JPH02504640A - 表面カップリング官能性を有するイットリウム、ランタニドおよびアクチニドの大環状錯体 - Google Patents

表面カップリング官能性を有するイットリウム、ランタニドおよびアクチニドの大環状錯体

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 表面カップリング官能性を有するイツトリウム、ランタニドおよびアクチニドの 大環状錯体 主亘亘11 主里坐立立  −本発明は原子番号57〜710ランタニドの、原子番号89〜 1(13のアクチニドのおよび原子番号39のイツトリウム(III)の機能化 、水溶性大環状錯体を合成するプロセスに関する。
また、本発明は、上記錯体を生物学的活性または生物学的相客性分子に、または 1または2個以上の反応性を有する表面ペンダント(peripheral p endant)置換基を介して生物細胞にカップリングする方法を含んでいる。
これらの錯体は免疫検定法、分析細胞学、組織染色および画像処理におけるリポ ータ−分子として特にを用である(レイフ氏ほか細胞の自動マルチパラメーター 分析における計装および蛍光色素の開発) C11nical江堕n江L23L 、 1492(1977)  ; し47氏ホカ(女性生殖路(D細胞の機器評 価についての標識) The  Autoo+ation of Llteri neCancer CtoloL  ワイド、バージおよびバーテルス氏共版。
313〜345 ページ)。
1米Mi5− − ランクニド イオンの有機および無機化合物との錯体、およ び生成錯体の工業的および生物学的環境におけるその後の利用については以前か ら報告されている。また、「配位化合物」として称される上記錯体は、特にラン タニド イオンと負に帯電できるかまたはイオン的に中性にできる適当な配位子 との結合によって形成する。
ランクニド(I[l)イオンに一坐配位子または二坐キレート配位子が配位した 錯体は掻めて不安定で、錯体および配位子−交換平衡をほとんど瞬間に達成する ことは知られている。それ故、ランタニド(I[t)イオンおよび二坐キレート 配位子、例えばトリス(アセチルアセトナト)−ランタン(I[[)の極めて安 定な錯体を種(species)の混合物として溶液に存在しても、非錯化(溶 媒和(solνated))金属イオンが相当量の割合で存在する。
溶成(fused)ポリキレート非環状配位子のランタニド錯体は幾分不安定で ないのに対して、環状配位子のランタニド錯体は比較的に不活性である。
ランタニド(In)−配位子錯体の安定性および不安定性は特定の使用および/ または環境に厳格に影響を受ける。特に、金属−交換および配位子−交換速度論 の時間の枠は、上記錯体を生物系にプローブとして用いる場合には、主として考 察されている。しばしば、潜在的に競合する配位子との接触を含む、こわらの系 に要求される稀薄水溶液または有機水溶液において、不安定である場合には、上 記錯体は解離する。この解離が生ずる場合、プローブの値が減少するか、または 失う。あるいは、水分子との相互作用による蛍光の振動急冷が生ずる。例えばエ バンゲリスタR,A、氏(タンパク賞標識付けおよび時間分解蛍光定量応用にお ける新しいユーロピウム キレ−) ) C11nical−LA劇胆見j山1 − m、173〜178(1988)に報告されているように、ジネガティブ( dinegative)陰イオン配位子4,7−ビス(クロロスルホフェニル) −1,10−フェナントロリン−2,9−ジカルボン酸(BCPDA)はユーロ ピウム(III)と蛍光錯体を形成する。しかしながら、この錯体はピコグラム または低濃度で存在する興味ある多くの検体を検定するのに必要とされる濃度で は検出することができない。ユーロピウム(II)イオンのBCPIIA錯体は 蛍光を消滅するのに十分な水を結合するから、試料を乾燥する不便な付加段階を 測定前に行う必要がある。更に、BCPDAユーロピウム(III)19体の量 子効率が比較的に低く、このためにホースラビLJ、およびダイアマンデスE、 P、氏(血清中のフォリトビンの時間・分解免疫蛍光定量法)且旦旦虹匹り紅旦 ■皿、N011、1801989)に報告されているように、多層系を形成する 中間段階としてキレートをチログロブリンに結合することによって、低濃度で存 在する検体に対する感受性を高める必要がある。
ソイニイおよびラブグリーン氏(ランクニド プローブの時間−分解蛍光および バイオテクノロジーにおける応用) CRCCr1tical Revieie s in Analytical chea+1stry Vol、18.第2 版、105〜154ページ(1987) 、およびソイニイおよびヘミラ氏(蛍 光分光器検定手段)米国特許第4374120号明細書(1983)には、ラン タニドの蛍光キレートの利用について報告されている。配位子はユーロピウム( I[[)と強いが、しかも非蛍光の錯体を形成するDTPA (国際公開特許( WO)第03698号(1984))であった。この錯体は酸で解離しくヘミラ 氏はか(時間−分解免疫蛍光検定法における標識としてのユーロピウム) An al、 Biocbeo+、 135++335〜343(1984)  ;お よび可ン容化ユーロピウムCI[I)はミセル相においてベーターケトンと錯化 した。これらの解離−錯化段階は手順の複雑さを高め;蛍光測定の敏感さを制限 するキレートの濃度を低下させ;および結合部分(binding moiet ies)からの発蛍光団の分離により立体情報を失う。特定の結合分子から蛍光 標識を分離するために、この技術は流動細胞計測法または顕微鏡による単細胞ま たは他の粒子の免疫蛍光または顕像測定に矛盾する。
制限される数のランクニド(III)イオンの不活性で動的に安定な非機能化大 環状錯体の生成については、バ?カーーデイルクス氏ほかJ、C,S、Chem 、Comm、 774(1979)の技術文献に報告されている、この文献に記 載されている合成法はランタン(I[I)およびセリウム(II)の硝酸塩の存 在における2、6−ジアセチルピリジンとエチレンジアミンの金属鋳型(o+e tal templated)シッフ塩縮合を含んでいる。しかしながら、縮合 について選択した条件ではランタン系列の重いメンバー(heavier me mbers)から顕像錯体の生成に成功しなかった。これらの錯体の高い動的安 定性および稀薄水溶液における解離に対する抵抗のために、研究者は水性NMR シフト試薬としての潜在的使用を提寓している。
金属鋳型縮合技術によるランクニド(III)の動的に安定な大環状錯体の合成 は、最近、放射性プロメチウム+61P@を外いて、ランタン系列中のすべての 元素を包含するように開発されている。
既知の非機能化(non−functionalized)大環状錯体について の他の文献を列挙する。リス)Aは発明者のうちの少なくとも一人による文献を 含んでいる。リストBは他の研究者による文献を含んでいる。
ニス上人 り、デ コラ、 D、L、スマイルスおよびり、 M、バラリノ氏、×Conv e no Nazionale Di Fotochimiea  4ページ( 1985)  ’Eu(III)およびTb (I[[)の陽イオン大環状錯体 の発光特性におけるヘテロ配位子の作用」 L、デ コラ、 I)、L、スマイルスおよびり、M、バラリノ氏。
1部ユl幻■旦」≧1色ム」XJwエ 1lLLl −L2(1985)  r ウラニル イオンの新規な大環状錯体の金属−鋳型合成」L、デ コラ、 D、 L、スマイルスおよびり、M、バラリノ氏。
Inor anic Chemistr   益1729(1986) ’ラン クニドのヘキサアザ(hexaaza)大環状錯体」 G、ボンビエリ、F、ベネトロ、A、ボロ、L、デ コラ、 D、L、スマイル スおよびLJ、バラリノ氏、  Inor anic Che+++1str  + IJ1127(1986) rルテチウム(I[[)のヘキサアザ大環状錯 体の合成、特性および結晶構造」 N、サバチニイ、L、デ コラ、 L、l’1.バラリノおよびG、ブラッセ氏 、 J、 h s、ches、   9X、4681〜4685(1987)、 、’Eu (III)ヘキサアザ大環状錯体[Eu(CzJz*Ni) (CH 3COO) ](CHsCOO)CI” 2NtOにおける放射性および非放射 性転移」 G、プラッセ、L、デ コラ、A、ポロ、Il、L、スマイルスおよびり、M、 バラリノ氏、鳳]お山し恒旺肚り可」口1匹L 川、95(1987) rラン タニド イオンの存在における2、6−ジアセチルピリジンおよび1,2−ジア ミノベンゼンの縮合」F、ベネトロ、G、ポンビエリ、 W、 T、ハウキンス 、A、ポロおよびり、M、バラリノ氏+  Division of Inor  anic Chemistr193(1987)  rY(III)大環状錯 体の合成、構造および特性」A、ボロ、 IR,ファブリアノおよびり、]’! 、バラリノ氏。
V” °Jou  a   S’e    、11.140(198B)’18 −クラウン−6の第6−窒素類位体のランクニド錯体」W、T、ハウキンス、A 、ボロおよびり、M、バラリノ氏、  Journalof American  Chemical 5ociet  19+ 36(19B?)  ’イツト リウム<m>の第6−窒素−供与体大環状錯体の合成」ニス1旦 ^1M、アリフ、 J、D、J、バッカー−ディルクス、 C,J、グレー、F 。
A、ハートおよびM、B、バーストユース氏、L工hem S匹エエ1665( 1987) r大環状ヘキサンのランタニド硝酸塩との錯体の合成、X−線構造 および特性j K、に、アビドおよびり、E、フェントン氏、江肛■旦ca  Chimica 紅立、 82.223〜226(1984)  r2,5−フランジアルデヒド およびα、ω−アルカンジアミンから誘導した大環状ランタニド錯体の合成」 B、ボンビエリ氏、n虹…■組」肚畦■」■紅139.21〜32(1987)  rアクチニドおよびランタニド配位化合物の構造化学における新しい傾向」 一、ラテッカーパリゼック氏、 Inor anica Chimica Ac ta 109+L21〜23(1985) rセリウム(■)、プラセオジウム (IIりおよびネオジウム(III)硝酸塩のヘキサアザ1B−員(+++ew +bere5)大環状錯体の鋳型合成および特性化」 K、に、アビドおよびり、F、フェント、ン氏、 1nor anica Ch imica紅旦工95.119〜125(1984)  rピリジン−2,6− ジカルボキシアルデヒドおよびα、ω−第一ジアミンから誘導したある大環状シ ッフ塩基のランタニド錯体」 W、ラテツカーパリゼック氏、  Inor anica Chi+*ica  Acta45、 L147〜14B(1980)  rランタン(m)過塩素酸 塩の18.員ヘキサアザ大環状錯体の鋳型合成および特性化」V、に、マンチア ンダおよびC,A、シャング氏、  Ana  Chew。
813〜818(1987)  rイオン化性大環状配位子およびテノイルトリ フルオロアセトンによるユーロピウム(■)、イッテルビウム(II[)および ルテチウム(In)の溶剤抽出研究」−、ラテッカーバリゼック氏+  Ino r anica Cbimica Acta+25、261〜26B(1981 )  rランタニドと2.6−ジアセチルピリジンおよびヒドラジンとの反応に おいて形成した大環状および開環錯体の合成および特性化」 E、E、フェントンおよびP、A、ビガド氏、 Chem、Soc、Rev、  、 17+69〜90(198B) rランタニドおよびアクチニドの大環状シ ッフ塩基錯体」 リストAに示したバラリノ氏の文献に記載している合成において、大環状錯体は 2.6−ジアセチルピリジンおよび1.2−ジアミノエタン(エチレンジアミン )の金属鋳型縮合によって放射性プロメチウムを除いて、すべてのランタニド( III)イオンから作られている。重質(heavier)ランタニドから大環 状錯体を作るバラリノ技術の成功は反応媒質に存在する特定の対イオンによって 影響されると思われる。特に、バラリノ氏が上述する硝酸塩または過塩素酸塩の 代りに、ランタニド アセテートの存在において金属鋳型縮合を行った場合に、 大員環(Illacrocycles)の形成がルテチウムに展開され、更に生 成錯体の著しく改善された収率および純度が達成されている。それ故ランクニド  イオン源としてランタニド アセテートの使用は好ましいものとされている。
バラリノ氏により得られた大環状錯体は細胞学的試料の染色について適当である 稀薄水溶液における解離に対する動的安定性および抵抗を示している。これらの ランタニド大環状錯体の画像科学への、および蛍光免疫検定法への適用には、生 物基質にまたは他の反応基および/または存在物(entities)にカンプ リングする誘導化(derivatization)が要求される。かかる機能 化(functionalization)については、まだ報告されていない 。
工業的および生物学的環境におけるランタニドの独特の特性の開発について他の 試みがされている。いずれの場合においても、ランタニド(I[[)イオンをキ レート配位子と結合させている。あるプロセスは、固相および液相蛍光顕微鏡に おいて適当に報告されている1時間−ゲー) (ti+ne−gated) J 蛍光検出システムにおけるランタニド−配位子錯体の使用を含んでいるか、また はこれに関係している。米国特許第4352751号明細書にはランタニド イ オンと種−結合ジアミン四酢酸のキレート化、およびこのキレートの増感剤との 使用について記載されている。
