JPH02504649A - 皿を洗いすすぐための酵素組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 皿を洗いすすぐための酵素組成物 本発明は皿洗い又はすすぎ用酵素組成物に係り、特定の脂肪分解酵素の使用に関 する。本発明はこの組成物の（たとえば機械的）皿洗い方法における使用にも係 る。

皿洗い用酵素組成物は当業界では提案されていた。皿洗い用組成物へ混入される 酵素としては、主にアミラーゼ及び／又はプロテアーゼが提案されていた。リパ ーゼも示唆されていはいたが、アミラーゼ及び／又はプロテアーゼに比べて余り 関心を受けていなかった。皿洗い組成物、特に機械的皿洗い作業の本洗いステッ プに使用される機械的皿洗い用組成物は、概して充分な洗浄性能を有する。しか しながら、この種の製品で清浄にした品物はしばしば、すすいで乾燥した後にも フィルム又は斑点を有する不満足な外観を呈する。本洗い液のいくらかは通例水 洗いステップからすすぎステップに持ち越されて、すすがれた品物に不溶性カル シウム塩を生ずる汚れを付着させ、それにより品物の乾燥時にその上に眼に見え るフィルム又は斑点が生ずるのである。特にガラスの品物では、このために見苦 しい外観となる。

本発明者は、皿の本洗い用組成物又はすすぎ用組成物に対し特定のリパーゼを添 加すると、そのような組成物で洗浄した又はすすいだ品物上へのフィルム又は斑 点の形成が著しく抑制されることを見出した。本発明により使用される特定のリ パーゼは、ＨＵＩＤｉＣＯｌａ　　１ａｎｕ（］１ｎＯＳａ菌が産生するリパー ゼをコードする遺伝子を、ｒＤ　Ｎ　Ａ操作によりクローニングし、遺伝子を宿 主とする黄麹菌（Ａｓｐｅｒｇｉｌｌｕｓ　　ｏｒｙｚａｅ）にて発現させるこ とによって産生されるリパーゼである。このようなリパーゼはＮ０ＶＯＩｎｄｕ ｓｔｒｉ　Ａ／Ｓ　、デンマークによりし１ｐｏｌａｓｅの商品名で製造販売さ れティる（Ｂｉｏｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ　Ｎｅｗｓｗａｔｃｈ、　１９８８年３ 月７日、６ページ）。更にこの種のリパーゼはＥＰ　Ｏ２５８０６８号及びＥＰ ｏ　３０５２１６（ＮＯＶＯ）に記載されている（参照により本明細書に包含さ れるものとする）。

本発明のリパーゼは、最終組成物がその１１１ｇ当たり１００〜０．００５　Ｌ ｌｌ、好ましくは２５〜０．０５　Ｌυの脂肪分解酵素活性を有するような量で 最終組成物中に含有される。

リパーゼ単位（［υ）とは、以下の条件（温度３０℃：　ｐ）ｌ−９，（１：３ ．３％のオリーブ油及び３．３％のアラビアゴムの乳濁液を基質とする）テトリ ス１１％液５ｍｍｏｌ／Ｐ中ニＣａ　２”１３ｍ５ｏｌ／ｊ及びＮ　ａ　ＣＤ　 ２０ｍｍｏｌ／ｊの存在下で定常的なｐ）ｌで毎分１μｌ１１０１／Ｒの滴定可 能な脂肪酸を産生ずるリパーゼの量である。

当然、前記リパーゼと他のリパーゼの混合物を使用することができる。リパーゼ は未精製でも、又は精製、たとえばフェニルセファロース吸看処理法のような公 知の吸着法を用いてＩｔＪＪした形でも使用することができる。

