JP2001078563A - 不朽性樹皮の新規利用方法 - Google Patents
不朽性樹皮の新規利用方法Info
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- JP2001078563A JP2001078563A JP30002599A JP30002599A JP2001078563A JP 2001078563 A JP2001078563 A JP 2001078563A JP 30002599 A JP30002599 A JP 30002599A JP 30002599 A JP30002599 A JP 30002599A JP 2001078563 A JP2001078563 A JP 2001078563A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/28—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture specially adapted for farming
Landscapes
- Cultivation Of Plants (AREA)
- Housing For Livestock And Birds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
[課 題] 崩れない法面緑化基材、主として隔離され
た場所で連作障害の起きない栽培に用いる植栽土、畜舎
の衛生的な敷料及び流れない凹の出来難い土表層土を提
供 [解決手段]スギ・ヒノキ・ヒバ等の不朽性樹皮を粉砕
し、あるいは、この粉砕品に灰・炭・動物糞・土壌等加
えて、新規法面緑化材、新規植栽土、新規畜舎の敷料、
並びに、微粉土と混合した土表層土を提供する。
た場所で連作障害の起きない栽培に用いる植栽土、畜舎
の衛生的な敷料及び流れない凹の出来難い土表層土を提
供 [解決手段]スギ・ヒノキ・ヒバ等の不朽性樹皮を粉砕
し、あるいは、この粉砕品に灰・炭・動物糞・土壌等加
えて、新規法面緑化材、新規植栽土、新規畜舎の敷料、
並びに、微粉土と混合した土表層土を提供する。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の属する技術分野]本発明は腐敗し難い樹皮とし
て、スギ・ヒノキ・ヒバ及びユーカリの中から選択され
た1種以上の樹皮を綿状に粉砕し、法面緑化用基材、植
栽土、及び畜舎の敷料の新規利用方法に関する。 [従来の技術] 従来の法面緑化は、ピートモス・バーク堆肥を緑化
基本材に用いて、厚層吹付法により法面緑化されてい
た。ところが、ピートモス・バーク堆肥は堆肥化(腐
敗)し、糖類を生成し、河川湖沼を富栄養化した。堆肥
化が進行し、河川湖沼を富栄養化する上、永年、植栽土
壌としての性能を維持出来ず、法面が崩壊する欠点があ
った。そのピートモス・バーク堆肥は崩れ易く、ラス張
り、ネット張り、金網張りが必要で、多くは客土を必要
としていた。ピートモスは地下資源を掘り出すために、
バーク堆肥は発酵により酸素を消費し、炭酸ガスを発生
させ、更に客土は山肌を削る。このように従来技術は環
境を悪化させるマイナス要因を含んでいた。その上、高
いコストを必要とした。 従来の隔離された少量土壌栽培は、農作業の軽減等
のメリットはあったが、連作障害が起き易く、重い土の
取り替えと言う重労働を強いられ、大量の農薬を使用せ
ざるを得ない欠点があった。 従来の畜舎の敷料はワラであったが、イネ収穫が機
械化され、ワラの入手が困難になり、木材の製材工程で
発生するオガコが使用されていた。昨今、輸入材のオガ
コも入手困難になり、広葉樹である輸入材のオガコは腐
り易く、脱臭効果なく、悪臭が発生し、ハエが発生し易
く、又、殺菌力がないため牛の乳房炎等の発病が多く、
飼料中に大量の抗生物質の配合を余儀なくされる欠点が
あった。 平均粒子径200ミクロンメーター以下の微粉土
は、砂利採石場等より出るプレス土や砕石場より出る砕
石ダストがあり、更には、天然の粘土・シルトがこれに
当り、何れも、グランド・公園・広場には使用出来ない
素材であった。 [発明が解決しようとする課題]腐敗し難い繊維質土壌
は、多くの利点を有しながら、保肥性・保水性に欠ける
欠点があった。又、灰・鹿沼土の粉等、多孔性粉粒体等
の多くは用途がなく、産業廃棄物として処分されてい
た。とりわけ、下水等の汚泥・廃木材・製紙スラッヂ・
製紙クズ等、産業廃棄物の処分に困り、焼却、炭化処理
されたものの有用活用が見いだせていない。鹿沼土・軽
石・珪藻土・活性炭・炭等の資源も限りがあるため、付
加価値のある使用法が望まれ、とりわけ、規格外のもの
の有効利用が全く開発されていなかった。さらには、動
物・魚類・植物の焼却灰、及び、動物糞もまた有効利用
法が発明されていなかった。 [課題を解決するための手段] 本発明によるスギ・ヒノキ等の樹皮粉砕品による法
面緑化材は堆肥化せず、糖類を殆ど生成せず、河川湖沼
を富栄養化しない利点がある。又、不朽性繊維が、永年
絡み合うため流亡せず、ネット張り、ラス張り、金網張