増悪剤はこれらのランタニド キレートの蛍光励起収率を高めるのに用いられて いる。更に、ランタニド キレートは、いわゆる、標的分子、すなわち、関与す る検体を免疫化学的に模擬する化合物を結合することによって誘導化でき、この ために検体に特定の抗体に関与する検体と競合する(co+++pete)こと ができる。
また、キレートの誘導化はキレートに結合したと報告された「スペーサー」単位 の存在を企図するもので、他の誘導化または標的分子への付着の点として作用す る。「スペーサー」単位の使用は、キレートが「生物学的に活性の標的分子」、 すなわち、治療薬、酵素、ホルモン、ペプチドおよび免疫検定法により検定する 他のタイプの巨大分子と用いることが望ましいとされている。しかしながら上述 する米国特許第4352751号明細書にはどのタイプのスペーサ一単位を使用 する場合に、その選択についての基準が比較的に情報価値がないか、およびどの ような条件下でキレートが上記スペーサ一単位の結合に適切に変えることができ るかが記載されている。
関連する好結果がランクニド イオンについてのキレート剤として種−結合ジア ミン四酢酸化合物であることを米国特許第4352751号明細書に報告してい るにもかかわらず、他の改良として生物分析環境の使用に、特に免疫検定法につ いてのランタニド−配位子錯体の開発が必要とされている。特に、動的安定性お よび所望とする物理的特性を実質的に変えることなく、生物学的活性材料に適合 (共役)しやすくできるランタニド組成の必要性がある。所望の特性としては、 例えば、蛍光プローブとして意図する錯体についての高い蛍光励起収率および適 当な寿命、または生体内の磁気共鳴対照液として意図する錯体についての水のプ ロトンに対する高い緩和性(relaxivity)を包含している。
本発明は従来技術の欠点を解決するためにランクニド、アクチニドまたはイツト リウム イオンに結合する一連の水溶性ヘキサ−アザ−大環状錯体(以後、「大 環状錯体」と称する)を提供することであり、この場合上記錯体は抗体または抗 原のような生物学的活性分子に、または直鎖または架橋多糖質のような生物学的 に適合性のイオン的に帯電しない(ionicallyuncharged)巨 大分子に結合/共役しやすくできる高い動的安定性およびペンダント官能基を保 有している。官能基は縮合反応の前または後に大環状構造に結合することができ る。更に、大環状錯体はその意図する用途に必要な特性を存している0例えば、 ユーロピウム(I[[)およびテルビウム(I[l)は適当なエンハンサ−との 相互作用によって実質的に高めることのできる長期間持続する蛍光強さを保有す るのに対して、ガドリニウム(III)の錯体は高い緩和性を保有している。
二里Ω皿! 金属中心としてランクニド、アクチニドまたはイツトリウムイオンを有し、かつ 表面カップリング@能性を有する本発明の大環状錯体を次の一触式1および■で 示すことができる0式1においては、置換基Qが大環状環に直接に付着し、およ び式■においては、置換基Qが芳香族部分に付着している。
式l 式■ 上記式Iおよび■において、 Rは水素、メチル、直鎖アルキルまたは側鎖アルキル;アリール−置換アルキル 、アリール、およびアルキル−置換アリールからなる群から選択する置換基(但 し、上記置換基が生成錯体の溶解性を制限しないか、または合成中、錯体の環化 を妨げるという条件で)を示し; Mは原子番号57〜710ランクニド、原子番号89〜103のアクチニドおよ び原子番号39のイツトリウム(I[[)からなる群がら選択する金属イオンを 示し: XはXでし示す位置においてピリジン、チオフェンまたはフランからなる群から 選択する環構造の部分を形成する窒素、硫黄または酸素を示し; Qは機能化メチル、機能化直鎖アルキル、機能化側鎖アルキル;機能化アリール 置換アルキル、機能化アリールおよび機能化アルキル−置換子り−ルからなる群 から選択する置換基(但し、上記置換基の基が置換基と架橋結合部分との間にカ ップリング官能性を与える受容体分子または相当する受容体分子である存在物に より誘導化することができるという条件で)を示し;nは2または3の整数を示 し; Yはアセテート、カルボキシレート、スルホネート、ハロゲン化物、ニトレート 、バークロレート、チオシアネートおよびピクラートを包含する負に帯電したイ オン(negatively chargedion) (但し、陰イオンが生 成錯体の溶解性を制限しないか、またはカップリング処理または蛍光を導びくエ ネルギー移動を妨げるという条件で)を示し; 鋼は大環状錯体における金属イオンのイオン電荷を示し:および yは大環状錯体における対イオンのイオン電荷を示す。
上述する大環状錯体は2.6−ジカルボニルピリジンまたはそのフランまたはチ オフェン類似体と1.2−ジアミノエタンとの、まニル−またはジアミノ−前駆 物質とのランタニド、アクチニドまたはイツトリウム鋳型環状シッフ−塩基縮合 によって作ることができる。あるいは、またカップリング官能性を次の反応に加 えることができる。
機能化ジアミノ−前駆物質は置換α−アミノ酸を相当する1゜2、ジアミノエタ ン誘導体に転化することによって作ることができる。アミノ酸が還元またはアミ ノ化に敏感な他の官能基を有する場合には、これらの基を普通のように保護する 。
一旦、機能化1,2−ジアミノエタン誘導体が生成すると、この誘導体を2.6 −ジカルボニル−ピリジンまたはそのフランまたはチオフェン類似体と、および ランタニド、アクチニドまたはイツトリウム イオンの塩、好ましくは酢酸塩と 反応させる。金属イオンは、ジカルボニル化合物と1.2−ジアミノ誘導体の環 状2:2縮合についての幾何学的鋳型を与える。この縮合はメタノールまたはエ タノールのような無水アルコールにおいて行うのが好ましい0反応生成物、特に ランタニド、アクチニドまたはイツトリウム大環状錯体を、真空蒸発によって反 応媒質から固体残留物として回収する0次いで、固体残留物を再結晶して結晶生 成物を得、この組成および構造は所望の大環状錯体に相当することを化学および 分光分析によって確めた。
機能化ジカルボニル前駆物質は相当する機能化複素環から文献に記載されている 適当な方法で作ることができる。必要に応じて、官能基はジカルボニル誘導体に 転位する前に保護する。
次いで、機能化ジカルボニル化合物を1.2−ジアミノエタンと鋳型として金属 塩の存在において上述する条件下で反応させて複素環部分において機能化した金 属−大員環を生成する。
大環状錯体は各中心金属イオンの独特の特性によって、錯体の他の成分によって 、およびランタニド イオンと錯体の任意の他の成分との相互反応によって影響 される多くの用途を有している。
ペンダント官能基は、更に生物学的活性分子、例えば抗体、抗原、結合タンパク 質、多糖類および/または関連する検体と反応(共役)する0次いで、この共役 体(conjugate)を分析処理、例えば蛍光免疫検定法に;生物生成物、 例えば細胞、タンパク質および低分子量物質の確認に;組織学的染色に;核磁気 共鳴または抜機形成(nuclear imaging)に;および免疫療法に 用いる。特に、本発明における共役体は標準診断像実験計画案(standar d diagnostic iw+aging protocols)による標 的組織の生体内の観察および/または標識付けのために受容体に投与する注射液 として;あるいは、また特異抗原に関連する疾患、すなわち新生組織形成および 自己免疫疾患の治療に用いることができる。
の  商      25.・ヨ 本発明の大環状錯体は二三の有意な点において独特のものである。ランタニド、 アクチニドまたはイツトリウム イオンの他の錯体は別として、定められている 特性の組合せとしては、稀1水溶液における動的不活性(化学的安定化);反応 能力、すなわち、直接または中間架橋部分を介しての生体分子、すなわち、抗原 、抗体、架橋タンパク質などに共有的に結合することによって反応する能力;お よび合成の容易さを包含している。
錯体のそのペンダント官能基を介しての所望基質への共役は、実際上、制限を受 けない。更に、この共役は非機能化類似体に比べて、錯体の蛍光挙動、緩和性ま たは動的安定性に悪影響を与えることなく作用する。
本発明の錯体は一般に入手しうる材料から作ることができ、または確立されてい る合成手段およびその適応により一般に入手しうる出発材料から合成することが できる。上述するように、本発明の主目的の一つは(1)機能化1,2−ジアミ ンと2,6−ジカルボニルピリジン、またはそのフランまたはチオフェン類似体 との、および(2)機能化ジカルボニルピリジン、フランまたはチオフェンと1 ,2−ジアミノエタンとの金属鋳型シッフ−塩基縮合によって、上記錯体、すな わち、大環状ランタニド、アクチニドまたはイツトリウム錯体を生成する合成方 法を提供することである。シッフ−塩基縮合反応に関係しないジアミンまたはジ カルボニル前駆物質の機能化部分はタンパク質または多糖材料に対する後カップ リングとの相客性を与えるように選択する。
これらの大環状錯体の合成は2,6−ジアセチルピリジンまたは2゜6−シホル ミルピリジンおよび1,2−ジアミノエタンのランタニド鋳型縮合について技術 を達成する。しかしながら、機能化ジアミンまたはジカルボニル前駆物質による 上記合成を達成する能力はこのプロセスに独特のものであり、大員環を生物学的 に和  ゛合性の合成巨大分子にカップリングすることができ、また「生体分子 」、すなわち、細胞表面標識、ポリペプチドまたは遺伝ポリヌクレオチド配列と して分類することができる。このカップリングは大員環の未反応カップリング官 能性を介して、またはかかるカップリング官能性に付着する架橋部分を介して行 われる。
本発明における1つの好適例において、機能化1,2−ジアミノエタンを置換ア ミノ酸から次の一般的な反応プロセスによって得ることができる。先づ、置換ア ミノ酸を相当するメチル エステル塩酸塩に無水メタノールおよび塩化水素ガス によって転化する。更に、このエステル中間体をガス状アンモニアと無水メタノ ール中で反応して相当するアミド塩酸塩を生成する。次いで、このアミド塩酸塩 を遊離アミドに、無水テトラヒドロフラン中でのアンモニアによる反応によって 変える。必要に応じて、カップリング結合として用いるペンダント官能基を文献 に記載されている多くの保護基のうちの1種の保護基を用いて保護する。次いで 、この保護遊離アミドを硼化水素/テトラヒドロフランまたは水素化リチウムア ルミニウム/テトラヒドロフランで還元し、次いで酸加水分解して機能化ジアミ ン塩酸塩を生成する。このジアミン塩酸塩を塩基、例えばナトリウムメトキシド または水酸化カリウムと無水メタノール中0°Cで反応して遊離ジアミンに転化 する。上述する基準を満たす置換アミノ酸には、例えばチロシン、アミノフェニ ルアラニン、リシンおよびその類似体、シスチン、システィンおよびセリンを包 含する。
本発明の他の例において、機能性ジカルボニル前駆物質を3−ヒドロキシピリジ ンから次のプロセスによって作ることができる。3−ヒドロキシピリジンをホル ムアルデヒド(水中37χ)と強塩基(水酸化ナトリウム、Na0H)の存在で 90’Cで反応して3−ヒドロキシ−2,6−ビス(ヒドロキシメチル)ピリジ ンを得る。
次いで、得られた3−ヒドロキシ−2,6−ビス (ヒドロキシメチル)ピリジ ンを炭酸カリウム(LC(h)の存在において酸化マンガン(IV)で酸化する 。最終生成物を酸化して2,6−シホルミルピリジンの塩酸塩を得る。
次に示す構造式はこれらの錯体の製造に適当なある材料を示紅 ジカルボニル  1 上記式中、nは2〜3の整数を示し;χはχで示す位置においてピリジン、チオ フェンまたはフランからなる群から選択する環構造の部分を形成する窒素、硫黄 または酸素を示し;Rは水素、メチル、直鎖または側鎖アルキル、アリール−置 換アルキル;アリール、およびアルキル−置換アリールからなる群から選択する 置換基(但し、上記置換基が生成錯体の溶解性を制限しないか、または合成中、 錯体の環化を妨げないという条件で)を示し;およびQは機能化メチル、機能化 直鎖アルキル、機能化側鎖アルキル;機能化アリール−アルキル、機能化アリー ルおよび機能化アルキル−アリールからなる群がち選択する置換基(但し、上記 置換基の基が置換基とブリッジ/結合部分との間にカップリング官能性を与えて 受容体分子または相当する受容体分子である存在物(entity)により誘導 化することができるという条件で)を示す。
特に上述する環構造はピリジン、フランおよびチオフェン環を含んでいる。
L 童】しL虹Z鵠− (n)、 (y)。
上記式中、Mは原子番号57〜710ランタニド、原子番号89〜103のアク チニドおよび原子番号39のイツトリウム(III)からなる群から選択する金 属イオンを示し;Yはアセテート、カルボキシレート、スルホネート、ハロゲン 化物、ニトレート、バークロレート、チオシアネートおよびビクラートを包含す る負に帯電したイオン(negatively charged ton) ( 但し、上記陰イオンが生成錯体の溶解性を制限しないか、またはカップリング処 理または蛍光を導びくエネルギー移動を妨げるという条件で)を示し;mは大環 状錯体における金属イオンのイオン電荷を示し;およびyは大環状錯体における 対イオン電荷を示す。
