が設け
られる。そして植物繊維質からなるポツト本体1
に芝等の種子15を肥料とともに配設してなる植
物繊維質からなるポツト本体1の蓋体となり吸水
性を有するシート16を、このシート16の縁部
は植物繊維質からなるポツト本体1の上部に貼着
されている。尚、前記種子15に替るものとして
は、苗、蔦等を使用できる。
したがつて、第2図に示すように、岩盤などの
法面7に予め前述の植栽用ポツト18の大きさの
孔19を多数形成し、次に前記植栽用ポツト18
とともに種子15を植栽し、そして植栽作業終了
時に散水しておく。
このようにして種子15とともに植栽用ポツト
18を法面17に植栽した状態で放置しておく
と、例えば数週間で種子15より芽、根が生長し
て活着し、さらに時間の経過とともに茎が生長す
る。この頃になると植物繊維質からなるポツト本
体1自体が腐蝕して土にかえり、根が法面17自
体に根をおろして法面17を緑化できる。
以上のように、法面17に予め孔19を形成し
た後、第5層13などの植生土とともに種子15
あるいは苗などを収容した植物繊維質からなるポ
ツト本体1を前記孔19に植栽したことによつ
て、種子15あるいは苗と前記植生土を一体的に
持ち運びでき、作業の効率を向上できるととも
に、熟練を要さずに作業をすることができる。
また、植物繊維質からなるポツト本体1の上面
に植物繊維からなる吸入性の蓋体としてのシート
16を被着したことにより、ポツト本体1内の前
記植生土、種子15が雨で流出するのを防ぎ、ポ
ツト内の保水ならびに外気温による影響を抑止
し、長期間には堆肥とすることができ有効な法面
の緑化が可能となる。
さらに前記植物繊維質からなるポツト本体1は
植物繊維からなるものであるため、植栽後しばら
くするとポツト本体1は土にかえり、根の生長を
阻害することはなく、確実に法面17に根をおろ
すことができる。
しかも、水抜き孔5が接続されている第1層7
によつて植物繊維質からなるポツト本体1には適
当な水分が保有され、また第3層11の炭化物1
0によつて有害菌を根から守ることができる。ま
た第4層12の蚯蚓の糞土などによる酵素によつ
て植物の生育に優れた土壌に改良できる。すなわ
ち蚯蚓は腐蝕した有機物を餌にし、消化されて体
中を通る間に分泌物が加わり粒状に固まつて排泄
される糞土あるいは蚯蚓の体内には、酵素とホル
モン体(生長素)が含まれており、プロテアー
ゼ、アミラーゼ、リパーゼ、チテイナーゼなどの
酵素が土壌中の有機物の植物に利用しやすい形に
分解し、土壌を改良できる。また前記ホルモン体
は植物の細胞の生長を促進することができる。さ
らに前記糞土は容易に水に溶けない粒状であり、
保水性および通気性を向上できる。
第3図および第4図は第2実施例を示してお
り、パルプおよび古紙を原料とした吸水紙などか
らなる植物繊維質からなるポツト本体21には、
酵素複合有機炭化物と細粒土からなる植生土2
2、種子23を配合した肥料24および吸水紙な
どからなり、植物繊維質からなるポツト本体21
の蓋体なる吸水マツト25が設けられる。前記植
生土22は例えば腐蝕土略70%、蚯蚓の糞土略30
%、そして酵素水肥の10倍液を略70c.c.混合してお
り、これらの栄養分は主として、苗の活着と数ケ
月の生長を促すものである。そして苗が植物繊維
質からなるポツトに大きく根をはり、法面27自
体に自力で活生している際には、残留した有機物
は土壌改良剤として接続的に植物の生長を促進す
ることができる。尚、前記酵素水肥としては、例
えばパイナツプルから抽出した酵素であつて、特
に蛋白質分解酵素プロメラインなどが含まれてい
るのが好ましい。
そして、予めコンクリート26を法面27に穴
削工事をして孔28を形成し、孔28に灌水した
水分のある土29を投入し、種子23を収容した
植栽用ポツト30を前記孔28に植栽するもので
ある。
このように種子23とともに植栽用ポツト30
を法面27の孔28に植栽することによつて、法
面27の緑化作業を短時間で効率良く行うことが
できる。
さらに、植物繊維質からなるポツト本体21は
吸水紙からなり、また種子23上には吸水マツト
25が設けられているため保水性が向上でき、種
子23または苗を枯死することなく生長できる。
しかも、植栽用ポツト30の上部には吸水マツト
25を設けたことによつて、植物繊維質からなる
ポツト本体21から種子23などと植生土22が
風雨によつて流出することが防止できる。
尚、本発明は前記実施例に限定されるものでは
なく、例えば法面の犬走り部に植栽用ポツトを種
子または苗とともに植栽してもよいなど種々の変
形が可能である。
[発明の効果] 本発明は、法面に孔を形成した後、種子または
苗を肥沃土とともに収容した植物繊維質からなる
ポツトを前記孔に植栽したことによつて、何ら熟
練を要せず、また短時間に法面の緑化作業を行う
ことができる。また植生土を種子または苗ととも
に設け、かつ植生土に酵素複数複合有機物を混入
したことによつて、植物の法面への活着性を向上
できる。
さらに、前記ポツト本体の上面に植物繊維から
なる吸入性の蓋体としてのシートを被着したこと
により、ポツト本体内の前記植生土、種子等が雨
で流出するのを防ぎ、ポツト内の保水ならびに外
気温による影響を抑止し、長期的には堆肥とする
ことができ有効な法面の緑化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は第1実施例を示してお
り、第1図は植栽用ポツトの断面図、第2図は施
工状態を示す断面図、第3図および第4図は第2
実施例を示しており、第3図は植栽用ポツトの一
部切欠き正面図、第4図は施工状態を示す断面図
である。 1,21……植物繊維質からなるポツト本体、
12……第4層(植生土)、13……第5層、(植
生土)、15,23……種子、16……シート
(蓋体)、17,27……法面、18,30……植
栽用ポツト、19,28……孔、22……植生
土、25……吸水マツト(蓋体)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 法面に孔を形成し、植物繊維質からなるポツ
    ト本体に種子または苗を植生土とともに収容しそ
    の上面を吸水性の蓋体で被着した植栽用ポツトを
    前記孔に植栽したことを特徴とする法面の緑化工
    法。 2 植物繊維質からなるポツト本体に植生土を種
    子または苗とともに収容しその上面を吸水性の蓋
    体で被着し、かつ前記植生土に酵素複合有機物を
    混入したことを特徴とする植栽用ポツト。
JP63302574A 1988-11-29 1988-11-29 法面の緑化工法および植栽用ポット Granted JPH01304218A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63302574A JPH01304218A (ja) 1988-11-29 1988-11-29 法面の緑化工法および植栽用ポット

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JP63302574A JPH01304218A (ja) 1988-11-29 1988-11-29 法面の緑化工法および植栽用ポット

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Publication Number Publication Date
JPH01304218A JPH01304218A (ja) 1989-12-07
JPH0252051B2 true JPH0252051B2 (ja) 1990-11-09

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59156456U (ja) * 1983-04-07 1984-10-20 緑生物産株式会社 埋設可能な植木鉢

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JPH01304218A (ja) 1989-12-07

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