りを必要としないため、危険な高所作業が不要になる。
さらには、本発明によるものは腐らないため、被覆力が
大きく、流亡しないため、法面への客土の必要がなく、
採土による山肌を削る必要がなく、さらには、これまで
不朽性のスギ・ヒノキ等の樹皮は用途がなく、石油で焼
却処分していたものを再資源化するため、環境保全に大
いに役立つものであり、低コストを可能ならしめる。
又、法面吹付の作業性を改善し、種子の発芽を助けるた
め、保水性・保肥性を高めるために、特に、シルト分の
多い土壌、木灰等、活性炭や炭の粉等、リサイクルが望
まれるものを加えることが出来る。さらには、鹿沼土・
軽石・珪藻土の粉は不用品のリサイクル利用になり、低
コストを計れる利点がある。この技術は法面に限らず、
平坦地の公園・広場・岩盤緑化にも応用出来る。スギ・
ヒノキ等不朽性樹皮の粉砕は、広葉樹に比べると困難で
あるが、少し吟味すればハンマー式、あるいは、ナイフ
式粉砕機で粉砕が出来、その粉砕度は用途により異な
る。即ち、法面等緑化用に用いるのは、見たところ綿状
のもので、繊維長は2cm以下がが好ましく、小さい程
良い。法面の保護も常識に反し小さい程、飛び難く、流
れ難く、保水性も大きく好ましい。播種用培土にも、小
さい程混ざり易い利点がある。しかし、畜舎の敷料にす
るものは小さくてもよいが、粉砕加工費の安い、5cm
以下50%の少し粗いものが有利である。法面施工に於
いて、従来のバーク堆肥・ピートモスとを配合して使用
することも出来る。天然土壌はシルト・粘土分の多い粘
性土が好ましく、その配合量は、特に制限はないが、5
%以上70%以下が好ましい。灰は環境保全の点から、
塩素を含まない安全な木材系の焼却灰が好ましい。その
添加量は用途により異なるが、0.5〜20%が好まし
い。本発明によるものは、通常の法面ならばラス張り等
が不要であるが、垂直に近い岩盤吹付等は、必要により
ラス張り・金網張りをして吹付施工することも出来る。
請求項(2)のものを、好ましくは0.5〜20cmの
厚さに敷き均し、その上に張芝する。これまで張芝の下
地は真砂土を客土していた。本発明では、真砂土を客土
する必要なく、現地発生土、又は、建設残土のような石
コロだらけの粗悪土でも、張芝の下地に再利用出来る。
無論、これら粗悪土を土壌改良して排水性を改良するこ
となどは妨げないし、本発明品に請求項(4)のものを
加えたり、兼用したりすることは自由に出来好ましいこ
とである。この発明の方法は、雑草を抑え、根張りの良
い、ハゲ難く、クッション性の良いアメニティを生み出
す。 温室等の施設栽培が普及し、隔離された少量土壌栽
培が重要視されてきた。この土壌に本発明品を使用する
と、土壌細菌・線虫等の土壌害虫が抑制され、連作障害
が起き難い利点があり、無〜省農薬栽培が可能になり、
気相率が高く、更に、少量化が計れる利点がある。これ
らの中に通常使用されている堆肥・土等を混合すること
も出来る。隔離された少量土壌栽培とは、養液栽培のよ
うに、トユ状のもの、マス状のもの、ビニールシートで
囲われたもの等のように、物理的に所定の面積に隔離さ
れたものの外、更に広く、植え穴、あるいは、植え付け
部を起耕し、その限られた部分に、本発明品をそのま
ま、あるいは、混合して播種・育苗を含めて、植付用に
用いる。無論、前面に用いることも出来るが、大量使用
のため、コスト的マイナス面が発生する。本発明品に、
従来のバーク堆肥又は養液栽培用の固定培地と兼用する
ことも出来る。栽培植物も野菜・花木と限定するもので
はなく、樹木のコンテナ栽培、屋上庭園用培土にも適す
る。更には、枝葉木の粉砕品(チップ)は発酵し高温に
なり、生のままでは緑化用に利用出来なかった。しか
し、本発明品は、枝葉木の粉砕品(チップ)と混ぜる
と、枝葉木チップの急激な発酵を抑える。よって、開発
地で発生したこれらのチップを、生のまま本発明品と混
ぜて、現地で利用出来る利点がある。その配合比は任意
に選べるが、好ましくは、本発明品100に対して、こ
れらのチップを5以上200以下が望ましい。 本発明による畜舎の敷料は林業より莫大な量が発生
し、オガコの如く、材料が不足することなく、廃棄物の
有効利用に役立つ。オガコと同じ要領で敷料として使用
出来オガコより長期間使用出来る。 平均粒子径200ミクロンメーター以下の微粉土は
砂利採石場等より出るプレス土や砕石場より出る砕石ダ
ストがあり、更には天然の粘土・シルトに、スギ・ヒノ
キ・ヒバ・ユーカリの樹皮及びヤシガラの粉砕品の中か
ら一種以上のものを加え、良く混合し、整地・転圧する
と雨や散水で土砂が流亡せず、土砂が飛散せず、スポー
ツ等で局部的に良く使用しても凹が出来難い。樹皮又は
ヤシガラの粉砕は細かい程望ましく、2cm以下50%
以上が好ましい。この粉砕品と微粉土の混合比は、使用
目的により任意に選べるが、粉砕品100にたいして、
微粉土20〜200が好ましい。公園・テニスコート・
運動場・球技場・道等に使用出来る。 [作用] 腐敗し難い樹皮として、スギ・ヒノキ・ヒバ・ユー
カリがあり、これらは何れも永年堆肥化せず、腐敗せ
ず、繊維状を保つ。そのために、法面に吹付けると、風