上記式中、Qは機能化メチル、機能化直鎖アルキル、機能化側鎖アルキル;機能 化アリール−アルキル、機能化アリールおよび機能化アルキル−アリールからな る群から選択する置換基(但し、置換基のグループが置換基と架橋/結合部分と の間にカップリング官能性を与えて受容体分子または相当する受容体分子である 存在物により誘導化することができるという条件で)を示す。
金属鋳型シッフ塩基環化はただ1種の機能化前駆物質;ジカルボニル化合物また はジアミンを含む、ジアミンに付着したQを有する前駆物質から誘導した機能化 六環性化合物は式lの構造を有する化合物を生ずる。複素環部分に付着したQを 有する前駆物質から誘導した機能化大環状化合物は式■の構造を有する化合物を 生ずる。
Qがジアミン前駆物質に付着した(4−アミノフェニル)メチル基である式1の 1例の種は次の式で示すことができる:Qがジアミン前駆物質に付着した(4− ヒドロキシフェニル)メチル基である式lの他の例の種は次の式で示すことがで きる:Qがジカルボニル前駆物質の複素環に付着したヒドロキシ基である式■の 1例の種は次の式で示すことができる:、pH くへ・ 〔I 〕 、+、rnJr、      (y7つニー−+11++ ・′i゛パ・N Hヲし〕ご−2r〕\H この前駆物質によって生成した大環状錯体は補正および分光分析特性によって結 晶質固体として分離する。多くの化合物は溶媒和物として分離する。
所望の特異性を達成するために、本発明の錯体を、(1)関連する検体にだけ結 合するために標的にすることができ、および/または(2)MHI対照液として 用いるために溶液における回転速度(tumbling rate)を減少する ことができる反応基質、生体分子または生体和合性または合成巨大分子に共有的 に結合する。
上記(1)の場合には、検体は相補的結合相手が存在する関連する任意の化合物 にすることができる。関連するかかる検体は自然に生ずるかまたは合成すること ができ、一般に生理活性を有する化合物である。これらの検体は分子量によって 都合よく分類される。かかる検体の1つのグループは約125〜2000ダルト ンの範囲の分子量を有する化合物からなり、広範囲にわたる種々の薬剤、僅かな ポリペプチド、ビタミン、酵素基質、補酵素、農薬、ホルモン、脂質などを包含 する。しばしば、化合物は「パブテン」と称される。これらの化合物としてはレ チノール、ビタミンK、コバラミン、ビオチン、葉酸塩、エピネフリン、プロス タグランジン、チロキシン、エストロゲン、コルチコステロン、エクジソン、オ キシトシン、ソマトスタチン、ジギトキシン、アスピリン、ペニシリン、ヒドロ クロロチアジド、キニジンおよびジフェニルヒダントインを包含する。
他のグループの検体はポリ (アミノ)酸またはポリペプチド、タンパク質、多 糖類、核酸、およびその混合物のような2000ダルトンまたはこれ以上の分子 量を有する化合物、例えばグリコサミノグリカン、糟タンパク質、リポソームな どからなる。化合物としては、例えばタンパク質、例えばアルブミン、グロブリ ン、ヘモグロビン、ブドウ糖菌タンパク質A、α−フェトプロティン(cr − fetoprotein)、レチノール−結合タンパク質、免疫グロブリン、ア ビジン、ストレプタビジン(s trep taν1din)、C−反応性タン パク質、コラーゲン、ケラチン、酵素、T−およびB−リンパ球における細胞表 面抗原、すなわちCD−4およびCD−8タンパク賞、および最近使用されてい るCD命名法に記載されているような白血球細胞表面抗原の残部(rest)  ; A、 BおよびRhのような血液型抗原;クラス1および2の主な組織適合 性;発ガン遺伝子生成物;腫瘍関連抗原、例えばガン胎児性抗原;毒素、例えば コレラ毒素、ジフテリア毒素、ボッリヌス毒素、ヘビ毒素、テトロドトキシン、 サキシトキシン;レクチン、例えばコンカナバリン、小麦胚凝集素、大豆凝集素 ;ポリシアリン酸(polysialic acid) 、キチンなどを挙げる ことができる。
像形成(imaging)または治療のための大環状錯体に結合する生体分子は 、一般に特異標的作用を行うように選択する生体分子である。1例において、生 体分子は選択された細胞表面標的部位に対して特定される単クローン性抗体また は抗体フラグメントである。これらの抗体は一般に入手することができ、または 周知の技術によって作ることができる。また、血清アルブミンのような他の血清 タンパク賞腫瘍局在化についての金属−キレート共役体におよび放射線像形成に 有利に用いることができる(C,S、H,レウング氏ほか’Int、J、App 1.Rad、  I sJ 29 : 687(1978)。
非標的核磁気共鳴像形成の他の例において、大環状錯体に結合する生体適合性巨 大分子は、−iに体温において水溶液中で遅い回転速度を有する大きい分子量お よびかさくbulk)の水溶性高分子化合物中から選択する。例えば多糖類およ びポリペプチドを示すことができる。
機能性大員環を所望の基質にカンプリングすることは、直接に、または大員環の 官能基を基質の適当な反応基に結合することによって達成することができる。ま た、カンプリングは間接的に基質に共有結合する二官能性架橋剤を用いることに よって、または基質に対して高い親和性を有する他の分子に大員環を結合するこ とによって達成することができる。ビオチンをアビジンまたはストレブタビジン で結合する親和性は、マウス単クローン性抗体によるヤギ アンチ−マウス免疫 グロブリンのように周知の例である。
機能性大員環の直接カップリングは次の式で示すことができる: 上記式中、Aは大環状錯体の末端反応基と反応性生体分子または特定の反応性対 (reactive pair)の員(+++ember)との間の結合基を示 し;aはO〜1の整数を示し;およびZは反応性生体分子または特定の反応性対 の員を示す。
血清タンパク質は、天然の(native)タンパク質に存在するカルボニル、 アミンまたはチオール基を介して大環状錯体に直接に結合する0例えば、アミン 、機能化大員環を水溶性カルボジイミドの作用によってタンパク質のカルボニル 基に直接に結合して安定な架橋結合を形成することができる。逆のオーダ(re verse order)の同じ反応が、カルボキシル−機能化大員環をタンパ ク質の遊離第一アミン基とカンプリングさせる。スルホヒドリル−機能化大員環 はゆるやかな酸化によって遊離チオール基(システィン)を含有するタンパク質 に結合して安定なジスルフィド結合を形成することができる。あるいは、また抗 体または抗体フラグメントを含む多くのタンパク質の場合には、遊離スルホヒド リル基は、例えばジスルフィド試薬によって共役前に還元することによってジス ルフィド結合から形成することができる。大環状錯体のアミノ官能基の亜硝酸処 理は、タンパク質におけるチロシン部分と反応できてジアゾ結合を介して結合を 形成する相当するジアゾニウム イオンを生ずる。また、大員環のアミノ基はチ オホスゲンによる処理によって相当するイソチオシアネートに転化することがで き、次いでイソチオシアネートはチオ尿素結合を介してカップリングすることに よってタンパクと直接に反応する。このカップリング反応はC,F、メアレス氏 ほかAnal、Biochem、ユ42.68(1984)に記載されている。
なお、他の反応は第一アミノ基とアルデヒドを縮合してシッフ塩基結合を形成す ることを含んでいる。大環状錯体の官能基がタンパク質と、またはその還元スル ホヒドリル基と直接に反応する場合、大環状タンパク質リンカ−(protei n 1inker)の長さは、丁度大員環の官能基の長さである。
機能化大環状錯体の生体分子または生物学的に和合性の巨大分子への間接的なカ ップリングは、種々の一般に入手しうる架橋基(リンカ−)の使用によって達成 できる(例えばrPierce)1andbook and General  Catalog J 222〜250ページ(198B)参照)、かかる架橋剤 を用いる場合には、大員環基質リンカ−の長さは実質的にそれ自体の架橋剤の長 さである。この使用の例については米国特許第4678667号明細書(実施例 ■)に記載されており、この米国特許明細書には金属−錯化剤p−ブロモアセト アミド−1,4,8,11−テトラアザシクロテトラ−デカン−N、N’ 。
N ’ 、N″″−四酢酸(T):TA)をタンパク質−反応性試薬2−イミノ チオラン(2−isinothiolane)を用いて抗体にカップリングして 比較的に長いリンカ−を形成する方法が報告されている。
他の反応において、大環状錯体のアミン官能基をブロモアセチルプロミドのよう な試薬でアシル化して遊離タンパク質のアルキル化を容易にする反応性ブロモア セトアミド基を形成して所望のタンパク質/錯共役(cosplex conj ugate)を形成する。
また、カップリングは非共有結合が関連する特定の結合対の1員と大環状錯体と の間に形成する場合に、間接的に形成することができる。この間接技術の場合、 関連する特定の結合対置の1つの存在は、その種および大員環の両者に結合する 中間種を用いて検定する0例えば、大環状錯体をアビジンに共役する場合には、 ビオチンを大環状錯体に共有的に共役し、生成するビオチニル化(biotin ylated)大環状錯体がアビジンと結合し、これによってアビジン標識付さ れた大環状錯体を生ずる。アビジン−結合大員環のビオチン化(biotina ted)基質への逆のカップリングを同じ程度に形成でき、多くのビオチン化生 体分子を一般に入手する場合に有利である。この非共有カップリングは他の手段 に利用することができる0例えば、大員環を、第2抗体に対して反応し、更に関 連する抗原と反応する第1抗体に共有的に結合することができる。また、ビオチ ン−アビジンまたはストレプタビジンービオチン錯体の利点には、この補足的対 (comple+mentary pair)の員を大員環に共有的に結合し、 他の員を抗体に共有的に結合する。
また、本発明の大環状錯体は、関連する検体を少なくとも免疫化学的に模擬でき る他の試薬と反応することができる。関連する検体に影響するが、広範囲るわた る種々の大環状錯体を、多くの場合2000ダルトンの低分子量化合物である上 記他の試薬に共役するのに用いることができる。大員環をかかる試薬に直接にま たは間接にカップリングする方法は、一般に、大員環をタンパク質および他の基 質にカップリングすることについて上述している。
本発明の大環状錯体の主な使用は、大環状錯体が蛍光標識(リポータ−分子)と して作用する免疫検定または競合的タンパク質結合検定の分野である。蛍光標識 として特に興味ある大環状錯体はユーロピウム(III)またはテルビウム(I [I)イオンを含有する。これらの各大環状錯体は280〜360n−の範囲に おける励起エネルギーを吸収する0発光は全く狭い、半一バンド幅、約4n−で あり、電磁スペクトルの可視範囲に生ずる。もっとも強い発光は、ユーロピウム (I[[)の場合、約615n−および680nl1%およびテルビウム(II I)の場合、約5451である。好ましい大環状錯体は蛍光強さを高めるある増 感剤と組合せて用いることができる。例えば、Eu(m)大環状錯体の光応答性 (phot。
responsiveness)を、錯体と結合するアセテート イオンの置換 によって、1.3−ジフェニルプロパン−1,3−ジオン(ジベンゾイルメタン )、 4,4.4− )リフルオロ−1−(2−チェニル)−ブタン−1,3, ジオン 2−ピコリン酸、2−フラン酸または2−チオフェン酸の陰イオンによ って高めることができる。 Tb (II[)大環状錯体の場合には、蛍光の増 強はアセテートをアセチルアセトネートおよびそのフルオロ−誘導体で置換する ことによって得られる。大員環のペンダント官能基は、蛍光構造を検体、検体模 擬または受容体(抗体)に共役することができる。多くの場合、選択の抗体はI gGフラクシッン、他の抗体、例えばIgA、1gDおよびIgEであり、また IgMは検定の目的物に影響するが、適当に用いることができる。更に、種々の 天然に生ずる受容体、特にアビジンのような高い結合特異性ををする受容体を用 いることができる。受容体または大環状錯体のビオチニル化によって、広範囲に わたる種々の分子をアジピンを介して結合することができる。生成する共役体は 多くの蛍光検定に用いることができる。
電子配置4f’〜4f13を有するランタニドの、特にカドリニウム(III) (4f’)の常磁性は、核磁気共鳴実験において水のプロトンの緩和時間に影響 を及ぼすことがよく知られている。この作用は、従来において生体内核磁気共鳴 像形成の感受性を高めるのに用いられており、例えば米国特許第4678667 号明細書第1欄第12〜68行に記載されている0本発明の大環状錯体は、水性 媒質において、ガドリニウム(I[[)−)リエチレンジアミン五酢酸の塩のよ うな従来この目的のために用いられていた化合物より優れたMHI対照液として の本来の感受性を得ることができる。
更に、機能化大員環の生体分子または生体適合性巨大分子、特に線状または架橋 多111Mへの結合から生ずる溶液回転速度の緩延によって主として付加的な感 受性を高めることができる。
また、共役しうる大環状構造は、超ウラン元素を含む5f−ブロック元素(bl ock eleo+ent)のイオン、およびイットリウム(I[[)のイオン の放射性同位体を含んでいる。これらの元素の放射性発光はα−粒子、核分裂片 、β−線、陽電子およびT−線を含んでいる。新生細胞または他の選定細胞の特 異的キラー(specific killing)はこれらの細胞に付近の放射 性元素を適当な標的生体分子に結合する大環状構造を介して達成することができ る。放射能が強いT−線のように長い範囲である場合には、また金属−大員環を 像形成のためのリポータとして用いることができる。
