JPH025148A - 論理装置の診断方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は論理装置の診断方式に関し、特に、論理装置中
に含められたエラーインディケータフリップフロップの
状態と故障診断辞書の内容とから論理装置中の被疑故障
部品を指摘する論理装置の診断方式に関する。

〔従来の技術〕

演算処理装置、主記憶装置、入出力側ｊｎ装置等の論理
装置において障害が発生したとき、その原因究明を容易
にすると共に速やかな保守を可能とするために、論理装
置を構成する互いに独立に交換可能な部品（パッケージ
）内に必要充分な個数のチェック回路とこのチェック回
路のエラー検出に応じてセットされるエラーインディケ
ータフリンプフロノプ（以下、ＥＩＦと称す）とを設け
、障害が発生したときに論理装置のクロックを停止Ｆし
、サービスプロセッサが、何れのＥＩＦがセ。

トされたかを調べ、そのセットされたＥＩＦにより故障
診断辞書を検索して故障箇所を含む部品を求めて出力装
置より出力し、保守者がこの部品を交換することにより
障害箇所の保守、修理を行うことが、従来より実施され
ている。

そして、従来、上記の故障診断辞書には、被疑故障部品
名、この部品の実装位置、およびその部品が故障してい
る確率（被疑故障確率）から構成される被疑部品情報を
各ＥＩＦに対応して記憶させ、サービスプロセッサは、
障害発生時にセント状態となったＥＩＦを検出すると、
このセット状態となったＥＩＦに対応して上記の故障診
断辞書に記憶されている被疑部品情報を検索し、この被
疑部品情報で示される被疑故障部品名１その実装位置お
よび被疑故障確率を、その被疑故障確率の高い部品から
順に出力装置より出力していた。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、論理装置の修理に際しては、被疑故障部品と
して指摘された全ての部品を一度に交換することは少な
く、一定の修理確率（修理した部品の被疑故障確率の合
計）が得られる範囲の被疑故障部品を修理することが多
い。従来の論理装置の診断方式では、前述したように、
被疑故障部品名、その実装位置と被疑故障確率とが羅列
して出力されるに過ぎなかったので、上記の如き一定の
修理確率を満足する被疑故障部品の選択は、保守者自身
で行わなければならなかった。

そこで、本発明の目的は、一定の修ＥＩ１．’ｌｌ率を
満足する被疑故障部品を診断結果中に示すことにより、
保守者の負担を軽減した論理装置の診断方式を提供する
ことにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上記の目的を達成するために、故障発生時にチ
ェック回路のエラー検出に応じてセットされるＥＴＦを
含む論理装置と、この論理装置と診断バスにより接続さ
れたサービスプロセッサとを備え、故障発生時に前記診
断バスを介して収集したＥＩＦの状態情報に基づいて前
記サービスプロセンサが被疑故障部品を指摘する論理装
置の診断方式において、各ＥＬＦに対応して被疑故障部
品の識別情報とその被疑故障部品が故障している被疑故
障確率とを含む被疑部品情報を記憶する故障診断辞書を
有し、前記サービスプロセッサは、前記論理装置の故障
時、この故障した論理装置より収集した前記ＥＩＦの状
態情報と前記故障診断辞書とから前記故障した論理装置
内の被疑故障部品とその被疑故障確率とを診断し、その
診断結果中の被疑・故障部品の識別情報と被疑故障確率
とを修理確率により定められる交換回数単位にまとめて
出力装置より出力する構成を有する。

［作用］ 本発明の論理装置の診断方式においては、故障診断辞書
が、各Ｆ、　Ｉ　Ｆに対応して被疑故障部品の識別情報
とこの被疑故障部品が故障している被疑故障確率とを含
む被疑部品情報を記す、なし、論理装置の故障時、サー
ビスプロセッサが、故障した論理′！Ｊｉ置より収集し
たＥＩＦの状態情報と故障診断辞書とから故障した論理
装置内の被疑故障部品とその被疑故障確率とを診断し、
その診断結果中の被疑故障部品の識別情報と被疑故障確
率とを修理確率により定められる交換回数単位にまとめ
て出力装置より出力することにより、一定の修理６′α
率を満足する被疑故障部品を診断結果中において一目瞭
然にするものである。