で飛ばず、雨で流亡せず、ラス張り等を不要にする。法
面のみならず、公園等の平坦地にも使用出来る。土砂の
流亡を防ぎ、雑草を抑え、現地土が粗悪土であっても、
本発明は少量で植栽可能な気相率・保水性・保肥性を有
し、そのまま表面に吹付けることにより、立派な芝生広
場にすることも出来る。 植物は根毛で酸素呼吸をしており、本発明品は気相
率が高く、極少量土壌で栽培出来る。 さらには、連作
障害、イヤ地現象を起こす原因となるフザリウム菌・ピ
シューム菌・線虫等の土壌病害虫を長年抑制する天然の
殺菌力・殺虫力があり、無〜省農薬栽培が出来、連作が
可能となる。 本発明品により、敷料は悪臭を抑え、スギ・ヒノキ
等の樹皮が有する殺菌力・殺虫力により牛の乳房炎が少
なく、ハエ等の衛生害虫の発生も少なく、大きなメリッ
トがある。その上、安価で、敷ワラ・オガコの如く腐ら
ないために、1回の使用期間が長いメッリトもある。 平均粒子径200ミクロンメーター以下の微粉土
は、砂利採石場等より出るプレス土や砕石場より出る砕
石ダストがあり、更には天然の粘土・シルトは泥濘化し
て全く用途の見つからないものであった。しかし、本発
明者は鋭意研究し、スギ・ヒノキ・ヒバ・ユーカリの樹
皮及びヤシガラの粉砕品の中から一種以上のものと組み
合わせることにより、全く予想し得ない効果を見出だし
た。即ち、本発明品は流亡し易いと思われる微粉土が全
く流れず、散水・降雨により付着力が高まり、流亡せ
ず、飛砂せず且つ、泥濘化しない特長を見出だした。次
に、実施例を示すが、これに限定されるものではない。
なお、部は容積で示す。 実施例1 スギ樹皮を機械的に綿状に機械で粉砕したもの100部
に、山土50部、発酵牛糞20部、化成肥料0.3部、
芝生種子0.2部、及び、水を7部加え、モルタルガン
で法面に約1cmの厚さに吹付施工する。 実施例2 スギ樹皮100部に木灰5部を加えて綿状に粉砕したも
のに、黒土10部、発酵鶏糞30部、芝生種子0.1
部、及び、水10部加え、モルタルガンで法面に約3c
mの厚さにに吹付施工する。 実施例3 ヒノキ樹皮100部に鹿沼土5部加え、綿状に粉砕した
ものに、山砂100部、発酵豚糞30部、ワイルドフラ
ワー種子0.01部、水10部を加え、ハイドロシーザ
ーで法面施工する。 実施例4 スギ樹皮100部に木灰10部を加え、綿状に粉砕し、
発酵牛糞30部、鹿沼土20部、芝生種子0.05部、
及び、水10部を加え、モルタルガンで岩盤に吹付施工
する。 実施例5 スギ樹皮70部、ユーカリ樹皮30部を綿状に粉砕し、
炭5部、山土100部、化成肥料0.5部、芝生種子
0.1部、及び、水10部を加え、ミニクリートで平坦
地に吹付施工する。 実施例6 スギ樹皮100部にを綿状に粉砕し、発酵牛糞20部、
山土50部、芝生種子0.3部及び、水7部を加え、モ
ルタルガンで平坦地に吹付け、芝生公園とする。 実施例7 スギ樹皮粉砕品100部に、枝葉木根粉砕品50部、山
土50部、化成肥料1部、芝種子0.2部、及び、水1
0部を加え、法面に吹付ける。 実施例8 スギ樹皮100部を綿状に粉砕し、石だらけの建設残土
で整地された上へ、約3cmの厚さに敷き均し、コウラ
イ張芝して、緩効性肥料を1m2当り100gを張芝の
上へ施肥して芝公園とする。 実施例9 スギ・ヒノキ混合樹皮100部を粉砕し、雑草の多い現
地土で整地された上へ、約0cmの厚さに敷き均し、そ
の上へ発酵牛糞を約1cm播き、洋芝を張芝する。 実施例10 スギ樹皮100部に、木灰10部、発酵豚糞20部を加
え粉砕し、ラブシートで隔離された中に厚さ20cmに
入れ、イチゴ・バラを栽培する。 実施例11 ヒノキ樹皮100部を粉砕し、炭5部、畑土20部、発
酵牛糞10部を加え、混合し、幅20部、深さ15cm
のトユの中に入れ、トマト・メロンを栽培する。 実施例12 スギ樹皮100部を粉砕し、栽培土壌300部に混合
し、ナスビ・トウガラシを植える。 実施例13 スギ樹皮100部を粉砕し、畑土100部を加え、深さ
10cmの栽培用枠に入れ、野菜をハウス内で栽培す
る。 実施例14 スギ樹皮100部を粉砕し、植え穴を堀り、埋め戻し土
に30%混合し、施肥し、トマトや花木を植える。 実施例15 スギ樹皮100部を粉砕し、育苗培土に5〜50%混合
し、育苗箱に入れ、育苗用培土とする。 施例16 ヒバ樹皮100部を綿状に粉砕し、イネ培土に5〜50
%混合し、育苗箱に入れ、育苗用培土とする。 実施例17 スギ樹皮100部を綿状に粉砕し、そ菜播種用培土に5
〜30%混合し、育苗箱に入れ、育苗用培土とする。 実施例18 スギ樹皮100部、木灰5部、及び、発酵牛糞10部を
粉砕し、約10cmに敷き均し、化成肥料を1m2当り
100g施肥し、芝生を張芝し、公園・ベランダ・屋上
庭園を作る。 実施例19 スギ・ヒノキ樹皮混合物100部に、鹿沼土10部を加
え粉砕し、一辺50cmのコンテナーに入れ、サクラを
植え、コンテナ植栽樹とする。 実施例20 スギ樹皮を粗く粉砕し、オガコの代わりに、豚舎・牛舎
の敷料にする。 実施例21 スギ樹皮を粉砕したもの100部に木材チップ又はオガ
