JPH0251593A - 芳香性樹脂組成物 - Google Patents

芳香性樹脂組成物

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JPH0251593A
JPH0251593A JP20287588A JP20287588A JPH0251593A JP H0251593 A JPH0251593 A JP H0251593A JP 20287588 A JP20287588 A JP 20287588A JP 20287588 A JP20287588 A JP 20287588A JP H0251593 A JPH0251593 A JP H0251593A
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JP
Japan
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fragrance
vinyl acetate
perfume
resin composition
saturated hydrocarbon
Prior art date
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Pending
Application number
JP20287588A
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English (en)
Inventor
Saburo Kanbara
神原 三郎
Hiroshi Kato
弘 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
T Hasegawa Co Ltd
Original Assignee
T Hasegawa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、新規な樹脂組成物に関する。さらに詳しくは
多量の各種香料を含有でき、かつ香気の持続性に優れた
新規な樹脂組成物に関する。
[従来の技術] 従来、最も多く用いられている徐放性香料組成物として
は、寒天、カラギーナン、ゼラチン等の水溶性ゲルを加
熱溶解させた後、香料を含む界面活性剤や、メタノール
、エタノール、イソプロパツール等を分散補助剤として
添加分散せしめ、その後冷却固化して製造したゲル芳香
剤がある。
しかし、このようなゲル芳香剤は付番車が一般に10%
前後と低いため、通常芳香剤として要求される長期間の
芳香持続性を満足するためには、大型製品とする必要が
あった。また、水分の蒸発により容積が次第に減少し、
ゲル表面が硬化するため香料の有効輝散率が小さい、即
ち平均で添加香料の35%前後である。さらに製造時加
熱工程を含むため、加熱の影響を受け、香りのバランス
がくずれると共に変質等を起こしやすい等の欠点があっ
た。
これらの欠点を解決するため、合成樹脂に香料を付番せ
しめて芳香剤を製造するという提案も数多くなされてい
る。しかし−最に、香料と合成樹脂との間には相溶性が
なく、香料が樹脂の表面に浸出して急速に効果を失う、
香料が樹脂内部に密封されて表面に拡散しない等の欠点
を有し、芳香剤としては不十分なものであった。
例えばポリエチレン、ポリプロピレン等の鎖状炭化水素
系の熱可塑性樹脂ではガス透過性が劣っており、ポリス
チレン系、ポリ酢酸ビニル系樹脂ではガス透過性が過多
であり、いずれも芳香剤の基材としては適していない。
これらの合成樹脂系芳香剤の欠点を解決しようとして各
種の提案がなされている。例えば、親水性アクリレート
または親水性メタアクリレートの親水性重合体に芳香性
物質を担持させた芳香剤(特公昭49−4946号)、
ポリエチレンまたはポリエチレン共重合体の塩素化合物
を用いた芳香剤(特公昭50−29015号)、合成樹
脂にアミン化合物からなる界面活性剤を浸透助剤として
用いた芳香剤(特公昭53−1299号)、低分子量の
ポリオレフィン樹脂に香料を混合溶融し、このベレット
を高分子量のポリオレフィン樹脂に混入した芳香剤(特
公昭54−37974号)、エチレンと酢酸ビニルの共
重合体、エチレンと各種アクリル酸エステルの共重合体
等に香料を混合した芳香剤(特開昭53−98352号
)、または含浸吸収せしめた芳香剤(特開昭56−12
1560号)、エチレンと酢酸ビニルの共重合体に安息
香酸ベンジル等を含有せしめた芳香剤(特公昭63−6
099号)等である。
しかしこれらの芳香剤は、特別にこの目的のために合成
樹脂を作らねばならなかったり、香料の種類や含有量が