〔実施例］ 次に、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説
明する。

第１図を参照すると、本発明の論理装置の診断方式を適
用した情報処理システムの一例は、システム制御装置１
と、主記憶装置２と、演算処理装置３と、入出力制御ｎ
装置４と、これらに診断バス１００を介して接続された
サービスプロセンサ５と、このサービスプロセッサ５に
接続された磁気ディスク装置６　プリンタマおよび操作
卓８とで構成されている。磁気ディスク装置６には、故
障診断辞書６０３と、収集されたＥＩＦ情報を保持する
ＰＩＦ情報格納域６０１と、収集されたＥ［Ｆ情報と前
記故障診断辞書６０３とによって診断された結果を保持
する診断結果格納域６０２とが設けられている。また、
サービスプロセッサ５には、演算処理装置３等の論理装
置に障害が発生したとき、障害の発生した論理装置から
診断パス１００を介してＥＩＦの状態を示すＥＩＦ情報
を収集して磁気ディスク装置６のＥＩＦ情報格納域６０
１に格納する収集プログラム５０１と、ＥＬＦ情報格納
域６０１に保持されたＥＩＦ情報と故障診断辞書６０３
とを用いて診断を行い、その結果を診断結果格納域６０
２に格納する診断プログラム５０２と、操作卓８の操作
に応答して磁気ディスク装置６の診断結果格納域６０２
に格納された診断結果および必要に応じてＥＩＦ情報格
納域６０１に格納されたＥＩＦ情報を編集してプリンタ
７に出力したり或いは操作卓８の表示装置に表示する表
示プログラム５０３とが内蔵されている。

第２図を参照すると、故障診断辞書６０３は、各ＥＩＦ
に対応して、１つ以上の被疑部品情報を記憶する論理的
な構造を持ち、各々の被疑部品情報は、被疑故障部品名
、この被疑故障部品の実装位置、この被疑故障部品が故
障している被疑故障確率（例えば％で示される）とから
構成される。

なお、被疑故障部品名と実装位置とで被疑故障部品の識
別情報が構成される。一般に、一つの情報処理システム
或いは一つの論理装置内には同じ名前の部品（パッケー
ジ）が多数使用されており、部品名だけでは個々の部品
を識別できないので、本実施例では実装位置をも加えて
部品の識別情報としている。従って、部品名がユニーク
となる場合、或いは実装位置だけで部品が特定できる場
合には、被疑故障部品の識別情報を被疑故障部品名だけ
、或いは実装位置だけで構成しても良い。

第２図に例示した各被疑部品情報は、論理装置の一つを
構成する演算処理装置３の内部に存在する例えば第３図
に示すようなハードウェア構成に対応している。即ち、
レジスタ１０〜１３を含む実装位置Ｌ１の部品ＰＫＧＩ
と、レジスタ２０〜２３、パリティチェック回路２４お
よびＥＩＦ２５を含む実装位置Ｌ２の部品ＰＫＧ２と、
レジスタ３０，３１．パリティチェック＠１８３２〜３
４およびＥＩＦ３５〜３７を含む実装位置Ｌ３の部品Ｐ
ＫＧ３とが存在し、且つ、各素子間が同図に示す如く結
線されている場合、パリティチエ’７り回路３２でパリ
ティエラーが検出されてＥＩＦ３５がセント状態となっ
たとき、パリティチェック回路３３でパリティエラーが
検出されてＥＩＦ３６がセット状態となったとき、およ
びパリティチェック回路３４でパリティエラーが検出さ
れてＥＩＦ３７がセット状態となったとき、何れも部品
ＰＫＣ１，ＰＫＧ２．ＰＫＧ３が被疑故障部品と考えら
れるので、その被疑故障確率を含めた３つの被疑部品情
報が第２図に示す如＜ＥＩＦ３５ＥＩＦ３６．ＥＩＦ３
７に対応して故障診断辞書６０３に格納されている。同
様にＥＩＦ２５等の他のＥＩＦに対応してその被疑部品
情報が故障診断辞書６０３に記憶されるが、第２図はそ
れらの記述を省略している。なお、各被疑部品情報中の
被疑故障確率は、パリティチェック回路に影響を与える
各部品内の素子数の大小や設計者の経験等に基づいて決
定される。