コに5〜30%配合して、牛舎・豚舎の敷料にする。 実施例22 ヒバ樹皮粉砕品を犬の寝床材に使用する。 実施例23 スギ樹皮を綿状(1cm以下50%以上)に粉砕したも
の100部に、砕石ダスト(砕石場より発生するダスト
を乾式で捕集したもの:平均粒子径52ミクロンメータ
ー)100部を加え、良く混合し、厚さ3cmに敷き均
し、転圧して傾斜0.5%のテニスコーする。 実施例24 スギ・ヒノキ混合樹皮を細かく粉砕(2cm以下80
%)したもの100部に、平均粒子径25ミクロンメー
ターのプレス土(砂利採取場より発生したものを 湿式で捕取したもの)35部を加え、公園の広場とす
る。 対照−1(従来品) バーク堆肥50部・ピートモス20部・高分子樹脂1部
(接着剤)・化成肥料0.3部・芝生種子0.05部及
び水10部を加え、金網張りした法面に吹付ける。 対照−2(従来品) バーク堆肥100部に肥料を加え、ラブシートで隔離さ
れた中に厚さ40cmに入れ、イチゴを高設栽培する。 対照−3(従来品) オガコを豚舎・牛舎の敷料にする。 対照−4(従来品) 粘性土を敷き均し転圧して、厚さ10cmのテニスコー
トを作る。 4発明の効果 本発明は、以上説明したように構成されているので、次
に記載するような効果を奏する。 (1)法面緑化の性能 〔測定条件〕 法面の崩壊 50゜傾斜のラス張りなしの法面に吹付け、8ヶ月後、
法面の崩壊の程度を測定 富栄養化 施工8ケ月後、40mmの人口降雨をして、排水を採取
し、アオコの種を入れ、30℃±1℃で7日間培養して
アオコの発生度を測定 ± : アオコ発生極僅かに観察 + : アオコの発生を確認 +5: アオコ著しく発生 〔考察〕 本発明によるものは、法面の崩壊がなく、アオコの発生
がなく、富栄養化しないことを証明している。 (2)植栽土の性能 〔測定条件〕 生育性 草丈・葉色・幹太さ・根張りより総合的に判断した。 良:生育中 優:生育優良 発病率 肉眼観察により測定した。 〔考察〕本発明によるものは生育性に優れ、発病率が著
しく低く、優れた抗菌作用のあることを証明している。 (3)畜舎の敷料としての性能 〔測定方法〕畜舎に敷料して7日後、アンモニア検知管
により、アンモニア濃度を測定し、400cm2当りの
ハエのウジ虫数を測定した。 〔考察〕本発明によるものは、アンモニア臭がなく、ハ
エの発生が著しく少なく、天然の殺虫力のあることを証
明している。 (4)土表層土の性能 〔測定方法〕施工後6ヶ月経過した時点で、肉眼観察に
より、流亡性及び凹発生深さを測定した。 〔考 察〕本発明によるものは、明らかに土砂の流亡
が少なく、凹が発生していなかった。
て、スギ・ヒノキ・ヒバ及びユーカリの中から選択され
た1種以上の樹皮を綿状に粉砕し、法面緑化用基材、植
栽土、及び畜舎の敷料の新規利用方法に関する。 [従来の技術] 従来の法面緑化は、ピートモス・バーク堆肥を緑化
基本材に用いて、厚層吹付法により法面緑化されてい
た。ところが、ピートモス・バーク堆肥は堆肥化(腐
敗)し、糖類を生成し、河川湖沼を富栄養化した。堆肥
化が進行し、河川湖沼を富栄養化する上、永年、植栽土
壌としての性能を維持出来ず、法面が崩壊する欠点があ
った。そのピートモス・バーク堆肥は崩れ易く、ラス張
り、ネット張り、金網張りが必要で、多くは客土を必要
としていた。ピートモスは地下資源を掘り出すために、
バーク堆肥は発酵により酸素を消費し、炭酸ガスを発生
させ、更に客土は山肌を削る。このように従来技術は環
境を悪化させるマイナス要因を含んでいた。その上、高
いコストを必要とした。 従来の隔離された少量土壌栽培は、農作業の軽減等
のメリットはあったが、連作障害が起き易く、重い土の
取り替えと言う重労働を強いられ、大量の農薬を使用せ
ざるを得ない欠点があった。 従来の畜舎の敷料はワラであったが、イネ収穫が機
械化され、ワラの入手が困難になり、木材の製材工程で
発生するオガコが使用されていた。昨今、輸入材のオガ
コも入手困難になり、広葉樹である輸入材のオガコは腐
り易く、脱臭効果なく、悪臭が発生し、ハエが発生し易
く、又、殺菌力がないため牛の乳房炎等の発病が多く、
飼料中に大量の抗生物質の配合を余儀なくされる欠点が
あった。 平均粒子径200ミクロンメーター以下の微粉土
は、砂利採石場等より出るプレス土や砕石場より出る砕
石ダストがあり、更には、天然の粘土・シルトがこれに
当り、何れも、グランド・公園・広場には使用出来ない
素材であった。 [発明が解決しようとする課題]腐敗し難い繊維質土壌
は、多くの利点を有しながら、保肥性・保水性に欠ける
欠点があった。又、灰・鹿沼土の粉等、多孔性粉粒体等
の多くは用途がなく、産業廃棄物として処分されてい
た。とりわけ、下水等の汚泥・廃木材・製紙スラッヂ・
製紙クズ等、産業廃棄物の処分に困り、焼却、炭化処理
されたものの有用活用が見いだせていない。鹿沼土・軽
石・珪藻土・活性炭・炭等の資源も限りがあるため、付
加価値のある使用法が望まれ、とりわけ、規格外のもの
の有効利用が全く開発されていなかった。さらには、動
物・魚類・植物の焼却灰、及び、動物糞もまた有効利用
法が発明されていなかった。 [課題を解決するための手段] 本発明によるスギ・ヒノキ等の樹皮粉砕品による法