本発明の組成物は、更に、ｍ’ａい又はすすぎ用組成物の通常の成分を含んでい てもよい。従って、皿洗い用組成物に普通便われる１つ以上のアルカリ塩を含有 し得る。たとえば、アルカリ金属のオルト、ピロ及びトリポリ燐酸塩、並びにヘ キサメタａｍ塩、珪酸塩、炭ｍｉ、ゼオライト、硼酸塩、くえん酸塩、カルボキ シメチルオキシこはく酸塩、ニトリロ三酢酸塩及びエチレンジアミン四酢酸塩、 重合体高分子電解質、たとえばポリアクリル酸塩、ポリマレイン酸塩、のような 有機及び／又は無機のビルダー、並びに他の公知の有機及び無機ビルダー化合物 を含有し得る。

苛性アルカリ（たとえばＮａ０Ｈ）も補助的に存在し得、組成物はしばしば０． ４〜０．８９／１の範囲の界面活性剤量で溶解／分散時にｐＨ＞１０を生ずる。

通常は、組成物中のビルダーの量は１０〜９０重量％、一般的には３０〜７０重 量％である。

組成物は洗剤活性化合物を含んでもよい。洗剤活性化合物が含有される場合、通 例０．５〜１０％、普通１〜５％の量含有される。周知の型の洗剤活性化合物、 例えば石鹸、陰イオン、非イオン、両性の合成洗剤界面活性剤及びそれらの混合 物が使用できる。好ましくは、非イオン洗剤界面活性剤を使用し、特に低起泡性 のものがよい。この種の非イオン洗剤界面活性剤の適例はＨ，５ｃｈｉｃｋ著の 「Ｎｏｎ１ｏｎｉｃ　５ｕｒｆａｃｔａｎｔｓＪ　　（１９６７年）から容易に 見出せる。

組成物は更に、漂白剤、漂白剤活性剤、ヒドロトロープ剤、増量剤、看香剤、看 色剤、殺菌剤、汚れ懸濁剤、アミノポリホスホン酸及びそのアルカリ金属塩若し くはアルカリ土類金ＩＩ塩、ヘクトライトのようなりレー、脂肪酸、ベンゾトリ アゾールのような防錆剤等のような他の有用な添加剤を含有し得る。プロテアー ゼ、たとえば５ｏｖｏ製５ａｖｉｎａｓｅ　（登録商標）、アミラーゼ、たとえ ばＮｏｖｏ製Ｔｅｒｍａｍｙｌ　＜登録商標）、及びオキシダーゼのような他の 酵素も含有できる。

漂白剤としては、過酸素型漂白剤が、好ましくはＴＡＥＤのような漂白前駆物質 と共に機械的皿洗い用組成物に混入するのに適当である。

慣用の機械的皿洗い用組成物の典型的な例は通常２０〜６０％の吊のアルカリ金 属のトリポリｖＡ酸塩、４０〜８０％の吊のアルカリ金属珪酸塩若しくは５〜３ ０重量％のアルカリ金属二珪酸塩、１〜１５％の吊のペルオキシ型漂白剤、０． ５〜５％の吊の低起泡性洗剤界面活性剤、並びに看香剤、着色剤、じドロトロー プ剤、増聞剤等のような微量成分を含有する。

すすぎ組成物として製造する場合は、０５〜１０重量％の非イオン界面活性剤、 ５〜２５重Ｄ％の無機又は有機の酸、１〜５重量％のヒドロトロープ剤、染料、 殺菌剤、クレー、シリカゾル等を含有し、残部は水である。本発明の製品は、粉 末、顆粒、ケーク、棒、ペースト、液体等のような所望の形態で製造することが できる。組成物を液体品で提供する場合は、前記の割合は乾燥型炉による（適正 な場合）表示である。

本発明を更に実施例により説明する。

実　　　廠　　　例 ガラス器をＫｅｎｍｏｒｅ　５ｅａｒｓ食器洗い機で５０℃で普通の洗浄プログ ラムに従って洗浄した後、高温乾燥した。水の硬度は１４丁Ｈであった。皿洗い 用組成物は３９　／ｊの量を使用し、下記の組成を有していた。