肚の の 上述するように、本発明の大環状錯体は広範囲にわたる種々の水性溶剤、水の混 合物、水相容性溶剤、例えばジオキサン、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホ キシドおよび低級アルキルアルコール、およびジエチルエーテルまたは炭化水素 以外の多くの非水性有@溶剤において独特である。更に、これらの大環状存在物 は稀薄水溶液に解離しなく、また、酸、塩基または競合配位子(competi ng bigands)の存在でもランタニド、アクチニドまたはイツトリウム を放出しない優れた動的安定性を保有している。強い蛍光を必要とする場合には 、錯体をあるエンハンサ−と組合せて励起を最大に高めることができ、およびエ ネルギーを蛍光色素イオンに移転し、溶剤による消滅に対する付加保護度を得る ことができる。最後に、これらの1つの生成反応によって得られる官能性は、検 体模擬または受容体、直鎖または側鎖多糖類、または予備形成機能化重合体のよ うな任意の適当な天然または合成基質による大員環の誘導化の付加能力を与える 。金属−イオン蛍光を示す大環状錯体の場合、この誘導化は活性電磁放射の吸収 効率および/または吸収種から錯体のランクニド イオンへのエネルギー移転を 実質的に変えないで達成することができる。磁気共鳴対照液として用いるガドリ ニウム(IIり大員環の場合には、大きい分子量の水相容性基質による誘導化が 溶液における常磁性種の回転速度を徐々に下げることによって緩和性を高めるこ とができる。
次に示す例は本発明の大環状錯体の合成、特性および用途について説明している 。これらの大環状錯体の合成、特性および評価に用いる装置および設備は後述す るように一般的である。
これらの例に示す「部」および「百分率」は、特に記載しないかぎり、質量で示 す。
史上  ペン゛ント(4−ヒドロキシフェニル メチル ・   るユーロピウ ム(I[[)の   ヘキサ−アザ−(a)  含水酢酸ユーロピウム(白色、 非吸湿性結晶)、アルファーチオコール(Alpha−Thiokol)社製、 カタログNCL 15307(1986〜87); (b)  2.6−ジアセチルとリジン(白色、結晶質粉末)、アルドリッヒ  ケミカル カンパニー(Aldrich Chemical Co、)製、カタ ログNCL D880−1(1987)  ?および(C)  チロシン アミ ド(白色、結晶質粉末)、シグマ ケミカル カンパニー(Sigs+a Ch emical Co、)製、カタログk 3879(1987)。
h玉里 、 2−ジアミノ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(チロシン ジア ミン の前言l゛& 大環状錯体の製造に先立って、先づメアレス氏はかにより記載された手順(C, F、メアレス氏ほか、Anal、Bioche+m、  142+ 68(19 84)”)を僅かに変えて、チロシン アミドを相当するジアミン塩酸塩に転化 した。この転化は、次の手順を含むように非酸化雰囲気においてテトラヒドロフ ラン(THF)および1,2−ジメトキシエタンの混合物を溶剤として用いて行 った。
固体チロシン アミド(1,5g、8.3 ミリモル)を窒素雰囲気下で、30 0 dの無水1,2−ジメトキシエタン(アルドリンヒ ケミカル カンパニー 製;ゴールドーラベル グレード)および100−の無水THF  (アルドリ ッヒ ケミカル カンパニー製;ゴールドーラベル グレード)からなる溶剤混 合物を装填した反応容器に加えた。生成溶液を水浴中で冷却し、硼化水素(BH 3)をT)IPに溶解した0、10M溶液75−をゴム隔膜(rubber s eptum)を介して注射器で反応器に導入した。B)Is溶液を容器の内容物 を一定に撹拌しながら30分間にわたって添加した。この添加中、綿毛状白色固 体が形成し、この固体を反応媒質から沈澱させた。
反応は、反応容器の内容物を更に6時間にわたって還流しながら継続させた。反 応容器の内容物を冷却し、次いで水浴で約30分間にわたり冷却した。100d の無水メタノールを反応容器に加え、綿毛状の白色固体沈澱物を溶解した。かよ うにして得た澄んだ溶液をHCLガスで飽和し、1時間還流して所望のジアミン ニ塩酸塩の第1生成物を結晶化した。固体を濾過し、母液を回転蒸発器において 減圧下で蒸発乾固した。固体残留物の再結晶化により白色結晶二塩酸塩の他の生 成物を得た。全収率は約65χであった。微量分析およびスペクトル データ( IR,LIV、’1および”CNMR)によって、ジアミンニ塩酸塩としての生 成物の構造および純度を確めた。
遊離塩基ジアミンを次のようにして作った:1.00g(4,2ミリモル)の二 塩酸塩を15Jdの無水THFに懸濁し、この懸濁物にナトリウム メトキシド (0,46g、8.5 ミリモル)の約10−のメタノール溶液を一定に撹拌し ながら添加した。混合物を1時間にわたり還流および撹拌し、反応の停止の際に 付加持間にわたって撹拌を継続した0次いで、混合物をO″C11夜にわたって 冷凍機に入れた。この加熱および冷却プロセス中に、白色沈澱物(塩化ナトリウ ム)が生じ、この沈澱物を濾過により除去し、廃棄した。濾液:澄んだ黄色溶液 を無水メタノールで50M1の全容量に稀釈し、気密封鎖ボトルに入れ、冷凍下 に貯蔵した。チロシン ジアミン(0,OB4モル/jりを含むこの溶液は制限 されたセルフ ライフ(shelf 1ife)を有し、それ故、大環状錯体の 合成に用いる前に斬らしく作った。
ユーロビ ム         の ゛告酢酸ユーロピウム(m ) (0,1 8g、 0.50ミリモル) 、2.6−ジアセチルとリジン(0,163g、 1.0 ミリモル)および201dの無水メタノールをフラスコに入れ、窒素の ゆるやかな連続流でフラッシュした。混合物を60℃の温度に加熱し、無水メタ ノールに溶解した1ミリモル(この例の段111から溶液11.9d)のチロシ ンジアミンを上記フラスコに清々添加した。フラスコの内容物が直ち5に澄んだ 黄色に変化した。混合物を窒素雰囲気中で還流条件で12時間にわたり加熱し、 濁った状態から澄んだ状態に段々と変わった0次いで、フラスコを回転蒸発器に 入れ、黄−琥珀色溶液を減圧下で蒸発して琥珀色の油状残留物を得た。この残留 物から、粗大環状錯体を無水ジエチルエーテルで繰返し処理して得た。生成物を 少量のメタノールに溶解し、不溶解残留物を濾別し、および0°Cでジエチルエ ーテルを添加して沈澱することによって精製した。生成物を白色微結晶として約 60χの収率で分離した。この生成物は極性有機溶剤に極めてよく溶解し、かつ 水にゆるやかに溶解した。精製物質の質量スペクトル分析並びにIRおよびNM Rスペクトル(1Bおよび13C)は指定した構造と一致した。
上述するようにした得たユーロピウム大環状錯体はメタノール溶液において紫外 線照射する際に蛍光を示した0発光スペクトルのパターンはヘキサ−アザ−大環 状環境においてユーロピウム(III)の特性を示しくN、サバチニイ、L、デ  コラ、L、l’!、バラリノおよびG、フランセ氏J、Ph s Che+s    」L4681〜4685(1987) : Eu (II[)ヘキサ−ア ザー大環状話体[(Eu(CzJzJ*)(CHxCOO) ] (CHzCO O)CI・2H20における放射性および非放射性転移)、この事はユーロピウ ム大環状存在物の構造に関して付加的な確認によるものである。このユーロピウ ム大環状存在物の本来の蛍光強さは比較的に低かったが、しかしある相当する陰 イオン(エンハンサ−)と組合せた場合に実質的に高めることができた。例えば 、アセテート イオンを2−フラン酸、2−チオフェン酸または1.3−ジフェ ニルプロパン−1,3−ジオンの陰イオンで置換した場合には、強いユーロピウ ム大環状蛍光を示す淡黄色溶液を生じた。これらのエンハンサ−の存在により蛍 光強さが著しく増大したことはユーロピウム(III)の非機能化ヘキサ−アザ 大環状錯体について報告されている(L、デ コラ、D、L。
スマイルスル0M、バラリノ氏ほか+ Proceedin s of X C onve n。
o  a   i  otochilca、イタリアロ、ラヴエンナ(1985 ) 4ページ(Eu  (I[[)およびTb (I[[)の陽イオン大環状錯 体の発光特性におけるヘテロ配位子の効果))。
肛 ペン゛ン  −ヒ゛ロキシ ェニル   ルールビ ム(■ の   ヘキ  −アザ−の主成 酢酸ユーロピウム(III)の代りに酢酸テルビウム(I[[)を用いて例Iの 手順を繰返し行った。精製物質の赤外スペクトルによって酢酸テルビウム(In )のヘキサ−アザ−大環状錯体の組成であることを確めた。
U  ペン ント(4−ヒドロキシフェニル メチル    る−ン ン    の   ヘキサ−アザー坐立底 酢酸ユーロピウム(III)の代りに酢酸ランタン(m)を用いて例1の手順を 繰返し行った。生成物のIRおよびNMR(’)!および13C)スペクトルは 指定の大環状構造と一致した。
!  ペン ン  −ヒ′ロキシ ェニル メ ル    るイード1ウム(I I[)のヘキサ−アザ−゛  の旦 酢酸ユーロピウム(III)の代りに酢酸インドリウム(III)を用いて例1 の手順を繰返し行った。生成物のIRおよびN?’lR(’BおよびInc)ス ペクトルは指定の大環状構造と一致した。
主成 酢酸ユーロピウム(III)の代りに酢酸ウラニル(no z″°)を用いて例 1の手順を繰返し行った0次いで、初めの酢酸塩をNO,。
CIO,またはSCN対イオンのそれぞれでイオン交換することによって、大環 状ウラニル錯体を硝酸塩、過塩素酸塩またはチオシアン酸塩として分離した。精 製物質の赤外スペクトルによって、これらの物質の構造がウラニル イオンのヘ キサ−アザ−大環状錯体であることを確めた。
底 紅社且 (a)  含水酢酸ランタン(白色、結晶質固体)、アルドリッヒケミカル カ ンパニー製、カタログにα30633−9 ;(ロ)2.6−ジアセチルとリジ ン、アルドリッヒ ケミカル ヵンパ二−製、カタログ随D880−1(198 7)  ;および(C)4−アミノフェニルアラニン(白色、結晶質固体)、ア ルドリッヒ ケミカル カンパニー類、カタログk 85870−6゜L土産 1.2−ジアミノ−3−(4−アミノフェニル プロパンの’afaランタン( I[[)大環状錯体の製造に先立って、4−アミノフェニルアラニンを相当する トリアミン三塩酸塩に転化した。この転化は次の4一段階の手順で行った: 1.1  固体4−アミノフェニルアラニン(1,OOg、5.55 ミリモル )を25−の無水メタノールに懸濁し、室温で15分間にわたって撹拌した。こ の懸濁物に無水1cIガスの活発な流れを通して泡立て、懸濁する物質を溶解し 、淡黄色溶液が生成した。30分間にわたって還流した後、この溶液を回転蒸発 器において減圧下で蒸発乾固した。かようにして得たクリーム色の粉末をメタノ ール−ジエチルエーテルから再結晶した。この生成物の微量分析(C,H,N) 並びにIRおよびNMRスペクトル(’Hおよび!30)によってその組成が4 −アミノフェニル アラニンのメチル エステルニ塩酸塩であることを確めた。
1.24−アミノ−フェニルアラニンのメチル エステルニ塩酸塩を次のように 処理して相当するアミドニ塩酸塩に転化した:無水ガス状アンモニア流を、メチ ル エステル(1,OOg、3.74 ミ□リモル)を無水メタノール(40r d)に溶解した溶液(0°Cに冷却した)に泡立たせ、次いでフラスコを密閉し 、混合物を室温で4時間にわたって放置した。処理を4〜5回繰返した。生成し た澄んだ淡黄色溶液を回転蒸発器において減圧下で蒸発乾固した。淡黄色固体残 留物はその赤外線スペクトルによって少量の塩化アンモニウムを含むアミドの塩 酸塩であることを確めた。
メタノール−ジエチルエーテルから再結晶して得た純粋生成物は正しいC,H, N微量分析並びにIRおよびNMRスペクトル(’HおよびIff(1)を有す る白色結晶として得た。
1.3  アミドニ塩酸塩を次のように処理して「遊離塩基」に転化した:固体 二塩酸塩(1,OOg、 4.64ミリモル)を微粉末に粉砕し、湿気−保護容 器に収容した無水テトラヒドロフラン(T)IP)(150d)に懸濁した。こ の懸濁物を撹拌しながら、この懸濁物に無水ガス状アンモニア流を室温で10分 間にわたって泡立て、次いで45°Cで5分間にわたって泡立てた。この処理中 、溶液は黄色に変り、懸濁固体の外観が変化した。混合物を冷凍機において1時 間冷却し、次いで濾過し、固形物を2回THF/アンモニア処理し、最終残留物 (塩化アンモニウム)を廃棄した0合わせたTHF濾液を減圧下で蒸発乾固して アミンを得、このアミンを五酸化りん上で乾燥して綿毛状粉末として得た。生成 物は空気に長くさらすと変色した。微量分析(C,H,N)およびスペクトル( IR,’Hおよび”CN?lR)によって化合物の構造を確めた。4−アミノフ ェニルアラニンに対して約80χΦ全収率を得た。
1.44−アミノフェニルアラニンのアミドを次のように乾燥窒素ガス流下で処 理して相当するトリアミン三塩酸塩に転化した。
