JPH0251531A - 水溶性自己硬化型ポリマー及びその硬化物 - Google Patents

水溶性自己硬化型ポリマー及びその硬化物

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JPH0251531A
JPH0251531A JP20012088A JP20012088A JPH0251531A JP H0251531 A JPH0251531 A JP H0251531A JP 20012088 A JP20012088 A JP 20012088A JP 20012088 A JP20012088 A JP 20012088A JP H0251531 A JPH0251531 A JP H0251531A
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JP
Japan
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water
polymer
soluble
maleic anhydride
vinyl acetate
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Application number
JP20012088A
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English (en)
Inventor
Yasuyoshi Koinuma
康美 鯉沼
Toshiaki Takaoka
利明 高岡
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NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、水溶性自己硬化型ポリマー及びその硬化物に
関する。
〈従来の技術〉 従来、ポリ酢酸ビニルは、エマルジョン或いは有機溶剤
に溶解した状態で、接着剤又は糊剤として広く利用され
ている。しかしながら、ポリ酢酸ビニルは軟化温度が低
いため、加熱条件下において強度が著しく低下し、流動
してしまうという欠点がある。又、有機溶剤に溶解した
状態では、流動性には優れているものの有機溶剤を使用
するため、作業の際の環境条件に問題が生じ、且つポリ
マー自身の耐溶剤性が低いという欠点もある。
一方、ポリ酢酸ビニルのケン化物であるポリビニルアル
コール又は酢酸ビニルと無水マレイン酸とのコポリマー
の加水分解物等が水溶性として知られている。しかしこ
れらのポリマーは、加熱乾燥等の処理を行っても、耐水
性、耐溶剤性を付与することができないという欠点があ
る。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、水溶性であり、加熱処理することによ
り自己硬化し、且つ耐熱性、耐溶剤性に優れた水溶性自
己硬化型ポリマーを提供することにある。
本発明の別の目的は、耐溶剤性及び耐熱性に優れ、接着
剤、コーテイング材、繊維処理剤、化粧品等の分野に利
用可能な硬化物を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 本発明によれば、酢酸ビニルと無水マレイン酸とを主成
分として得られるコポリマーに、少なくとも1個のアミ
ノ基及び/又はN−置換アミノ基とアルコール性水酸基
とを有するアルコールアミンを反応させて得られる水溶
性自己硬化型ポリマーが提供される。
また本発明によれば、前記水溶性自己硬化型ポリマーを
、50〜200 ’Cで加熱処理してなる硬化物が提供
される。
以下本発明について更に詳細に説明する。
本発明の水溶性自己硬化型ポリマーは、特定のコポリマ
ーに、特定のアルコールアミンを反応させることにより
得られる。
本発明に用いる前記コポリマーは、酢酸ビニルと無水マ
レイン酸とを主成分とし、好ましくは平均分子量5千〜
15万のコポリマーを用いる。前記酢酸ビニルと無水マ
レイン酸との含有割合は。
酢酸ビニル90〜40モル%、無水マレイン酸10〜6
0モル%の範囲であることが好ましい。
前記酢酸ビニルの含有割合が90モル%を超える場合に
は、本発明のポリマーが水溶性に適さなくなり、また無
水マレイン酸が60モル%を超える場合には、単量体反
応性比から共重合体が製造しにくくなるので好ましくな
い。前記酢酸ビニル及び無水マレイン酸の他に、コモノ
マー成分として。
更に例えばスチレン、α−メチルスチレン、アルキルア
クリレート、塩化ビニル、イソブチレン及び塩化ビニリ
デン等から成る群の1種又は2種以上から選択されるモ
ノマーを、酢酸ビニルと無水マレイン酸との全モル数に
対して、30モル%未満の範囲で使用することもできる
本発明に用いる前記コポリマーの製造方法としては、公
知の塊状重合、溶液重合、l!!濁重合等を用いること
ができるが、コモノマーとして無水マレイン酸を使用す
るので、水を用いる系は避けることが望ましい。即ち、
溶液重合又は非水懸濁重合を用いることが好ましく、具
体的には、例えば過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル
、アゾビスイソブチロニトリル等のラジカル重合開始剤
を総モノマー100重量部に対して0.01〜5重量部
の範囲で添加し、重合温度30〜100℃、重合時間3
〜24時間程時間台成する方法等番;よりコポリマーを
製造することができる。
本発明に用いる前記アルコールアミンは、少なくとも1
個のアミノ基及び/又はN−置換アミノ基とアルコール
性水酸基とを有する。前記アルコールアミンとしては、
例えばエタノールアミン、2−(2−アミノエトキシ)
エタノール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパツー
ル、1−アミノ−2−プロパツール、ジェタノールアミ
ン、N−メチルエタノールアミン、N−メチルジェタノ
ールアミン、2−ジメチルアミノエタノール及びトリエ