面緑化材は堆肥化せず、糖類を殆ど生成せず、河川湖沼
を富栄養化しない利点がある。又、不朽性繊維が、永年
絡み合うため流亡せず、ネット張り、ラス張り、金網張
りを必要としないため、危険な高所作業が不要になる。
さらには、本発明によるものは腐らないため、被覆力が
大きく、流亡しないため、法面への客土の必要がなく、
採土による山肌を削る必要がなく、さらには、これまで
不朽性のスギ・ヒノキ等の樹皮は用途がなく、石油で焼
却処分していたものを再資源化するため、環境保全に大
いに役立つものであり、低コストを可能ならしめる。
又、法面吹付の作業性を改善し、種子の発芽を助けるた
め、保水性・保肥性を高めるために、特に、シルト分の
多い土壌、木灰等、活性炭や炭の粉等、リサイクルが望
まれるものを加えることが出来る。さらには、鹿沼土・
軽石・珪藻土の粉は不用品のリサイクル利用になり、低
コストを計れる利点がある。この技術は法面に限らず、
平坦地の公園・広場・岩盤緑化にも応用出来る。スギ・
ヒノキ等不朽性樹皮の粉砕は、広葉樹に比べると困難で
あるが、少し吟味すればハンマー式、あるいは、ナイフ
式粉砕機で粉砕が出来、その粉砕度は用途により異な
る。即ち、法面等緑化用に用いるのは、見たところ綿状
のもので、繊維長は2cm以下がが好ましく、小さい程
良い。法面の保護も常識に反し小さい程、飛び難く、流
れ難く、保水性も大きく好ましい。播種用培土にも、小
さい程混ざり易い利点がある。しかし、畜舎の敷料にす
るものは小さくてもよいが、粉砕加工費の安い、5cm
以下50%の少し粗いものが有利である。法面施工に於
いて、従来のバーク堆肥・ピートモスとを配合して使用
することも出来る。天然土壌はシルト・粘土分の多い粘
性土が好ましく、その配合量は、特に制限はないが、5
%以上70%以下が好ましい。灰は環境保全の点から、
塩素を含まない安全な木材系の焼却灰が好ましい。その
添加量は用途により異なるが、0.5〜20%が好まし
い。本発明によるものは、通常の法面ならばラス張り等
が不要であるが、垂直に近い岩盤吹付等は、必要により
ラス張り・金網張りをして吹付施工することも出来る。
請求項(2)のものを、好ましくは0.5〜20cmの
厚さに敷き均し、その上に張芝する。これまで張芝の下
地は真砂土を客土していた。本発明では、真砂土を客土
する必要なく、現地発生土、又は、建設残土のような石
コロだらけの粗悪土でも、張芝の下地に再利用出来る。
無論、これら粗悪土を土壌改良して排水性を改良するこ
となどは妨げないし、本発明品に請求項(4)のものを
加えたり、兼用したりすることは自由に出来好ましいこ
とである。この発明の方法は、雑草を抑え、根張りの良
い、ハゲ難く、クッション性の良いアメニティを生み出
す。 温室等の施設栽培が普及し、隔離された少量土壌栽
培が重要視されてきた。この土壌に本発明品を使用する
と、土壌細菌・線虫等の土壌害虫が抑制され、連作障害
が起き難い利点があり、無〜省農薬栽培が可能になり、
気相率が高く、更に、少量化が計れる利点がある。これ
らの中に通常使用されている堆肥・土等を混合すること
も出来る。隔離された少量土壌栽培とは、養液栽培のよ
うに、トユ状のもの、マス状のもの、ビニールシートで
囲われたもの等のように、物理的に所定の面積に隔離さ
れたものの外、更に広く、植え穴、あるいは、植え付け
部を起耕し、その限られた部分に、本発明品をそのま
ま、あるいは、混合して播種・育苗を含めて、植付用に
用いる。無論、前面に用いることも出来るが、大量使用
のため、コスト的マイナス面が発生する。本発明品に、
従来のバーク堆肥又は養液栽培用の固定培地と兼用する
ことも出来る。栽培植物も野菜・花木と限定するもので
はなく、樹木のコンテナ栽培、屋上庭園用培土にも適す
る。更には、枝葉木の粉砕品(チップ)は発酵し高温に
なり、生のままでは緑化用に利用出来なかった。しか
し、本発明品は、枝葉木の粉砕品(チップ)と混ぜる
と、枝葉木チップの急激な発酵を抑える。よって、開発
地で発生したこれらのチップを、生のまま本発明品と混
ぜて、現地で利用出来る利点がある。その配合比は任意
に選べるが、好ましくは、本発明品100に対して、こ
れらのチップを5以上200以下が望ましい。 本発明による畜舎の敷料は林業より莫大な量が発生
し、オガコの如く、材料が不足することなく、廃棄物の
有効利用に役立つ。オガコと同じ要領で敷料として使用
出来オガコより長期間使用出来る。 平均粒子径200ミクロンメーター以下の微粉土は
砂利採石場等より出るプレス土や砕石場より出る砕石ダ
ストがあり、更には天然の粘土・シルトに、スギ・ヒノ
キ・ヒバ・ユーカリの樹皮及びヤシガラの粉砕品の中か
ら一種以上のものを加え、良く混合し、整地・転圧する
と雨や散水で土砂が流亡せず、土砂が飛散せず、スポー
ツ等で局部的に良く使用しても凹が出来難い。樹皮又は
ヤシガラの粉砕は細かい程望ましく、2cm以下50%
以上が好ましい。この粉砕品と微粉土の混合比は、使用
目的により任意に選べるが、粉砕品100にたいして、
微粉土20〜200が好ましい。公園・テニスコート・