次に、第１図に示す実施例の動作を、演算処理装置３に
故障が発生した場合を例にして以下説明する。

第１図を参照すると、演算処理装置３で故障が発生ずる
と、サービスプロセッサ５は、収集プログラム５０１を
実行することにより、診断バス１００を介して演算処理
装置３から各ＥＩＦの状態を示すＥＩＦ情報を収集し、
磁気ディスク装置６のＥＩＦ情報格納域６０１に格納す
る。次にサービスプロセッサ５は診断プログラム５０２
を実行することにより診断を行う。

診断プログラム５０２による診断は、先ず、ＥＩＦ情報
格納域６０１からセット状態を示すＥＩＦを一つ求め、
この求めたセット状態のＥＩＦを索引として第２図に示
した故障診断辞書６０３を検索し、対応する被疑部品情
報を取得し、これを診断結果格納域６０２に格納する。

以上の処理を、ＥＩＦ情報格納域６０１に格納された全
てのセット状態のＰＩＦに対し繰り返す等の処理を行う
ことにより、全ての診断結果を診断結果格納域６０２に
格納するものである。

その後、操作卓８から診断結果の表示要求が入力される
と、サービスプロセッサ５は表示プログラム５０３を実
行するごとにより、［５１気デイスク装置６の診断結果
格納域６０２に格納された診断結果を編集してプリンタ
７から出力する。この際、表示プログラム５０３は、診
断結果中の被疑故障部品の被疑故障確率を、亮い順から
順次加算することにより修理確率以上となる被疑故障部
品の紺を求め、この組に含まれる被疑故障部品の識別情
報およびその被疑故障確率を交換回数「１」の被疑部品
情報として編集し、例えば残りの被疑部品情報を交換回
数ｒ２Ｊの被疑部品情報として編集するものである。な
お、上記の修理確率は、表示要求時に操作卓より指定さ
れた値あるいは事前に設定された値が用いられる。

次に、具体例に基づいて、表示プログラム５０３の動作
をより詳しく説明する。

例えば、第３図のハードウェア構成において、ＥＩＦ３
５がセント状態となっているＰＩＦ情報が収集された場
合、第２図を参照すると、ＥＩＦ３５に対応して、実装
位置１．１の部品ＰＫＧＩが被疑故障確率５０％で、実
装位置Ｌ３の部品ＰＫＧ３が被疑故障確率４０％で、実
装位置Ｌ２の部品ＰＫＧ２が被疑故障確率１０％である
ことを示す３つの被疑部品情報が得られる。そして、こ
れがそのまま診断結果となる場合、表示プログラム５０
３は、修理確率を９０％とすると、第４図（ａ）に示す
ように、被疑故障確率の合計が９０％以上となる被疑故
障部品ＰＫＧＩ、ＰＫＧ３を１回目に交換すべき部品と
して指定し、２回目に交換すべき部品として部品ＰＫＧ
２を指定した診断結果を出力する。これにより、保守者
は修理確率９０％を達成するには、部品ＰＫＧＩ、ＰＫ
Ｇ３を同時に交換すれば良いことを直ちに知ることがで
きる。