タノールアミン等から成る群の1種又は2種以上より選
択される化合物又は混合物を好ましく挙げることができ
る。
本発明の水溶性自己硬化型ポリマーを調製するには、例
えば前記コポリマーと前記アルコール性アミンとを、水
又は有機溶剤の存在下若しくは不存在下において、好ま
しくは反応温度O〜60℃、特に好ましくは20〜50
℃の温度範囲で混合する方法等により調製することがで
きる。この際、前記コポリマーと前記アルコール性アミ
ンとの配合割合は、コポリマー100重量部に対して、
アルコール性アミン5〜1000重量部の範囲であるこ
とが好ましい。また、前記有機溶剤としては、例えば酢
酸エチル、酢酸ブチル、アセトン、メチルエチルケトン
、メチルイソブチルケ1−ン、テトラヒドロフラン、1
,4−ジオキサン及びジメチルホルムアルデヒド等から
成る群の1種又は2種以上より選択される極性の高い溶
剤を好ましく用いることができる。
本発明において、前記水溶性自己硬化型ポリマーを硬化
物とする場合には1例えば溶媒の存在下酸るいは不存在
下において、前記水溶性自己硬化型ポリマーを対象物に
塗布若しくは添加し、空気中又は不活性ガス雰囲気下、
50〜200℃、好ましくは60〜100℃の温度範囲
で加熱処理することにより製造することができる。この
際、前記水溶性自己硬化型ポリマーの成分であるアルコ
ール性アミンの含有割合を調整することによって。
架橋反応を操作することができるので、所望の耐熱性及
び耐溶剤性に優れた硬化物を任意に製造することも可能
である。前記加熱処理する際の温度が50℃未満の場合
には、硬化が不充分となり。
また、200℃を超える場合には、硬化物が分解を起こ
す恐れがあるので50〜200℃の範囲とする必要があ
る。
〈発明の効果〉 本発明の水溶性自己硬化型ポリマーは、有機溶剤にはも
ちろん水にも溶解するので、取扱が容易であり、しかも
加熱処理することにより硬化させることができる。また
、その硬化物は耐熱性及び耐溶剤性に優れているので、
接着剤、コーテイング材、繊維処理剤、化粧品等の分野
に利用することができる。
〈実施例〉 以下参考例及び実施例により本発明を更に詳細に説明す
るが1本発明はこれら実施例に限定されるものではない
見豆孤上 温度計、撹拌機、窒素バブラー、還流器を付した四ツロ
フラスコに、酢酸ビニル86gと無水マレイン酸98g
とトルエン200gとを仕込み。
次いでラジカル重合開始剤として過酸化ベンゾイル3g
を添加し、撹拌しながら、80’Cで4時間反応させた
。反応終了後、粉末状のポリマーを反応液から戸別洗浄
し、乾燥させ収率96%のポリマーを得た。得られたポ
リマーは数平均分子量72000でありIR,”H−N
MRの分析により、酢酸ビニル48モル%と無水マレイ
ン酸52モル%とのコポリマーであることが判った。
釡1斑主 参考例1と同様の反応器に、酢酸ビニル172gと無水
マレイン酸98gとを溶媒である1、4−ジオキサン3
00gと共に仕込み1次いでラジカル重合開始剤として
過酸化ベンゾイル4gを添加し、撹拌しながら80℃で
5時間反応させた。
反応終了後、水中に得られた反応液を投入し、ポリマー
を析出させた。次いで、得られたポリマーを炉別、乾燥
した後、参考例1と同様に分析したところ、収率91%
、平均分子量120000であり、酢酸ビニル61モル
%、無水マレイン酸39モル%のコポリマーであること
が判った。
貴」L頚艷− モツマ−として酢酸ビニル60g、スチレン25g及び
無水マレイン酸98gを用いた以外は、参考例1と同様
の方法でコポリマーを得た。分析の結果、平均分子量5
3000.6酸ビニル51モル%、スチレン10モル%
、無水マレイン酸39モル%のコポリマーであることが
判った。
失胤樵↓二土 参考例1〜3で得られたポリマー20gを100田の水
中に分散させ、表1に示す通りエタノールアミン、ジェ
タノールアミン、N−メチルエタノールアミン、トリエ
タノールアミンを、各々のポリマー中に無水マレイン酸
の単位モル数に合わせて添加し、30分間反応させたと
ころ、いずれのポリマーも水中で溶解した。次にこれら
の水溶液をガラス板に塗布し、100℃で1時間加熱さ
せた後、ガラス板上にフィルムを形成し、次いで、ベン
ゼン、アセトン、クロロホルム中に浸漬させて、溶解性
を調べた。また、60℃の加熱下における軟化状態につ
いての耐熱試験も行った。その結果を表1に示す。
実施例5〜7 アルコール性アミンの添加量と半分にした以外は、実施
例1〜4と全く同様にポリマー溶液を調製し、試験を行
なった。その結果を表1に示す。
矢1■[L二ュ」− 溶剤としてメチルエチルケトンを用いた以外は、実施例
1〜4と全く同様にポリマー溶液を調製し、試験を行な
った。その結果を表1に示す。
ル絞鮭よニュ 参考例1と同様の方法で、酢酸ビニルを単独重合させ、
ポリ酢酸ビニル単独重合物を得た。次いで実施例1と同
様に表1に示すアルコール性アミンを添加したが水溶液
は得られなかった。さらにポリ酢酸ビニルをメチルエチ
ルケトンに溶解し。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)酢酸ビニルと無水マレイン酸とを主成分として得ら
    れるコポリマーに、少なくとも1個のアミノ基及び/又
    はN−置換アミノ基とアルコール性水酸基とを有するア
    ルコールアミンを反応させて得られる水溶性自己硬化型
    ポリマー。 2)酢酸ビニルと無水マレイン酸とを主成分として得ら
    れるコポリマーに、少なくとも1個のアミノ基及び/又
    はN−置換アミノ基とアルコール性水酸基とを有するア
    ルコールアミンを反応させて得られる水溶性自己硬化型
    ポリマーを、50〜200℃で加熱処理してなる硬化物
JP20012088A 1988-08-12 1988-08-12 水溶性自己硬化型ポリマー及びその硬化物 Pending JPH0251531A (ja)

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