固体アミド(2,50g、 13.9 ミリモル)を乾燥管保護を施した還流冷 却器乾燥窒素ガス入口および隔膜ストッパーを具えた500dの丸底−三ロフラ スコに入れた(アミドの添加前に、フラスコを乾燥窒素流下、火炎で加熱し、お よび窒素下で冷却した)。
アミドに、140 dの1.2−ジメトキシエタン(無水、ゴールド−ラベル  グレード、アルドリッヒ ケミカル カンパニー類)および50I11のTHF  (無水、ゴールド−ラベル グレード、アルドリッヒ ケミカル カンパニー 類)をゴム隔膜を介して注射器で加えた。混合物を撹拌し、0℃で15分間にわ たり冷却した。
更に15分間にねたり0℃で撹拌した冷却および撹拌した混合物に、ボラン(B HりをTHF(70d、1.0M、アルドリッヒ ケミカルカンパニー類)に溶 解した溶液を徐々に加えた。ゴム隔膜をテフロン ストッパーと取り替え、容器 の内容物を5時間にわたって還流した。生成した僅かに濁った無色の混合物を0 °Cに冷却し、これに50戚の無水メタノールを極めて徐々に添加した。
初めに、ガスの活発な発生が観察され、溶液がきれいになった。
次いで、溶液をHCIガスで飽和し、白色沈澱物が生成した。還流冷却器の水の 循環を中断し、乾燥管を外し、溶液を活発な窒素流中で1時間にわたって加熱沸 騰させ、容量を約半分に減少。
させた。冷却後、白色沈澱物を吸引濾過し、無水THFで洗浄し、減圧デシケー タ−において五酸化りん上で乾燥した。収率は70χであつた。生成物はトリア ミン三塩酸塩の三水和物に相当する微量分析(C,H,N)を有し、指示構造を 確認したIRおよびNIIRスペクトル(’Hおよびl3()を有していた。
2、 −ン ン(鯰 の ゛告 4−アミノフェニルアラニンのトリアミン三塩酸塩(0,188g。
0.65ミリモル)を15dの無水メタノールに溶解し、この溶液に固体水酸化 カリウム(0,89g、 0.44 ミリモル)を添加した。生成懸濁物を室温 で1時間にわたって撹拌し、しかる後に一夜、冷凍した。懸濁物を濾過し、固形 分(塩化カリウム)を捨て、澄んだ淡黄色濾液を酢酸ランタン(I[1)水和物 (0,110g、0.32ミリモル)を含む40Jdの無水メタノールを収容し た反応容器に、撹拌しながら清々添加した。生成混合物を室温で15分間にわた り撹拌し、次いで2.6−ジアセチル ピリジン(0,104g、0.65ミリ モル)を加えた。混合物を還流条件下で14時間にわたり加熱し、これにより生 じたオレンジ色溶液を濾過して少量の未反応酢酸ユーロピウムを除去し、回転蒸 発器において減圧下60″cT:蒸発乾固した。ゴム状残留物をジエチル エー テルで繰返し処理して、最終的に固体生成物を得た。この固体を温クロロホルム に溶解し、濾過した。不溶性残留物を捨て、黄−オレンジ色の濾液をジエチルエ ーテルで徐々に稀釈し、冷却した。かようにして生じた沈澱物を濾過し、無水メ タノールに溶解し、この溶液に約300−の冷却した無水ジエチルエーテルに撹 拌しながら清々添加した。生成した淡黄色粉末状固体を濾別し、ジエチルエーテ ルで洗浄し、真空中、五酸化りん上で乾燥した。収率は582であった。微量分 析およびスペクトル データ(IR,’Hおよび”CNMR)により生成物の構 造および純度を確めた。
aL   ベン゛ント(4−アミノフェニル メチル    るオシアン −ン  ン   の   ヘキ −ア゛−11Jul≧鉦或 例■の大環状錯体陽イオンのチオシアン酸塩を、相当するアセテート大員環の試 料を過剰のチオシアン酸ナトリウムで処理して作った。この場合、両反応物を少 量のメタノールに溶解した。最初に濁った分散物が生成した後、微品質の黄−オ レンジ色の固体が徐々に分離した。この固体を濾別し、メタノールで十分に洗浄 し、真空中、五酸化りん上で乾燥した。この生成物は微量分析(C,H,N)お よびIRスペクトルにより大環状錯体の無水トリイソチオシアネートであること を確めた。
五■   ベン゛ント(4−アミ フェニル) チル    るユーロピウム  (■ の   ヘキサ−ザー■生立主成 酢酸ランタン(I[I)の代りに酢酸ユーロピウム(III)を用いて例■の手 順を繰返し行い、ユーロピウム錯体を淡黄色粉末として得た。この生成物は微量 分析(C,H,N)および赤外スペクトルによりユーロピウム(III)大員環 の三酢酸塩であることを確めた。
…  ベン゛ン (4−ミノ エニル   ルオシアン ユーロピウム(の    ヘキサーア゛−太1並立体坐立戒 例■の大環状酢酸ユーロピウム(I[[)を、例■に記載した手順によって相当 するチオシアン酸塩に転化した。生成物の微量分析(C,H,N)および赤外ス ペクトルがユーロピウム(I[[)大員環の無水トリイソチオシアネートに一敗 した。
1m   ペン゛ント(4−アミノ エニル メチル    るガドリニウム    の   ヘキサ−アザ−゛立生旦金底 酢酸ランタン(II)の代りに酢酸ガドリニウム(II[)を用いて例■の手順 を繰返し行った。この生成物の微量分析(C,H。
N)および赤外スペクトルがガドリニウム(I[[)大員環の三酢酸塩と一致し た。
[ペン゛ント(4−アミノ エニル メ ル    る−ルビ ム   の    へキ −  −韮」ぽと皺底 酢酸ランタン(III)の代りに酢酸テルビウム(IIりを用いて例■の手順を 繰返し行ワた。この生成物の微量分析(C,H。
N)および赤外スペクトルがテルビウム(III)大員環の三酢酸イ・ト1ウム    の   ヘキ − ザー韮jす榎釦底 酢酸う゛ンタン(III)の代りに酢酸イツトリウム(DI)を用いて例■の手 順を繰返し行った。この生成物の微量分析(C。
H,N)およびスペクトル(IR,’Hおよび13c NnR)がイツトリウム CIII)大員環の三酢酸塩と一致した。
太1並且迷坐立底 例X■の大環状酢酸イツトリウム(I[I)を例■に記載した手順によって相当 するチオシアン酸塩−に転化した。生成物の微量分析(C,H,N)および赤外 スペクトルがイツトリウム(I[[)大員環の無水トリイソチオシアネートと一 致した。
(a)  含水酢酸ランタン(■)、アルドリッヒ ケミカル カンパニー製、 カタログNα30633−9 ;CoJ2.6−ジアセチルとリジン、アルドリ ッヒ ケミス・ル カンパニー製、カタログNcL0880−1(1987)   :および(C)  セリン アミド塩酸塩−水和物(白色、結晶質固体)、シ グマ ケミカル カンパニー製、カタログNα34750゜この化合物を先づセ リン アミド塩酸塩−水和物から、塩酸塩を例■、セクションB、3に記載して いる手順による遊離塩基アミドに変えて作った0次いで、遊離塩基アミドを例1 .セクション8.1に記載している手順によって還元した。最終、白色結晶生成 物は2.3−ジアミノプロパノールニ塩酸塩と一致する微量分析(C,H,N) およびIRスペクトルを有していた。大員環の合成に用いる直前に、遊離塩基ジ アミンを例■、セクション8.1に記載する手順で得た。
2、 −ン ン()    の’b′告この化合物を、1.2−ジアミ/−3− (4−ヒドロキシメチル)プロパンの代りに2,3−ジアミノプロパン−1−オ ールを、および酢酸ユーロピウム(I[r)の代りにに酢酸ランタン(I[[) を用いて、例I、セクション2に記載する手順によって得、および精製した。生 成物は白色結晶質粉末として得、その微量分析(C,H。
N)およびスペクトル(IR,’)IおよびI3CNl’lR)はランタン(I II)大員環の三酢酸塩と一致した。
[ペン゛ント ヒドロキシメチル    る  ユーロピウム ■ の   ヘ キサ−アザ−1のム底 この錯体を、酢酸ランタン(III)の代りに酢酸ユーロピウム(I[[)を用 いて例X■、セクション8.2に記載する手順によって得た。生成物の微量分析 (C,H,N)および赤外スペクトルがユーロピウム(III)大員環の三酢酸 塩と一致した。
m  ペン゛ント(4−アミノフェニル)メチル    るユーロピウム ■  のヘキサ−アザ−1の1光1弧 紅林且 (a)  例■の酢酸ユーロピウム(I[[)大環状錯体;(b)  1.3− ジフェニルプロパン−1,3−ジオン(ジベンゾイルメタン、 HDBM)の新 しく作ったナトリウム塩、アルドリフヒ ケミカル カンパニー類、カタログN o、D3345−4  ;および(C)  4,4.4−  )リフルオロ−1 −(2−チェニル)−ブタン−1,3−ジオン(テノイルトリフルオロアセチル アセトン、THTFAcAc、白色結晶質固体)、アルドリツヒ ケミカル カ ンパニー類、カタログ随T2700−6゜ L1風 1.13−ジフェニルプロパン−13−ジオンの ト1ウム (N」■肚生製造 固体HDBM(0,223g、 1.0 ミリモル)を、きれいなナトリウム金 属(0,023g、1.0 ミリモル)を無水メタノール(50m)に溶解した 溶液に添加した。混合物を50°Cで30分間にわたり撹拌し、次いで回転蒸発 器において減圧下で蒸発乾固してナトリウム−1,3−ジフェニルプロパン、1 .3−ジオネートの絹のような淡黄色針状結晶を得た。収率:100χ び規則正しく高めた濃度のエンハンサ−、ジベンゾイルメタンのナトリウム塩( NaDBM)(0,50XIO−’M、 1,5X10−’M、 2.0xlO −’M、 2.5X10−’?!、 3.0X10−’M、 3.5X10−’ ?’l、 4.0X10−’M)を含有する一連の7種の溶液を作った。いづれ の場合においても、溶剤としてはジオキサンおよび蒸留水(2:8容量比)の混 合物を用いた。各溶液の蛍光発光スペクトルを37on−における励起により室 温で測定した。 615nsにおけるユーロピウム大員環の(赤色)発光の強さ は、NaDBM対ユーロピウム大員環のモル比が2.5:1.0  (近似の) モル比に達する場合に著しく増大することを観察した。
3、 ユーロピウム III”−DBHの例■のユーロピウム(I[I)大員環 (0,375g、 1.00ミリモル)NaDBM (0,452g、 2.0 0 ミリモル)をクロロホルム(20tdl”)にそれぞれ別々に溶解し、両溶 液を撹拌しながら混合した。この混合物を50°Cに5分間にわたり加温し、生 成した濁った黄色懸濁物を濾過した。固形物を捨て、澄んだ黄色溶液を回転蒸発 器において減圧下で蒸発して全容量を5−にした。この溶液を50−の無水ジエ チルエーテルで稀釈し、0°Cに1時間冷却してクリーム色の粒状固体の沈澱を 促進し、この固体は370n−で励起した場合に615ngnに強い蛍光を現わ した。生成物のIRスペクトルはユーロピウム(III)大員環のアセテートD BM錯体の場合と一致した。
4、 ユーロピウム ■  = のTHTFAcAcによる  ゞこの例のセフ シラン8.2に記載する処理をNaDBMの代りに4゜4.4−トリフルオロ− 1−(2−チェニル)ブタン−1,3−ジオン(テノイルトリフルオロアセチル アセトン、 THTFAcAc)を用いて繰返し行つた。最大の蛍光増強(fl uorescence enhancew+ent)がユーロピウム(I[I) 大員環対HTBTFAcAcの1.0:3.0(近似の)モル比で観察した。
m  ペン゛ント(4−ヒドロキシメチル   ルる  ユーロビ ム ■ の ヘキサ−アザー左生1光1五 例■のユーロピウム(I[[)大環状錯体の代りに例Iのユーロピウム(Iff )大環状錯体を用いて例XV1.セクションB、2および8.4の手順を繰返し 行った。いずれの場合においても、370nmに励起による615n+mでの蛍 光発光における著しい増強がユーロピウム(I[[)大員環対エンハンサ−の1 .0:2.5  (近似の)モル比において観察した。
(a)3−ヒドロキシピリジン、固体、 m、p、126〜129、 アルドリ ッヒ ケミカル カンパニー類、カタログk 19.3〜406(1989)  ; (ロ)37χホルムアルデヒド水溶液、A、C,S、試薬グレード、アルドリッ ヒ ケミカル カンパニー類、カタログNα25254−9(1989); (C)  エチレンジアミン(1,2−ジアミノエタン)二塩酸塩、白色結晶質 固体、アルドリッヒ ケミカル カンパニー類、カタログ覧19580−4(1 989) ;(6)二酸化マンガン(■)、活性化黒色粉末、アルドリッヒケミ カル カンパニー類、カタログ随21764−6(1989) ;(a)  無 水琥珀酸、11)、119〜120℃、ゴールド ラベル グレード アルドリ ッヒ ケミカル カンパニー類、カタログNα23969−0 :および げ)水和酢酸ランタン(m)、白色結晶質粉末、アルドリッヒ ケミカル カン パニー類、カタログNα30633−9 。
L主属− 1,3−ヒドロキシビ1ジンー26−ジアルー°ヒトの制°。
大環状錯体の合成に先立って、1−ヒドロキシピリジンをM、A。
バルト氏ほか方法(M、A、バルド、G、チェサ、G、マランゴニイおヨヒB、 ヒテリ氏、ち」山+esisよ720(1987))の修正によって相当する2 、6−ジアルデヒドに転化した0手順は次の2つの段階からなる: 1.13−ヒ゛ロキシー26−ビス(ヒドロキシメチル と1ジヱ皇製盈 3−ヒドロキシ−ピリジン(23,8g、0.25モル)および固形水酸化ナト リウム(Nail、 10.0g、 0.25モル)を水(100m)に溶解し 、溶液を90゛Cに加熱した。撹拌したこの温溶液に、37χホルムアルデヒド 水溶液(85d)を8時間にわたって清々添加した。ホルムアルデヒドの添加完 了後、混合物を90°Cで更に90分間にわたって撹拌した0次いで、加熱を止 め、混合物を0℃に冷却し、15dの酢酸(CH3COO11)の添加によって 中和し、回転蒸発器において減圧下で蒸発乾固した。残留物を2001dのジメ チルホルムアミドに溶解し、任意の不溶性固形物を除去し、この固形分を捨て、 濃厚塩酸水溶液(25m”)の添加で酸性にした。酸性水溶液を回転蒸発器にお いて減圧下で蒸発乾固し、残留物をメタノール(150m)に溶解し、活性炭で 清浄にし、濾過した。生成した澄んだ溶液を再び回転蒸発器において減圧下で蒸 発乾固した。