重量％ トリポリ燐酸ナトリウム　　　　　　　　　　　　　　２４ソ　　−　　ダ　　 ｌ１１２２〇 二珪酸ナトリウム　　　　　　　　　　　　　　　　１１直鎖Ｃアルコールと６ モルのエチレンオキシド　　２．５及び２４モルのプロピレンオキシドとの縮合 物硫酸ナトリウム　　　　　　　　　　　　　　　　　４４．０水　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１００まで装入材料は汚 れなしの空材料であり、汚れは１ラン当たり新鮮な卵黄３５ｇとした。

ガラス器を１回洗浄して、その後でガラス器上の斑点の数を測定した。これらの 実験は１ｉｐｏｌａｓｅ（用１１５　ＬＵ／ｅ）の使用及び不使用、５ａｖｉｎ ａｓｅ　（用量４７Ｇｕ／ｙｄ）の使用及び不使用、若しくはＴｅｒｌａｌｙｌ 　（登録商標）　（用［１８０１４０／ｄ）の使用及び不使用の条件で実施した （注参照）。

次の結果を得たニ ガラス器の斑点の数 基剤粉末　　　　　　　　　　　　　　　　　　２１２基剤粉末＋Ｌｉｐｏｌａ ｓｅ　　　　　　　　　　　　　　２２基剤粉末＋５ａｖｉｎａｓｅ　　　　　 　　　　　　　　２７４基剤粉末＋Ｌｉｐｏｌａｓｅ＋５ａｖｉｎａｓｅ　　　 　　　　　　３０基剤粉末＋Ｌｉｐｏｌａｓｅ＋　５ａｖｉｎａｓｅ＋　Ｔｅｒ ｗ＋ａｍｙｌ　　　　３４ｕ：ＧＵはグリシン単位であって、標準的インキュベ ーション条件の下で１１１９／ｌｄのグリシンと当量の末ＱＮＨ２−基を産生ず る蛋白質分解酵素のＯである。

Ｍｕはマルトース単位で、Ｐ、　Ｂｅｒｎｆｅｌｄが［Ｈｅｔｈｏｄｓ　ｉｎＥ ｎＺｙ１１１０１０ｇｙＪ第工巻（１９５５年）、１４９ページに記載した方法 により定量される。

本発明は、前記したかつ添付の請求の範囲に記載されている特徴のあらゆる組合 せ及び部分的組合せに対し、請求の範囲内において及ぶ。

国際調査報告 国際調査報告

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．界面活性剤及び酵素から成り、前記酵素がｒＤＮＡ操作によって産生されか つ最終的にＨｕｍｉｃｏｌａ　ｌａｎｕｇｉｎｏｓａ（異名Ｔｈｅｒｍｏｍｙｃ ｅｓ　ｌａｍｕｇｉｎｏｓｕｓ）由来のリパーゼ遺伝子から誘導されるリパーゼ から選択されるリパーゼであり、組成物中に約０．００５〜１００ＬＵ／ｍｇの 量配合されることを特徴とする、皿洗い又はすすき用組成物。
2. ２．更にサブチリシンプロテアーゼ酵素を０．１〜５０ＧＵ／ｍｇの量で含有す ることを特徴とする、請求項１に記載の組成物。
3. ３．０．４〜０．８ｇ／ｌの界面活性剤量で溶解又は分散する場合１０を越える ＰＨを生じ、かつ珪酸ナトリウム又は他のアルカリ塩を含み、場合により苛性ア ルカリを液加していることを特徴とする、請求項１に記載の組成物。
4. ４．リパーゼ酵素がＬｉｐｏｌａｓｅ（商標）であることを特徴とする、請求項 １に記載の組成物。
5. ５．界面活性剤並びにｒＤＮＡ操作により産生されかつ最終的にＨｕｍｉｃｏｌ ａ　ｌａｎｕｇｉｎｏｓａ（異名Ｔｈｅｒｍｏｍｙｃｅｓ　ｌａｎｕｇｉｎｏｓ ｕｓ）由来のリパーゼ遺伝子から誘導されるリパーゼから選択され、組成物中に 約０．００５〜１００ＬＵ／ｍｇの量を配合されるリパーゼ酵素から成る皿洗い 又はすすぎ用組成物の使用を特徴とする、（たとえば機械的）皿洗い方法。