制限されたり、また香料の含浸時に比較的高温が必要で
あったりするため、芳香剤としての十分な商品価値を発
揮できるものではなかった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、前記課題を解決し、各種香料を多量に含有す
ることができ、香気の持続性に優れ、かつバランスのと
れた香気を長期間発散できる芳香性樹脂組成物を提供す
る。
[yA題を解決するための手段] 本発明は、香料50〜90重量%と飽和炭化水素10〜
50重量%とからなる混合物5〜60重量%と、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体40〜95重量%とからなる芳
香性樹脂組成物である。
本発明に用いる飽和炭化水素は、初期沸点が150℃以
上で最終沸点が300℃以下のパラフィンまたはインパ
ラフィンである。沸点が上記下限より小さいと引火点が
低く危険で好ましくなく、上記上限より大きいと粘度が
高く、香料が含浸しにくくなり好ましくない。
本発明に用いるエチレン−酢酸ビニル共重合体は、酢酸
ビニルを5〜35重量%含有する共重合体であり、好ま
しくは15〜33重量%含有する共重合体である。酢酸
ビニル含有量が上記下限より少ないと含浸が困碓となり
、上記上限より多いと含浸の際共重合体が軟化するため
好ましくない。
本発明で用いる香料は、−合成香料、天然香料あるいは
それらを混合した調合香料等の各種の香料であり、その
適用できる香料にrt11限を受けるものではない。
本発明の樹脂組成物は、まず50〜90重量%の香料と
10〜50重量%の飽和炭化水素、好ましくは60〜8
0重量%の香料と20〜40重量%の飽和炭化水素とを
混合し、ついで該混合物をエチレン−酢酸ビニル共重合
体に全体の5〜60重量%含浸せしめることによって得
られる。
本発明において、香料と飽和炭化水素との混合比が上記
範囲より小さいと香料がバランスよく含浸しにくくなり
、上記範囲を超えると芳香性樹脂組成物中における香料
の含有量を増すことができず、バランスのとれた持続性
のある香気を長時間に互って発散することができない。
香料と飽和炭化水素との混合は、必要lを混ぜ合わせ、
撹拌することにより行うことができる。
エチレン−酢酸ビニル共重合体は、ペレッI・状で用い
ることが好ましく、その粒径は]、0mm以下、好まし
くは2〜6mmである。
香料と飽和炭化水素との混合物のエチレン−酢酸ビニル
共重合体への含浸は、!O〜50℃程度の温度で実施す
ることができ、好ましくは15〜30℃である。上記範
囲を超えた温度では、香料の分解、変質等が生じ易く、
バランスのとれた香気を得ることが雅しくなる。上記範
囲よりも低い温度では、含浸時間がいたずらに延びるた
め好ましいものではない、撹拌含浸時間は、香料の種類
、含浸温度により異なるが、10分〜6時間その多くは
20分〜3時間でよい。撹拌含浸は、回転式エババレー
ター、回転式混合機等を用いることができる。
以下本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
各例中、部および%はとくにことわりのない限りそれぞ
れ重量部および重量%を示す。
以下の各実施例における含浸量試験の方法は下記のとお
りである。
東洋曹達工業(株)製エチレン酢酸ビニル共重合体(商
品名二ボフレックス750、酢酸ビニル含JE32%)
の一定重量をそれぞれの香料と飽和炭化水素の混合液に
浸漬し7.20時間後の共重合体に含浸された香料の含
浸量を調べた。香料の含浸量は共重合体1重量部に対す
る重量部として示す。
実施例I Perfume MIS−1109(長谷用香料(株)
製フローラルムスキーWQ調合香料、アルコール類、フ
ェノール類を約30%、アルデヒド類、ケトン類を約2
0%、結晶性香料類を約8%、天然精油を約15%含有
)             80部イソパラフィン(
沸点160〜21.0℃)20部 の組成物を調整した。
50gの上記組成物および5gのベレッI・状のニボフ
レックス750分ビーカーに入れ、20°Cで約20時
間放置し、組成物をニボフレックス750に含浸させた
。含浸終了後、濾過によりニボフレックス750を分別
し、その重量を測定しなところ15.5gであった。
実施例2 Perfume MIS−2003(長谷用香料(株)
製ローズブーケ調調合香料、アルコール類を約71%含
有)70部 ノルマルデカン          30部からなる組
成物50gを実施例1と同様の方法により、ニボフレッ
クス750へ含浸させその含浸量を調べた。
実施例3 Flavor MIS−3411(長谷用香料(株)製
コーヒーフレーバー、天然抽出物を約50%含有)70