運動場・球技場・道等に使用出来る。 [作用] 腐敗し難い樹皮として、スギ・ヒノキ・ヒバ・ユー
カリがあり、これらは何れも永年堆肥化せず、腐敗せ
ず、繊維状を保つ。そのために、法面に吹付けると、風
で飛ばず、雨で流亡せず、ラス張り等を不要にする。法
面のみならず、公園等の平坦地にも使用出来る。土砂の
流亡を防ぎ、雑草を抑え、現地土が粗悪土であっても、
本発明は少量で植栽可能な気相率・保水性・保肥性を有
し、そのまま表面に吹付けることにより、立派な芝生広
場にすることも出来る。 植物は根毛で酸素呼吸をしており、本発明品は気相
率が高く、極少量土壌で栽培出来る。 さらには、連作
障害、イヤ地現象を起こす原因となるフザリウム菌・ピ
シューム菌・線虫等の土壌病害虫を長年抑制する天然の
殺菌力・殺虫力があり、無〜省農薬栽培が出来、連作が
可能となる。 本発明品により、敷料は悪臭を抑え、スギ・ヒノキ
等の樹皮が有する殺菌力・殺虫力により牛の乳房炎が少
なく、ハエ等の衛生害虫の発生も少なく、大きなメリッ
トがある。その上、安価で、敷ワラ・オガコの如く腐ら
ないために、1回の使用期間が長いメッリトもある。 平均粒子径200ミクロンメーター以下の微粉土
は、砂利採石場等より出るプレス土や砕石場より出る砕
石ダストがあり、更には天然の粘土・シルトは泥濘化し
て全く用途の見つからないものであった。しかし、本発
明者は鋭意研究し、スギ・ヒノキ・ヒバ・ユーカリの樹
皮及びヤシガラの粉砕品の中から一種以上のものと組み
合わせることにより、全く予想し得ない効果を見出だし
た。即ち、本発明品は流亡し易いと思われる微粉土が全
く流れず、散水・降雨により付着力が高まり、流亡せ
ず、飛砂せず且つ、泥濘化しない特長を見出だした。次
に、実施例を示すが、これに限定されるものではない。
なお、部は容積で示す。 実施例1 スギ樹皮を機械的に綿状に機械で粉砕したもの100部
に、山土50部、発酵牛糞20部、化成肥料0.3部、
芝生種子0.2部、及び、水を7部加え、モルタルガン
で法面に約1cmの厚さに吹付施工する。 実施例2 スギ樹皮100部に木灰5部を加えて綿状に粉砕したも
のに、黒土10部、発酵鶏糞30部、芝生種子0.1
部、及び、水10部加え、モルタルガンで法面に約3c
mの厚さにに吹付施工する。 実施例3 ヒノキ樹皮100部に鹿沼土5部加え、綿状に粉砕した
ものに、山砂100部、発酵豚糞30部、ワイルドフラ
ワー種子0.01部、水10部を加え、ハイドロシーザ
ーで法面施工する。 実施例4 スギ樹皮100部に木灰10部を加え、綿状に粉砕し、
発酵牛糞30部、鹿沼土20部、芝生種子0.05部、
及び、水10部を加え、モルタルガンで岩盤に吹付施工
する。 実施例5 スギ樹皮70部、ユーカリ樹皮30部を綿状に粉砕し、
炭5部、山土100部、化成肥料0.5部、芝生種子
0.1部、及び、水10部を加え、ミニクリートで平坦
地に吹付施工する。 実施例6 スギ樹皮100部にを綿状に粉砕し、発酵牛糞20部、
山土50部、芝生種子0.3部及び、水7部を加え、モ
ルタルガンで平坦地に吹付け、芝生公園とする。 実施例7 スギ樹皮粉砕品100部に、枝葉木根粉砕品50部、山
土50部、化成肥料1部、芝種子0.2部、及び、水1
0部を加え、法面に吹付ける。 実施例8 スギ樹皮100部を綿状に粉砕し、石だらけの建設残土
で整地された上へ、約3cmの厚さに敷き均し、コウラ
イ張芝して、緩効性肥料を1m2当り100gを張芝の
上へ施肥して芝公園とする。 実施例9 スギ・ヒノキ混合樹皮100部を粉砕し、雑草の多い現
地土で整地された上へ、約0cmの厚さに敷き均し、そ
の上へ発酵牛糞を約1cm播き、洋芝を張芝する。 実施例10 スギ樹皮100部に、木灰10部、発酵豚糞20部を加
え粉砕し、ラブシートで隔離された中に厚さ20cmに
入れ、イチゴ・バラを栽培する。 実施例11 ヒノキ樹皮100部を粉砕し、炭5部、畑土20部、発
酵牛糞10部を加え、混合し、幅20部、深さ15cm
のトユの中に入れ、トマト・メロンを栽培する。 実施例12 スギ樹皮100部を粉砕し、栽培土壌300部に混合
し、ナスビ・トウガラシを植える。 実施例13 スギ樹皮100部を粉砕し、畑土100部を加え、深さ
10cmの栽培用枠に入れ、野菜をハウス内で栽培す
る。 実施例14 スギ樹皮100部を粉砕し、植え穴を堀り、埋め戻し土
に30%混合し、施肥し、トマトや花木を植える。 実施例15 スギ樹皮100部を粉砕し、育苗培土に5〜50%混合
し、育苗箱に入れ、育苗用培土とする。 施例16 ヒバ樹皮100部を綿状に粉砕し、イネ培土に5〜50
%混合し、育苗箱に入れ、育苗用培土とする。 実施例17 スギ樹皮100部を綿状に粉砕し、そ菜播種用培土に5
〜30%混合し、育苗箱に入れ、育苗用培土とする。 実施例18 スギ樹皮100部、木灰5部、及び、発酵牛糞10部を
粉砕し、約10cmに敷き均し、化成肥料を1m2当り
100g施肥し、芝生を張芝し、公園・ベランダ・屋上
庭園を作る。 実施例19 スギ・ヒノキ樹皮混合物100部に、鹿沼土10部を加
え粉砕し、一辺50cmのコンテナーに入れ、サクラを
植え、コンテナ植栽樹とする。 実施例20 スギ樹皮を粗く粉砕し、オガコの代わりに、豚舎・牛舎