油状残留物を、先づn−プロパツールから、次いでメタノール・アセトンから再 結晶し、所望生成物(収率35χ)を正しい分析およびスペクトル(IRおよび NMR)特性ををするクリーム色固体、a+、p、144℃として得た。
、 3−ヒドロキシ−26−シホルミルピ1ジンのlI゛上記段階で得た3−ヒ ドロキシ−2,6−ビス(ヒドロキシメチル)ピリジン(5,OOg、26 ミ リモル)を無水エタノール(100m)に溶解し、この溶液に3.58g(26 ミリモル)の無水炭酸カリウム(KICow)を室温で加えた。室温で5時間に わたり撹拌した後、懸濁物を濾過し、固形分を廃棄し、澄んだ濾液を回転蒸発器 において減圧下で蒸発乾固した。油状残留物を150dのメタノール−アセトン (20:80混合物)に溶解し、この溶液に固形活性酸化マンガン(IV) ( MnOz、35g)を添加した。懸濁物を室温で7日間にわたって撹拌し、しか る後セライト上で濾過し、固形分を廃棄した。溶液を室温で減圧下で蒸発乾固し 、残留物を固体水酸化カリウムおよびドライライト(Drierite)の存在 において真空下で2日間にわたって乾燥した。かようにして得た固体をランタン (III)大員環の合成に直接に用いた。生成物の同定を、空気−分解を妨げる のに再結晶することなく、IRおよびNMRスペクトルから得た。
2、  −ン ン ■   ゛  の ゛&エチレンジアミンニ塩酸塩(11, 33g、 10ミリモル)および固形水酸化カリウム(0,56g、 10ミリ モル)の混合物を室温で30分間にわたって撹拌し、次いでO″Cに1時間にわ たって冷却した。
形成した固体を濾別し、廃棄し、濾液を還流冷却器および窒素ガス入口を具えた フラスコに入れた。これに、固形酢酸ランタン(I[[)水和物(1,58g、  5ミリモル)を添加し、混合物を40℃で30分間にわたり撹拌、加温した。
しかる後に、この混合物に3−ヒドロキシ−2,6−シホルミルピリジン(1, 51g、10 ミリモル)を無水メタノール(501d”)に溶解した溶液を1 5分間にわたり撹拌しながら清々添加した。生成した濁った黄色懸濁物を遅い窒 素流下で6時間にわたり還流し、次いで窒素流を中断し、混合物を室温に冷却し 、濾過し、固体残留物を廃棄した。澄んだ黄色溶液を回転蒸発器において減圧下 で蒸発乾固して黄色固体を得、この固体をメタノール−ジエチルエーテルから数 回にわたり再結晶した。ペンダント ヒドロキシ基を有するランタニド大員環特 性を化学分析からおよびIRおよびN?lRスペクトルから一ヒ゛ロキシビiジ ンー −ン ンー    の   モ ニス主四二生藍上 例X■の段階B、2において得た3−ヒドロキシピリジン−ランタン大員環の試 料(0,67g、 1.0ミリモル)を1001dのクロロホルムに入れ、これ に無水琥珀酸(0,200g、2.0ミリモル)を50mのクロロホルムに溶解 した溶液を撹拌しながら滴下した。混合物を4時間にわたって還流し、濾過して 任意の懸濁固形物を除去し、回転蒸発器において減圧下で蒸発乾固した。残留物 をメタノール−ジエチルエーテルから数回にわたって再結晶した。ペンダント  カルボン酸基を有するランタン(I[[)大員環の特性を化学分析(C,H,N )およびスペクトル(IRおよびN?lR)から得た。
の   ヘキサ−アザ−のA 酢酸ランタン(I[l)の代りに酢酸ユーロピウム(I[[)ヲ用いて例XIX の手順を繰返し行った。微量分析(C,H,N)およびIRスペクトルによって 、生成物の式および純度を確めた。
■xx上 ペン゛ン  カルボン     るユーロピウム■)のヘキサ−アザ −′t の゛ 例■のユーロピウム(I[[)大員環の代りに例XXのユーロピウム(III) 大員環を用いて例XVIの手順を繰返し行った。615nmにおける最大蛍光強 さを370n+mで励起することによって大員環対エンハンサ−の1:2モル比 で観察した。
mN−サクシンイミジル(succinimid 1)−3−(2−ピッジルジ チオ)プロピオネート(SPDP)   いるベン゛ント(4−アミノフェニル  メチル    る  ユーロピウム   のヘキサ−アザ−1のストレプ ビ ジンへの力・プ1ング 紅林粁 (a)  N−サクシンイミジル−3−(2−ピリジルジチオ)プロピオネート (SPDP)、ビニリス ケミカル カンバ=−(Pierce Chemic alCo、)製、カタログk 21557 ;(ロ)D、L−ジチオトレイトー ル(DTT) 、シグマ ケミカル カンパニー類、カタログNlID−063 2;(C)  炭酸ナトリウム緩衝液、0.1M、pH8〜8.2;((至)り ん酸塩緩衝塩溶液(Phosphate Buffered 5aline)( PBS)シグマ ケミカル カンパニー類、カタログNα1000−3 。
(e)  スペクトル分析したメタノール(Methanol 5pectra nalyzed)、フィッシャー サンエンティフインク(Fisher 5c ientif ic)製、カタログk A 40B−4; (f)  バイオゲル P−6イオン交換樹脂カラム200〜400メツシユ、 1cmX30cm、バイオラド(BioRad)製、カタログk 150075 0;および (樽 4,4.4− )リフルオロ−1−(2−チェニル)−ブタン−1,3− ジオン(テノイルトリフルオロアセチルアセトンリッヒ ケミカル カンパニー 類、カタログNo. T2700−6。
土産 ストレブタビジン(SA)のビオチン結合当量を計算し正規の最大ビオチン結合 活性から16267a.n+.u. 、タンパク質15マイクログラムおよびビ オチンの分子量、244a.m,u,であった。これを基準として、SPDP架 橋の当量(分子量312a.+++.u.)を計算しSAの■当り19マイミク ログラムであった。
1バイアルのストレプタビジン(ジメド(Zymed) 43− 4301、ロ ット#80401000 、 PBSにおいてldのSAから凍結乾燥したバイ アル当り1■)をIJdの水で再構成し、溶液をSAの第2のバイアルに定量的 に移してd当り123n  モル(n  d)の濃度にした。メタノールにおけ る2g/ 12 (372nモル) SPDP溶液58マイクロリットルを加え 、渦を巻かせて混合した.溶液を室温で1時間にわたり放置してSPDPをSA への共役を達成させた.50マイクロリツトルの0.1M DTT水溶液を加え 、生成混合物を30分間放置してSPDP形成−SRの一S−S結合を変えた( reduce) aチオール−置換−SAをPBSで予じめ平衡させたバイオゲ ルP6カラム上に通して精製した。1ml!のフラクションを回収した.チオー ル−SAを4〜7Idの溶離剤で溶離すると共に、未反応SPDPおよびDTT 並びにこれらの低分子量反応生成物をフラクション8〜10で溶離した, SA −含有フラクションをプールした。カラムを、これに50dのPBSを流して再 生した。
例■のp−アミノフェニル−置換ユーロピウム(I[[)大環状錯体の試料(0 .0062g.6.4ミクロモル)を1.5 mの炭酸ナトリウム緩衝液(pH 8〜8.2)に溶解して4mM溶液にし、これに0.0667mの2g/ j!  SPDP溶液(6.4ミクロモル)を添加した。この混合物を約1時間にわた り放置して共役を達成した。
SPDP−p−アミノフェニル−ユーロピウム(I[[)大員環反応混合物の試 料(0.1861d,377nモル)をチオール−置換−SAクロマトグラム  プールに添加し、生成した溶液を30分間にわたり放置して共役を達成させた。
反応混合物を上述するようにバイオゲルP6カラム上で脱塩した.p−アミノフ ェニル−ユーロピウム(I[I)大員環−ストレブタビジン共役体を含有する前 端線−溶離フラクションをプールした.後端線−溶離、低分子量反応物を注意し て除去した。
標識ストレプタビジンの存在を、T)lTFAcAcの濃W−溶液の数滴を添加 し、かつ水銀355nm紫外線電球により誘導された赤色蛍光を観察することに よって検出した。
T−細胞表面標識(クールターT4細胞標識、カタログに4235131、クー ルター イムノロジー ディビジジン(Coulterlmmunology  Division (フロリダ州、バイアレア)製)に対して特異な抗体による 例■のユーロピウムCII□大環状錯体の誘導化または共役を、錯体および抗体 を中性pHにおいてグルタルアルデヒドを含有する水性−有機溶液において化合 することによって達成した。生成した共役体を免疫検定法および時間分解(ti me resolved)蛍光モニター技術を含むフロー サイトメトジー分析 に用いることができる。
fill  スルホサ シンイミジル4−ヨー゛ セ ル  ミベン°゛エート (SULFO−SIAB   いるペン゛ント(4−アミノフェニル メチル     る  ユーロピウム   のヘキサ−アザ−の  への左JJυL乙久 T−細胞標識(クールターT4細胞特異抗体、カタログNCL 4235131 、クールター イムノロジー ティビジョン(フロリダ州バイアレア)に特異な 抗体による例■の大環状錯体の誘導化または共役を、錯体および抗体をスルホサ クシンイミジル(4−ヨードアセチル)アミノベンゾエート(sulfo−8I AB)を含有する水性の有機溶液において、J、 K、ウェルトマン氏ほかBi o Techni u競」+ 148〜152(1983)に記載されいてる手 順に従って化合することによって達成した。生成共役体は免疫検定法におよび時 間分解蛍光モニター技術を用いるフローサイトメトリー分析に用いることができ る。
■xxM ペン゛ント(4−アミノフェニル)メチル    るユーロピ ム  ■      のフローサイトメト1−についての   ・  とじてのLl」 IL咀 例xxn、xxmおよびXXrVに記載する手順によって抗体に結合する例■の ユーロピウム(nl)大環状錯体を、全血に見出されるT細胞の表面標識につい ての免疫学的染色として用いた。この使用はクールター エレクトロニックス  インコーポレーション(Counter E1ectronics+1nc、) フロリダ州、バイアレア)により開発されたクールター@Q−PREP自動染色 /試料調製装置の使用を含んでいる。このプロセスは適当な溶菌薬システムを配 置すること、Q−PREP器具における染色および固定すること、全血液試料を 器具内のチャンバー(試験管)に配置すること、およびしかる後に装置を2つの 利用しろる処理シーケンスの1つのシーケンスで処理することを含んでいる。
L区! (a)  この評価に用いる溶菌薬システムはギ酸(0,5χV/V)の積木溶 液、およびギ酸の溶菌作用を速やかに、かつ効果的に阻止し、同時に試料のpH の塩平衡を回復させおよび例XVIのエンハンサ−1THTFAcAcを含有す る相手塩溶液を含んでいる。
(ロ)固定液をバラホルムアルデヒドにする。
3、フローサイトメト1− 試料をQ−PREPミキサー/染色器具において調製した後、染色/試料調製器 具を含む試験管をエビシス@ (EPICS)IVフローサイトメーター(fl o@cytometer)に移し、標準ブロー サイトメトリー分析手順に従っ て分析を行った。これにより生じた散布図は大環状錯体標識細胞と試料の他の成 分との間に良好な差を与えた。この得られた散布図は巨大錯体(sacroco mplex)標識細胞を非標識細胞から容易に識別することができ、誘導化後で も稀薄水溶液における上記誘導化(derivatized)錯体の動的安定性 および錯体の維持および蛍光特性を確認することができた。
2  ベン゛ント(4−アミノ エニル メ ルユーロビ ム         の につい の   ・     の ヒト白血球を、密度1.077g/ diのフィコ−ルーパキュ(Ficol− Psque)溶液上に層状に堆積し、単位重力沈降後、上層を除去するようにし て末梢血液から調製した。100マイクロリットルのこれらの細胞を180マイ クロリツトルのりん酸塩緩衝塩溶液で稀釈し、20マイクロリツトル(25試験 バイアル)のビオチニル化T8クールター クローン@ (COULTERCL ONE)単クローン性抗体により25℃で30分間にわたり標識付けした。ポリ −1−リジン(Ig/ 12 )で予備処理した顕微鏡スライドをCentri fugalCytology Bucket Coulter部品NCL 77 87046に取付けた。200マイクロリツトルのイソトン@ (ISOTON ) II[稀釈剤および100マイクロリツトルの標識細胞を試料ブロック チ ャンバーに挿入した。これらの細胞の分散物を50ORPM (半径6.5イン チ)で、25°Cで5分間にわたり遠心処理した。上済みを取出し、分離したパ ケットおよびスライドをヒート ガン(基本番号038B)を用いる迅速空気乾 燥前に固定液(アセトン:ホルムアルデヒド:酢酸85:10:5)に浸した。
細胞DNAを、PBSの−当り2.5 Xl0−’gのDAPI(シグマ ケミ カル カンパニー製、カタログk D−1388)を含む染色溶液にスライドを 浸漬することによって染色させた。細胞を例X■からのP−アミノフェニル−ユ ーロピウム(Ill)大員環−5A共役体で標識付けした。生成物をエンノ1ン サーとして作用する4、4.4− )リフルオロ−1−(2−チェニル)ブタン −1,3−ジオンを含むグリセロールに配置し、350〜385n−における紫 外光励起を用いるエビ照明(epiillu+++1nated)顕微鏡で観察 した。リンパ球核は青−緑色をし、T8リンパ球は赤色表面を有していた。