部イソパラフィン(沸点160〜210”C)30部 からなる組成物50gを実施例1と同様の方法により、
ニボフレックス750へ含浸させその含浸量3調べた。
比較例1 50gのPerfume MIS1109を実施例1と
同様の方法により、ニボフレックス750へ含浸させそ
の含浸i分調べた。
比較例2 50gのPe+(ume Mis−2003を実施例1
と同様の方法により、ニボフレックス750へ含浸させ
その含浸量を調べな。
比較例3 50gのFlavor MIS−3411を実施例1と
同様の方法により、ニボフレックス750へ含浸させそ
の含浸量を調べた。
比較例4 50gのイソパラフィン(沸点160〜210℃)を実
施例1と同様の方法により、ニボフレックス750へ含
浸させその含浸量を調べた。
比較例5 50gのノルマルデカン実施例1と同様の方法により、
ニボフレックス750へ含浸させその含浸量を調べた。
実施例1〜3、比較例1〜5の含浸試験結果を第1表に
まとめて示す。
第1表 試料名     含浸量 実施例1    2.10 実施例2    1.91 実施例3    1.20 比較例1    0.45 比較例2    0.30 比較例3    0.29 比較例4    0.31 比較例5    0.41 実施例4 Perfume Hls−110980部イソパラフィ
ン(沸点160〜210℃)20部 からなる組成物を40部、および60部のニボフレック
ス750を回転式混合機に入れ、20℃で2時間混合撹
拌して芳香性樹脂組成物を得た。
本樹脂組成物はイソパラフィンを添加していない樹脂組
成物と比較して香気の持続性に優れ、バランスのとれた
香気を長時間発散することができた。
実施例5 Pe+(ume MIS−200370部ノルマルデカ
ン           30部からなる組成物を30
部、および70部のニボフレックス750を実施例4と
同様の方法で混合して芳香性樹脂組成物を得た。
本樹脂組成物はイソパラフィンを添加していない樹脂組
成物と比較して香気の持続性に優れ、バランスのとれた
香気を長時間発散することができた。
実施例6 Perfume Mis−341170部イソパラフィ
ン(沸点160〜210℃)30部 からなる組成物を20部、および80部のニボフレック
ス750を実施例4と同様の方法で混合して芳香性樹脂
組成物を得た。
本樹脂組成物はイソパラフィンを添加していない樹脂組
成物と比較して香気の持続性に優れ、バランスのとれた
香気を長時間発散することができた。
[発明の効果] 本発明によれば、特定配合比の香料と飽和炭化水素の混
合物をエチレン−酢酸ビニル共重合体に含浸せしめるこ
とにより、香料の含有量を大幅に増加した樹脂組成物の
提供を可能ならしめるという効果を奏する。
本発明によれば、従来含有量を増加することが困難であ
ったアルコール類等の極性香料の含有量を大幅に増加し
た樹脂組成物が提供できる。
本発明によれば、香料の含有量増加により香気の持続性
を大幅に向上した樹脂組成物が提供で°きる。
さらに本発明によれば、極性香料の含有量を大幅に増加
できたことにより、バランスのとれた香気を長時間発散
できる樹脂組成物が提供できる。
本発明によればさらに、低い含浸温度で香料を含浸せし
めることができるから、熱による香料の分解、変質を生
ぜず、このため調合香料に対応した香気を発散する樹脂
組成物を提供できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 香料50〜90重量%と飽和炭化水素10〜50重量%
    とからなる混合物5〜60重量%と、エチレン−酢酸ビ
    ニル共重合体40〜95重量%とからなる芳香性樹脂組
    成物。
JP20287588A 1988-08-15 1988-08-15 芳香性樹脂組成物 Pending JPH0251593A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10238253B2 (en) 2012-08-08 2019-03-26 Bissell Homecare, Inc. Solid fragrance carrier and method of use in a vacuum cleaner

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6315875A (ja) * 1986-07-08 1988-01-22 Soda Koryo Kk 香料揮散性成型物

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