の敷料にする。 実施例21 スギ樹皮を粉砕したもの100部に木材チップ又はオガ
コに5〜30%配合して、牛舎・豚舎の敷料にする。 実施例22 ヒバ樹皮粉砕品を犬の寝床材に使用する。 実施例23 スギ樹皮を綿状(1cm以下50%以上)に粉砕したも
の100部に、砕石ダスト(砕石場より発生するダスト
を乾式で捕集したもの:平均粒子径52ミクロンメータ
ー)100部を加え、良く混合し、厚さ3cmに敷き均
し、転圧して傾斜0.5%のテニスコーする。 実施例24 スギ・ヒノキ混合樹皮を細かく粉砕(2cm以下80
%)したもの100部に、平均粒子径25ミクロンメー
ターのプレス土(砂利採取場より発生したものを 湿式で捕取したもの)35部を加え、公園の広場とす
る。 対照−1(従来品) バーク堆肥50部・ピートモス20部・高分子樹脂1部
(接着剤)・化成肥料0.3部・芝生種子0.05部及
び水10部を加え、金網張りした法面に吹付ける。 対照−2(従来品) バーク堆肥100部に肥料を加え、ラブシートで隔離さ
れた中に厚さ40cmに入れ、イチゴを高設栽培する。 対照−3(従来品) オガコを豚舎・牛舎の敷料にする。 対照−4(従来品) 粘性土を敷き均し転圧して、厚さ10cmのテニスコー
トを作る。 4発明の効果 本発明は、以上説明したように構成されているので、次
に記載するような効果を奏する。 (1)法面緑化の性能 〔測定条件〕 法面の崩壊 50゜傾斜のラス張りなしの法面に吹付け、8ヶ月後、
法面の崩壊の程度を測定 富栄養化 施工8ケ月後、40mmの人口降雨をして、排水を採取
し、アオコの種を入れ、30℃±1℃で7日間培養して
アオコの発生度を測定 ± : アオコ発生極僅かに観察 + : アオコの発生を確認 +5: アオコ著しく発生 〔考察〕 本発明によるものは、法面の崩壊がなく、アオコの発生
がなく、富栄養化しないことを証明している。 (2)植栽土の性能 〔測定条件〕 生育性 草丈・葉色・幹太さ・根張りより総合的に判断した。 良:生育中 優:生育優良 発病率 肉眼観察により測定した。 〔考察〕本発明によるものは生育性に優れ、発病率が著
しく低く、優れた抗菌作用のあることを証明している。 (3)畜舎の敷料としての性能 〔測定方法〕畜舎に敷料して7日後、アンモニア検知管
により、アンモニア濃度を測定し、400cm2当りの
ハエのウジ虫数を測定した。 〔考察〕本発明によるものは、アンモニア臭がなく、ハ
エの発生が著しく少なく、天然の殺虫力のあることを証
明している。 (4)土表層土の性能 〔測定方法〕施工後6ヶ月経過した時点で、肉眼観察に
より、流亡性及び凹発生深さを測定した。 〔考 察〕本発明によるものは、明らかに土砂の流亡
が少なく、凹が発生していなかった。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】 【提出日】平成11年11月17日(1999.11.
17) 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】特許請求の範囲 【補正方法】変更 【補正内容】 【特許請求の範囲】 【請求項1】腐敗し難い樹皮を機械的に粉砕し、発酵さ
せず、緑化用基材とすることを特徴とする基材の製造方
法及び施工方法 【請求項2】腐敗し難い樹皮として、スギ・ヒノキ・ヒ
バ及びユーカリの中から選択された、1種以上よりなる 【請求項1】記載のもの 【請求項3】施工場面として法面、平坦地、岩盤に吹き
付け施工するか、又は、散布することよりなる 【請求項1】記載のもの 【請求項4】 【請求項2】のものに、天然土壌、灰、炭・鹿沼土、軽
石、珪藻土及び動物糞の1種以上を混合して吹き付けす
ることよりなる 【請求項1】記載のもの 【請求項5】 【請求項2】のものを用い、ネット張り、ラス張り、金
あみ張り及び客土をしないことを特徴とする法面吹き付
けよりなる 【請求項1】記載のもの 【請求項6】 【請求項2】のものを敷き均し、その上に張り芝するこ
とを特徴とする 【請求項1】記載のもの 【請求項7】 【請求項1】のものを隔離された内に入れ、花き・野菜
・樹木を栽培することを特徴とする植栽培土 【請求項8】 【請求項1】のものを、イネ育苗箱用培土、野菜、花き
の播種用培土に混合することを特徴とする播種用培土 【請求項9】腐敗し難い樹皮粉砕品に、未発酵の枝葉木
根粉砕品を加えて緑化用資材とすることを特徴とする 【請求項1】記載のもの 【請求項10】 【請求項1】のものを土壌に混合して花き・野菜・樹木
を栽培することを特徴とする植栽培土 【請求項11】 【請求項1】のものを畜舎の敷料(敷ワラ)にすること
を特徴とする家畜・小動物の寝床材 【請求項12】木材チップ・オガコに 【請求項2】のものを混ぜることを特徴とする家畜・小
動物の寝床材 【請求項13】スギ・ヒノキ・ヒバ・ユーカリの樹皮及
びヤシガラの粉砕品の中から、一種以上のものと、平均
粒子径200ミクロンメーター以下の微粉土を混合する
ことよりなる表層土の製造方法及び施工方法
【手続補正書】 【提出日】平成11年11月17日(1999.11.