また、第３図のハードウェア構成において、ＥＩＦ３７
がセント状態となっているＥＩＦ情報が収集された場合
、第２図を参照すると、ＥＴＦ３７に対応して、実装位
ｌＬ２の部品ＰＫＧ２が被疑故障確率９５％で、実装位
置Ｌ３の部品ＰＫＧ３が被疑故障確率２％で、実装位置
Ｌｌの部品ＰＫＣＩが被疑故障確率１％であることを示
す３つの被疑部品情報が得られる。そして、これがその
まま診断結果となる場合、表示プログラム５０３は、修
理確率を９０％とすると、第４図（ｂ）に示すように、
被疑故障確率の合計が９０％以上となる被疑故障部品Ｐ
ＫＧ２を１回目に交換すべき部品として指定し、２回目
に交換すべき部品として部品ＰＫＧ３．ＰＫＣＩを指定
した診断結果を出力する。これにより、保守者は修理確
率９０％を達成するには、部品ＰＫＧ２だけを交換すれ
ば良いことを直ちに知ることができる。

以上は、説明の便宜上想定した掻めて簡単な例を使用し
た為、所定の修理確率を満足する被疑故障部品を人手で
選択する場合に比べて余り違いがないように見受けられ
るが、実際のシステムではより多数の被疑故障部品の指
摘が為されることが多く、その中から所定の修理確率を
満足する被疑故障部品を保守者が選択するのは大変な作
業である。本発明は指摘される被疑故障部品の数等にか
かわらず、保守者は出力された診断結果を一目見ただけ
で、１回目に交換すべき部品を直ちに認識することがで
きるものである。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明の論理装置の診断方式にお
いては、診断結果中の被疑故障部品の識別情報と被疑故
障確率とを修理確率により定められる交換回数単位にま
とめて出力装置より出力するので、保守者は一定の修理
確率を満足する被疑故障部品を診断結果から極めて簡ｅ
Ｑに知ることができる。従って、一定の修理確率に達す
る被疑故障部品を人手で選択していた従来に比べて、保
守者の負担を軽減することができ、保守作業時間の短縮
化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用した情報処理システムの一例を示
すブロック図、 第２図は故障診断辞書の構成例を示す図、第３図は第２
図の故障診断辞ＮＦの作成対象となったハードウェア構
成例を示すブロック図および、第４図は診断結果出力イ
メージ例を示す図である。 図において、 １・・・システム制御装置　　２・・・主記憶装置３・
・・演算処理装置　　　　４・・・入出力制御装置５・
・・サービスブロセンザ　６・・・磁気ディスクＨ７・
・・プリンタ　　　　　　８・・・操作卓１００・・・
診断バス ５０１・・・収集プログラム ５０２・・・診断プログラム ５０３・・・表示プログラム ６０１・・・ＥＩＦ情報格納域 ６０２・・・診断結果格納域 ６０３・・・故障診断辞書

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 故障発生時にチェック回路のエラー検出に応じてセット
   されるエラーインディケータフリップフロップを含む論
   理装置と、該論理装置と診断パスにより接続されたサー
   ビスプロセッサとを備え、故障発生時に前記診断パスを
   介して収集したエラーインディケータフリップフロップ
   の状態情報に基づいて前記サービスプロセッサが被疑故
   障部品を指摘する論理装置の診断方式において、 各エラーインディケータフリップフロップに対応して被
   疑故障部品の識別情報と該被疑故障部品が故障している
   被疑故障確率とを含む被疑部品情報を記憶する故障診断
   辞書を有し、 前記サービスプロセッサは、前記論理装置の故障時、該
   故障した論理装置より収集した前記エラーインディケー
   タフリップフロップの状態情報と前記故障診断辞書とか
   ら前記故障した論理装置内の被疑故障部品とその被疑故
   障確率とを診断し、該診断結果中の被疑故障部品の識別
   情報と被疑故障確率とを修理確率により定められる交換
   回数単位にまとめて出力装置より出力することを特徴と
   する論理装置の診断方式。