■XXユ  ペン゛ント(4−アミノフェニル メチルる  ユーロピウム(■     °社 の12個の井戸ストリップ(well 5prips)(ポリス チレン白色微量滴定井戸、ミクロフルオ(Micro Flour) 、グイナ テツチ ラボラドリース(Dynatech Laboratories) 、 アレクサンドリア、V^22314)を、50ミリモルノ!炭酸塩糧衝液、p) 19.6に溶解した井戸当り200■(100マイクロリツトル)精製単クロー ン性アンチーAFP抗体(メディクス ビオチッチ インコーポレーション(M edix Biotech Inc、)、フォスター市、AC94404:カタ ログN(LA−013−01)で4°C118〜20時間にわたって被覆した。
井戸を0.5 d/ fのポリオキシエチレン ソルビタン モノラウレート  (ツイーン20)を含有する9g/2のNaC1溶液からなる洗浄溶液で2回、 手で洗った。10gのウシ血清アルブミン(RIA  グレード;シグマ ケミ カル カンパニー製) 、2.0gのスクロースおよび0.5gのアジ化ナトリ ウム(リットル当り)を含有する0、1モル/!の重炭酸ナトリウム緩衝液(p )18.3)からなるブロッキング溶液を添加しく200マイクロリツトル/井 戸)、室温で1時間にわたり反応した。再び、井戸を洗浄溶液で洗った。これら の井戸を4°Cで貯蔵乾燥し、数週間の間装置した。
のビオ ニル アフィニティー精製ヤギ アンチ−AFP多クローン性抗体(アトランティック  アンチボディース(Atlantic Antibodies、スカーバラ、  ME 04074; cat co、 077−06)を5!の等張塩溶液( isotonic 5aline)NaC19g/ f)に対して2回透析し、 次いで炭酸塩緩衝液(0,1モル/ j2.p)I 9.0)で稀釈して0.5 0g/ j2の最終濃度にした。1−の溶液に100マイクロリツトルのジメチ ルスルホキシドに溶解した500倍モル過剰量のスルホサクシンイミジル−6− (ビオチンアミド)ヘキサノエート(rN)Is−LC−ビオチン」; ピアス  ケミカル カンパ=  (Pierce Chemical Co、)を添加 し、混合物を室温で1時間にわたり温間した。次いで、反応混合物を0.25g / 1.のアジ化ナトリウムを含有する5!の0.1 ミリモル/!重炭酸塩緩 衝液(pH8,3)に対して40°Cで2回使用前に、ビオチニル化抗体溶液を リットル当り、400 ミリモルのMCI 、10gのウシ血清アルブミン、0 .1gのアジ化ナトリウムおよび0.1gのチメロサールを含有する10ミリモ ル/!のトリスHCI緩衝液(pH7,8)に300倍に稀釈した。
iimレブ ビジンの8゜制 例XX■のユーロピウム(I[[)−大員環−ストレプタビジン共役体を、使用 前にリットル当り、10gのウシ血清アルブミン、9gのNaC]、0.1gの アジ化ナトリウムおよび0.1gのチメロサールを含有する50ミリモル/!の トリス)ICI緩衝液(pH7,帥に稀釈して10ミクロモル/!の最終濃度に した。
旺し髪エ ヒトAFP  (インターメティコ(Inter Madico)、カナダ国、 トロント)をAFPについての国際参照標準(72/227)に対して計算した 。AFP標準を標準−稀釈溶液において1〜1000マイクログラムの範囲の濃 度に調製した。
免孜m順 20マイクロリツトルの標準液または試料を各井戸に加え、次いでリットル当り 、10ミリモルのEDTA、50gのアルブミン、0.1gのアジ化ナトリウム および0.1gのチメロサールを含有する100マイクロリットル標準−稀釈緩 衝液(10ミリモル/lりん酸塩緩衝液)(pH7,0)を添加した。井戸を3 7°Cで45分間にわたって温間した(エアオープン)。この井戸を洗浄溶液で 2回洗浄した。井戸に300倍稀釈したビオチニル化アンチ−AFP抗体溶液( 100マイクロリツトル/井戸)を添加し、井戸を上述するように洗浄した。井 戸に100マイクロリツトル/井戸のユーロピウム(I[[)−大員環−ストレ プタビジン錯体使用液を加え、井戸を37゛Cで更に30分間にわたって温間し た。井戸を上述するように洗浄し、これに100マイクロリツトルのエンハンサ −THTFAcAcの1ミクロモル溶液を加えた。各井戸の蛍光を、337.1 nm(窒素レーザ源)の励起波長および615(+−5)nIll(干渉フィル ター)を用いるサイμ フルオ(Cyber Fluor)615時間−分解蛍 光計/アナライザーを用いて測定した。
種々の妊娠期間における妊婦からの血清、および肝臓−および精巣−腫瘍からの 血清の試験体を用いた。ヒト血清ベースド「トリーレベル(Tri−1eval ) J配位対照(ligand controls)をオルソ ファーマシュー ティカルス(Ortho Pharmaceuticals)、ニュージャジー 州 ラリタンから入手した。分析前に、羊水を標準−稀釈溶液に50倍に稀釈し た。
本発明の大環状錯体の動的安定性は独特のものである。それ故、分析、治療およ び像形成(imaging)通用における上記錯体の使用は最近入手され、かつ 従来において記載されている材料とは異なるものである。
上述において、本発明の好適な例について説明した。しかしながら、本明細書お よび請求の範囲を逸脱しないかぎり、種々の変更を加えることができる。
国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a) (1)▲数式、化学式、表等があります▼(2)(M)y(Y)mおよび (3)▲数式、化学式、表等があります▼(上記式中、 Mは原子番号57〜71のランタニド、原子番号89〜103のアクチニドおよ び原子番号39のイットリウム(III)からなる群から選択する金属イオンを 示し; Rは水素、メチル、直鎖および側鎖アルキル、アリール−置換アルキル、アリー ルおよびアルキル−置換アリールからなる群から選択する置換基(但し、前記置 換基が生成錯体の溶解性を制限しないか、または合成中、前記錯体の環化を妨げ ないという条件で)を示し; XはXで示す位置においてピリジン、チオフェンまたはフランからなる群から選 択する環構造の部分を形成する窒素、硫黄または酸素を示し; Qは機能化メチル、機能化直鎖アルキル、機能化側鎖アルキル;機能化アリール 、アルキル、機能化アリールおよび機能化アルキル、アリールからなる群から選 択する置換基(但し、前記置換基の基が前記置換基とブリッジ/結合部分との間 にカップリング官能性を与えて受容体分子または相当する受容体分子である存在 物により誘導化することができるという条件で)を示し; nは2〜3の整数を示し; Yはアセテート、カルボキシレート、スルホネート、ハロゲン化物、ニトレート 、パークロレート、チオシアネートおよびピクラートを包含する負に帯電したイ オン(但し、陰イオンが生成錯体の溶解性を制限しないか、またはカップリング 処理または蛍光を導くエネルギー移動を妨げるという条件で)を示し; mは大環状錯体における金属イオンのイオン電荷を示し;および yは大環状錯体における対イオン電荷を示す)で表わされる各反応物の組合せで 、金属塩および適当なジカルボニルおよびジアミン前駆物質を普通の反応容器に おいて化合させ;および (b)上述する化合物をジカルボニルおよびジアミン化合物のシッフ塩基環状、 金属鋳型縮合を行う条件下で反応させて金属イオンを有する配位錯体を生成する ことを特徴とする機能化ヘキサ−供与体−大環状錯体の製造方法。 2.(a) (1)▲数式、化学式、表等があります▼(2)(M)y(Y)mおよび (3)▲数式、化学式、表等があります▼(上記式中、 Mは原子番号57〜71のランタニド、原子番号89〜103のアクチニドおよ び原子番号39のイットリウム(III)からなる群から選択する金属イオンを 示し; Rは水素、メチル、直鎖および側鎖アルキル、アリール−置換アルキル、アリー ルおよびアルキル−置換アリールからなる群から選択する置換基(但し、前記置 換基が生成錯体の溶解性を制限しないか、または合成中、前記錯体の環化を妨げ ないという条件で)を示し; XはXで示す位置においてピリジン、チオフェンまたはフランからなる群から選 択する環構造の部分を形成する窒素、硫黄または酸素を示し; Qは機能化メチル、機能化直鎖アルキル、機能化側鎖アルキル;機能化アリール 、アルキル、機能化アリールおよび機能化アルキル、アリールからなる群から選 択する置換基(但し、前記置換基の基が前記置換基とブリッジ/結合部分との間 にカップリング官能性を与えて受容体分子または相当する受容体分子である存在 物により誘導化することができるという条件で)を示し; nは2〜3の整数を示し; Yはアセテート、カルボキシレート、スルホネート、ハロゲン化物、ニトレート 、バークロレート、チオシアネートおよびピクラートを包含する負に帯電したイ オン(但し、陰イオンが生成錯体の溶解性を制限しないか、またはカップリング 処理または蛍光を尊びくエネルギー移動を妨げるという条件で)を示し; mは大環状錯体における金属イオンのイオン電荷を示し;および yは大環状錯体における対イオン電荷を示す)で表わされる各反応物の組合せで 、金属塩および適当なジカルボニルおよびジアミン前駆物質を普通の反応容器で 化合させ;および(b)上述する化合物をジカルボニルおよびジアミン化合物の シッフ塩基環状、金属鋳型縮合を行う条件下で反応させて金属イオンを有する配 位錯体を生成することを特徴とする機能化ヘキサ−供与体−大環状錯体の製造方 法。 3.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素、メチル、直鎖アルキル、側鎖アルキル、アリール−置換アル キル、アリールおよびアルキル−置換アリールからなる群から選択する置換基( 但し、前記置換基が生成錯体の溶解性を制限しないか、または合成中前記錯体の 環化を妨げないという条件で)を示し;Mは原子番号57〜71のランタニド、 原子番号89〜103のアクチニドおよび原子番号39のイットリウム(III )からなる群から選択する金属イオンを示し; XはXで示す位置においてピリジン、チオフェンまたはフランからなる群から選 択する環構造の部分を形成する窒素、硫黄または酸素を示し; Qは機能化メチル、機能化直鎖アルキル、機能化側鎖アルキル;機能化アリール −アルキル、機能化アリールおよび機能化アルキル−アリールからなる群から選 択する置換基(但し、前記置換基の基が前記置換基とブリッジ/結合部分との間 にカップリング官能性を与えて受容体分子または相当する受容体分子である存在 物により誘導化することができるという条件で)を示し; nは2〜3の整数を示し; Yはアセテート、カルボキシレート、スルホネート、ハロゲン化物、ニトレート 、バークロレート、チオシアネートおよびピクラートを包含する負に帯電したイ オン(但し、陰イオンが生成錯体の溶解性を制限しないか、またはカッブリング 処理または蛍光を導びくエネルギー移動を妨げるという条件で)を示し; mは大環状錯体における金属イオンのイオン電荷を示し;および yは大環状錯体における対イオン電荷を示す)で表わされる化合物。 4.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Aは大環状錯体の末端反応基と反応性生体分子または特異的反応性対の メンバーとの間の結合基を示す)で表わされる結合基を有する大環状錯体を含む 請求の範囲3記載の化合物の共役体。 5.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (上記式中、Zは反応性生体分子、または特異的反応性対のメンバーを示し、お よびaは0〜1の整数を示す)で表わされる請求の範囲4記載の共役体。 6.(a)関連する検体を含有すると思われる試料を、請求の範囲5に記載する 式の共役体と反応媒質において結合条件下で接触させ、これにより前記共役体の 反応性生体分子部分および試料の検体を互いに接触させるか、または検体と相互 作用するのに特異的な結合材料とのおよび前記検体を模擬する前記共役体の生体 分子部分との相互作用のために競合し;および:(b)反応媒質を監視して (1)共役体の存在; (2)共役体と検体との相互作用の生成物の存在;および(3)共役体と結合材 料との相互作用の生成物の存在の1つを検出する関連する検体を含有する試料の 分析方法。 7.(a)請求の範囲5に記載する式の共役体の注射しうる溶液を得; (b)像形成の有効量の前記注射しうる溶液を関連する細胞検体を有すると思わ れる受容体に注射し、これにより共役体の反応性生体分子部分を関連する検体と 相互に作用させ;および (c)関連する細胞検体について前記受容体を前記受容体における前記共役体の 検出によって監視することからなる関連する細胞検体の生体内標識付け方法。 8.(a)請求の範囲5に記載の式の共役体の注射しうる溶液を得;および (b)像形成に有効量の前記注射しうる溶液を受容体に、プロトン緩和を高める 目的のためにMRI検査前に注射し、これによって像コントラストおよび感受性 を改善することからなる生体内磁気共鳴像形成(MRI)を高める方法。 9.