17) 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】特許請求の範囲 【補正方法】変更 【補正内容】 【特許請求の範囲】 【請求項1】腐敗し難い樹皮を機械的に粉砕し、発酵さ
せず、緑化用基材とすることを特徴とする基材の製造方
法及び施工方法 【請求項2】腐敗し難い樹皮として、スギ・ヒノキ・ヒ
バ及びユーカリの中から選択された、1種以上よりなる 【請求項1】記載のもの 【請求項3】施工場面として法面、平坦地、岩盤に吹き
付け施工するか、又は、散布することよりなる 【請求項1】記載のもの 【請求項4】 【請求項2】のものに、天然土壌、灰、炭・鹿沼土、軽
石、珪藻土及び動物糞の1種以上を混合して吹き付けす
ることよりなる 【請求項1】記載のもの 【請求項5】 【請求項2】のものを用い、ネット張り、ラス張り、金
あみ張り及び客土をしないことを特徴とする法面吹き付
けよりなる 【請求項1】記載のもの 【請求項6】 【請求項2】のものを敷き均し、その上に張り芝するこ
とを特徴とする 【請求項1】記載のもの 【請求項7】 【請求項1】のものを隔離された内に入れ、花き・野菜
・樹木を栽培することを特徴とする植栽培土 【請求項8】 【請求項1】のものを、イネ育苗箱用培土、野菜、花き
の播種用培土に混合することを特徴とする播種用培土 【請求項9】腐敗し難い樹皮粉砕品に、未発酵の枝葉木
根粉砕品を加えて緑化用資材とすることを特徴とする 【請求項1】記載のもの 【請求項10】 【請求項1】のものを土壌に混合して花き・野菜・樹木
を栽培することを特徴とする植栽培土 【請求項11】 【請求項1】のものを畜舎の敷料(敷ワラ)にすること
を特徴とする家畜・小動物の寝床材 【請求項12】木材チップ・オガコに 【請求項2】のものを混ぜることを特徴とする家畜・小
動物の寝床材 【請求項13】スギ・ヒノキ・ヒバ・ユーカリの樹皮及
びヤシガラの粉砕品の中から、一種以上のものと、平均
粒子径200ミクロンメーター以下の微粉土を混合する
ことよりなる表層土の製造方法及び施工方法
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)腐敗し難い樹皮を機械的に粉砕し、発酵させず、
緑化用基材とすることを特徴とする基材の製造方法及び
施工方法 (2) 腐敗し難い樹皮として、スギ・ヒノキ・ヒバ及
びユーカリの中から選択された、1種以上よりなる請求
項(1)記載のもの (3)施工場面として法面、平坦地、岩盤に吹き付け施
工するか、又は、散布することよりなる請求項(1)記
載のもの (4)請求項(2)のものに、天然土壌、灰、炭・鹿沼
土、軽石、珪藻土及び動物糞の1種以上を混合して吹き
付けすることよりなる請求項(1)記載のもの (5)請求項(2)のものを用い、ネット張り、ラス張
り、金あみ張り及び客土をしないことを特徴とする法面
吹き付けよりなる請求項(1)記載のもの (6)請求項(2)のものを、敷き均し、その上に張り
芝することを特徴とする請求項(1)記載のもの (7)請求項(1)のものを隔離された内に入れ、花き
・野菜・樹木を栽培することを特徴とする植栽培土 (8)請求項(1)のものを、イネ育苗箱用培土、野
菜、花きの播種用培土に混合することを特徴とする播種
用培土 (9)腐敗し難い樹皮粉砕品に、未発酵の枝葉木根粉砕
品を加えて緑化用資材とすることを特徴とする請求項
(1)記載のもの (10)請求項(1)のものを土壌に混合して花き・野
菜・樹木を栽培することを特徴とする植栽培土 (11)請求項(1)のものを畜舎の敷料(敷ワラ)に
することを特徴とする家畜・小動物の寝床材 (12)木材チップ・オガコに請求項(2)のものを混
ぜることを特徴とする家畜・小動物の寝床材 (13)スギ・ヒノキ・ヒバ・ユーカリの樹皮及びヤシ
ガラの粉砕品の中から、一種以上のものと、平均粒子径
200ミクロンメーター以下の微粉土を混合することよ
りなる表層土の製造方法及び施工方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30002599A JP2001078563A (ja) | 1999-09-13 | 1999-09-13 | 不朽性樹皮の新規利用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30002599A JP2001078563A (ja) | 1999-09-13 | 1999-09-13 | 不朽性樹皮の新規利用方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001078563A true JP2001078563A (ja) | 2001-03-27 |
Family
ID=17879811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30002599A Pending JP2001078563A (ja) | 1999-09-13 | 1999-09-13 | 不朽性樹皮の新規利用方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001078563A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006002149A (ja) * | 2004-04-24 | 2006-01-05 | Obayashi Kankyo Gijutsu Kenkyusho:Kk | 無機・有機材の劣化防止材及び/又は施工方法。 |
JP2007176766A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Shinso Green:Kk | 芝生育成肥料及び芝生の育成方法 |
JP2014148617A (ja) * | 2013-02-01 | 2014-08-21 | Nippo Corp | 土壌改質材 |
CN116034851A (zh) * | 2023-02-16 | 2023-05-02 | 四川农业大学 | 未经腐熟竹渣在花卉育苗中部分替代泥炭的应用 |
-
1999
- 1999-09-13 JP JP30002599A patent/JP2001078563A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006002149A (ja) * | 2004-04-24 | 2006-01-05 | Obayashi Kankyo Gijutsu Kenkyusho:Kk | 無機・有機材の劣化防止材及び/又は施工方法。 |
JP2007176766A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Shinso Green:Kk | 芝生育成肥料及び芝生の育成方法 |
JP2014148617A (ja) * | 2013-02-01 | 2014-08-21 | Nippo Corp | 土壌改質材 |
CN116034851A (zh) * | 2023-02-16 | 2023-05-02 | 四川农业大学 | 未经腐熟竹渣在花卉育苗中部分替代泥炭的应用 |
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