(a)請求の範囲5に記載の式の共役体の注射しうる溶液を得; (b)細胞障害有効量の前記注射しうる溶液を特異的抗原を有する細胞を有する と思われる受容体に注射し、これによって共役体の反応性生体分子部分を前記細 胞の特異的抗原と結合させ、錯体の金属からの放射発光が前記細胞を殺すことか らなる特異的抗原を有する細胞の選択的生体内破壊方法。 10.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (上記式中、Qはアミノフェニル、Rはメチル、Xは窒素およびnは3を示す) で表わされる請求の範囲3記載の化合物。 11.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Aは大環状錯体の末端反応基と反応性生体分子または特異的反応性対の メンバーとの間の結合基を示す)で表わされる結合基を有する大環状錯体を含む 請求の範囲10記載の化合物の共役体。 12.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Zは反応性生体分子、または特異的反応性対のメンバーを示し、および aは0〜1の整数を示す)で表わされる請求の範囲11記載の共役体。 13.(a)関連する検体を含有をすると思われる試料を、請求の範囲12に記 載する式の共役体と反応媒質において結合条件下で接触させ、これにより前記共 役体の反応性生体分子部分および試料の検体を互いに接触させるか、または検体 と相互作用するのに特異的な結合材料とのおよび前記検体を模擬する前記共役体 の生体分子部分との相互作用のために競合し;および、 (b)反応媒質を監視して (1)共役体の存在; (2)共役体と検体との相互作用の生成物の存在;および(3)共役体と結合材 料との相互作用の生成物の存在の1つを検出する関連する検体を含有すると思わ れる試料の分析方法。 14.(a)請求の範囲12に記載する式の共役体の注射しうる溶液を得; (b)像形成の有効量の前記注射しうる溶液を関連する細胞検体を有すると思わ れる受容体に注射し、これにより共役体の反応性生体分子部分を関連する検体と 相互に作用させ;および (c)関連する細胞検体について前記受容体を前記受容体における前記共役体の 検出によって監視することからなる関連する細胞検体の生体内標識付け方法。 15.(a)請求の範囲12に記載の式の共役体の注射しうる溶液を得;および (b)像形成に有効量の前記注射しうる溶液を受容体に、プロトン緩和を高める 目的のためにMRI検査前に注射し、これによって像コントラストおよび感受性 を改善することからなる生体内磁気共鳴像形成(MBI)を高める方法。 16.(a)請求の範囲12に記載の式の共役体の注射しうる溶液を得; (b)細胞障害有効量の前記注射しうる溶液を特異的抗原を有する細胞を有する と思われる受容体に注射し、これによって共役体の反応性生体分子部分を前記細 胞の特異的抗原と結合させ、錯体の金属からの放射発光が前記細胞を殺すことか らなる特異的抗原を有する細胞の選択的生体内破壊方法。 17.酢酸ランタン(III)による請求の範囲10記載のペンダント(4−ア ミノフェニル)メチル基を有する機能化ヘキサ−アザ−大環状錯体。 18.チオシアン酸ランタン(III)による請求の範囲10記載のペンダント (4−アミノフェニル)メチル基を有する機能化ヘキサ−アザ−大環状錯体。 19.チオシアン酸ユーロピウム(III)による請求の範囲10記載のペンダ ント(4−アミノフェニル)メチル基を有する機能化ヘキサ−アザ−大環状錯体 。 20.酢酸ガドリニウム(III)による請求の範囲10記載のペンダント(4 −アミノフェニル)メチル基を有する機能化ヘキサ−アザ−大環状錯体。 21.酢酸テルビウム(III)による請求の範囲10記載のペンダント(4− アミノフェニル)メチル基を有する機能化ヘキサ−アザ−大環状錯体。 22.酢酸イットリウム(III)による請求の範囲10記載のペンダント(4 −アミノフェニル)メチル基を有する機能化ヘギサ−アザ−大環状錯体。 23.チオシアン酸イットリウム(III)による請求の範囲10記載のペンダ ント(4−アミノフェニル)メチル基を有する機能化ヘキサ−アザ−大環状錯体 。 24.酢酸ユーロピウム(III)による請求の範囲10記載のペンダント(4 −アミノフェニル)メチル基を有する機能化ヘキサ−アザ−大環状錯体。 25.エンハンサーによる請求の範囲24記載のペンダント(4−アミノフェニ ル)メチル基を有する酢酸ユーロピウム(III)による機能化ヘキサ−アザ− 大環状錯体の蛍光増強。 26.1,3−ジフェニルプロパン−1,3−ジオンのナトリウム塩による請求 の範囲24記載のペンダント(4−アミノフェニル)メチル基を有する酢酸ユー ロピウム(III)による機能化ヘキサ−アザ−大環状錯体の蛍光増強。 27.4,4,4−トリフルオロ−ト−(2−チェニル)ブタン−1,3−ジオ ンによる請求の範囲24記載のペンダント(4−アミノフェニル)メチル基を有 する酢酸ユーロピウム(III)による機能化ヘキサ−アザ−大環状錯体の蛍光 増強 28.n−サクシンイミジル−3−(2−ピリジルジチオ)プロピオネート(S PDP)を用いる請求の範囲24記載のペンダント(4−アミノフェニル)メチ ル基を有する酢酸ユーロピウム(III)のヘキサ−アザ−大環状錯体のストレ プタピジンヘのカップリング。 29.グルタルアルデヒドを用いる請求の範囲24記載のペンダント(4−アミ ノフェニル)メチル基を有する酢酸ユーロピウム(III)のヘキサ−アザ−大 環状錯体の抗体へのカップリング。 30.スルホサクシンイミジル−(4−ヨードアセチル)アミノベンゾエート( sulfo−SIAB)を用いる請求の範囲24記載のペンダント(4−アミノ フェニル)メチル基を有する酢酸ユーロピウム(III)のヘキサ−アザ−大環 状錯体の抗体へのカップリング。 31.請求の範囲24記載のペンダント(4−アミノフェニル)メチル基を有す る酢酸ユーロピウム(III)大環状錯体のフローサイトメトリーについての免 疫的染色としての使用。 32.請求の範囲24記載のペンダント(4−アミノフェニル)メチル基を有す る酢酸ユーロピウム(III)大環状錯体の蛍光顕微鏡についての免疫的染色と しての使用。 33.請求の範囲24記載のペンダント(4−アミノフェニル)メチル基を有す る酢酸ユーロピウム(III)大環状錯体の固相免疫検定についての免疫的染色 としての使用。 34.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Qはヒドロキンメチル、Rはメチル、Xは窒素およびnは3を示す)で 表わされる請求の範囲3記載の化合物。 35.酢酸ランタン(III)による請求の範囲34記載のペンダントヒドロキ シメチル基を有する機能化ヘキサ−アザ−大環状錯体。 36.酢酸ユーロピウム(III)による請求の範囲34記載のペンダントヒド ロキシメチル基を有する機能化ヘキサ−アザ−大環状錯体。 37.式 (式中、Qはヒドロキシフェニル、Rはメチル、Xは窒素およびnは3を示す) で表わされる請求の範囲3記載の化合物。 38.酢酸テルビウム(III)による請求の範囲37記載のペンダント(4− ヒドロキシフェニル)メチル基を有する機能化ヘキサ−アザ−大環状錯体。 39.酢酸ランタン(III)による請求の範囲37記載のペンダント(4−ヒ ドロキシフェニル)メチル基を有する機能化ヘキサ−アザ−大環状錯体。 40.酢酸イットリウム(III)による請求の範囲37記載のペンダント(4 −ヒドロキシフェニル)メチル基を有する機能化ヘキサ−アザ−大環状錯体。 41.ウラニルイオンによる請求の範囲37記載のペンダント(4−ヒドロキシ フェニル)メチル基を有する機能化ヘキサ−アザ−大環状錯体。 42.酢酸ユーロピウム(III)による請求の範囲37記載のペンダント(4 −ヒドロキシフェニル)メチル基を有する機能化ヘキサ−アザ−大環状錯体。 43.エンハンサーによる請求の範囲42記載のペンダント(4−ヒドロキシフ ェニル)メチル基を有する酢酸ユーロピウム(III)のヘキサ−アザ−大環状 錯体の蛍光増強。 44.1,3−ジフェニルプロバン−1,3−ジオンのナトリウム塩による請求 の範囲42記載のペンダント(4−ヒドロキシフェニル)メチル基を有する酢酸 ユーロピウム(III)のヘキサ−アザ−大環状錯体の蛍光増強。 45.4,4,4−トリフルオロ−1−(2−チェニル)ブタン−1,3−ジオ ンによる請求の範囲42記載のペンダント(4−ヒドロキシフェニル)メチル基 を有する酢酸ユーロピウム(III)のヘキサ−アザ−大環状錯体の蛍光増強。 46.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素、メチル、直鎖アルキル、側鎖アルキル、アリール−置換アル キル、アリールおよびアルキル−置換アリールからなる群から選択する置換基( 但し、前記置換基から生成錯体の溶解性を制限しないか、または合成中、前記錯 体の環化を妨げないという条件で)を示し;Mは原子番号57〜71のランタニ ド、原子番号89〜103のアクチニドおよび原子番号39のイットリウム(I II)からなる群から選択する金属イオンを示し; XはXで示す位置においてビリジン、チオフェンまたはフランからなる群から選 択する環構造の部分を形成する窒素、硫黄または酸素を示し; Qは機能化メチル、機能化直鎖アルキル、機能化側鎖アルキル;機能化アリール −アルキル、機能化アリールおよび機能化アルキル−アリールからなる群から選 択する置換基(但し、前記置換基の基が前記置換基とブリッジ/結合部分との間 にカップリング官能性を与えて受容体分子または相当する受容体分子である存在 物により誘導化することができるという条件で)を示し; nは2〜3の整数を示し; Yはアセテート、カルボキシレート、スルホネート、ハロゲン化物、ニトレート 、バークロレート、チオシアネートおよびビクラートを包含する負に帯電したイ オン(但し、陰イオンが生成錯体の溶解性を制限しないか、またはカッブリング 処理または蛍光を導びくエネルギー移動を妨げるという条件で)を示し; nは大環状錯体における金属イオンのイオン電荷を示し;および yは大環状錯体における対イオン電荷を示す)で表わされる化合物。 47.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Qはヒドロキシ、Rは水素、Xは窒素およびnは3を示す)で表わされ る請求の範囲46記載の化合物。 48.ペンダントヒドロキシ基を有する酢酸ランタン(III)による請求の範 囲47記載の化合物の機能化ヘキサ−アザ−大環状錯体。 49.請求の範囲48記載のベンダントカルボン酸基を有するランタン(III )の機能化ヘキサ−アザ−大環状錯体。 50.請求の範囲47記載のベンダントカルボン酸基を有するユーロピウム(I II)の機能化ヘキサ−アザ−大環状錯体。 51.請求の範囲50記載のベンダントカルボン酸基を有するユーロピウム(I II)のヘキサ−アザ−大環状錯体の蛍光増強。 52.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Aは大環状錯体の末端反応基と反応性生体分子または特異的反応性対の メンバーとの間の結合基を示す)で表わされる結合基を有する大環状錯体を含む 請求の範囲46記載の化合物の共役体。 53.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (上記式中、Zは反応性生体分子、または特異的反応性対のメンバーを示し、お よびaは0〜1の整数を示す)で表わされる請求の範囲52記載の共役体。 54(a)関連する検体を含有をすると思われる試料を、請求の範囲53に記載 する式の共役体と反応媒質において結合条件下で接触させ、これにより前記共役 体の反応性生体分子部分および試料の検体を互いに接触させるか、または検体と 相互作用するのに特異的な結合材料とのおよび前記検体を模擬する前記共役体の 生体分子部分との相互作用のために競合し;および、 (b)反応媒質を監視して (1)共役体の存在; (2)共役体と検体との相互作用の生成物の存在;および(3)共役体と結合材 料との相互作用の生成物の存在の1つを検出する関連する検体を含有すると思わ れる試料の分析方法。 55.(a)請求の範囲53に記載する式の共役体の注射しうる溶液を得; (b)像形成に有効量の前記注射しうる溶液を関連する細胞検体を有すると思わ れる受容体に注射し、これにより共役体の反応性生体分子部分を関連する検体と 相互に作用させ;および (c)関連する細胞検体について前記受容体を前記受容体における前記共役体の 検出によって監視することからなる関連する細胞検体の生体内標識付け方法。 56.(a)請求の範囲53に記載する式の共役体の注射しうる溶液を得;およ び (b)像形成に有効量の前記注射しうる溶液を受容体に、プロトン緩和を高める 目的のためにMRI検査前に注射し、これによって像コントラストおよび感受性 を改善することからなる生体内磁気共鳴像形成(MRI)を高める方法。 57.(a)請求の範囲53に記載する式の共役体の注射しうる溶液を得; (b)細胞障害有効量の前記注射しうる溶液を特異的抗原を有する細胞を有する と思われる受容体に注射し、これによって共役体の反応性生体分子部分を前記細 胞の特異的抗原と結合させ、錯体の金属からの放射発光が前記細胞を殺すことか らなる特異的抗原を有する細胞の選択的生体内破壊方法。
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